ユニコーンガンダム2号機"バンシィ"

登録日:2012/01/06 (金) 23:47:38
更新日:2024/01/12 Fri 12:34:51
所要時間:約 14 分で読めます






可能性を喰らう黒き獅子
RX-0
UNICORN GUNDAM 02 BANSHEE


みんな、消えてしまえぇぇぇっ!



画像出典:機動戦士ガンダムUC OVA第五巻「黒いユニコーン」2012年5月19日公開より
©サンライズ


ユニコーンガンダム2号機"バンシィ"とは、小説『機動戦士ガンダムUC』、それを原作とするOVA作品に登場するモビルスーツ(MS)。


目次





緒元


型式番号:RX-0
全高:19.7m(デストロイモード時:21.7m)
本体重量:23.7t
センサー有効半径:22,000m
ジェネレーター出力:3,480kw
スラスター総推力:142,600kg
装甲材質:ガンダリウム合金

武装:60㎜バルカン砲×2
ビームサーベル×4
ビームマグナム
シールド
アームド・アーマーBS(OVA版)
アームド・アーマーVN(OVA版)

搭乗者:プルトゥエルブ


機体解説


ユニコーンガンダムの2号機。
1号機同様「UC計画」の一環として建造された機体。
通称である"バンシィ"(バンシー)は、アイルランドの伝承にある、家人のを伝えるという泣き女の妖精に由来し、
作中では主人公機である1号機と区別するため、基本的にあちらが「ユニコーン」、こちらが「バンシィ」と呼ばれる。

機体構造は1号機とほぼ同じであり、操縦系のインテンション・オートマチックと全身のフル・サイコフレームにより非常に高い追従性を誇る。
勿論「NT-D」の発動に応じて、通常のユニコーンモードからデストロイモードへ「変身」する機能も備えている。
更に地球のオーガスタ研究所での重力下試験を経て、1号機の空間機動性能のデータをフィードバックさせた事により、
大気圏内の機動力は1号機のそれを大幅に上回っている(本来地上での運用を想定されて調整されたのも、その要因の一つ)。
一方で、大気圏外での機動力はユニコーンの方がやや上とされるが、これはあくまでユニコーン同士の話であり、宇宙空間でも十分に高い性能を発揮する。

また、"バンシィ"にはユニコーンと違って「La+」プログラムは搭載されていないため、
ニュータイプの殲滅』という目的には最も適した機体と称されたことも。


○ユニコーンモード

  • 漆黒の装甲
  • 角が鶏冠や黒馬の鬣のように複数が一列に並んでいる
  • フェイスカバーの顎部が牙状

○デストロイモード

  • サイコフレームが金色
  • 頭部センサーカバーが赤い
  • 展開したアンテナはライオンの鬣状

等の外見から、神々しく気高い印象のユニコーンとは対照的に、猛々しさ、禍々しさを感じさせる。
デストロイモード発動時にはサイコ・フレームが『金の燐光』を放つ。
また、専用パイロットスーツも1号機と同タイプだが黒に金のラインが入った物となっている。

このデザインは、カーディアス・ビストが所有していた「貴婦人と一角獣」のタペストリーに由来し、
ユニコーン(1号機)のモチーフとなった一角獣と対を成す獅子をモチーフとしたためで、作中でも「黒き獅子」と称されている。
その経緯から、産まれながらにしてこの2機のユニコーンは対決する運命にあったとも言える。

因みに、サイコフレームが放つ燐光はパイロットによって色が変わるとの事だが、作中ではパイロット変更後も金のままだった。
後にリディの覚醒により、ユニコーンと同じく緑色の燐光を放つようになる



OVA(アニメ)版


原作での外観は角・顎・色以外は1号機の色違いであったが、OVA化に伴い外装、武装のデザインが若干変更された。名称はバンシィのまま。
基本デザインは小説版に準じるが、ユニコーンモード時のフェイスカバーと襟元が金色となり、
どちらも牙か爪のような意匠が追加されているため、ユニコーンと比べると獰猛さが感じられる。
また、両腕に独自の「増加サイコフレーム兵装」である"アームド・アーマー"が追加されており、小説版では装備していたビームマグナム等の武装は一切装備していない。

派生

U.C.0095バージョン

ガンダムフロント東京のドーム映像『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』に登場した際のバンシィ。
右腕にアームド・アーマーVN、左腕にビームマグナムを武装しているが、襟元は小説版と同じバージョン(つまり1号機と同じ)。
リバウユニコーンガンダム3号機"フェネクス"との戦闘の末に胸部を大破、OVA版のような襟元になる。

武装


  • 60㎜バルカン砲
  • ビームサーベル
  • ビームマグナム
  • ハイパーバズーカ
  • シールド
原作小説版での武装。ユニコーンの初期装備と全く同じ。
OVAと違って原作小説版では追加装備などもなく、カラーリングと細部のデザイン以外はユニコーン(1号機)と変わらないとされる。

  • アームド・アーマーBS(ビーム・スマートガン)
OVA版の右腕に装備。
センサーユニットで得られた空間データをサイコミュで伝達し、ビーム偏光機と連動させる事で高精度の予測照準を可能にした射撃兵器。
アニメでは発射されるビームがかなり不規則な軌跡を描いており、回避を困難にする意図があるとされている。
ユニコーンモード時にも使用できるが基本的に砲身を折り畳んでおり、その状態では本体のセンサー機能を向上させる。

  • アームド・アーマーVN(ヴァイブレーション・ネイル)
OVA版の左腕に装備
サイコフレームの強靭性を利用した超振動破壊兵器。
ユニコーンモード時にはマニピュレーターを覆うように折り畳まれナックル状に、デストロイモード時には展開され四本の爪状になる。
実体兵器ながらMSのボディを易々と砕き、引き裂く威力を持つ。
表面装甲部はビームコーティングされており、シールドの代わりに使用可能。
後のユニコーンガンダムペルフェクティビリティvsネオ・ジオングの特別ムービーで発覚したが、
完全な物理兵器ということでサイコ・シャードの影響を受けないという特異性を見せた。

劇中の活躍


U.C.0096(『UC』)

パラオ攻略戦で捕虜となり、マーサ・ビスト・カーバインの差し金でオーガスタ研究所で再調整を受けたプルトゥエルブ(マリーダ)が搭乗。
ダカールでの戦闘にてシャンブロを撃破した直後のユニコーンガンダム、デルタプラスの前に現れ、
消耗していた2機をその機動力を持って圧倒・蹂躙し、瞬く間にユニコーンを捕獲する。
ラー・カイラムに収容された後は、ビスト財団のエンジニアとオーガスタ研究所の研究員によって調整や整備が行われた。

そして、トリントン基地から脱走したユニコーンとガルダ上で再交戦。
基地を襲撃したジンネマンバナージによる説得によりパイロットの精神が変調を来し、暴走。
サイコフレームの共振で発生したサイコフィールドで、ガルダをズタズタに破壊しつつ尚も交戦を続ける。
しかし、ふとした拍子に"バンシィ"の容貌が目に入ったマリーダが、敵視する"ガンダム"を自ら操っていた事に気付き、
『自分が"敵"』という自己否定に繋がってしまった結果意識を失ったことを受け、本機も機能を停止した(アニメでは、リディに「ガンダム」と呼ばれた事が原因)。

マリーダがジンネマンに救出されてからは、ゼネラル・レビル所属となり、
マリーダに代わって、バナージやニュータイプに敵意を抱くリディがパイロットを務める事になる。




こんなはずじゃなかった……!
あれは呪いじゃなくて祈りだったんだ!
ニュータイプなんてものが生まれてこなければ!!

バンシィ・ノルン


OVA版後半の別仕様。
「ノルン」は北欧神話に登場する「運命の女神」の意味。
バンシィ本体には手が加えられていないが、武装汎用性に問題があったアームド・アーマーBSやVNを撤去し、
その代わりにMSとしての総合的な戦闘能力を向上などを目的とした装備に変更されている。


武装


  • 60㎜バルカン砲
  • ビームサーベル
通常バンシィと同等の装備として搭載。
ただしビームサーベルの二本は後述のアームド・アーマー内部に収納される形式に変更されている。

  • ビームマグナム
1号機のものと同じく高威力のビームを放つため、多数の射撃武装を取り揃えた本機にあって依然強力無比な攻撃力を有する。

  • リボルビングランチャー
ビームマグナムの銃身下部に装備された追加武装。
リボルビングランチャーは基部を丸ごと換装するタイプのようで、後腰部のビームマグナムの弾倉装着部に予備の基部を装着している。
ユニコーン系統の問題点である継戦能力の低さを補う目的で搭載されたもので、多種多様な攻撃方法を繰り出すことができる。
一方で弾種を切り替える際には数秒のラグが生じるようで、劇中ではクシャトリア・リペアードの眼前で弾倉を回転させ銃ごと殴り飛ばされるシーンがあった。

  • アームド・アーマーDE(ディフェンス・エクステンション)
漫画『バンデシネ』より逆輸入された武装。
推進装置とメガ・キャノンを内蔵するシールドユニット。メガ・キャノンは威力の強すぎるビーム・マグナムの補助火器として機能する。
バックパックのアームド・アーマーXCにマウントしてベースジャバー並の速度で移動することも可能。
デストロイモード時にこそ真価が発揮される兵装であり、作中ではクイックブーストの如き機動を見せている。
サイズもデカイのでそのまま鈍器として格闘戦でも使われた。

  • アームド・アーマーXC(ゼノ・コネクト)
ノルンで装備。
バックパック上部にサーベルホルダーと入れ替える形で追加された、
ジェネレーターの出力強化とパイロットとの親和性を高めるためにバックパックに装備されているユニット。
ユニットを展開することでビーム・マグナムやアームド・アーマーDEをマウントすることができ、内部にビームサーベルを収納している。

その正体はサブジェネレーター兼サイコミュユニット。
デストロイモード時には獅子の鬣状に展開し、頭部アンテナを通して自機側と敵サイコミュ機側の感応波の送受信能力を増幅させる。
NT能力の低い一般パイロットの微弱な感応波も感知可能であるため、デストロイモードの発動条件もいくぶん緩和されている。
この技術に関しては、ある忌まわしい技術が用いられているらしい。

ガンダムトライエイジによるとニュータイプに覚醒したリディには必要がないらしい。つまり、完全なサブタンク扱いである。

  • ハイパー・ビーム・ジャベリン
アームド・アーマー系列の武装のプロトタイプとして開発された近接戦闘用武器。漫画『バンデシネ』でのみ装備している。


劇中の活躍


U.C.0096(『UC』)

ユニコーンガンダム追跡の先行部隊としてネェル・アーガマを執拗に付け狙い、再三に渡ってユニコーンと交戦することになる。

リディの抱くニュータイプへの憎しみと、"バンシィ"に課せられた『ニュータイプ殲滅』の命題が共鳴したことで、
リディ搭乗時でもデストロイモードへの変身が可能となってからは、ニュータイプを肯定するバナージのユニコーンと激しい戦闘を繰り広げる。
しかし、デストロイモードで戦う内に憎むべきニュータイプに自身が覚醒したことをバナージに告げられたリディは暴走。
またもや獅子が暴れることになってしまう。

そして、錯乱したリディの放ったビームマグナムの凶弾がネェル・アーガマに直撃しそうになったその時、
その脅威を感じ取ったマリーダのクシャトリヤがネェル・アーガマを庇って大破し、パイロットのマリーダも戦死してしまう。

しかし、死念となったマリーダが、自身の行いと死念を感じ取れてしまう自分に恐怖を抱くリディを正気に戻し、
彼にバナージとの共闘を決意させたことで、"バンシィ"は何度も剣を交えたユニコーンと協力することになる。

そして、可能性の獣獅子は共闘してフロンタルの駆るシナンジュを撃破。
マーサが放たせたコロニーレーザーも、2機のサイコフレームを共振させることで作り上げた巨大なサイコフィールドで防ぎきり、ラプラスの箱の解放を成功させた。


U.C.0097(『NT』)

「ラプラス事変」後、リディと共に連邦軍に帰還。
ユニコーン同様サイコフレームの危険性から解体・封印の措置がとられたとされている。
ただし当のユニコーンは健在であり、その対抗手段と目されるのがバンシィだけであることを鑑みると、実際には連邦の管理下で保管されている可能性もある。



ゲームでの活躍


『ガンダムVSガンダムシリーズ』



スーパーロボット大戦シリーズ

バランスブレイカー並とまでは行かないが準主役相応の性能。しかし、登場する度に何かしらの癖があるので、愛か割り切りのどちらかは求められがちである。

第3次Z』原作後半部が再現される天獄篇から登場。
バンシィは序盤のルート分岐先での登場のみ。
マリーダが搭乗していたが、原作通りバナージやジンネマンにマリーダを奪還されて機能停止。
性能面では思考が猪武者で誘導しやすい上に全体攻撃が無いため大して脅威にならない。

なんやかんやあって宇宙に投げ出されていたリディにノルンとして託され、理由こそ少し違ってはいるものの、Z-BLUE(自軍)と敵対関係となって襲ってくる。

当初はリディがNTに覚醒していなかったために常時ユニコーンモードであり、他のボスと比べるとまだ戦い易い部類だったが、イベントでNT-Dを発動。
デストロイモードとなってしまうと、登場するガンダムルートはリアル系ユニットばかりということもあり、強敵になる。
上にはまだ上がいるのだが、エースボーナスとかの変動ぶりが羨ましく見えるジレンマを味合わされる…。

分岐ルート終了後、リディが改心するとガンダムUC系最終面途中で自軍に参加。
武装の少なさもあってタッグのメインとして運用するにはやや力不足だが、サブとして運用するなら申し分ない性能を持つ。
メインとして運用する場合、精神コマンドがやたらサブ向けなリディよりも、(生き残っていれば)精神コマンド『愛』を持つマリーダ等の方が適任。
しかし、リディ以外のパイロットだとユニコーンガンダムとの合体攻撃「ツイン・ビーム・マグナム」が使えず、武装が一つ減ってしまうデメリットがある。魅せプレイヤーはご用心。
ただ、合体攻撃よりも最強武装である「アームド・アーマーDE」の方が強いので無理に使う事はない。

BX』ではELS護送ルート20話「ロストロウランに散る」のエンドパートに飛来、ブレイブ(ガンダム00)と一側触発な構図を繰り広げるというデビューを果たす。
後にハイパーガルダやトリプルガンダムネタで名高い25話で、プルトゥエルブが乗った状態のNPCとして登場。今作ではデストロイモードのみが登場する。
案の定、暴走のちDVD版第5巻をガッツリ意識した展開で以って鎮静、しかし機体はやはりあの男の手に渡っていく…。

バンシィ・ノルンとして大きくかかわる32話で特殊第三軍→敵軍→NPCと物語の展開に合わせてめまぐるしく立ち回ったのち、
大きな罪悪感に呑まれたリディと共に一端はフェードアウトしてしまうも、
キャプテン・アッシュの励ましを受け、ビシディアンに紛れて38話に登場、そして正式加入する。
ちなみに32話ではカオスな無限復活バグがあるが、無害であり撃墜数にまつわるメリットがあるわけでもない。ネタにするのはやめてさしあげろ…

肝心の性能は、デストロイモード自体も実装されているが、覚醒・FA・通常NT-Dのどれもなさげなユニコーンといった風情で、強戦力として使うのは少し難しい。
武装の威力の穴が大きいので、射程ボーナスに活路を見出したり、ビーム・マグナムありきの一本気な運用に走るべきだろう。
なお、隠し機体が取れてて宇宙ステージで戦わない場合は、デルタプラスに立場を譲る道もある。

V』では宇宙世紀世界ルート31~32話でバンシィが、共通36話と宇宙ルート37話でバンシィ・ノルンが登場。
三つの世界で観えない影響が及ぼされ、急速にテクノロジーが発達したとされる宇宙世紀世界の激戦のさなかに姿を現し、
原作ではバナージを、本作では千鳥かなめをして「戦争ですらない」戦禍を生み出す一ピースとして登場。色々な人物に影響を与えている。
小説版を意識しガルダの上ではなく基地での寸劇が繰り広げられた32話でマリーダが救出された後、そこから流れるようにリディの手に渡ることに。
リディがノルンではなくバンシィに一度乗るのも小説版を意識したものだろうか。

怒り、迷い、躊躇い…様々なものを抱えたリディだがある時は声に耳を傾け、
もしくは過ちを己の手で何とかして心を改め、宇宙ルート37話クリア時にバンシィ・ノルンも加入する。
移動力も標準よりは上の7・合体攻撃の取り回しの良さの向上・最強武装の火力の上方修正と、
戦闘アニメであの燐光変化を魅せてくれるようになった点とで、上方修正され期待の機体の戦力にカウントできるように。
第3次Zではやたら弱く、使う意義を見いだせなかった合体攻撃「ツイン・ビーム・マグナム」も火力が向上してP武器化。非常に便利な武器となった。
リディ自身も精神コマンドが見直され、原作通りの活躍が見込める。
…が、ユニコーン側がFAのままだと使えないというのが最大のネック。
で、ユニコーン側がFAをパージすると今度は「カスタムボーナスを含めるとNT-D覚醒攻撃の方が火力が高い」ので、
態々ENをこれに割きたくないという悲しみを背負う事に。
なおツイン・ビーム・マグナムを使うためにはバンシィにリディが乗っている事も必須要件なので、
下記のように分捕られやすい機体故に、一度も使わなかったという事になりがち…。

惜しむらくは、デフォルトパイロット同士で運用しようとすると、エースボーナスと最強武器で「被りがあって勿体ない」系の相性のミスマッチがあったりするところである。
リディのエースボーナスが『天獄篇』から変更されているのだが、合体攻撃がP武器化したため『V』のバンシィとは特に相性が良くない。間が悪い
ロールプレイとか込みでこのままでいくか、バンシィの活躍の場を増やすためにより相性のいいパイロットに譲ってしまうか…、
「V」では強力なモビルスーツの奪い合いが激しい事もあって、なんとも強烈な誘惑である。

なお、本作では強力な格闘技を使用可能である事に加えて、エースボーナスで格闘武器の射程が伸びるし技量+20で再攻撃まで使える男が居たことがリディの不幸に繋がり、
多くのプレイヤーはリディではなくその男をバンシィに乗せて戦わせ、哀れリディはバンシィから降ろされる事態が多発した。
その男のかつての乗機から、いつの間にか付いた呼び名が「クロスボーンガンダムX5」(なおX4はΞガンダム
両者の声的にはどこかで見た組み合わせでもある。

リディが悪いんやない…あのパン屋が強すぎる上にバンシィとの相性良すぎたんや…
というか、あの男があの名義で参戦した以上、格闘が低いなんて事があるわけないので、
はっきり言って彼が共演した時点で詰んでいたと言えなくもない。
また、本来の搭乗機であるクロスボーンガンダムX1改・改の方がバンシィより強ければ、そもそもパン屋はそちらに乗っていたと思われるので、
ある意味ではバンシィをクロスボーンガンダムよりも強く設定したスタッフが悪いと言えなくもない。ハイそこ、無理筋擁護とか言わない


『ガンダムトライエイジ』

とあるミッションにて戦うことが出来るが、非常に強い。
また、マクドナルドのハッピーセットに本機のカードがラインナップに含まれている。


SDガンダムGジェネレーションシリーズ

オーバーワールドより参戦。
ステータス値はユニコーンと似通っているが、地上での機動力は上という原作設定を意識してか地上適正がAになっている。
攻撃面では極端かつ安定しない性能で、アームド・アーマーBSはMPを使ううえ覚醒値に依存するのでパイロットを選んでしまう。
ただしVNの性能や、ユニコーンモード時の武装では1号機を上回る点もある。
防御面ではシールドを持たないためアイ・フィールドによる防御性能の低さが顕著。

ノルンはジェネシスにて参戦。
ユニコーンに似通った武装と防御性能で安定化は果たしたが、フルアーマー・ユニコーンと対比すると火力面で劣る。
ただし機動性ではこちらが上回るので、ビーム・トンファーの武装効果にある底力が上手く作用しやすい。
EN消費は当然激しいのでビーム・マグナムの乱用をしすぎると枯渇しがち。リボルビング・ランチャーで上手く回転率を維持しよう。


バトルオペレーション2

2022年8月に登場。コストは700で強襲機。
格闘寄りの補正値に強判定・高威力のビームサーベルやアームド・アーマーVNなど、とにかく詰め寄って格闘乱撃するのが強い。
デストロイモード時にはビームサーベルによる三連撃や、ヘビーアタックもできるVNで更なるダメージ稼ぎも可能だが後者は攻撃間隔が長めで射程が短いのには注意。
アームド・アーマーBSはヒート率管理型でビーム・マグナムと比べて発射速度は勝る。
照射型もあり、こちらは射程とDPSに優れる典型的なもので、個別弾倉化しているのでチャージの必要がない。
機動力は同コスト帯では若干劣り、耐久値も低い。当然耐久値が低いという事はデストロイモード中のリスクが高くなる点に直結するので、耐久値管理はしっかりしておきたい。
とはいえ強襲機の割に安定した射撃と格闘の両面で活躍しやすく、分かりやすい性能をしているので初心者向けである事には間違いない。


2023年12月末に来る2024年を祝う機体としてバンシィ・ノルンが登場。コストは700で汎用機となっている。
ユニコーンモード時は射撃寄りのステータスとなっており、豊富な射撃武器を活かした総合火力は凄まじいものがある(強襲機相手ならばHPを4~6割消し飛ばせるほど)。特にリボルビング・ランチャーは3点同時発射の武器となっており、また着弾後に爆発する仕様となっており2段階にわたって蓄積を与えることが可能であり(そのためビームマグナムやメガキャノンでよろけを取ってから即リボルビング・ランチャーに切り替えて発射すると確実によろけを継続させることができ、その後収束必須のビームマグナムやメガキャノンに繋げることが可能)、最大2回よろけを継続させることが可能。

本機にもスキル『NT-D』が搭載されており、そのレベルは3。従来のNT-Dスキル持ち機体に比べHP90%以下で発動可能となっており、少し被弾すれば即NT-Dが発動可能となっている。NT-Dのデメリットであるスリップダメージも毎秒25ダメージと気にならない程度(ユニコーンフェネクスは75/秒、強襲のバンシィは30/秒)。ユニコーンガンダムと同じくデストロイモード時は格闘寄りのステータスとなるが、ユニコーンガンダムに比べ射撃補正の低下が控えめであり射撃でも十分火力を出すことが可能な両刀アタッカーである。
デストロイモード中のバンシィ・ノルンは二刀ビームサーベル、ビームトンファーが3連撃可能であり、また連撃こそ不可であるもののビームジュッテも兵装として組み込まれており3種格闘持ち機体となっている。二刀ビームサーベルの下格補正は90%×3で最大270%となっており高火力、その上トンファーも威力が高いため一度捕まるとハメコンでなくとも大打撃となる(汎用機でも5~6割、強襲機ならばHP7~9割も有り得る)。ビームジュッテは威力こそ控えめであり、連撃も不可であるものの下格の伸びがかなり長く、移動にも使えるほど。二刀ビームサーベルの下格も伸びがそこそこ良く、この二種の下格を織り交ぜて詰められると逃げるのは至難の業であり、また逃げるのが困難というだけあり逃げにも使える。またチャージ格闘のようにチャージすることも可能であり、チャージするとスラスターを消費しながらガード態勢に入る(※ただし射撃などは防げない)。この状態で敵からの格闘を受けるとスラスターを全回復し範囲にチャージ格闘並の火力を放つことが可能であり、その火力はもはやバグ。

NT-Dを発動した状態で30秒経過すると『覚醒』を発動することができる。発動するとユニコーンやフェネクス同様スリップダメージが無くなるがユニコーンやフェネクスに比べ本機、或いはレーダー範囲内の味方全員のHPを回復するといった能力はない。その効果の代わりに本機は覚醒状態でも攻撃補正は低下せず、また残弾及びヒート率が全回復するといった効果が与えられている。また発動後の恩恵として格闘兵装で与えた与ダメージの15%HP及び部位回復する能力と有利兵科である強襲機に対し補正が+15%上昇する能力がある。これにより覚醒中の本機の格闘を受ければ強襲機はほぼ確実に8割以上HPを削られ、機体によっては10割持っていかれるほどの火力を持つ。

立体化


HGUCでは各形態それぞれが発売。しかしユニコーンガンダムの成型色を変更させたものが大部分を占めるため、それほど新鮮味は無い。
バンシィ・ノルンのアームド・アーマーXCはシール貼りでの再現なので、気になる方は塗装が必須。特にNT-D形態だと正面で目立つため注意。
プレバンでは最終決戦仕様と題されたライトグリーンカラーのものが発売。

MGではバンシィは一般販売だったが、一方のノルンはプレバン限定販売だった。
しかも多くのMGが再販がかかる中、殆ど再販の機会が無く流通品はレア物。
後に小説版準拠に頭部及び襟周りが変更されたMGがVer.kaで発売しているが、Ver.kaのユニコーンを整形色を変えただけ。

PGではノルンが一般販売で、後にアームド・アーマーVN/BSパーツが付属した拡張セットをプレバン限定で発売している。

RGでもPGと同様で、拡張セット及び最終決戦仕様を販売している。

総じてユニコーンガンダムが発売すれば当然のように発売されるが、ノルンが優遇され通常バンシィはプレバン行きになるケースが多い。
唯一MGがその反例だが、ep5公開後からep7に至るまでの過程が長すぎてノルンの一般販売の機会が失われたといった方がいいだろう。
また最終決戦仕様やチタニウムフィニッシュなど派生商品も広く展開される傾向にある。


余談


  • 原作ではユニコーンモードでの戦闘は殆ど無い。

  • OVA版バンシィは追加された武装の配置都合から、ビームサーベルの運用に難を抱えているという設計上の不具合がある。
右腕はアームドアーマーBSが被さるように装備するので単体で展開ができず、かといってアームドアーマーBSを展開すると右手は塞がるので、
ビームトンファー状態をビームジュッテよろしくトンファーで運用するしかない。
左腕はトンファー状態で使用できるが、アームドアーマーVNが展開しないと手持ちは不可能。
かといって展開しても、アームドアーマーVNが干渉しまくる点とビームサーベルを手持ちするメリットが無い。



私を救ってくれる項目…誰にも全消しさせはしない!

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最終更新:2024年01月12日 12:34
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