登録日:2011/01/11(火) 14:32:08
更新日:2023/07/11 Tue 21:05:52
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『バットマン フォーエバー(BATMAN FOREVER)』は95年の米映画。
映画『
バットマン』シリーズの第3弾。
前作までの
ティム・バートンからジョエル・シュマッカーに監督が変更されて製作された最初の作品で、キャストの一部を残す等一応の続編として製作されてこそいるものの、実質的には新シリーズと言って良い内容となっている。
前作までのモノトーンのダークファンタジーからキッチュなファミリー向けの娯楽作品へと変更され前作以上の興業収入は得た…ものの作品自体の評価は芳しいものでは無く、その意味では『
バットマン』の知名度に支えられた結果と言えなくも無い。
また、作品のカラーを変えた割には悪い意味でバートンの影響から抜け出せていないと云う意見もあり、原作ファンからも前作までのファンからも戸惑いを感じる出来だった様だ。
【物語】
世界でも有数の反映と腐敗を一身に抱く巨大都市ゴッサムシティを揺るがす二大怪人の死闘。
顔を灼かれ狂気に捉われた怪人トゥーフェイスと、街を守る正義の闇の騎士バットマン…。
この両者の運命の対決に引き寄せられるかの様に導かれる者達…美貌の精神科医チェイス。
ブルース・ウェインを逆恨みする、天才だが倫理観を著しく欠いたニグマ。
…そして、トゥーフェイスの手により家族が犠牲とされた天才アクロバティック少年、リチャード(ディック)…。
閉ざされた闇に光が射し込む時。
新たなる戦いの幕が開く。
【主要登場人物】
若き億万長者。
かつて両親が犯罪の犠牲となった経験から、バットマンとなって犯罪と戦う。今回は別に暗くない。
本作のヒロイン。
美貌の精神科医で、KY発言炸裂のカルい人。
マンガみたいなキャラクターをクソ真面目に演じている印象である。
サーカス団の花形アクロバティック一家の末っ子。
トゥーフェイスが仕掛けた
爆弾を正義感から家族みんなで解除しようとするも、彼だけが生き残る結果となってしまった。
口は悪いが根は純粋なツンデレ。
尚、ディックとはリチャードの一般的な略称…英語って…。
ウェイン家の執事。
前作までのファンは彼の姿に癒される。
彼も残留組。
コミック初期や60年代TVシリーズの様な役回り。
【登場キャラクター】
今回は数々の特殊装備を備えた派手な印象。
自ら街に赴いて敵と戦う等、クライムファイター(犯罪と戦う)と云うよりは正義の味方と云う印象である。
後半のスーツの色は銀。
ディックがバットマンの装備を改造した物を身に纏った姿。
デザインはディックの空中サーカスの衣装を参考にしている。
本名はハービー・デント。
正義の地方検事だったが、酸で顔の左半分を灼かれ二つに分かれた狂気を抱える事になった。
…しかし見た目は原作準拠なのだが、やけにテンションが高かったりコインへの拘りが薄かったり(裏が出るまで何度もトスし直したりする)と性格が原作と違っている。
挙句に前々作『バットマン』の続編と認めた場合、デントは人種(前々作では黒人、本作と原作では白人)まで変わっている。
トゥーフェイスの良心面(この映画では関係ないけど)の情婦。白い衣装を纏ったロリータ女。
トゥーフェイスの悪心面(別に分裂して無いけど)の情婦。黒いパンク衣装を纏ったケバい女。
本名はエドワード・ニグマ。
ウェイン産業に雇われていた科学者。
天才だが、善悪の観念を欠いた超危険人物。
リドラーとは「謎々」の意で、本名のE・ニグマは悪夢あるいは謎(エニグマ)の捩り。
電波を利用した洗脳装置で人々の心を操ろうとする。
なぞなぞが趣味で、事件現場に様々な犯行のヒントとなる物を残す。
【メカニック】
やたらと尖ってる(以下に同じ)。
フックを使い垂直の壁をも走破する。
…出撃時に絶対死ぬだろ…アレ。
上記に同じ。
※全体的に尖ったデザインとスケルトン気味の仕様なのが特徴。
【余談】
当初は、この作品もティム・バートンが監督する予定であり、タイトルの『フォーエバー』とは三部作の完結編を意識した物であったと考えられる。
しかしスタッフとキャストが一新された事で、実際には新シリーズのスタートと呼べる内容となった。
序盤に「自由の女神」が登場して来るが、実は「ゴッサムシティ」とは現実に「ニューヨーク」の別名でもある様だ。
ソフト版でバットマン=ブルース・ウェインの吹き替えを担当しているのは俳優の竹中直人。
これは本人の希望により実現した物。
【主要キャスト】
ヴァル・キルマー(竹中直人)
ニコール・キッドマン(田中敦子)
クリス・オドネル(宮本充)
マイケル・ガフ(松岡文雄)
パット・ヒングル(緒方賢一)
トミー・リー・ジョーンズ(菅生隆之)
ドリュー・バリュモア
デビ・メイザー
ジム・キャリー(島田敏)
追記、修正しようとする内容なんか簡単に覗ける!!
僕は…神だ…
- 当時から何かダークヒーローっぽくないな…と思ってたけど、皆そうだったのね -- 名無しさん (2013-10-10 22:07:01)
- 竹中の吹き替えがクソ。自分から希望しといてあの棒読みはないわ -- 名無しさん (2014-06-23 23:57:32)
- ジム・キャリーの怪演が好きでした。 -- 名無しさん (2014-09-02 14:07:21)
- バッツのお茶目っ気なところ以外は設定上従来のしっかりしたバットマンなんだけどね -- 名無しさん (2015-03-16 09:49:46)
- やはりジム・キャリーとトミー・リー・ジョーンズのコンビが素晴らしい。二人ともすっげー楽しそうに悪役やってる(笑) -- 名無しさん (2017-02-28 10:34:06)
- ジョーンズおじさんを刺身のツマは勿体なかったなあ。原作準拠の渋いトゥーフェイスも演じれただろうし。 -- 名無しさん (2017-09-03 19:38:29)
- ジョーンズおじさんとキャリーの怪演は面白いけど、ぶっちゃけトゥーフェイスとリドラーじゃなくてジョーカーだよねアレ -- 名無しさん (2023-02-22 19:51:30)
最終更新:2023年07月11日 21:05