マチエール(ポケモン)

登録日: 2013/11/18 (月) 16:14:08
更新日:2024/03/19 Tue 08:57:15
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┏━━━━━━[注意]━━━━━━┓
┃この項目はポケットモンスターXY┃
┃クリア後の内容が書かれてるよっ!┃
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マチエールとは、ポケットモンスター X・Yの登場人物である。

【もくじ】


 

【概要】


 あたしは マチエール だよ
 これから よろしくね♪

年齢 :16歳
性別 :女性
一人称:あたし
職業 :探偵事務所ハンサムハウス助手
    →二代目所長


XY殿堂入り後に発生するハンサム関連イベントで登場。

ミアレシティ在住の16歳の女の子。
ニャスパーの「もこお」を連れている。

ハンサムと主人公に出会う前は路地裏でもこおと一緒に暮らしていたストリートチルドレンだったが、
もこお共々ハンサムに拾われ、以降はハンサムハウスで寝泊まりするようになる。

ハンサムがカロス地方での任務を終えて去った後、二代目所長に就任した。


ストリートチルドレンであったためか服装は所々ボロボロである。
白いワイシャツの上に黄色い布地で補修された薄紫のカーディガン?を着ており、オレンジのミニスカートと所々破けた黒タイツを履いている。
要するに服装は女子高生。
頭はもっさもさの黒のツインテール
そして褐色である。瞳の色は青。

尚、髪や服装はハンサムに拾われた後もなぜか変わらない。


基本的には明るく元気。純粋な心の持ち主で、様々な人・ポケモンから慕われる。
主人公は勿論、チビッ子だろうとギャングだろうと、自称ハードボイルドの怪しい中年だろうと、果ては語尾にゾを付けるオッサンだろうと、
分け隔てなく接する優しい娘。
しかし、友達もしくは自分が慕っている人を傷つけるような人には冷たい一面もある。


家族はもういないとのこと。*1
ただ、もこおとは「ずーっと」一緒に路地裏生活をしていた仲なので、もこおが家族と言えばそう。


学校には行ったことがなく、ハンサムに拾われた後は、彼に一通りの読み書きそろばんを教えてもらっていた。
そのような事情があるからか、設定上16歳という年齢であるが、セリフの表記を漢字に設定していても彼女のセリフに漢字は一切出てこない。

一方で外国語が喋れる。ゲーム中では英会話を披露。本人曰く「多少」とのことだが、外人に英語で文句を言えるのは凄い方ではなかろうか。
ミアレシティは海外からの観光客が多く、街の至るところで多数の言語が飛び交う。
そうした環境から、通りで聞いているうちに、自然と会話の断片から知識を得て喋れるようになったとのこと。
なお、この英会話は海外版だと日本語になっている。ハンサムの事を「ルッカーおじさん」(ルッカー=Looker、ハンサムの英語名)と呼んでいたりする。


ちなみに、ギャングが恐れる実力の持ち主でもある(※トレーナーとしてではなく)。
その強さにギャングから『ヘッドに なってくれ!』と懇願されたこともある。


ハンサムハウスでの生活費は、ハンサムがカロス地方を去るまで自分で負担していた。彼はホテル暮らしのためにプライバシーも安全だとか。
……が、一方でもこお共々食べ盛りで、ハンサムが依頼の報酬を敢えて受け取らない等の理由で、彼の懐事情が大変なことに。

マチエールもいつまでも甘えてばかりではいられないと、
フラダリカフェにあった『だれにでも できる かんたんな おしごと』と書かれたバイト募集告知に応募し、
ハンサムには内緒で働いていたことがある。


名前の由来は「物質」を意味するフランス語“matiere (マティエール) ”*2か。
他にも「(製品などの)素材・材料」や「(美術作品などの)題材・素材」「(学校の)科目」とか様々な意味がある。
 
 

【もこお】


 ふんにゃにゃにゃー

年齢 :?
性別 :?(オス?)
タイプ:エスパー


マチエールの友達であり家族でもあるニャスパー。たまにネタにされるがニコ動の厨ポケ刈り講座のあの人とはおそらく無関係。「乞食」の隠語「おこも」ともおそらく無関係…と思いたい。
名付け親はマチエール。彼女とは大の仲良し。

一方が考えていることを、もう一方の頭の中に伝えることができる能力を持つ。考えている方が2人いても対応可。

ミアレの路地裏を散歩して回るのが好き。
ちなみに、マチエールと暮らしていた路地裏はもこおの縄張りでもある。

知らない人に触られるのは嫌い。ただ、踊ればすぐになつく。
また大人の人が苦手。気を許しているハンサムならともかく(彼も最初の頃はひっかきまわされたが)、見知らぬ人はすれ違うだけで警戒する。

彼?もマチエールと同じく、過去に不明な部分が多い。

マチエールを呼ぶ時は『ふにゃにゃーにゃ♪』と言う。

 

【エスプリ】


フレア団の科学者クセロシキが開発した、着用した者を超人的トレーナーにする「イクスパンションスーツ」を着用している時のコードネーム。
名付けたのはクセロシキ。

この時のマチエールは運動能力が強化されている上、カクレオンメタモンの肉体組織原理を応用した光学式変身能力も身に付けていたりと、
正に超人と化している。
また、モンスターボール内部にコンピュータウイルスを送り込みボールをジャック、ボール内のポケモンをパワーアップさせた上でコントロールすることも可能。


前述の『だれにでも できる かんたんな おしごと』とは、クセロシキによるこのスーツのテストである。
性能の確認のため、スーツのリモートコントロール機能で意識を昏睡レベルまで下げられ、
美術館でのラクガキ行為*3や、ポケモンの強奪*4をさせられていた。
当然、彼女にそんなことをしていた記憶はない。

しかし、エスプリの正体がマチエールだと気づいたハンサムの呼び掛けがきっかけとなり、リモートコントロール機能に障害が起こり始める。
最終的に、その障害に苦しむマチエールを見かねたクセロシキはテストを中止。
彼はハンサムに自首した後、リモートコントロール機能を解除したスーツを彼女に託した。

クセロシキが逮捕された後も、彼女はスーツを着用している時はエスプリというコードネームを使用している。


ちなみに、エスプリの由来は、「精神」を意味するフランス語“esprit (エスプリ) ”と思われる。他に「知性」とか「才気」といった意味もある。

イクスパンションスーツの内容はクセロシキの項目を参照。

【人間関係】


・もこお
上記を参照。


・ハンサム
もこお共々拾ってくれた恩人であり、探偵の心得を教えてもらった師匠のような存在。上司と部下の関係でもある。

彼のことを観光客にバカにされたときは相当怒っており、一時はその人が依頼人であるにもかかわらず見放したこともある。(後に助けているが。)

ハンサムも彼女と過ごしているうちに、彼女に対して親心が芽生え始めていた。

しかし、彼の正体は国際警察であり、探偵事務所の所長は一時的なものに過ぎなかった。
クセロシキが逮捕された後、ハンサムに二代目所長に任命され、ミアレシティの平和を任されることになる。


・主人公
恩人のバディとして信頼している。


・ミアレキッズ達
友達。
ハンサムに拾われる前はよく路地裏に集まって遊んでいた仲。
彼らからは結構慕われているようだ。


・ミアレギャング一行
友達……?

一度彼らとケンカになった時に何かあったようで、それ以降は勝手にギャングのボス扱いされていた。
彼らからは尊敬されている一方、かなり恐れられてもいる。

関係自体は悪くなく、路地裏生活時代に何度かつるんだことがあるらしい。
また、彼らが改心した後はバイトの紹介をしてあげたりしている。

『あのコたち』と言っていることから、もしかしたらマチエールより年下の集まりなのかもしれない。


・クセロシキ
バイトの雇い主であり、トレーナーとしての師匠。
彼のイクスパンションスーツ開発にかける情熱を受けてか、スーツのテストにはかなり協力的だったようである。

彼は元々悪人だが、そのことを知っても尚、マチエールは彼を慕い続けている。
彼の方もリモートコントロール機能の障害によって苦しむ彼女を案じていたり、逮捕される際に自分のポケモン達とスーツを託したりと、
関係はかなり良好だったといえる。

 

【使用ポケモン】


エスプリ時に戦うことになる。
現状、マチエールとしては戦わない。

・ハンサムイベント終了後

クロバット Lv.73 ♂
カラマネロ Lv.75 ♂

火、木、土曜日限定で、ハンサムハウスにて戦える。
どちらもクセロシキから託されたポケモンである。

ちなみに、バトルシャトーで黒の挑戦状を使用した場合を除けば、ゲーム中では最高Lvだったり。

 

ポケットモンスターSPECIALでのマチエール】


第12章にて登場。
こちらではクロケアの助手の一人として現れる。
だがその生い立ちは原作よりも過酷で、両親に虐待を受けて路上生活をしており、「ミアレギャング」の一員として市民からは白い目で見られていた。
そこから拾い上げてくれたクロケアには深い恩義を感じているが、自立も志していてバイトを別にしている。

手持ちは原作通りニャスパーのもこおだが、このニャスパーは元々フレア団員の手持ちであった。
それを巡る騒動の中でエックス達と出会い、そのサポートをするが…。

案の定、バイトの実態はイクスパンションスーツの実験であった。本作では諸事情でスーツの開発に早く成功しており、物語の中盤からエスプリはかなりの悪事を行っていた。
勿論ポケスペなのでゲームのようなイタズラという次元ではなく、明らかに殺意を込めた攻撃を何度もエックス達に食らわせている。

だが、ヒャッコクシティにてワイに化けてエックスを襲撃しようとしたときは瞬時に正体を見抜かれ、逆にエックスのルット(カイロス)から

頭をハサミで挟んで、割る

という負けず劣らず殺意に満ちた一撃を食らい機能がダウン。
だが、ジガルデを誘き出すことには成功しこれを捕獲。制御不能となりそのまま行方不明となる。

フラダリは一連のエスプリの行動について不信を抱き、一切のリミッターを外して自らの管理下に置いてしまうのであった…


 

【余談】


チビッ子たちと遊んでいたり、セリフに漢字が出てこなかったり、服装がパッと見だと幼稚園の制服に見えたり……等の理由から、
初見でマチエールのことを幼女と勘違いする人もいたりする。

そうでなくても、その後の展開で彼女が16歳であることが判明したとき、意外に思った人は結構多いらしい。

アニメ『ポケットモンスターXY』では未登場だが、WEBアニメ『ポケモンジェネレーションズ』第17話「捜査」に登場しており、声優は内田真礼
 


『ついき しゅうせい
 おねがいしまーす』


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最終更新:2024年03月19日 08:57

*1 『あたし ひとりー』とも言っているため、肉親も親戚ももういないのかもしれない……

*2 本当はiとrの間のeの上に「`」が付くのだが、ここでは表示の都合で省略している。ちなみに「`」付いてない方のフランス語読みはマティ"ウ"ールになるから気を付けよう。

*3 どうでもいい話だが、美術館の館長はこのラクガキを『かなりのアート』と絶賛していたりする。

*4 本当にどうでもいいが、この時に一人のかくとうおうをMに目覚めさせてしまっている。