葛木宗一郎

登録日:2009/06/12(金) 23:13:51
更新日:2024/01/04 Thu 21:50:04
所要時間:約 5 分で読めます




葛木(くずき) 宗一郎(そういちろう)
CV:中田和宏(中多和宏)、石塚運昇(Fate/unlimited codes及びフェイト/タイガーころしあむ アッパー)、てらそままさき(ufotable版テレビアニメ)

身長:180cm
体重:70kg
イメージカラー:無色
特技:格闘技
好きなもの:特になし
苦手なもの:特になし


士郎達が通う学園の社会科教師。生徒会顧問。
実直と寡黙を絵に描いたような人物。生徒からの評判は悪くなく、上級生になればなるほど彼を理解するため人気が出るという珍しいタイプの先生。
融通のきかな過ぎるところがあり、テスト問題に誤字があっただけでテストを中止したという逸話がある。何て羨ましいんだ…

二年ほど前から柳洞寺に居候しており柳洞一成からは「宗一郎兄」と呼ばれ慕われている。

藤村大河の茶飲み仲間だが、お茶をしている間に一言も喋らなかった。彼の味噌汁は昆布出汁の白味噌であるらしい。

魔術師ではないので、聖杯戦争に関係なさそうに見えるが……



ネタバレ









キャスターのマスター。
元々は、聖杯戦争に関係のない人間だったが、柳洞寺の前で行き倒れていたキャスターを助け、彼女に頼まれるままに力を貸すことになった。令呪は無い。

親はなく、暗殺組織に「暗殺道具として」育てられていたという壮絶な過去の持ち主。たった一度の要人暗殺のための道具。
それをこなしたあと、命じられた自決をする筈だったが、自身の成果に疑問を感じたことから、暗殺のために与えられた教職という地位を利用し、普通の生活を始め、
惰性に生き続けた。教員生活はそれ以来五年続いた。
暗殺のための訓練により『感動する心』が死んでいるため、周りの人々からは強い人だと思われている。

人並みの感情を亡くした彼だが、冬木市に来てからは慎ましくも正月は祝っている。
それは真似事でも、カタチから入る事により、生まれるものがあると思ったからである。


特殊な暗殺拳・「蛇」の達人。
彼の放つ拳の軌道は卓越した武芸者であっても容易に読めず、蛇のように自在にうねって標的を逃がさない。
例えば後退した敵を追わずにその場に立ったまま後頭部を打ち抜くなど、変幻自在を通り越して変態である。
彼はそれを二千万円と二十年の時間をかけて完成させられた。
暗殺拳だけあって闇討ちでこそ真価を発揮し、キャスターの強化の魔術を拳に付与されればサーヴァントが相手でも互角以上に戦うことができる。
実際UBWルートでは闇討ちどころかインチキくさい予知能力持ちのセイバーを正面から正々堂々と一方的にノックアウトしてしまった。
加えてライダーを殺したのは彼である。(出典:PC版付属のサイドマテリア「レ」)

しかしセイバーによると彼の身体能力そのものは衛宮士郎と大差がなく、サーヴァントを撃破しうるのは「蛇」のトリッキーな性質によるところが大きい。
そして彼の所属していた組織の方針から「蛇」以外の技は習得していない為、ある程度の以上の達人が相手になった場合、初戦以外ではまず勝てる要素がない。
実際、ネタがわかっている状態ならばUBW中盤の士郎にも何とか防がれてしまっている(防御に終始している状態で、1分程度が限界だが)。
彼自身もセイバーには自分の技は何度も通用しないと考えていることからも、「蛇」はまさしく初見殺しの暗殺拳と言える。
なお、バゼット・フラガ・マクレミッツと対戦した場合も「初戦では葛木有利だが二戦目以後があればバゼットが有利になる」との事。

またアウトレンジからの攻撃には一切対応ができず、UBW時ではアーチャーの投影魔術の、
hollowで明かされたFateルート時ではギルガメッシュ王の財宝の掃射に手も足も出ず倒されている。

本人曰く、全盛期と比べると年々弱体化しているらしい。まあ教職やってて修行することもないだろうから当然だろう。


セイバー・桜ルートでは空気でいつの間にか退場しているが、凛ルートでは予想外の強敵として立ちはだかる。味方に引き入れたアーチャーの不意打ちによって庇われる形でキャスターを失い、戦う理由はもうないと士郎に説得されるも「これは私が始めたことだ。善悪を顧みずに良しとしたことだ。それを途中でやめることはできない」とアーチャーに挑むも敗北、死亡する。
劇場版「Heaven's Feel」では展開が変更され、真アサシンに致命傷を負わされるが、首・腕・脚を切られてもなお戦い、キャスターが倒れてなお真アサシンに一糸報いようとする姿が見られた。

『stay/night』本編の聖杯戦争に参加したマスターの中では唯一生存ルートが存在しない。

Fate/hollow ataraxiaでは、彼の部屋=キャスターの部屋にはいくつもの箪笥と一升瓶で作られたボトルシップなどが置いてある。
キャスターとは書類上は結婚しているが、挙式はしていない。
一見はキャスターとの関係に変化が無いように見られるが、夫としてどうふるまえばいいか悩む一面を見せ、藤村大河に相談していたりする。

unlimited codesでも当然キャスターのマスターだがギルガメッシュに殺されてしまう。
SN本編ではこの後やけになったキャスターはセイバーを襲うのだが(Fateルートである)、
本作では葛木を救うために戦い抜き、ついにはバーサーカーをも倒してしまう。そして……

フェイト/タイガーころしあむではギャグ調の本作において随一のシリアス展開にして葛木夫妻ファン必見のシナリオ。
シナリオ担当はもちろん眼鏡大好き磨伸映一郎である。

また彼には元となったキャラが居り、そのキャラは後に発売される事になった魔法使いの夜に登場する静希草十郎だったりする。
これに関しては当初Fate発売時には魔法使いの夜の発売なぞ全く考えてはおらず、キャラの流用が多すぎて後々後悔したそうな。
この点に関しては名前を見比べてみればわかる通り葛木宗一郎が静希草十郎のもじりだったり、サーヴァントやら幻獣やらを倒す格闘術を持ってたり、魔術師とコンビを組んでたり、キャラの性格についても共通点が見受けられたりと中々解りやすい。

だが現在のまほよで登場してる草十郎は新しく製品化する際にリファインされた存在であり、宗一郎が元になったのは旧まほよの方だったりする。
なので厳密に言うと現在の草十郎が葛木の直接的な元ネタと言う訳では無い。型月的に言うと黒桐鮮花遠野秋葉みたいなもの。

ちなみに見た目に関してはあまり似てる様には見えないが、hollowに登場してる若葛木は若干違いはあるが、かなり草十郎似てたり。



追記・修正は暗殺拳をマスターしてからお願いします。

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最終更新:2024年01月04日 21:50