ガルム神属

登録日: 2013/08/19 Mon 00:07:11
更新日:2024/02/04 Sun 00:31:16
所要時間:約 8 分で読めます




GOD EATER 2』から登場するアラガミの種族の一つ。

属するアラガミは全て狼型かつ、発熱能力を持つことが特徴。
現在、基本種ガルムとその変異種である感応種マルドゥークの2種が確認されている。



基本種         

ガルム(Garm)

二つ名:「焦熱の餓狼」
素材名:「魔狼」

堅牢な石の装甲と鮮烈な赤い体毛が特徴的な狼型アラガミ。発生起源は不明。
巨体(虎型のヴァジュラ種と同じくらいの大きさ)でありながら獣そのものの俊敏さで戦場を駆け回り、ガントレットを纏った両腕から強烈な格闘攻撃を繰り出す。
また、視覚・聴覚共に鋭い。

熱を操る能力を持ち、発火や爆発を起こすことができる。
空中で爆発を起こすことでその反動を利用して向きを反転したり、全身から炎を発することで全方位攻撃を行うこともできる。
活性化時は火の粉を纏う。

名前の由来は、北欧神話に登場する死者の国ニヴルヘイムの入口を監視する番犬ガルムか。飼い主は死者の国の女王ヘル。
フェンリルと同一視されることもあるが果たして……?
ちなみに、ガーランド・シックザールは多数のアラガミのコアを掛け合わせることで、フェンリルというアラガミを作り出そうとしたことがある(姿はヴァジュラ種に似ている)。

弱点属性:[氷]
結合崩壊:頭・ガントレット・後足



感応種         

マルドゥーク(Marduk)

二つ名:「熱波の統率者」
素材名:「赤蝕狼」

強靭な筋肉と白い体毛、首もとから生えている赤い触手が特徴的な狼型アラガミ。発生起源は不明。
咆哮によって他のアラガミを統率する感応種特有の能力を持つ。PVではヴァジュラを2体同時に操る姿が見られる。他にガルムも操っている。

発熱能力は基本種以上。攻撃範囲もより広くなっている。

基本種を差し置いてGE2のパッケージアラガミに選ばれた。

名前の由来は、バビロニア神話に登場する神マルドゥクか。
神々の王であり、他の神の倍の力を持つとされる。

弱点属性:[氷]
結合崩壊:頭・ガントレット・後足





※注※

以下の記述は体験版からの情報が含ま
れています。製品版では内容が変更さ
れる可能性があります。       





アラガミバレット    

基本種

[SN:鬼火]
着弾時に爆発する狙撃弾。
ガルムに撃つなら胴体を狙いたい。

[AS:灼熱連弾]
炸裂する炎弾を3連射。

[BL:ヘルハウンド]
ホーミングするモルター系のバレット。
ガルムに撃つなら頭かガントレットに。

[SG:疾走炎弾]
3方向に炎弾を放つ。散弾なので射程は短め。


感応種

バレットの挙動は基本種に準ずる。

[SN:神狼業炎槍]

[AS:神狼焦熱波]

[BL:神狼火刑陣]

[SG:神狼猛焔舞]



基本戦術        

基本種

ガントレットによる多彩な攻撃に加え、爆発の反動を利用して空中で体勢を変えるなどアクロバティックな動きをする。

出の速い攻撃が多く、威力も大きいため、近接では苦戦を強いられる。
一方で攻撃後に隙ができることが多い。こちらの攻撃チャンスはしっかりとあるため、焦らずに攻撃後の隙を見極めたい。

右前足から攻撃することが多いので、反時計回りで立ち回るのがいいかもしれない。

属性防御は全体的に低め。
銃での攻撃は、胴体に貫通属性のバレット、頭とガントレットには破砕属性のバレットが有効。
ガントレットは剣の破砕も有効なため、バスターならダウンも狙いつつ大ダメージを与えられる。

体験版では、

頭にチャージクラッシュ
 →アドバンスドガード
  →頭にチャージクラッシュ
   →…

の流れでハメることが可能である。


感応種

動きはほぼ基本種と変わらないが、一部のモーションの変更と攻撃範囲が広がっていることには注意。

しかし、それ以上に厄介と言えるのが『赤い咆哮』。これは咆哮を行った地点に周囲のアラガミを集結させる効果がある。プレイヤーの命令『総員集合』のようなもの。
大量のアラガミが一ヶ所に集まってくるため、何も対策せずにいると乱戦は避けられない。

『赤い咆哮』の対策としては2つある。
1つは、その地点から素早く離れることである。咆哮を行った地点にはマップ上にマークが出現するので、そこから素早く離れることで他のアラガミとの遭遇を避けることができる。
もう1つは、散開命令を出した後、スタングレネードを使って周囲のアラガミが怯んでいるうちにその場から離れること。こちらは既に集結されてしまっている場合の方法。



ガルム神属の攻撃方法  

[ひっかき]
右前足で前方を凪ぎ払う。出が速く、範囲が広い。背後にいても当たってしまう。
続けて左でも行ったり、両前足での叩きつけに派生することもある。
ひっかきと言うよりはフックか。

[振り向きひっかき]
標的が後ろにいる時に使用。
後ろをチラ見した直後、振り向きつつ連続でひっかく。
攻撃の出が速い上に威力が高いと、ガルムの攻撃の中でも厄介な攻撃。
広い範囲に判定があるが、懐は判定が薄い。
チラ見が見えたら頭に向かってステップするとかわせる。

[右スタンプ]
右前足を素早く地面に叩きつける。活性化時は叩きつけられた場所に火柱が立つ。

[からてチョップ]
右前足を大きく振り上げた後、上半身ごと地面に叩きつける。

[3連スタンプ]
唸った後、右→左→全身の順に地面を叩きつける。活性化時は叩きつけられた場所に爆発が起こる。

[飛びつき]
助走をつけずにターゲットに飛びかかる直線的な攻撃。着地後は少しの間硬直する。
自身の発熱能力で爆発を起こすことにより動きを変化させることも。
  • 空中で爆発を起こすことで体の向きを反転し、着地後の隙を軽減する。
  • 着地後に爆発を起こし、その反動で元の位置に戻り再度飛びつく。再び飛びつく際に狙い直すため、こちらももう一度避け直さなければ当たってしまう。

[〇びはねる]
大きく跳び跳ねて上空からターゲット目掛けてのしかかる。

[溶岩弾]
熱で地面を溶かして溶岩弾を生成、それを左前足で飛ばして攻撃する。
隙が大きく、敵の側面or背面に回れば連続攻撃や捕食のチャンス。

[全身発火]
足を踏み揃えた後に体から火の粉が舞い始め、直後に全身から炎を出して周囲を焼き尽くす。

[フレア〇ライブ→とび〇ねる]
基本種のみ使用。
両前足を地面につけてクラウチングスタートのようなポーズをとった後、ターゲット目掛けて炎を纏って突進、更に突進後に上空に跳び、ターゲット目掛けてのしかかるコンボ攻撃。
突進は側面に逃げ込み、跳んだ直後にステップで避けれる。

[拡散爆発]
感応種のみ使用。
上の『フレア〇ライブ』とモーションは同じだが、こちらは脚に力を込めた瞬間に足元に爆発を起こす。
予備動作を見たら直ぐに離れた方が無難。

[赤い咆哮]
赤いオーラを纏いながら天に向かって吼えることで発動する感応種特有の能力。
これの対策については前述の通り。



アラガミ装備      


作成可能なパーツの種類は以下の通り。
  • ショートブレード
  • ロングブレード
  • バスターブレード
  • ブーストハンマー
  • チャージスピア
  • ブラスト
  • バックラー


基本種の素材からは火属性の値が高いパーツが作れる。
刀身については、強化を進めると武器種を問わず捕食時体力回復、総合攻撃力↑、ふんばりがつく。氷を操る強敵との戦いで重宝するだろう。
強化を重ねていくと、カラーリングがガルムの赤い体毛を意識したような真紅に変化する。

一方感応種の素材からは切断に特化した刀身が作れる(銃・盾は火属性特化な点は変わらず)。
ハンマー・スピアは唯一の切断+破砕、切断+貫通の構成となっている。バスターやショートで良いとか言わない。
こちらの刀身の共通スキルはアクロバットチーム、カリスマ、(B)ブラッドアーツ強化。感応種らしく、仲間の攻防力、機動力を強化する。

ちなみに、体験版時点では判明しているガルムのパーツの名前は全て北欧神話から付けられていた。北欧神話の中でも、死者の国に関する事柄のものがほとんど。
製品版ではガルムの素材が中心のパーツは北欧神話、マルドゥークの素材が中心のパーツはバビロニア神話から名前が付けられるだろう……と思われていた。

…が。

予想されていた命名規則から外れた武器が存在する(マルドゥーク素材に至っては「全て」バビロニアとは直接は関係のない名前である)。
ただし、マルドゥーク武器の一部は名前の由来になった存在に「狼」が関係する点が共通する
これは、3で登場した灰煉種メラム・マルドゥークのパーツも同様。

一種類のアラガミにしては珍しくカラーリングが3種類も存在する。
初期は淡いカラーリングだが、強化を重ねていく度に赤を重視したカラーリング、初期のカラーリングを濃くしたような色へ変化する。
RBでは自分好みにカラー変更できるので、自分にあったカラーに変更するといいだろう。


ガルムハンマー  「モーズグズ」→「グリーズ」→「ハイペリオン」「プロメテウス」(ギリシャ神話の光明神、文化英雄神)

マルショート   「ルーガルー」「リュカリオン」(人狼を意味する。またリュカリオンはギリシャ神話の登場人物。ゼウスに呪いを掛けられ、狼に変えられた。)
マルロング    「ナベリウス」「マルコシアス」(悪魔の名。ナベリウスはケルベロスの化身とも)
マルバスター   「ヘスティア」「ダインスレイフ」(ギリシャ神話の炉を守る女神、北欧神話の魔剣)
マルハンマー   「ヘファイストス」「ファーフナー」(ギリシャ神話の火山神、北欧神話の竜ファフニール)
マルスピア    「ゲフィオン」「レーギャルン」(北欧神話の女神、北欧神話の魔剣?であるレーヴァティン)
マルサイズ(RBで追加)   「リュパン」「リカントロープ」(フランスの伝承に登場する「狼憑き」、ドイツ語で「狼男」の意)
マルブラスト   「ドラウプニル」「メギンギョルズ」(北欧神話に登場する宝物。腕輪と力帯)
マルバックラー  「ゲリーフレキ」「ヴァルトラウテ」(北欧神話主神オーディンの従者である2匹の狼、戦乙女の一人)


アップデートで、カラーリングとスキルが異なる刀身が追加された。
作成には、マルドゥーク素材を使用するが、特定のサバイバルミッションをクリアすると入手できる素材「赤蝕晶体」も必要となる。
一段階目の強化には、マルドゥーク素材をに加え、前述のミッションクリアで入手できる素材「荒神共振体D」が必要となる。
RBでは作成方法が二つに分かれており、
一つは前述と同様、作成に「赤蝕晶体」、一段階目の強化に「荒神共振体D」を使用する方法、
もう一つはマルドゥーク素材のみで作成・強化する方法が存在する。
ただし最終強化に必要な素材は、両方ともマルドゥーク素材のみとなる。

マルショート    「ベナンダンテ」(直訳すると「善き歩行者」。狼男の呼び名の一つ。)
マルロング    「アモン」(悪魔の名。口元から炎を吐き出す、ヘビの尾を持つ狼の姿で描かれる)
マルバスター   「ラートーナ」(ギリシャ神話の女神レートー。ローマ神話ではラートーナと呼ばれる)
マルハンマー   「ミストルティン」(古ノルド語で「ヤドリギ」の意)
マルスピア    「ウプウアウト」→(エジプト神話の軍神。狼の姿をしており、名前は「道を切り開く者」の意)
マルサイズ(RBで追加)   「ビスクラヴレット」→(ケルト系ブルターニュ地方の伝承に登場する狼男)


ストーリーでの活躍   

GOD EATER 2

基本種の方は前作のヴァジュラとポジションが似ている。
初めて出現するミッションは、難易度3『紅蓮地獄』。ヴァジュラよりも先に登場した。
その後はシナリオの節目毎に出現する。

感応種は前作のディアウス・ピターポジション。
シナリオ上である人物を殺害した上、後に引き起こされる大事件の遠因ともなった。
主人公達ブラッドと対面するのは難易度2の時点だが、討伐ミッションは難易度5で登場。
大量のアラガミを引き連れて極東支部に攻め込み、支部との全面対決を引き起こした。


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最終更新:2024年02月04日 00:31