ローゼンタール社

登録日:2009/07/22 Wed 18:03:13
更新日:2024/03/02 Sat 12:29:01
所要時間:約 4 分で読めます




AC4及びACfAに登場する企業。
国家解体戦争において国家に対し反乱を起こした6大企業のひとつ。



概要

財閥系巨大資本グループに属する統合軍需産業。
ヨーロッパに母体を置き、ユダヤ系の要素が伺われるオーメル・サイエンス社、イギリス系とされるBFF社との関係からドイツあるいはフランス系の企業ではないかと推測されている。

6大企業の中では政治的影響力が強いグループでもあり、その恩恵を受けてパワードスーツやAC開発における地位を確固たるものにしている。
製品群は万能をコンセプトにしており、汎用性が高くバランスの取れたパーツを多く製造している。
象徴性とバランス感覚に優れた兵器類は世俗的認知度が高く、各時代で陣営の主力を担う。

社内モットーとして「ノブリス・オブリージュ」を掲げており、また極端な少数精鋭主義でも知られ選び抜かれた人材を擁する。
(その影響か所属リンクスは二作通じて僅か4名、アームズフォートにいたっては所有すらしていない)
またネクスト戦力とは別に、技術試験運用部隊として精鋭ノーマル部隊「サフィラスフォース」も運用している。
しかし惜しいかな、ローゼンタールが自陣営という事もあってかBFFの「サイレント・アバランチ」、イクバールの「バーラット部隊」といった有名部隊と違い本編では影も形も出てこない。

AC4開始段階ではBFF社とは協力関係にあるが、後にリンクス戦争での衝突と元来の民族的背景から敵対関係に。

標準機体

AC4、ACfA両方で初期機体として選ぶことができる。
多少EN消費は高いがライフル、ブレード、レーダー、散布型ミサイルと武装が充実しており、機体性能にも癖がないので扱い易い。
また、騎士甲冑を思わせる重厚でありながらすっきりとした美しい姿は世俗的認知度も高いらしい。
ゲームには登場しないが資料集を見ると、ローゼンタール製の追加ブースターという没パーツがある。
こちらは天使の羽と言うより鳥の翼に近いデザイン。
二代目ホワイト・グリントと被らないでもない。
TYPE-HOGILE、ノブリス・オブリージュ共にヴァリアブルインフィニティシリーズにラインナップされている。
自分の部屋に破壊天使を置いてみたいという人は是非。


国家解体戦争当時の標準機体。「オーギル」等と呼ばれる。
AC4発表時のPVから登場しており、4世代の顔と呼べる機種。かなりのイケメン機。
また、ローゼンタールを象徴する機体としてこのHOGIREをベースとしたネクスト「ノブリス・オブリージュ」――通称、“破壊天使”――が存在する。
AC4では必要十分な機動力にバランスの良い装甲を持ち併せ、ザ・万能機といった趣だったが、fAの頃にはやや重めのバランス(器用貧乏)機といった位置付け。
余談だが、この頃はグループの顔であったおかげか、企業混成機やBFF社ネクスト等幅広い所で本機の装備が使われている。

リンクス戦争後に開発された新標準機体。
機動力とプライマルアーマーを重視した設計でよりネクスト戦を意識しており、
オーメルからの技術提供を受けてレーザーライフルを装備するなど攻撃的に仕上がっている。
これまた中々のイケメンであるが、刺々しいデザインにいかついアイライン(ついでにダリオのキャラ)もあってか若干ヒールな印象を受ける。
一方、比較的高級機だったオーギルに対してこちらは全ネクスト屈指の低価格機体という思い切った方針転換が為されている。


その他の兵器

  • TYPE-DULAKE
ローゼンタール/オーメル陣営の主力ノーマルAC。
細身で機動性に優れ、ブースト機動からライフルとブレードを繰り出してくる。
閉所で油断するとブレードで斬られて思わぬ痛手を被ることも。
デカい盾を装備した派生型もいる。

  • AZシリーズ
公式外伝『ARMORED CORE Retribution』に登場する特殊ノーマルAC。いわゆるハイエンドノーマル。
ノーマルながらクイックブーストやプライマルアーマーといったコジマ技術を部分的にではあるが採用。
さらにこれら高性能機を実力者部隊・サフィラスフォースが運用する事で、ネクスト撃破の実績も誇る。
中量型の01、重量型の02、軽量型の03の存在が確認されている。
なおこれら三機はACLRPのEXアリーナでゲストとして登場し対戦する事ができる(流石にQBやPAは使ってこない)


作中での動向

  • AC4時代(国家解体戦争~リンクス戦争期)
リンクス戦争時代にはGA陣営としてアクアビット社らと激しい戦いを展開した。

この時点ではオーメル・サイエンス・テクノロジー社の傀儡となる形でグループの盟主となりローゼンタールグループを形成、表面的な序列はローゼンタール>オーメルだが、実際にはオーメル>ローゼンタールであった。しかしオーメルを含めたローゼンタールグループにおいて最高のランクを持つ極めて優秀なリンクス、レオハルトを擁している。
また、ゲーム中には登場しないが、国家解体戦争以前からネクスト開発の為の実験部隊「サフィラスフォース」を設立していた。
この頃はネクストACの内装系も手掛けているが、自社以外にはオーメルサイエンス社とBFF社のネクストがここの内装パーツを採用している。


  • ACfA時代(ORCA紛争期)
リンクス戦争終結後はオーメルとの関係が本来の力関係に正され、オーメルの傘下に置かれた。
しかしレオハルトがリタイアした*1後もランク5*2のリンクス「ジェラルド・ジェンドリン」を持つなど、ネクスト戦力も優秀。ちなみに彼はレオハルトの乗機「ノブリス・オブリージュ」を受け継いでいる。
大規模アルテリア施設「カーパルス」を所持しており、ルート次第で任務の攻守が入れ替わる。
とはいえストーリーで他に目立った動きはなく、それほど印象に残らない。
ブリーフィングはアディ・ネイサンが担当。
資料集では彼から「繊細で隙が無い」「技術さえあれば作るのは得意な方々」と評されているが、暗に「技術力が足りない」ことを揶揄したともとれる発言であり、宗主であるオーメルからどう見られているかが透けて見える。



所属リンクス

少数精鋭主義を反映してか、企業規模に反し各時代で正規リンクスは2名ずつ。
ただしACfAでは一部の独立傭兵と繋がりを深くする等して頭数を補っている模様。


乗機:ノブリス・オブリージュ
AC4に登場。オリジナルの一人でナンバーは「4」。
少数精鋭主義の結果とされる超エリートだが、それを鼻に掛けない言動で好感度が高い。
詳細は項目参照。


  • ミヒャエル・F
乗機:カノンフォーゲル
AC4に登場。元サフィラスフォース所属のノーマル乗り。
乗機はレオハルトと同じくTYPE-HOGIREベースだが、カラーリングと武装のせいか大分印象が違って見える。
オリジナルではないがノーマル乗り時代に国家解体戦争に参加しており、その後リンクスになった。リンクスナンバーは「27」。
公式外伝SSの主要人物。ただしゲームでは対戦データ上だけの空気。(他にACLRPにゲスト登場しているだけ)


乗機:ノブリス・オブリージュ
ACfAに登場。レオハルトから企業の象徴を受け継いだ男。
カラードランクは「5」。秩序に対する忠心と高い実力から理想的なリンクスとされる。
通称「ふらやましい人」。


乗機:トラセンド
手柄を立てることに固執する野心家でカラードランク「11」。
ジェラルドを差し置いてお茶会に参加しているが、作中でさえ「ジェラルドはどうした」とツッコまれる。
乗機は新標準機となるTYPE-LANCELベース。


乗機:サベージビースト
カラードランク「22」
フリーの傭兵だが、協力ミッションや乗機の装備からローゼンタールとの関係が強いリンクス。
「マッハでハチの巣にしてやんよ」「やっぱり俺が最強かー」といった名(迷)言で一世を風靡したキャラ。





追記・修正をすることは
アニヲタの集いとの繋がりを強くするまたとない機会です。
そちらにとっても悪い話では無いと思いますが?

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • AC
  • AC4
  • ACfA
  • ローゼンタール社
  • 企業
  • 破壊天使
  • ローゼンタールグループ
  • オーメルグループ
  • AC企業項目
  • 架空の企業
  • 六大企業グループ

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月02日 12:29

*1 前作で撃破されているが、ノブリス・オブリージュのアーキテクト欄に名前が残っているのみで生死は不明である。

*2 オーメルグループ内ではNo.2