合身銀河闘士

登録日:2011/12/06(火) 20:47:28
更新日:2024/04/16 Tue 13:27:41
所要時間:約 4 分で読めます





合身銀河闘士とは、スーパー戦隊シリーズ第14作『地球戦隊ファイブマン』の第31話から登場した銀帝軍ゾーンの合成怪人の総称である。

目次

【概要】

独身の銀河博士ドルドラがみんな大好きガロやんことガロア艦長の命令でお造りになられたフランケンカプセルにより誕生する。
基となった銀河闘士二体分の能力を持ち、ギャグキャラからガチもしくは両方まで幅広い。

他の特撮作品の合成怪人が、基本的に2つの生物および無機物のモチーフを1つになるよう混ぜ合わせてデザインしているのに対し、
合身銀河闘士の場合、2つの生物を無理矢理継ぎ接ぎして強引にくっ付けたかのような
アシンメトリーの極みとも言うべき他に類を見ない異様な外見が大きな特徴。
そのため、他作品の合成怪人とは異なる強烈なインパクトを持つ見た目の怪人が多い。



【一覧】

カニアリギン(第29話)

我らがボス・初代艦長シュバリエ様配下の口から無重力シャボン玉を吐き右腕から発砲するカニギンが、ガロやん配下の地中移動ができ囗から何でも溶かす青い唾を吐くアリギンと合体して誕生。
ドンゴロスが呼び寄せたゴルリン24号によって巨大カニアリギンとなり、何でも溶かす悪魔のシャボンと超次元ソードも通用しない強力な外骨格を武器に、なんと……

スーパーファイブロボの必殺技を破る!

その後マグマベースにスーパーファイブロボを格納した最強要塞(笑)マックスマグマに敗れる。
合身銀河闘士シリーズ初登場にして華々しいデビューを飾ったが、その実態は漫才コンビ。


イカタマギン(第30話)

シュバリエがイカギンとタマゴギンを合体させて生み出した合身銀河闘士。
何かに接触することで爆発し、一つが二つ・二つが四つ・四つが八つ……という風に二倍!二倍!倍々に増殖する物騒な悪魔のタマゴ「イカタマゴ」を武器にアースカノンをも破り恐怖のどん底に陥れる。
しかし、「ドッヂの帝王」ことによって編み出された新必殺技・ファイブマンハリケーン……もとい、スーパーファイブボールのドッジボール戦術に敗れる。
イカの方要らなかったんじゃないかな…とか言ってはいけない。多分タマゴ爆弾の増殖にイカ側の要素が必要だったんだろう。
それにイカ再生で失った腕をまた生やす事が可能だし、口から爆発する墨「イカスミ爆弾」を吐いたりと戦闘時に役に立ってるし。
その後シュバリエが呼び寄せたゴルリン25号によって巨大イカタマギンとなり、スターファイブと黒ゴルリンとファイブロボの四者でドッチボール対決をするが、鉄球が黒ゴルリンに誤爆して退場。最後はスターファイブに鉄球をぶつけられ倒された。


タヌキツネギン(第31話)

銀河カンフー軍団の一員として星川緑を捕らえようとする。両親の思い出が薄いレミは母との再会に喜ぶが、実はコイツの作った幻。
人をだますのが得意で、ドルドラの作戦でゾーンに残されていたフィルムの映像を見て作り出していた。本人曰く「100%リアリズム的本物」。
しかし本物なら20年前より老けているという学の冷静かつ現実的なツッコミでレミは正気に戻り、幻はアーサーの妨害電波に消された。
タヌキツネギン本人も映画好きだが、その趣味は妙にオヤジ臭い。武器として鎖付きのトラバサミや背中に背負った空気傘カッターを使う。
ドルドラが呼び出したゴルリン26号によって巨大タヌキツネギンとなると、トラバサミで攻撃するが反撃され、今度は左手にうどん、右手にラーメンを出現させ麺を伸ばしてファイブロボを縛り上げるが超次元ソードからの光線で麺を切断され最後は超次元ソードの横斜め一閃の斬撃に敗れ去った。


ワニカエルギン(第32話)

シュバリエに率いられておじさまの兄貴になったの誕生会中を襲撃、時間操作能力を駆使して

ファイブレッドを殺害する

という快挙(暴挙?)を達成。
その後その後黒雲を作り出し硫酸の雨で地球を覆い尽くそうとし、更にやさぐれた数美を妾にし、エサのダイヤモンドを狩らせる。
しかし、慢心と欲張りが過ぎてダイヤモンドを採りに過去に飛ぶ狙いを待っていた数美の作戦に散った。
ダイヤモンドが切れると動悸息切れ目まいを起こし、不安感に支配され思考能力も極端に落ちる様はエサと言うよりあれこれジャンキー…
戦闘時には巨大な口で噛み付き、左腕のとして使用する。
シュバリエが呼び出したゴルリン27号によって巨大ワニカエルギンになると噛み付きや鞭でスターファイブを攻撃するも、スターシールドをぶつけられ最後はハングビームエンドで倒された。


ゴリワシギン(第33話)

シュバリエに負けじとガロア艦長自ら最強の合身銀河闘士を造ろうとしたら前に地上最強のゴリラギン、後ろに空の勇者ワシギンの裏返し状態の失敗作ができてしまった*1
個々の自我も残っており、大暴れしようにも互いに俺が俺がと主張するばかりだが*2、その結果生み出された回転しての強烈な突風、そして翼の回転マッハ斬と剛腕の回転ゴリパンチで圧倒的な破壊力を生み出している。

しかし、一計を案じた学のメンコ作戦により、途中でガロア艦長によって呼び出されたゴルリン28号によって巨大ゴリワシギンとなりスターファイブと勝負するも最後はスーパーベクトルパンチで呆気なく倒されるのだった。

その後、ガロア艦長は黒ゴルリンに捕まえられ掃除係からやり直す羽目に……。


サメジゴクギン(第34話)

サメギンとアリジゴクギンが合身した合身銀河闘士で、Г陸のジョーズ」の異名を持つ。
人間カン詰を作り出す能力を持ち背びれだけを出して数美を地中に引きずり込み缶詰めにする。

缶詰めにする。

大事なことなので二回(ry
シュバリエの命令とはいえ数美の他におにゃのこを襲い缶詰めにする紳士
ヨダレを垂らしながら作戦を行いファイブブルーやブラックも缶詰めにするが、レミの陽動作戦にハマり一本釣りされる。
その後シュバリエが呼び出したゴルリン29号により巨大サメジゴクギンとなると黒ゴルリンの攻撃の後、背びれで攻撃するもスターキャリアからビームで撃たれ、最後は兄弟ロボフライングアタックで倒された。


ヒョウコブラルギン(第35話)

ポイント0311に出現した合身銀河闘士で、シュバリエをして「ファイブマンが苦しまず一瞬で死ねる」と豪語する猛毒とヒョウのごとき素早さの持ち主。右腕からのコブラののように振り回し、左手からは黄色い破壊光線も発射する。
ふとしたきっかけで兄弟の団結が崩れ始めあわや学も孤立無援の戦いを強いられ、ヒョウコブラルギンの勝利は揺るがないものとなった。
ところが、学の知り合いである牧場の百合子の仲介で健たちの誤解が解きほぐされたことで事態は逆転。より強力になったファイブマンの絆に敗れてしまう。
その後、ゴルリン30号により巨大ヒョウコブラルギンとなるが、呆気なくファイブロボの超次元ソードの露となった。それくらい。


サソリナマズギン(第36話)

ドンゴロスがサソリギンとデンキナマズギンから生み出した合身銀河闘士で、幹部への出世を夢見る野心家。
ヒゲを電磁ムチに変え攻撃するナマズヒゲ、尻尾から放つ赤い毒針・サソリバリと額から放つ電撃・ナマズショックを武器に人の精神を入れ替えて街をパニックに陥れる。
ちなみにこのサソリバリはヒゲを動かすことで遠隔操作可能だが、その毒は人と動物がそばにいると喋る動物になり、ファイブマンが食らうと変身できなくなる能力を持つ。
さらに、どちらかが死ぬと入れ替わった方も死ぬという地味にヤバいオマケ付き。ファイブマンが変身できなくなることはドンゴロスもサソリナマズギン本人も気づかず、それを知ると「ラッキ~!」とドンゴロスと共に大喜び。ファイブマンならぬ三人だけのスリ~マ~ン♪(Byシュバリエ)になるのは時間の問題だった。
だが、この双子をターゲットにしたのが運の尽き。双子であることを活かした文也レミの秘策に引っかかり、ツインフィニッシュを受け犬神家の一族状態にされてしまった。
口癖は「パニックやで~!」。何故かドンゴロスみたいなエセ関西弁っぽい口調で喋る。
巨大戦ではゴルリン31号により巨大サソリナマズギンとなりスターファイブと交戦。ナマズヒゲ電磁ムチからの電撃で苦しめるが、ファイブロボに乗り込んだ文也の超次元ソードで叩き切られて、同時必殺攻撃の前に敗れ去った。その後、何事もなかったかのように入れ替わった人たちも元通りになっている。


サザエマジロギン(第37話)

その名の通り非常に固い装甲で、森で特訓する健の前に出現。
動きは鈍重だがサザエギンとマジロギンの強固な装甲が折り重なり、ファイブマンの既存の武器・技を物ともしない。
左手の棘と右腕ので攻撃、右腕からは破壊光線も発射する。
さらにザザとバーツ兵に自身の装甲で出来た短剣と盾を渡して戦闘力を強化。ファイブマンを苦しめるが、Vパワーグリップでスーツの出力を強制的に増幅させたファイブレッドの特攻で相打ちになってしまった。
その後、ゴルリン32号と融合し巨大サザエマジロギンとなり、ファイブロボの超次元ソードを折らせ、スーパーファイブロボのスーパーベクトルパンチを跳ね除け、海底に叩き落とすパワーを見せつける。
しかし、健の血の滲む努力と学の捨て身の一撃を礎に作られた新装備・ファイブテクターによる人間大砲に散る。
健、体張りすぎだろ。


カメレザルギン(第41話)

ドルドラの命により、イケメン・トオルに化け数美をデートに誘い星川兄弟の弱点を聞き出す。
おかげで学は弟妹の後ろに隠れるという戦隊のレッドにあるまじき恥を晒す。
戦闘時には保護色で姿を消し、長い舌を伸ばして攻撃する。時には舌から電流を流して攻撃した事も。 
ゴルリン33号によって巨大カメレザルギンとなった後は、保護色を使ってスターファイブを攻撃するがスターシールドとスターガンで倒された。


ヒルアゲハギン(第42話)

メドー様が怒りのあまり夜叉になったため、シュバリエによって登場。
ヒルギンとアゲハギンの合身銀河闘士で、右腕からファイブマンの変身エネルギーを吸い取りエネルギー転換でギンガマンをファイブマンに変身させた。
しかし、今回の主役は星川兄弟から変身エネルギーを奪いファイブマンに変身した銀河戦隊ギンガマンである。早すぎたゴーカイチェンジであった。
レミがアメーバルギンの回の健ばりに生身のカンフーアクションを見せつける。
(詳しくは銀河闘士を参照されたし)
幸い、ファイブマンの正体が星川兄弟であると皆には知られていないため、星川兄弟は幻滅されなかった模様。
ゴルリン34号によって巨大ヒルアゲハギンとなった後は、ファイブロボから超次元ソードを奪い取り攻撃するも、スーパーファイブロボに奪い返され最後はスーパーベクトルパンチで倒された。


テラノTV(テレビ)ギン(第43話)

ドンゴロスが連れてきた合身銀河闘士だが一方が無生物という珍しいタイプで、モチーフ構成は次作のバイオ次元獣にむしろ近い。
トサカのアンテナから発するテラノ電波で家庭のテレビに意志を宿し悪魔テレビに変え、その持ち主に番組を視聴させようと追い回す。
ちなみに見ると銀帝軍ゾーンのファンになっちゃう番組も編成されている。
胴体のテレビに映ったものを実体化する能力を持ち、ドルドラ、ビリオン、ザザ、シュバリエの攻撃を実体化して攻撃した。また空を飛ぶことも可能。
ゴルリン35号によって巨大テラノTVギンとなった後は、黒ゴルリン特別放送で黒ゴルリンを実体化させたりテレビから黄色い光線を発射したりギンガレッドの銃撃を実体化させて攻撃するも、ジェットナックルでテレビを破壊されスーパーベクトルパンチで倒された。
勝利の鍵は妨害電波でした。





以下割とネタバレ






















バラドルギン(第46話)

本編最後の合身銀河闘士。
メドーの秘密を知ったドルドラが錯乱し、銀河の牙ザザが寄り添ったところに真の黒幕の力が加えられ誕生。
ドルドラとザザの意志は無きに等しく、真の黒幕の操られるがまま口から吐く赤い光線でシドンの花を吸血植物である銀河植物シドンデモンに変えていった。
頭と両肩にバラの花びらのような意匠を備え、ドルドラとザザの鎧を併せ持つ。赤い棘状の短剣と全身から放つ茨型の触手が武器。
つまり薔薇+ドルドラ+ザザの合身銀河闘士なのだが、御覧のとおりザザの名前はどこにもないうえ、ファイブマンからもドルドラの名前しか呼ばれなかった。
人生いろいろでございます。
ファイブレッド対銀河剣士ビリオンの決闘の陰でいつの間にか四兄弟戦士にボロボロにされており、巨大戦で蔦やドロップキックで攻撃するも、スターファイブのハングビームエンドを受け倒された。



追記・修正はフランケンカプセルを正しく扱える方にお願いします。

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最終更新:2024年04月16日 13:27

*1 これにはザザからは「生兵法は怪我の元」と馬鹿にされ、ドンゴロスからは「ゴリオシギン」と言われてしまう

*2 シュバリエからは「言うに事欠いて何でもいいとはな」と笑われる始末だった