春野サクラ

登録日:2012/03/05 Mon 15:59:48
更新日:2024/01/29 Mon 13:02:19
所要時間:約 7 分で読めます




「みんな...今度は私の後ろ姿を―...しっかり見ててください」


漫画『NARUTO‐ナルト‐』及び続編の『BORUTO‐ボルト‐』の登場人物。


◆もくじ

◆プロフィール

所属:木ノ葉隠れ
忍者登録番号:012601
アカデミー卒業:12歳
中忍昇格:14歳
身長:148.5cm→161cm
体重:35.4kg→45.4kg
血液型:O型
誕生日:3月28日
星座:牡羊座
性格:優等生、我が侭
好きなもの:白玉餡蜜、梅干
嫌いなもの:激辛料理
趣味:クイズ、暗記
好きな言葉:一生愛の人生よ!/勇気
戦ってみたい相手:山中いの
CV:中村千絵

◆概要

木ノ葉隠れの里に所属するくノ一
主人公のうずまきナルトの所属する第七班の班員でナルトの憧れの女性。
本作のメインヒロイン

桃色の髪に額宛をヘアバンドのように結んでいる。
1部の途中までロングヘア、修行中ロングに戻っているが2部ではショートヘア。

両親や親族は原作では未登場だが、アニメ版では父の春野キザシと母の春野メブキが登場している。

感情的になった時や、気合いの掛け声に「しゃーんなろー!!」とよく叫ぶ。
彼女を代表するセリフとして知られている(因みに元々は「らっしゃー!!」だった)。


◆性格

勝気で強気、かつ我の強い性格。しかし、これは親友兼ライバルである山中いのと接する内に身に着いたもので、幼少期は気弱かつ泣き虫ないじめられっ子だった。
物語序盤では猫を被っており、本性が「内なるサクラ」として描写されていた。
幼い頃からうちはサスケに恋愛感情を抱いており、後にサスケが抜け忍となった際も想いは変わらなかった。
精神的に脆い面もあり、諦めとは無縁のスーパー負けず嫌い。
ナルトや里抜け以降「怖いもの知らず」と化したサスケに比べると、強敵に気圧されたり、固めたはずの覚悟が揺らいだりすることも多いが、綱手譲りの負けん気と度胸で跳ね返すのがスタイル。


◆能力

想い人のうちはサスケをはじめ、特別な血統や秘伝忍術を持つ家柄の出身が多いナルト世界の忍者の中では珍しくごく普通の家柄の出身であり、血筋に由来する特殊な能力や家に代々伝わる秘術などは持っていない。
第一部ではほとんど非戦闘要員に近いポジションであり、実力的にも秀でているわけではなかった。

カカシ等からは「チャクラコントロールが3人の中では一番うまい」と評されており、エビスにもナルトに教える時の例えとして「チャクラを練る事もコントロールも完璧にうまい」と言われていたが、木登りの業の修行では一人だけさっさと達成する等の場面があった程度で、それ以外では特に目立っていない。
他にもカカシ班の中のみならず木の葉の下忍の中でも学力が優秀だった*1が、中忍試験以外でそこがクローズアップされる機会は無く、その中忍試験も本質は学力ではなかった。

第二部ではナルト・サスケがどんどん先を行ってしまうのを見て、綱手に弟子入りを志願、綱手直伝の医療忍術や体術を叩き込まれる。
医療忍者は膨大な医学知識に加え繊細なチャクラコントロールを必要とする、極めて育成コストが高くモノになるまでが遠い忍者だが、持ち前の勤勉さとチャクラコントロールの才能でものにし、我愛羅奪還編ではチヨバアでさえ匙を投げかけたカンクロウの毒を完璧に分析し、そのまま砂隠れの里で解毒薬まで作ってのけ、チヨバアが綱手の面影を見るほどの医療忍者の実力を見せた*2

チヨバアはカンクロウの毒の解毒の難しさを見て、木の葉から医療忍者が派遣されると聞いても、「綱手本人が来ない限り無理だ」とし、「どうせ下っ端が遣わされるだけ」と最初は相手にしていなかったが、いざサクラの医療技術を見て下っ端ではなく綱手本人と遜色ない実力者が来たこと、木の葉がそこまでの逸材を派遣してくれた事を理解し、同盟と言うものの認識を改めるきっかけになっている。


最終的には本来綱手のみの禁術である「忍法・創造再生 百豪の術」を会得、新たなる三忍として申し分ない実力を身に着けた。

なお、チャクラコントロールに優れるということは幻術にも高い適性や耐性があることを示しており、カカシは幻術の才能があると見ていたが、木ノ葉崩しの際の会場全体に対する幻術を防いでいた程度で、こちらもやはり大して出番は無かった*3
一応は劇場版『THE LAST』でもナルトにかけられた幻術を解いてはいるが。

なおゲーム作品において終盤バージョンのナルトやサスケとコンビ技を使う場合、あちらは基本的に尾獣化や須佐能乎と言った巨大な形態を出すのだが、サクラはそう言った術を何も持っていないので、生身で尾獣化や須佐能乎とコンビネーション技を繰り出す。
絵的には結構シュールな場面になるのだが、こと打撃の威力に限ってはそれで釣り合いが取れてもおかしくないのがサクラである。



◆使用術


  • サクラ吹雪の術
劇場版で使用した術。
クナイを牽制に大量の起爆札を投げつけて攻撃。

  • 細患抽出の術
医療忍術の一つ。
チャクラ解剖刀で患部を切開、毒素や異物を抜き出しつつ傷を治癒する。

  • 桜花衝
綱手直伝の体術。
チャクラを拳に集約して膂力と破壊力を倍加、地形ごと敵を木っ端微塵にする。
その威力は、土遁で地中に隠れたカカシが辺り一帯の地面全てを抉られて燻りだされた際、状況が理解できずに隙を生んだほど。
ペイン襲来の際は、この体術をもって自来也が口寄せの大蝦蟇で対処しているような巨大な口寄せ生物を自分の素手で叩きのめしている。
サラダにもしっかり受け継がれている。

  • 陰封印
額の一点にチャクラを凝縮・貯蔵する。

  • 百豪の術
陰封印で溜めこんでいた額のチャクラを全身に行き渡らせ、一時的に膨大な量のチャクラを利用できる状態にする。
綱手は常に一定量のチャクラを外見の変化に使用しているが、サクラは若年でありそういうことをしていない分だけ余裕がある模様。
なおこの効果は他者に付与することも可能で、これを行うと対象の体にも百豪の紋様が浮かび上がる。
うちはオビト大筒木カグヤの時空間忍術に神威を共鳴させるためにチャクラのサポートを必要とした時、チャクラオバケの代名詞であるナルトが手伝いを申し出ても「足りない」と断った後でサクラの申し出は受けているため、瞬間的な出力であれば尾獣を内包するナルトをも上回るチャクラ量をひねり出せるようだ。

  • 忍法創造再生
医療忍術の禁じ手。
初代火影・千手柱間の治癒能力を医療忍術によって再現したもの。
発動中は印を結ばなくても傷が再生していく状態になる。
ただしこの術は細胞分裂速度を猛烈に促進する原理であるため、端的に言えば寿命を縮める術である*4
こちらも、まだ若年と言う事で綱手よりはリスクに対してまだ余裕がある模様。

ナルト・サスケは師の術の習得よりも自身の特有の能力の成長がカギであったとは言え、三忍の弟子の中で、師の「秘術」とされる術まで完全に習得して見せたのはサクラだけである。

  • 大いなるサクラ
ナルストシリーズでの第一部バージョンの奥義。
スポットライトの当たる場所に敵を放り込み、巨大な「内なるサクラ」を呼び出して殴り飛ばす。
恐らく幻術の一種……だろう、多分。

口寄せ三すくみの一角・カツユを口寄せする。

  • 蛞蝓・網療治夥
「蛞蝓大分裂」で増殖したカツユの分体を取り付かせ、遠隔治療を行う。

  • 極意・風雷桜花ノ陣
ナルスト4での六道ナルト・輪廻写輪眼サスケとの連携奥義。
大筒木カグヤを封印した際の連携の再現で、「サクラは上」「ナルトは右」「サスケは左」から渾身の一撃を叩き込む。
なお、この時ナルトは尾獣モード、サスケは完成体須佐能乎を纏っているが、サクラだけは百豪の術で解放したチャクラを帯びているのみ。
これで威力が同等なのだからシャレにならない。

  • 満開桜花衝
ナルスト4での第二部バージョンの奥義。
ボディブローを喰らわせた相手を桜花衝で地面に叩きつける。

◆劇中での活躍

新米くノ一

アカデミー卒業時に、幼い頃額の広さで苛められていた時「顔が可愛いんだから堂々としてなさい」と山中いのから貰ったリボンを返す。
リボンではなくサスケを巡り、くノ一として負けられない時に額当てをする約束をする。

サスケを襲って縛り上げた挙句サスケに変化してなりすましたナルトにキスをされかけるなど、普段から自分に好意を寄せるナルトにはよくちょっかいをかけられていたためナルトのことを非常に嫌っており、キツく当たる一方でサスケにはデレつくなど、二面性が強い性格だった。
特にナルトのことは「アイツは親がいないから好き勝手できる」と言い放ち、それが原因でサスケを怒らせたこともあった。
尤も、いざ任務となるとナルトに対しても彼女なりに心配しており、木登りのコツを教えたり、再不斬の攻撃から庇ったりと仲間としてちゃんと見ている。

中忍選抜試験

ナルトとサスケとの実力差に負い目を感じ弱気になるも、サスケの励ましにより試験始まりの幻術を見破り自信をつけた。
「カンニング有り(情報収集能力を見る為)」の超難関ペーパーテストは持ち前の優等生ぶりを発揮、自力で簡単に解いた。
が、ナルトが問題を一問も解けていないことに気付き、ナルトの今後のために自分も辞退しようとしたが、ナルトが試験管の森乃イビキに啖呵を切り、絶対に諦めないことを宣言したため、辞退せずに済んだ。

死の森では大蛇丸の襲撃でナルト、サスケの2人が倒れた所を音の下忍三人組の襲撃を受ける。
仲間がことごとく倒れ、自らも髪を鷲掴みにされて窮地に陥った末、覚悟を決め、敵の手から逃れるために、サスケの好みと聞いて大切に伸ばしていた長髪をバッサリ切り落とす。
いつも2人に守られ背中を見ていただけだった自分に別れをつげ、仲間を守る覚悟を決め単身で勝ち目の無い戦いに挑む。
ここから負けん気と気の強さ「内なるサクラ」が素の状態となり始める。

対戦試験ではライバルであり親友でもある山中いのを越えるべき存在として挑発する。
心転身の術をナルトの応援を引金に「内なるサクラ(いの曰く精神が二つ)」で跳ね返した。
クロスカウンターで引き分けとなったが、蕾から名の通り花を咲かせ精神的に大きく成長した。

木ノ葉崩し、そして弟子入り

風影に変化した大蛇丸率いる砂の忍による幻術を解く。
その後襲い掛かる我愛羅からナルトを守るために立ち向かうも逆に捕まってしまったが、ナルトが見事我愛羅を倒したため事無きを得る。
しかしその後、九尾の人柱力であるナルトを狙い、“”のうちはイタチ干柿鬼鮫が襲来。
この二人は上忍達と自来也が退けたものの、イタチと相対したサスケは一蹴され、無力感から焦燥を抱くようになる。
ギスギスした第七班の空気と復讐に焦るサスケの様子を察知。

前日の大喧嘩の顛末から、不安を拭えないまま里の門に走ると予感通り荷物を抱えたサスケの姿を発見。
必死に説得を試みるが「ありがとう…」の言葉と同時に気絶させられ失敗に終わる。
翌日、奈良シカマルを隊長とした下忍部隊のナルトに「一生のお願い、サスケ君を連れ戻して…!」と嘆願し、ロック・リーと共にナルト達を見送る。

サスケとの勝負に負け、ボロボロになって帰って来たナルトと共にサスケ奪還を約束し、綱手直々に弟子入りを頼みこんで医療忍術を学ぶ。
サクラの「根気」「学力」「記憶力の良さ」「抜群のチャクラコントロール」と相性が良かった為か、修行開始数ヵ月で頭角を現し「シズネ以来の逸材」と綱手を驚嘆させた。
また「医療忍者は絶対に攻撃を受けてはならない」という教えの元、綱手との組み手で「回避能力・敵の攻撃パターンの見切り」や全身のチャクラを一点集中させて生まれる「怪力」を身に付け、前線で戦える程の戦闘能力を持つ忍となった。

2部

帰郷したナルトと真っ先に遭遇。
短気さと怪力による鉄拳制裁を見た自来也に綱手2号と称される。
この時点で中忍に昇格している(ナルト以外の中忍試験同期は全員だが)。
カカシとの鈴取り演習では、カカシに「一流の幻術使いになる可能性を持ち、医療忍術・怪力が加わったことで三忍の綱手以上のくノ一になるかも」と、将来を期待される。

サソリとの闘い

暁のサソリとの戦いで毒を喰らったカンクロウの治療のため、木ノ葉から綱手の名代として砂隠れへ派遣される。
チヨバアが「何の毒かも分からん」と匙を投げ、サソリ本人ですら調合リストがなければ作れない解毒薬を一晩で作り上げるという、医療忍者として高いスペックを見せた。

その後、カンクロウの手掛かりをもとに仲間と共に暁のアジトに侵入。
デイダラを追うナルト、カカシと別れチヨと共にサソリとの戦闘へ。
そこでは
  • チヨの傀儡の術による回避サポートがあったとはいえ、仕込み攻撃を潜り抜ける
  • 鉄壁の強度を誇る外装のヒルコを怪力で潰し本体のサソリを引きずり出す
  • 人傀儡・三代目風影戦では毒煙を消す為起爆札で自分ごと吹き飛ばして脱出
  • 毒で倒れたフリをし(事前に前述の解毒薬を使用)、三代目風影の傀儡を眼前まで誘い込んで粉砕
  • 腹部に刀が刺さった状態のまま治療してサソリを足止めし、撃破に貢献する
など、今までとは比べものにならないほどの高い戦闘技術を見せ、チヨと共にサソリに勝利した。
サソリの最期の台詞からサスケに繋がる情報を手に入れたが…

サスケとの再会

デイダラとの闘いで、神威を使用したため入院したカカシの代理で第七班の隊長に就任したヤマトと、抜け忍となったサスケの代わりに新たに第七班に入隊したサイと共にフォーマンセルを組み、サスケの情報を求めて草隠れの天地橋へ向かう。
だが、サソリのスパイであったはずの薬師カブトが大蛇丸に寝返っていたために作戦に失敗、交戦することとなる。
大蛇丸の挑発によって九尾化したナルトの攻撃を受け、九尾チャクラが毒のように体に回ってしまう。
ナルトを傷つけまいと傷について嘘をついたが、ナルトはヤマトからそのことを聞かされることとなった。
その後、ついにサスケと再会。
戦闘に発展し、彼と戦おうとするも危険だと感じたヤマトが制止し、物別れに終わる。

サスケが去った後で、己の無力を痛感するナルトを、涙を流しながら、「私もいる!私だって一緒に強くなる!」と励ました。


ペイン襲来

シカマルが起爆札クナイの複数同時使用で撃退していた畜生道の口寄せ巨大ムカデを殴り倒して襲われていた子供を助けたり、大勢のケガ人が集められ治療も滞っていた仮の詰所では医療の指示を頼まれて自ら治療部隊を引っ張ったりと久々に大活躍。
ペインに里を吹き飛ばされたときには、「悟空はやく来てくれ~!」と言わんばかりに泣きながらナルトを呼んだ。

ナルトがペインに勝利して、里に戻ると、彼に感謝しながら抱きついた。
その後綱手が昏睡状態から目覚めないことへの不安を押し隠し、同じく綱手のことを心配するナルトを励ます。
が、その後になってサイの口から、ナルトがサスケを庇い雲隠れの忍にボコボコにされたことを伝えられ、「ナルトを苦しめているのはサスケだけど、それはキミもじゃないか?」と言われる。
そして、暁に荷担し国際的犯罪者となったサスケを自らが殺してでも止める覚悟を決める。

五影会談

鉄の国へ向かったナルトを追い、サスケを助ける約束をなかったことにさせて肩の荷を下ろさせるために「告白」するが、本心を完全に見抜かれており、「自分に嘘をつくヤツは嫌いだ」「約束は関係なく、オレがサスケを止める」と言われる。
サスケ抹殺のことは伝えずに、同行した仲間を眠らせ、単身サスケを討つべくサスケの元へ向かい、不意を衝くことに成功したことで殺す手前まで行ったが、サスケへの情を捨てきれずに失敗、逆に殺されかける。
助けに来てくれたナルトの、サスケを助けたいという諦めない心に励まされ、第七班の繋がりを信じることで気持ちを持ち直した。


第四次忍界大戦

中忍ベストに着替え、医療忍術で後方支援に回る。
本来なら感知タイプでも見抜くことが難しい、ネジに化けて本陣に侵入して味方の忍を殺害していた白ゼツを、話術を用いて見抜き捕獲することに成功。
解剖することによって柱間の細胞にほぼ等しい事を突き止める。

この情報によって忍連合は、疑心暗鬼による同士討ちを狙ったゼツの策を打ち破ることに成功した。

その後、面のマダラの正体であるうちはオビトと戦うナルト達のもとへ連合軍と共に駆けつけ、消耗したナルトを回復させるなどサポートに回る。
十尾の圧倒的な力に威圧される連合軍を、ナルトの行動を引き合いに出して「どうせ死ぬのなら、自分なりに全力で戦って死ぬ」と喝破。
サスケが援軍として現れた後はナルトと共に彼の横に立ち、第七班、そして新たなる木ノ葉の三忍としてそろい踏み。

修行の末に会得した百豪の術の発動に成功、柱間をも唸らせる剛力を発揮して十尾の分裂体を蹴散らし、大型が投入された後はカツユを口寄せして連合の回復に専念。
オビトが人柱力化した後は神樹の暴威に心折れかけるが、サスケの背を追うナルトの想いと記憶がいのの「心伝心の術」で伝わってきたことで持ち直し、チャクラの消耗で死にかけていたシカマルを復帰させることに成功。
その後は駆けつけた綱手の指揮下で戦っていたが、輪廻天生で蘇ったうちはマダラの命令で足止めに現れたトビを相手に大苦戦を強いられる。
さらに、そこに九尾を抜かれて瀕死のナルトが我愛羅に運ばれてきたことで同乗、九尾の半身を持つ波風ミナトの元に向かうまで絶対に死なせまいと必死の処置を施していた。

いざたどり着いたミナトのもとでは、黒ゼツの介入、六道マダラの乱入、オビトの離反と二転三転の末、カカシによってナルトごと神威空間に飛ばされる。
オビトによって尾獣が受け渡されナルトが戦線復帰した後は、彼の頼みで左眼の輪廻眼を潰そうとしていたが、土壇場でカカシの目を奪ったマダラが飛び込んできたため、オビトに外に飛ばされた。

輪廻眼が揃ったマダラが現れた後は気圧されかけるも、百豪の術を発動して真っ先に殴りかかる。
が、輪墓・辺獄で止められ不発。
続く天碍流星はカカシと共にナルトに守られ、無限月読の発動時はナルトの近くにいたことでサスケの須佐能乎に巻き込まれる形で守られ、幻術にかからずに済んだ。

復活した大筒木カグヤとの戦いでは次元の違いすぎる敵を相手にほとんど傍観するしかなかったが、別の空間に隔離されたサスケを連れ戻すべく、オビトに白豪の術で「神威」を超強化させて幾つかの空間を開けてサスケを探す。
途中、酸の世界へつながった時に溢れ出た強酸をかぶってしまうが、これはベストを素早く脱ぎ捨てる事で被害を防ぐ。
いくつもの空間を巡ってようやくサスケを発見するが、サスケが合流する前に神威の効力が切れかかり、空間の穴が閉じかかってしまう。
そこでサスケは「脱ぎ捨てられたサクラのベスト」を対象に『天手力』を発動、位置を入れ替えて閉じる寸前の穴を潜り抜け合流を果たした。
サスケの術は「対象ごと空間を入れ替える」ものであるため、サクラがベストを着たままであればこの手は使えず合流に失敗していただろう。

ナルトの攻撃で十尾化したカグヤに殺されかけるが、オビトの力を借り受けて須佐能乎を発動したカカシに救出され、そのまま空中戦に同行。

連携で封印にかかるナルトとサスケから逃げようとするカグヤの脳天に鉄拳を叩き込んで押しとどめ、六道・地爆天星の発動に一役買った。

終戦後はこれまでの歴史を切って革命を遂げようとするサスケを止めようと呼びかけるが、輪廻写輪眼の幻術で昏倒。
目を覚ました後はカカシを背負って終末の谷へ駆けつけ、利き腕を失った二人を治療しつつ、ようやく取り戻した第七班の繋がりに涙していた。

大戦後

劇場版『THE LAST』時点で上忍に昇格している。
第四次忍界大戦後は里で子供向けの治療プランを考案したり、サスケの力を狙うテロリストと戦ったりと医者としても、くノ一としても忙しく働いていたが、連続失踪事件の後帰郷したサスケに同行して旅に出る。
最終話ではサスケと結婚して娘を儲けており、性も「うちは」に改めている。


BORUTO‐ボルト‐

主婦の傍ら、医療忍者として多忙な日々を送っている。
娘のサラダとは、父親のサスケが『口外禁止となっているカグヤ絡みの極秘任務』で滅多に帰ってこない理由で一時期悪くなったが、うちはシンの事件後は良好な関係に戻った。


◆おもな人間関係


第七班の僚友でアカデミー時代からの想い人、三すくみの「蛇」。
彼が闇を走るようになってもその想いは朽ちず、終戦後には結婚して一児を儲けている。鉄の国でサスケのもとへ向かった際は、首尾よく行けばサスケを殺して自分も死ぬつもりだった。
なお、サスケはサクラが音忍に攻撃されたときは激怒し、自分を必死に止めてくれた彼女に「ありがとう」と礼を言うなど、彼女に対し特別な感情を抱いているように見える。

第七班の僚友、三すくみの「蝦蟇」。
下忍時代から好意を寄せられており当初は鬱陶しがっていたが、折れず曲がらず「火影になる」という夢へ突き進む彼を友として、仲間として支えることを望むようになる。
ナルト自身は第二部の時点で恋愛面では吹っ切ったが、今度は怪力にビビるようになった。

第七班の上官。
彼からは幻術タイプと評価されていた。

師匠。
医療忍術や前線での立ち回り方など、戦闘能力の大半は彼女に叩き込まれたもの。

親友にしてライバル。
周囲に虐められているサクラをいのが助けたのがきっかけで知り合う。
幼少期のサクラは何でもこなせて女子力も高いいのに憧れに近い感情を抱いていたが、いのが自分と同じくサスケに恋していると知ったサクラはいのにライバル宣言。
それ以降、普段は「いのブタ」「デコリン」といがみ合っている。
とはいえ心の底から仲が悪いわけではなく、内心では互いのことを大切な親友だと思っている。第一部の序盤は喧嘩ばかりしていたが、第二部からはそういったシーンはなくなった。

サスケの後釜として入った第七班の僚友。
当初は彼との関係は険悪だったが、サスケ奪還任務を経て後は良好な関係を築く。
「ブス」呼ばわりされてキレたことも。

  • 春野キザシ/春野メブキ
原作未登場の両親。
劇場版「ROAD TO NINJA -NARUTO THE MOVIE-」の限定月読世界で姿が描かれている。
ちなみにこちらの世界のサクラも疾風伝491話でゲスト出演している。

三代目火影こと猿飛ヒルゼンの孫でナルトの弟分。
ナルトとエロ忍術を競う仲だが、その中で披露したお色気の術の派生「男の子同士の術」はサクラに大ヒットした。
モデルがサスケとサイだったからなのか、この手の術そのものが好みだったのかは不明だが…。

恋のライバル。
サクラと同じくサスケに想いを寄せていたが、続編の『BORUTO‐ボルト‐』では友人同士となっている。
娘のサラダを出産したのは里内の病院ではなく、旅に出ている時に香燐のアジトで出産している。

娘。
髪の色および血継限界は父のものを受け継いでいるが、性格と怪力は母親似。


追記も修正も! 師匠仕込みですから!

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最終更新:2024年01月29日 13:02

*1 中忍試験第一次試験で、下忍レベルでは解けない前提で出された問題もサクラだけは唯一解けていた

*2 自然界の毒ではなく対象を確実に殺すために人為的に調合された毒は解毒薬を作成するのが極めて難しく、カンクロウが受けた毒を調合した本人である赤砂のサソリでさえ調合比率表を見ながらでなければ解毒薬など作れるわけがない、と断言したほどのもの。

*3 なおこの幻術返しはシカマルもできていた程度のもの。

*4 人の一生の細胞分裂回数は決まっており、それを他人より短時間で使い切る事になるため