呉島貴虎/仮面ライダー斬月

登録日:2013/11/23 Sat 13:56:31
更新日:2024/03/24 Sun 20:49:27
所要時間:約 25 分で読めます


タグ一覧
4号ライダー うっかりさん お節介 お説教好き もう一人の主人公 アーマードライダー ウォーターメロン エナジーロックシード エリート カチドキアームズ ゲネシスドライバー スピンオフ主役 ソーダ ニーサン ノブレス・オブリージュ ブラコン メロン メロンだけに色々甘い メロンの鎧を着た剣士のライダー メロンキャンデー(舐められっぱなし) メロン主任 メロン兄貴 ユグドラシル ユグドラシル・コーポレーション 上司 中間管理職 主任 久保田悠来 他人を見る目以外は完璧な男 仮面ライダー 仮面ライダー斬月 仮面ライダー斬月・真 仮面ライダー鎧武 作中最強候補 兄さん 呉島貴虎 夕張メロン 孤高 孤高の戦士 平成ライダー 弟との不和 怪人メロン男(紘汰視点) 新世代ライダー 最強ライダー候補 本当は優しい人 森の番人 残念なイケメン 気苦労が絶えない人 無双 異能生存体 白いアーマードライダー 白い仮面ライダー 苦労人 鎧武者



戦いに意味を求めてどうする?答えを探しだすより先に、死が訪れるだけの事。

この世界には、理由のない悪意など、いくらでも転がっている。

そんな事さえ気付かずに、今日まで生きてきたのなら……貴様の命にも意味は無い。


今、この場で消えるがいい!



特に理由の無い悪意が鎧武(ライダー)を襲う!





呉島(くれしま)貴虎(たかとら)とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダー鎧武』の登場人物。

演:久保田悠来


◆概要


物語の舞台、沢芽市を統括・支配している巨大企業『ユグドラシルコーポレーション』にて、とある研究部門のプロジェクトリーダーを務める男。26歳。
黒のスーツとジャケットの胸に飾った鮮やかなのポケットチーフがトレードマーク。
同社で重役を務める呉島一族出身のエリートで、呉島光実は実弟に当たる。

空間の裂け目の向こう側に存在する異世界『ヘルヘイムの森』を探索し、ある『謎』を解明することを目的としており、
専門の調査団の編成・指揮・護衛を一手に担う。


世間的にはアーマードライダー第1号と目される仮面ライダー鎧武の誕生以前から戦極ドライバーとロックシードを所有し、斬月として戦ってきた経緯がある『職業ライダー』と呼べる存在。
後にゲネシスドライバーで変身する『新世代ライダー』たちのリーダー格となる。

その立場上、ヘルヘイムの森やアーマードライダー、インベスに関しての知識を部分的に有している他、
素性不明の錠前ディーラー・シドに影で指示を下すなど、謎の多い人物。


◆活躍

データ収集の実験として市内のビートライダーにシドを通して計6基の戦極ドライバーを行き渡らせ、
インベスゲームの内容をアーマードライダー主導のものに移行させるよう裏から糸を引いていた。
(まるで1年前マッチポンプでやりたい放題だったあの白いおっさんのようである)

自身は森での活動に専念しているためか、現状ではライダー戦国時代を水面下から静観するスタンスを取っており、
表舞台で積極的な活動を起こすことは無いが、
街の陰で森の植物やインベスが繁殖した場合は火炎放射器を装備したスタッフを引き連れて
インベスの殲滅と証拠隠滅をかねた焼却処分を行っている。


ヘルヘイムの森の真相に近付こうとする者には問答無用で苛烈な攻撃を仕掛ける。
それは相手が戦意を持たない場合も同じで、森の中を彷徨う生身の葛葉紘汰に向かってためらいも無く実弾を発砲、
さらに冒頭の侮蔑とも箴言ともつかぬ長口上を述べながら有無を言わさず襲いかかってくる姿は、一般的な死の恐怖とは別の意味でコワイ。

しかし、これはあくまで紘汰を森から遠ざけようとしての処置であり、本気の殺意に拠る攻撃ではない事に留意する必要がある。
特殊部隊出身の戦闘のプロである凰蓮・ピエール・アルフォンゾが参戦した際も「危険すぎる」と難色を示しており、事態のエスカレートや、市民に被害が拡がることは本意ではない。
あくまで人類の未来を切り開くことが彼の目的であり、ユグドラシルの中では最も純粋な志のために奮闘している人物といえる。


なお、シドには装着者の監視も一任しているが、その時資料に目を通すことを怠ったために、この時点では光実がアーマードライダー龍玄となった事実を把握していなかった。
この事から誰がどんなライダーに変身しているかについては全く興味を持っていない他、DJサガラの配信にも目を通していなかった模様。
しかし、資料を見ていたシドの呟きから凰蓮が元傭兵だと知ると、第13話ではその実力を見込んで依頼している。

立場上はそのシドやサガラよりも上なようだが、シドの言葉によると独断専行で物事を進めすぎる傾向があるらしく、無軌道なライダーたちにロックビークルを渡すという森の管理上好ましくない行為も、想定外のケースを体験させて貴虎に痛い目を見てもらおうというシドなりの意趣返し(要するに嫌いな上司への嫌がらせ)らしい。


ゲネシスドライバーが完成すると自ら実験台に名乗り出て、斬月・真へと変身する。
そして紘汰たち初期型アーマードライダーの排除を画策し、実行に移す。

そんな折、珍しく自ら車に乗り込み会社に向かう。
しかしその中に弟が忍び込んでいたことに気づかず、おまけに重要ファイルの入ったパソコンをロックせずに席を外したせいで、光実に更なる秘密を知られてしまうことになる。

そして紘汰と戒斗の脱走の際、監視カメラに光実の姿及び龍玄に変身するところを映され、それを目撃した貴虎は、そこで初めて弟の秘密を知ることとなった。
「書類や配信をちゃんと確認すれば10話前に分かったはずでは」とツッコむのはNG

光実から真実に立ち向かおうとする意志を見出した後は、彼を呉島の血を継ぐ者=計画の同志として認め、ユグドラシルの一員として加える。

一方で再度ヘルヘイムの森からユグドラシル潜入に臨む紘汰の前に立ちふさがる。
初対面時に斬月の口にした、『理由のない悪意』を身を以って知った紘汰の変身した鎧武・ジンバーレモンと激戦を繰り広げ、その覚悟の程を認めた貴虎は光実と同様に、紘汰にも『ヘルヘイムの森の真実』を開示する。
それは、クラックを通し侵蝕する『森という生態系そのものが在来種を駆逐しながら際限なく拡がっていく』という『理由なき悪意』そのものの現実であり、こちらの世界もあと10年でヘルヘイムの森の一部と化すという悪夢であった。

『人の本質は悪意』と憂う貴虎は、ユグドラシルこそが世界を救う最善手を公平に行使できる唯一の存在と語る。
しかし、戦極凌馬を始めとする彼を取り巻く者達が既に森を制する力を背景に世界の覇者となる野望を抱いていることを、彼は未だ知らずにいた……。


これまでゲネシスライダー達の中で、ヘルへイムの頂点に君臨するオーバーロードの存在を一人だけ知らなかった(凌馬らに隠匿されていた)が、戒斗を追ってヘルへイムの森で社員を襲ったデェムシュと対戦した際に、紘汰と共闘したことでその存在を知る。
同時に人類救済の新たな可能性を見出せた事で、それまでいがみ合ってきた彼と和解した。

オーバーロードとの出会いから、プロジェクト・アークとは違う観点から人類救済を考え始めた貴虎。
しかしいずれオーバーロードと接触するだろうと予測していた凌馬達は、ここに来て貴虎の排除を決断する。

そしてオーバーロードの探索中、遂に凌馬達3人の裏切りに遭う。
ゲネシスライダー3人がかりの猛攻を受けて、今まで無双を誇っていた貴虎も遂に変身が解除され、絶望的な状況に追い込まれた。
最期には視界の隅に映った光実に


葛葉絋汰と共に人類を救うんだ!


と人類救済を託して崖から転落、そのまま命を落とした………


と思われたが、森の奥地に潜むオーバーロードインベスの王ロシュオに助けられ、重傷は負ったものの奇跡的に一命を取り留める。
彼からレデュエが持ち帰ったイニシャライズ不要の量産型戦極ドライバーを手渡され、
一先ずヘルヘイムの森に於ける最大の危機(空腹による餓死、強烈な食欲を抱かせるヘルヘイムの果実を食べる事によるインベス化)は脱した。
その際にロシュオからフェムシンムの民、つまりはオーバーロード達の過去と顛末を聞かされる。

レデュエが沢芽市に侵攻した際にロシュオから開放された貴虎は、変わり果てた沢芽市、現在の紘汰達の現状、そして光実がその裏で数々の陰謀を巡らせていた事実を知る。


特に光実の件に関しては相当責任を感じたようで、兄弟の因縁と確執に決着をつけるべく、埠頭に光実を呼び出して一騎打ちを申し込む。

斬月に変身した貴虎は、戦闘経験と実力の差で光実が変身する斬月・真を圧倒する。
しかしトドメを刺そうとした瞬間、幼き日を思い出しトドメを刺すのを躊躇してしまう。
その隙を斬月・真に突かれてしまい、海まで吹き飛ばされたのち沈み、今度こそ死亡した……


なんて思ってたら、案の定生きてました水落ちは生存フラグとも言うし。
光実との戦いの後、沖合に流されていたのを船に救出されたらしく、脳に深刻なダメージを負い意識不明の重体だったが、夢の中で紘汰と再会する。
そこですべてが終わったことを知り、そして紘汰に「今の自分が許せないなら、新しい自分に変わればいい」と光実への伝言を託され、それに応えるかのように目を覚ました。

光実とは復活後もぎくしゃくしていたが、邪武襲撃事件を経て和解した。
その後は光実を見守りつつ、自らは沢芽市の復興作業に尽力していたが…(詳しくはこちらを参照)。


『鎧武/ガイム外伝』の「斬月」編では、主人公として活躍。

ある日、かつての使用人であり唯一の友人だった朱月藤果と再会し、父・天樹の死を語られる。
時を同じくしてユグドラシルのアーマードライダー達が次々と襲撃されていく。
貴虎もメロンエナジーロックシードを奪われる事態に遭いながらも、襲撃の犯人が藤果であることを突き止める。

彼女の目的が呉島の人間及びユグドラシルへの復讐であることを知り、
苦悩しながら戦い勝利を納めるが貴虎は非情になり切れず、彼女を見逃してしまう。

事件終結後彼の胸には、「人類救済」の意志と藤果との思い出、そして今なお戦い続ける紘汰の言葉が残るのだった…

詳細は当該記事を項目されたし。



◆性格

甘いマスク(メロンだけに)とは裏腹に『目的のためなら手段は選ばない』を地で行く冷血漢。
市内のアーマードライダーはすべて計画の礎となる実験動物(モルモット)にすぎないと言い放つ姿は、
仮面ライダーというよりむしろ無知な若者を道具として利用する悪の組織の幹部そのものである。

徹底した合理主義者で、瑣末な事柄に煩わされることを嫌う。
光実に語った「無駄なものを切り捨てることで、お前の人生は完成される」という台詞にもそれが現れている。

その冷徹さの根底には『この世界は基本的に残酷であり、理由の無い悪意に満ちている』
というネガティヴな価値観があるようで、リアリストというよりはペシミストに近い。
また、その『真理』に無頓着な者や降りかかる理不尽と戦う覚悟を持たない者は生きる資格すらないと考えている。
これなんてウロブチさん?


ただし、ビートライダーズを「無軌道で社会に何の貢献もしないクズども」と見下す一方で秩序と平和を護ろうとする意志自体は揺るぎなく、
リスクも伴う新型変身ベルトの被験体に真っ先に立候補し、『俺は人類の未来を切り拓く』とドライバー開発者の戦極にも決意を表明している。
良くも悪くも一殺多生・最大公約数的な大義を重んじて動く人柄だといえる。


弟の光実に対しては多大な期待と愛情を寄せており、将来自身の右腕になる存在に育成するべく弟の人生設計には余念が無い。
成績の順位や進学についてなど多忙な中でも相談する時間を創ろうとする姿は、完全に受験シーズンを控えたわが子を持つ保護者である。
狙い澄ましたようなタイミングで現場から電話がかかってくるので結局じっくりとは話せないのだが。


ただ、貴虎本人は気づいていないがその愛情も『自身の敷いたレールに従って成功することのみが人生の正解だ』という窮屈で押し付けがましいものであり、光実は本心では兄の期待を煙たがっている節がある。
兄が互いの知らぬところで本心を表に出す時は仮面を被り、戦っているのに対し、
弟は素顔を晒して家で向き合っている時は心に仮面を被っているその関係は皮肉としか言いようがない。

光実がユグドラシルの計画に携わるようになってからもこの齟齬は解消されず、
現状維持のために仕方なく二重スパイめいた動きをしているだけの光実を真実と戦う覚悟を決めていると過大評価した上、
身内贔屓はしないといった矢先にドライバー奪取の条件は問わないと非常に寛容なノルマを出したりと、兄の欲目が裏目に出ることが続いている。

さらに面従腹背で己の野心を追う凌馬の管理下に光実を遣ってしまったことで、同じ陣営にいながら派閥という壁に隔たれ、彼らの未来には依然として暗雲が立ち込めている。


そして第36話にて……


お前は俺の影だ。俺の犯してきた過ちのすべてだ。

僕が兄さんの影だって言うんなら、僕はアンタを消すことでしか本物になれないじゃないか…!


そうだな……。だからこそ、お前はここで終わる。

それまで仮面を被り本心を隠してきた兄弟が積もるに積もった因縁や確執に突き動かされた結果、
『仮面を取り外し、本心を曝け出しながら互いに殺し合う』という事態を招くこととなった。

最終的に光実が勝利したが、その後は彼の幻影に悩まされ、錯乱する様子も見られた。


紘汰が戒斗を下してから3か月後、海で救助された貴虎の看病をしており、
複雑な表情をしながらも、貴虎が目を覚ました際にはハッとした顔を見せた。


◆戦闘能力

貴虎を語る上ではずせないのが圧倒的戦闘力。
純粋な実力で言えば「鎧武」世界最強の男であり、数少ない敗戦は身内の裏切り三連発に見舞われた一度(それでもデュークが出て来るまではシグルドとマリカを同時に相手取って尚優勢に戦っている)と、光実との決戦で迷いが出た*1二度のみ。

戦極ドライバーによるアーマードライダーと、ゲネシスドライバーによる次世代型ライダーには覆しようのない性能差があるのだが*2、この御仁はそれをあっさりとひっくり返している。しかもオーバーロードの力などのブーストなし、完全な自前の実力のみで、である。
凌馬と行動を共にしていた頃の経験や高い地力で相手との差を埋めつつ、技量で切り返すという玄人ムーブが際立つが、極めつけは鎧武戦。
初登場のカチドキアームズと正面から渡り合い、一戦目では実質引き分けに持ち込んだ。
「主役ライダーの強化フォームのデビュー戦」という初登場補正全開の状態で優勢に立ち回るという恐るべき強さだが、
舞台版にてカチドキアームズの力を手に入れて以降は「常に初登場補正でもかかっているのか?」と言わんばかりに更に拍車がかかっている。
現在はオーバーロード・インベス相手であっても互角以上の立ち回りが出来るほどの戦闘能力を有しており、真っ当な人類としては劇中世界最強と言ってほぼ差し支えのない存在と化している。


仮面ライダー斬月



貴虎が変身するアーマードライダー。
1号とされている鎧武以前から活動している、謂わば『アーマードライダー0号』。
だからというわけでもなかろうが、顔はどことなく白い悪魔に似ている。
劇中では一貫して「白いアーマードライダー」と呼ばれる。

スーツアクターは渡辺淳。
奇しくも仮面ライダーWでは白い強敵つながりの仮面ライダーエターナル仮面ライダーウィザードでは先述の白いおっさんを演じていた。


モチーフは鎧武や黒影と同じく和風で、スタンバイ音声も和風系列の『ソイヤッ!』
待機中は法螺貝の音色が響くが、どちらかといえばメロンアームズ変身時に響く琴の音色の方が印象に残るかもしれない。

見る者に神聖さと威圧感を感じさせる純白のライドウェアが特徴。
手足には羽翼を思わせるパターンが入っているが、これは本作の初期案が鳥+戦国武将モチーフだった頃の名残。
(鎧武も鷹の羽のようなパターンが入っている。そもそも、鎧武と斬月の素体は頭部とカラーリングを除けば同型である。)

鎧武と同じく目の部分の名称は「パルプアイ」、カブトの前立ては「フロントブレード」と呼ばれる。
頭部の名称も鎧武と同じ法則で「◯◯カブト」となる。
額の鉱石「ヒイロシグナル」が特徴。


最も古いライダーではあるものの、ドライバーに錠前をセットして変身するというシステム自体は後続のライダーと同一なため、
性能が劣っているわけではない。
むしろ純粋な地力では他のAクラスのロックシードで変身するライダーを上回るほどである。

苛烈な攻撃と鉄壁の防御を兼ね備えた万能タイプの戦士で、
そこに貴虎の戦士としての経験値と無慈悲さが加わり、素人上がりのビートライダーたちでは太刀打ちすらできない。


ビートライダーズ由来のライダーではないので表立って市内に出現することは無く、
もっぱら森を調査する部下の研究員を野生のインベスから護衛したり、
森に侵入した他のライダーを撃退するためにその姿を現す。

ゆえに、こと外部のライダーにとってヘルヘイムの森で最も恐るべき事態は、インベスでも遭難でもなく森の番人たる斬月との遭遇である。
いうなればダンジョン内部で通常エンカウントする裏ボス
その戦慄たるや、紘汰に一時的に拭えないトラウマを植え付けたほど。


第11話では市内の全アーマードライダーがチーム鎧武の姑息な策略により、対メロンの囮としてヘルヘイムの森に侵入。
森を我が物顔で荒らす狼藉の徒にその圧倒的な力が向けられた。


この森であまりはしゃいでもらっては困る…!


  • 逃げ腰のグリドンを息もつかせぬ連続攻撃で秒殺!
  • バロンの新アームズの鉄槌を物ともせずに跳ね返し真正面から撃破!
  • ついでに色目を使ってきたブラーボを一刀両断!
  • 無双セイバーのモード切替えとディフェンダーの投擲により龍玄をオールレンジで完封!なお、この時点では弟とは気付かなかった模様。
  • 引き際を知らない黒影を滅多切りしてわざわざ忠告を受けていたのにも拘わらず勢い余ってドライバーまで破壊!!!

強い! 強い!! 強すぎる!!!でもやっぱり少し残念な主任でしたとさ。


しかし、その活躍を最後に次回からは新型の上位機種、斬月・に取って代わられる。
が、36話にて光実が変身する斬月・真との決着を着けるべく再び変身。
スペック差なんてなんのその。自らの技量で斬月・真を圧倒した。
しかし最後の最後で斬月・真の反撃でベルトを破壊された後、海に吹き飛ばされ沈んでしまう。


その後『MOVIE大戦フルスロットル』の鎧武編にて、
光実が持ち帰ったメカ黒影の戦極ドライバーと、舞が託したヘルヘイムの実から生成したメロンロックシードで再度変身可能となった。
……が、舞台『仮面ライダー斬月ー鎧武外伝ー』では元凶にドライバーとせっかく再入手したロックシードを奪われてしまい、貴虎は散々斬月に追い回されるハメとなる。



☆装備

ロックシード

メロンロックシード
シリアルナンバーはL.S.-04。クラスはA。
ほかの錠前と比べると電子音声が無愛想でシリアス。
36話にて斬月・真の反撃を受けた際に戦極ドライバーと共に破壊されたが、
『MOVIE大戦フルスロットル』の『仮面ライダー鎧武 進撃のラストステージ』においては、舞が託したヘルヘイムの果実から生成したものを使用した。

ウォーターメロンロックシード
シリアルナンバーはPROTO-10。
スイカロックシード(下記)のプロトタイプ。
「君が無くしたスイカのロックシードの代わりだよ」として、凌馬から与えられた。

○スイカロックシード
シリアルナンバーはL.S.-10。クラスはA。
こっちはウォーターメロン。メロンと同じトランクの中に収めていたが、
施錠をしないまま席を立ったのが禍し、中身を確認した光実に盗まれた。
なお、この件でも弟を疑うことはなかった。
なお、『鎧武』放送当時のアクションフィギュアと連動するDXスイカアームズに斬月のフィギュアをセットしても恐ろしいほど馴染まなかったりする。

○フォーゼロックシード
映画『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』の『仮面ライダー鎧武 戦国バトルロワイヤル!』にて入手した、仮面ライダーフォーゼの力を宿したロックシード。
武神鎧武との決戦時に謎の少女から提供されたヘルヘイムの果実と、武神フォーゼの形見のロケットスイッチが融合して生まれた。
映画と本編の時系列が不明なのでテレビ本編でも持っているのかは不明だが、仮に持っていたとしても、より強力なエナジーロックシードを入手したため、使う機会は無いと思われる。

○シン・カチドキロックシード
シリアルナンバーはS.K.L.S。クラスは不明。
鎧武の持つカチドキロックシードの同種で、構造も同様。
カチドキのリデコであるため、極ロックシードを接続するソケットも確認出来るが、仮に入手したとして貴虎が使えるのかは不明。一応CSMとして玩具化した際は極ロックシードとも問題なく連動する事が確認された。
最初期は「真」カチドキロックシードとされていた*3

その他、森で入手したと思われるドングリロックシードを使ってインベスを育て、紘汰にけしかけたこともある。


★戦極ドライバー

○初期型
本作の仮面ライダーが変身に使用するベルト。
ユグドラシルの科学者・戦極凌馬が開発した。
シドが見込みのある若者に供与した六基とは別に、物語開始時から既に貴虎が登録して使っている。

バックルの左プレート「ライダーインジケータ」には斬月の横顔が描かれている。
音声は先述の通り和風テイスト。

第36話にて斬月・真の反撃を受けた際にメロンロックシードと共に破壊された。

○量産型(研究員用)
ヘルヘイムの奥地でロシュオから手渡される。
デェムシュによるユグドラシルのBC襲撃事件の折、レデュエが研究員の一人から拝借したものであり、
その機能はロシュオから「パーフェクトだ」……ではなく「良く出来ている」と評された。

カッティングブレードがない研究員用であるため変身は不可能だが、ロックシードによる栄養補給の機能は使えるため、
丸腰になってしまった貴虎にとって最も身近である餓死orインベス化の危機は回避できた。

○量産型(黒影トルーパー用)
『MOVIE大戦フルスロットル』の鎧武編にて、光実が撃破したメカ黒影から持ち帰ったもの。
フォールディングバンドが銀色でフェイスプレートはブランク状態だったが、
貴虎が装着し、メロンロックシードが生成された瞬間、プレートに斬月の顔が浮かび上がった。
何気にフェイスプレートに斬月の顔が浮かび上がるシーンは同作が初となる。


★無双セイバー

基本武装。鎧武と同じものだが、鍔には斬月の紋章がプリントされている。
ただし玩具の無双セイバーでは再現することが出来ない。


必殺技(全形態共通)

★無刃キック

キック技。カッティングブレードを倒す回数は不明。
フォーゼアームズでは、ライダーロケットドリルキックのようなキックを放った。

★無双斬


ソイヤッ!メロン・スカッシュ!

カッティングブレードを1回倒すと発動。
エネルギーを込めた無双セイバー・セイバーモードで敵を切り裂く。

斬月がTVに出てから9ヶ月目にして、第36話にてやっと使用された。

オーレやスパーキングの必殺技は不明。


★無双ショット

無双セイバー・ガンモードの必殺技。劇中未使用。
カッティングブレードを倒す回数は不明。



アームズ一覧

メロンアームズ



「変身」

/メロン!\

ロック・オン!

ソイヤッ!メロンアームズ!

天・下・御・免!

身長:206cm
体重:109kg
パンチ力:10.2t
キック力:13.0t
ジャンプ力:ひと跳び24m
走力:100mを6.1秒


メロンロックシードを戦極ドライバーにセットして変身する斬月の基本形態。
変身する際は香川英行よろしく、ロックシードを右手で高く放り投げた後キャッチしてから変身する。

攻守一体の大盾『メロンディフェンダー』と無双セイバーによる死角のない組み合わせは正に「鬼に金棒」。


モチーフは和の鎧で、鎧武と大体同じ順序で甲冑の装着が行われる(オレンジもメロンも丸い果実なのでそれ以外に展開させようがないという都合もあるのかもしれないが)。

上半身がマスクメロンの外皮のように細かい網目が走った薄緑色の甲冑に覆われており、
肩部装甲は「メロウスリーブ」、胸部装甲は「メロウラング」と呼ばれる。
これがホントのマスクドライダー(注:マスクメロンのマスクは「mask」ではなく、麝香を意味する「musk」である)

頭部の「メロウカブト」にはメロンの蔕のようなユニット「パラピークステム」が付けられている。
側頭部には「リバーサルアーム」があり、後頭部はヘルメット状の装甲「メロウアーマー」で保護されている。
完全に頭にメロン被ったようにしか見えない。


本編では1クールも終盤という時期にさしかかってようやく変身シーンがお目見え。
正体を知られないよう、自社内のクラック(次元の裂け目)の手前であらかじめ変身してから出撃している。
その割に森の中で普通に変身解除していたが。

☆メロンディフェンダー

メロンアームズ専用のアームズウェポン。
斬月の装甲部と同じ質感の大盾で、センサーになる赤い鉱物「ライニガン」が特徴。

上側にある丸いバッテリーユニット「タイインガ」によって防御した物理攻撃やエネルギー攻撃を吸収して蓄えることで、
ライニガンから下に伸びる発振器「カネサスマタ」の機能により、電磁シールドを形成する。

また、両サイドに月牙状の刃「ソクトウエン」、先端部にの穂先のような突起「ハサイシン」を備え、
防御壁であるだけでなく、接近戦用の武装として使ったり、ブーメランのように投擲武器として用いることも可能。

登場回数の少なさもあるが、同体格のインベスを1メートル近く吹き飛ばすマンゴーアームズの一撃すら軽く防ぐなど、正面から突破されたことは未だない。


☆必殺技

★メロウブラスト


ソイヤッ!メロン・スカッシュ!

カッティングブレードを1回倒すと発動。
メロンディフェンダーにエネルギーを纏わせて投げつける。

TVシリーズでは未使用で、『MOVIE大戦フルスロットル』の鎧武編にて使用された。
デューク相手に使用しあっさり弾かれたものの、本命の無双セイバーの間合いに踏み込むだけの時間を稼ぐ事に成功した。



斬月・ウォーターメロンアームズ



「私は自らが正しいと思う信念のために、この命を捧げる!」

「たとえどれほど罪を背負おうと、人類を救ってみせる!」


「あなたのやさしさは他人を追い詰める。いつかきっとその報いを受けるでしょう!」


「……変身!」

/ウォーターメロン!\

ソイヤッ!ウォーターメロンアームズ!


乱れ玉・ババババン!


ウォーターメロンロックシードを使用して変身する斬月の派生形態。
ウォーターメロン=スイカの名の通り、スイカアームズのプロトタイプにあたる。

形状はメロンアームズに酷似しているが、カラーリングや模様は小玉スイカをイメージしており、
通常の斬月では金色だったパーツがメタリックレッドになっている。
またライダーインジケータもフロントブレードが赤い専用のものに変化している。

ガトリング砲が付いた盾『ウォーターメロンガトリング』を用いた、攻防戦や砲撃戦を得意とする。
大型化で運用されるスイカアームズと同様の火力と装甲を従来サイズで扱えるのが特徴だが、
機動力に欠けたり反動が大きいせいで貴虎の身体に負担がかかるため、途中からは斬月・真に変身している。

スーツは斬月・メロンアームズのアクション用スーツを改造した物(アップ用は残っている)。
DVD・Blu-rayのジャケットにメロンアームズの姿が映っているにも拘わらず、本編に登場していないのはこのためである。
なお、舞台版にメロンアームズが登場していた事を考えると、恐らく元に戻されているものと思われる。


ウォーターメロンガトリング

ウォーターメロンアームズ専用の盾型アームズウェポン。

形状はメロンディフェンダーに似ているが、全体の色や模様が小玉スイカをイメージしている他、ガトリング砲が下部に装備されている。
盾としては勿論、ガトリングから砲弾を連射することで遠距離戦にも対応可能。
それ以外にも同様両側面部に装備された刃「サイドカット」で近距離戦にも対応できる。
その反面大型の武装故に取り回しに難があることや、貴虎ですら「威力はあるが、負担も大きい…!」と語ったように、ガトリング砲を扱うと使用者の身体に多大な負荷がかかる。
だが、劇中では直後に背後から襲ってきたイドゥンに連射攻撃を叩き込んで完璧なカウンターを決めていた。}
実はメロンディフェンダーの改造品だが、『仮面ライダー鎧武 特写写真集 凱旋』では撮影の為に元に戻された(造形技術が進歩したため忠実に再現されている)。



☆斬月・フォーゼアームズ



ソイヤッ!フォーゼアームズ!

青・春!スイッチオン!!


「宇宙キ……たと言っておいてやるか」

身長:206cm
体重:106kg
パンチ力:12.3t
キック力:13t
ジャンプ力:ひと跳び28m
走力:100mを5.7秒


フォーゼロックシードで変身する『戦国MOVIE大合戦』限定の特別形態。
ベースステイツ準拠で、右腕にロケットモジュールを装備している。
友情ライダーのフォーゼの力を、まともな友人がいない貴虎が使うというのは何の皮肉か。

ちなみに、この時同時変身したアーマードライダーとレジェンドアームズも偶然か否か似たような関係性があり
  • 「お前の罪を数えろ」を決め台詞とするWのアームズが「後にTV本編にて自分が罪を数えることになる」光実。
  • 変身者が無欲かつ、「ライダーは助け合いでしょ」を信条とするオーズのアームズが力に貪欲で「表向きの助け合いのみ」の戒斗。
  • 「俺が最後の希望だ」を決め台詞とするウィザードのアームズが、後に光実から希望を撒き散らす病原菌と罵倒された紘汰。
と、とことん皮肉な組み合わせとなっている。



☆必殺技

★ライダーロケットパンチ


ソイヤッ!フォーゼ・スカッシュ!

カッティングブレードを1回倒して発動。


☆斬月・ジンバーメロンアームズ



「変身!」

/メロン!\/メロンエナジー!\

ロック・オン!


ミックス!
メロンアームズ! 天・下・御・免!

ジンバーメロン!ハハーッ!


講談社キャラクター文庫小説 仮面ライダー鎧武』に登場。
それぞれ戦極ドライバー本体にメロンロックシード、ゲネシスコアにメロンエナジーロックシードをセットして変身する強化形態。
武器はメロンディフェンダーとソニックアローの両方を使用。
作中ではメロンディフェンダーから電磁バリアを展開して蓮華座偽神セイヴァーの攻撃を防ぎつつ、そのままサーフボードの如く乗り回して戦った。


☆必殺技

★名称不明


ソイヤッ!メロン・スカッシュ!ジンバーメロン・スカッシュ!

カッティングブレードを1回倒して発動。
メロンディフェンダーを覆う力場をメロン型のエフェクトに変化させ、敵目がけてライダーキックで蹴り飛ばす。


★ソニックボレー


ロック・オン!
メロンエナジー!

ソニックアローにメロンエナジーロックシードをセットして発動。エネルギーの矢を放つ。


★斬撃技(名称不明)


ソイヤッ!メロン・オーレ!ジンバーメロン・オーレ!

カッティングブレードを2回倒して発動。
ソニックアローを振るって斬撃を放つ。


☆斬月・カチドキアームズ



\カチドキ!/

「変身!」

ソイヤッ!オォーッ!

カチドキアームズ!いざ出陣!エイ・エイ・オー!!

2019年3月に上演された舞台『仮面ライダー斬月 -鎧武外伝-』に登場した最強フォームで、斬月版カチドキアームズ
戦極ドライバーにシン・カチドキロックシードをセットして変身する。

アームズ自体の形状は鎧武版と同じだが、ロックシードの断面がメロン型となっており、鎧は緑色。
火縄大橙DJ銃の代わりにメロン色に染まった「火縄甜瓜(テンカ)DJ銃」とカチドキ旗を振るう。
ただし撮影用プロップの関係か、DJ銃はいずれの媒体でも大剣モードしか使用していない。

映像作品には映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』に客演。
オーマフォーム覚醒に呼応して現れた「平成ライダー」の一人として舞台版のポスターから抜け出し、カチドキ旗を振り回して複数体のカッシーンを殲滅した。

外伝由来の限定フォームとしては珍しく、プレミアムバンダイでS.H.Figuartsと、ソフト版特典として『仮面ライダージオウ』とのタイアップ商品『斬月カチドキアームズライドウォッチ』(舞台での貴虎の台詞を収録)が制作されている。
舞台版以降の斬月の基本フォームとして扱われてる節もあり、他作品への出番も多い。

鎧武外伝 仮面ライダーグリドン vs 仮面ライダーブラーボ』では、映像作品で初めて変身シーンを披露した。
主役のはずのグリドンを差し置いて黒幕・仮面ライダーシルフィーと対峙。
激突を繰り広げ……たらよかったのだが、ここでも補正を無視して圧倒的極まるワンサイドゲームを展開。
メロンディフェンダーも使用可能であることがシレッと判明し、貴虎自身の地力も相まってシルフィーを一方的に叩き潰した。
シルフィーがそこまで強くなかったのか、それとも主任が強過ぎたのか…。(ここまでの戦績から見るにおそらく後者だろうが)


☆必殺技

★スパーキング


ソイヤッ!カチドキ・スパーキング!

カッティングブレードを3回倒して発動。
召喚したカチドキ旗にエネルギーを纏わせて連続で殴りつける。
『グリドンVSブラーボ』にて使用し、シルフィーをタコ殴りにして撃破した。
ゲーム『仮面ライダーバトル ガンバライジング』では「甜瓜烈波」の名称となっている。



仮面ライダー斬月・


\メロンエナジー!/

「変身」

ロック・オン…!


メロンエナジーアームズ…!


身長:206cm
体重:109kg
パンチ力:14.3t
キック力:18.2t
ジャンプ力:ひと跳び24m
走力:100mを6.1秒


ゲネシスドライバーにメロンエナジーロックシードをセットして変身する新世代アーマードライダー。

名前とメロンモチーフのライダーという点は同じだが、変身ベルト・使用するロックシード・運用コンセプトと、実は全てにおいて斬月とは全くの別物である。つまり斬月の姿に似た別のアーマードライダー(OPテロップでも斬月とは分けて表記されている)となる。
言うなれば強化フォームならぬ強化ライダーと言ったところか。
扱いの上では斬月の後継機種という形になっており、身体各部のパーツ名の一部も旧世代ライダーのそれを引き継いでいる。
詳細は個別項目を参照。



◆メロン兄貴の憂鬱


さて、一見『デキる男』『キレる男』のテンプレのような雰囲気を醸し出している貴虎だが、大物ライバルにしてはその扱いは不遇さが目立つ。

まず、仕事に対する姿勢が意外に(かなり?)粗忽で、

  • 渡された資料を確認すらせずに末端処理をシドに丸投げしたり、
  • 最高機密であるはずの戦極ドライバーを自宅に持ち帰った挙句、部屋のドアを開けっ放し/トランクの施錠もしない状態で放置したり、
  • 虎の子のスイカロックシードを実弟に盗まれたり
  • 事前に釘を刺されたにもかかわらず貴重な戦極ドライバーを一つうっかり破壊したり、
  • 巨大化したインベスと列車の姿をしたカラフルな巨大ロボが交戦するのにまったく気付かなかったり
  • 自宅から車で会社に向かう際に、後部座席に乗り込んだ実弟に気づかずそのまま会社まで送ってしまったり、
  • 機密情報満載のパソコンをログオフもせずに席を外し、部外者(実弟)にそれを見られた挙げ句いくつかのデータを持ち出されたり
……と、普通の社会人ならクビが吹っ飛ぶような失態を連発している。
最後の2つに関しては使ってる車的に乗り込まれても気付かなかったのと、(一般企業を装っているという都合もあるかもしれないが)社屋の警備がザル過ぎるというのも問題だが(実際、重要な場所はカードキーなどで隔離されている)。

また、車の件はこの日に限って運転手を使わず(貴虎自身が運転するため後部座席が空く)、
普段乗っているのとは異なる大きめの車を使う(普段の車だと車高の関係で後部座席に気づきやすい)という不運もある。

一方、ユグドラシル社内ではシドやDJサガラ、ドライバー開発者のプロフェッサー・凌馬と、ものの見事につかみどころの無い怪人物たちに囲まれており、四面楚歌の中で計画の調整に独りカリカリする小物の中間管理職めいた姿を見せるハメに。

スイカなくしたことをぐっさんにつっつかれてぐぬぬ・・・顔するメロン兄貴マジでニーサン。


しかし、ヘルヘイムの果実を食べた初瀬に対して即座に『おい、吐き出せ!』と叫んだり、
アーマードライダー達をクズやモルモットと呼びつつも、戦極ドライバーを手放した後は大事な保護対象であり精密検査を受けさせるべきだと提案したり、
「実は不器用ながらも良い人なんじゃね?」と言う疑惑も上がって来て前述のポンコツさ具合と合わせて鎧武屈指の萌えキャラであると推す人たちもいる模様。

第20話において『孤高の戦士』『世界を救おうとしているのは兄さんだけ』と大幅に株を上げてきていると同時に
獅子身中の虫である凌馬派閥に囲まれている現状を真面目だけど抜けてるところがあるから・・・と大いに不安がられている。

更にゲネシスライダー達の中で、ヘルヘイムの植物を操れるオーバーロードの存在を一人だけ知らなかった。と言うよりも凌馬や光実から意図的に隠匿されていた。
これは、人類を間引きしなければならず気乗りでないプロジェクト・アーク以外で人類を救済しうる可能性を知ったら、
間違いなくそちらに注力するであろう事が想像に難くないため、プロジェクト・アークに乗じた凌馬達の計画には邪魔になるからと思われる。
事実、戦う必要さえ無くなれば志を同じくする紘汰ともようやく和解できたが、同時に凌馬達からは用済みとみなされ、排除された。
しかし、貴虎はユグドラシル側における柱石を担う人物だったのも事実であり、排除された途端にシドが凌馬達を出し抜き、設備に甚大な被害をもたらしたことから、その重要性が再認識されている。


◆余談


  • ラット役の小澤廉氏のブログによると、兄さんが普段着ているスーツは撥水性が凄く、水を弾きまくるらしい。

  • 超全集の虚淵玄インタビューによると企画段階ではメロンではなくリンゴがモチーフだったようである。
    しかし、シナリオの題材が「禁断の果実」だったため、劇場版に登場するマルスまで伏せることとなったとのこと。


俺ら「Wikiの追記・修正、するかい?」
「必要ない。項目の編集はアニヲタ(おまえら)に任せてある」



俺ら「ヘイヘイ…そうかぁ、任されちゃってますかぁ、俺ら…( + ̄ー ̄)ニヤッ」

画像出典:仮面ライダー鎧武
© 2014、2015 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
この項目が面白かったなら……\ポチッと/

当項目のコメント欄は煽りや馴れ合いで荒れたため撤去されていましたが、作品の完結から時間も経たことを踏まえ解除される運びとなりました。
同様の行為が繰り返された場合、IPの規制、再度の撤去、記事の凍結などの措置が取られる可能性がありますのでご了承ください。

+ タグ編集
  • タグ:
  • ユグドラシル・コーポレーション
  • ウォーターメロン
  • 仮面ライダー鎧武
  • 平成ライダー
  • 仮面ライダー
  • アーマードライダー
  • エリート
  • メロン兄貴
  • メロン主任
  • 怪人メロン男(紘汰視点)
  • 森の番人
  • ブラコン
  • 残念なイケメン
  • お説教好き
  • うっかりさん
  • メロンだけに色々甘い
  • メロンキャンデー(舐められっぱなし)
  • 中間管理職
  • 無双
  • 夕張メロン
  • ソーダ
  • もう一人の主人公
  • 孤高の戦士
  • ユグドラシル
  • メロン
  • 新世代ライダー
  • エナジーロックシード
  • ゲネシスドライバー
  • 久保田悠来
  • 仮面ライダー斬月
  • 呉島貴虎
  • カチドキアームズ
  • 鎧武者
  • 最強ライダー候補
  • お節介
  • 孤高
  • スピンオフ主役
  • メロンの鎧を着た剣士のライダー
  • 作中最強候補
  • 異能生存体
  • ノブレス・オブリージュ
  • 本当は優しい人
  • 苦労人
  • 4号ライダー
  • 弟との不和
  • 他人を見る目以外は完璧な男
  • ニーサン
  • 気苦労が絶えない人
  • 主任
  • 仮面ライダー斬月・真
  • 兄さん
  • 上司
  • 白い仮面ライダー
  • 白いアーマードライダー

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月24日 20:49

*1 こちらもトドメを刺す事を躊躇っただけでそれまでは優勢を保っている。

*2 実際にそれまで鎧武達を圧倒していたブラーボはジンバーアームズに変身した鎧武には手も足も出ずにやられている。

*3 このネーミングは斬月・「真」と罪を意味する「sin」の掛詞になっている。