ウィッチクラフトワークス(漫画)

登録日:2012/02/27(月) 14:49:18
更新日:2022/09/18 Sun 18:18:55
所要時間:約 19 分で読めます




「ウィッチクラフトワークス」とは漫画雑誌「good!アフタヌーン」にて連載中の水薙竜のマンガ作品。
コミックスは14巻まで発売中。


現代風の世界を舞台に歴史の影で繰り広げられてきた「工房の魔女」と「塔の魔女」二つの派閥の対立を、
なんの因果かその争いに巻き込まれてしまった平凡で取り柄のない高校生「多華宮仄」と、
そんな彼を護ることを使命と語る工房の魔女兼学校一の有名人「火々里綾火」の2人を中心に描いたファンタジーマンガ。


冴えない男子+アイドル女子+ファンタジーの組み合わせは特別に珍しい設定ではないが、
とりあえず「クール女子」「絶対領域」「巨乳」の何れかが心の琴線に触れたなら読んでみる価値があるかも。
後、コミックス1~6巻の表紙はヒロイン綾火の絶対領域が大変美しく、人によってはそれだけでなんともいえない満足感を得てしまう素敵な仕様だったりする。

作者の考えた設定が非常に多く、作品内で説明しきれなかった部分が単行本のカバー裏や作者のHPで説明されていたりする。
よく見ないと気づかない小ネタも多いため、じっくり時間をかけて読むことをお勧めする。

『ストーリー』
学校一の美女「火々里綾火」の隣の席という事くらいしか特筆する事がない平凡な高校生「多華宮仄」。
誰もがうらやむ席にいながら特に言葉を交わす事もなく約一月、
綾火と関わる事は無いだろうと諦めていた草食系の仄は、掃除中ゴミ箱に捨てられたウサギのぬいぐるみを見つける。
ぬいぐるみに書かれた謎のメッセージ、


晴れ    

  時々  

    校舎

直後頭上に現れ直撃コースの校舎、常軌を逸した事態になす術なく死を覚悟した彼を助けたのはローブを身に纏った綾火だった。



心配いらないわ


私が多華宮君を護るから


多華宮君は私のお姫様だから


仄の中にあるという白いアレを狙う塔の魔女と、
多華宮君を護る事が使命と語り仄と行動を共にする綾火、平凡とは程遠い嬉しくもデンジャラスな日常が待っていた。


『登場人物』
多華宮仄/タカミヤ ホノカ
CV.小林裕介
本作品の主人公。
何処にでもいる普通の少年、私立冬月高等学校2年F組所属。
性格は基本的にヘタレで典型的な巻き込まれ体質、だが自分を護るため1人で戦い傷つく綾火と共に戦うために弟子入りを志願するなど、
時たま吹っ切れた様に漢らしくなる、正にコレ系の主人公といったキャラクター。
ただ残念な事に能力がサポート系+実力不足なためピンチを綾火に助けられる事が多く、
その他にもお姫様抱っこやお姫様呼ばわりとヒロイン的な描写が目立ってしまっている。
内に秘めた白いアレ的な能力があり、彼と契約するとほぼ無敵の力が手に入る。
可愛らしい魔女達に白いアレを狙われ、学校のアイドルとパッと見ラブラブ、しかもヤンデレ気味の妹とポワポワした母親がいるある意味リア充。
名前が中性的なのは、企画段階では仄が女性で、百合漫画になる予定があったため。


【工房の魔女】
今の世界を守ろうとする魔女。人が集まる場所に工房を建てその地に根付き悪い魔法の脅威から守る存在。
その割に塔の魔女に比べてネジの外れた人物が多いのだが
ただし一般的なトラブルへの関与や一般人への魔法の使用は禁じられている。



火々里綾火/カガリ アヤカ
CV.瀬戸麻沙美
仄のクラスメートで本作品のヒロイン。
冬月高校の「姫様」として君臨する有名人、スタイル抜群のクール系美女でファンクラブがあるすごい人。
正体は工房に所属する魔女、ファイアスターターという炎を操る能力で戦う。ただし魔法なしの肉弾戦も相当強い。
実は仄と契約済みで強力な力を手にしているが、代償に仄のダメージを肩代わりしなければいけない。
仄が塔の魔女に襲われるまではストーカーチックにこっそり護衛していたが、襲われてからは堂々と護衛している。
守るためと証した変態行為はだんだんエスカレートしているがもっと危ない人物が近くにいるのであまり目立たない
黒髪ロングの長身巨乳、鉄壁のミニスカートと最高の絶対領域おまけにかなりデレデレなクール系、ぶっちゃけたまらない。
特に身長は男性の仄と比べても頭一つ分高い。作者曰く仄もそう背が低くはないらしいので、綾火は190cm程の長身で描かれてしまっている。


多華宮霞/タカミヤ カスミ
CV.茅野愛衣
冬月高校に通う仄の妹。仄の一つ年下である。
自称「謙虚で心優しい妹」だが、実態は一般的な妹と少しずれたチョットアレな妹。
2日に一度兄の布団に潜り込むのとお風呂に乱入するのは妹の権利らしい……。
実は彼女も工房の魔女で綾火が護衛できない仄のプライベートな部分を担当していた。背中に正義の文字が描かれたローブを羽織っている。
仄と綾火の買い物をモブにまぎれて監視してたりとキモカワイイ。その過剰なブラコンっぷりは母である小町も「育て方間違えたかしら」とつぶやくほど。
戦闘はクマのぬいぐるみの摩訶ロンを巨大化させ暴れる。アニメでは描写が増えており、特に11話の戦いは高山vsドンフライの殴り合いまんまである。


◎火々里 かざね/カガリ
CV.大原さやか
綾火の母親であり、私立冬月高等学校の理事長。
冬月市の工房の魔女を取り仕切るえらい人で綾火の上司でもある。
年齢不詳の美女だが過去に色々あったらしくとりあえず十字軍あたりまで遡るらしい。
作者の正装、ネクタイに対する愛が見えるキャラであり、ある場面で着物を着ているときも内側にカッターシャツが見えたりする。
作中最強格の魔法使いだが、現在までメリケンサックを用いた肉弾戦しか披露していないとんでもない武闘派でもある。
「魔女は魔法がなくても強くあれ」という理念の持ち主で、その考えは綾火、りのん、そして霞へと確実に伝わっている。
また、綾火よりさらに背が高く、作者曰く2m級の巨人に書いてしまったとか。


◎氷尾 凍子/ヒオ トウコ
CV.阿澄佳奈
冬月高校の生徒で、町を守る工房の5人の魔女の一人。内巻きの髪と、綾火にも負けない巨乳が特徴。
温厚で気さくな性格で、親衛隊とは違い綾火の隣に突然現れた仄に対しても好意的に接する。しかしそのせいで綾火の嫉妬を買ったりもする。
自身に危険が迫ると魔力を発揮するタイプで、命の危機が迫ると町全体を大寒波に包むほどの能力の持ち主。
しかし普段は綾火にいじられることでクーラー代わりに使われることの多いちょっと不憫な子。本人は綾火を過剰に敬愛しているので不満はあまりない様子。
家系は没落しており、いくつもの場所でバイトをして11人の妹を養う苦学生でもある。
火々里家で使用人をしている母がおり、能力の高い凍子のことが自慢だとか。


◎乙女橘 りのん/オトメタチバナ
CV.下屋則子
冬月高校の2年生。冬月市の番長で、「熊吉」という名前のトラを絞め落としたエピソードを持ち「熊殺しのりのん」と呼ばれる。霞の師匠でもある。
番町の証である角の付いたパーカーと額の3本傷が特徴で、特に傷の方は対虎戦における名誉の負傷で、頭に血がのぼると傷口が広がり血が滲む
口調は丁寧だが性格は凶暴。しかし友達思いでもある。が、思い込みが激しく、単純。
街を護る5人の魔女の1人で実質的リーダーでもある。パワー系の魔女で、身体の一部、または全体を鋼鉄で覆う魔法「スティールコーティング」を使う。
初登場時は暴力事件を起こして停学中の身だったが、親友である生徒会長から相談を受け仄に決闘を挑むも紆余曲折あり敗北する。
綾火とは昔からの喧嘩友達で、よく理由もなく一日中殴り合っていたとか。かざねの弟子でもあり、その武闘派なスタイルは彼女譲り。
アニメ化後に人気が上がったと作者が語っており、綾火と霞の両方に縁があることを利用してちょくちょく登場している。
ある話で見せた水着姿はビキニパンツにパーカーだけという痴女スタイルだったが、胸よりも傷だらけかつ立派に割れた腹筋に目が行ってしまうこと請け合い。


◎深影 棗/ミカゲ ナツメ
CV.石原舞
冬月高校の生徒。工房の魔女で街を護る5人の魔女のリーダー。後述する深影恭一郎の姪。
伝統ある魔女の一族・深影家の次期当主候補である。肉弾戦は苦手であり、得意分野は「分析」と「解体」。
性格はどこか頼りなさげで、母・栞にはまったく逆らえない。常に手袋をしているが、これは母の呪いを遺伝しているため。
叔父の恭一郎は魔法の師であると同時に愛しており、自宅には彼の特大ポスターが飾ってある。母によって歪められた彼を真人間に戻すのが目標。
りのん曰く、下着は黒ばっかりだとか。


◎昏峰 あとり/クラミネ
CV.葉山いくみ
冬月高校の生徒で、街を護る5人の魔女の1人。諜報担当。獣耳を持ち、内気で会話は相棒の人形を使った腹話術で行う。
相棒は「口が悪くて熱血漢」という設定。他にも大剣「アーロンダイト」と鉄製の「そろばんブレード」という武器を持っている。
火々里家に仕えており、綾火に命じられて様々な諜報活動をこなす。最も、主なターゲットは敵ではなく 多華宮くん である。
現在は多華宮くんの自室の天井裏に住んでいる。「見張りじゃなくて!?」とは多華宮くんの言。
通称「できる方のケモ耳」。できない方のケモ耳が一体だれを指すのかは言わずもがな。


◎深影 恭一郎/ミカゲ キョウイチロウ
CV.興津和幸
冬月高校の化学教師で、生徒会顧問。理事長直属の魔法使い。深影棗の叔父で、栞の弟。
由緒正しい魔法使いの一族・深影家の一員で、能力の高い魔法使い。得意分野は結界魔法で、記憶操作にも精通している。
正式には工房所属ではないが「街の樹の管理者」として重要な立場を担っていたり、魔法を目撃した一般人の記憶を改竄するといった工房の魔女のサポートを行っている。
姉・栞の存在によって女性不信となり、さらに彼女の洗脳によって仄に歪んだ感情を抱いているため、綾火から変態として警戒されている。
一方、仄と綾火の幼少時の記憶を消去した張本人でもあり、彼らのことを気にかけている。まだまだ謎が多く、底の見えない人物。
ちなみに現在名前の判明しているキャラのうち、男性は仄と彼の二人のみである。


◎深影 栞/ミカゲ シオリ
深影棗の母で、恭一郎の姉。アニメには未登場。
火々里家の護衛を担当している魔女で、火々里家の頭首代理も兼ねる。女郎蜘蛛を使役し、その呪いが両手にあるため常に手袋をしている。
苛烈で厳格な性格で、棗も恭一郎も彼女には逆らえない。人の頭をかき混ぜるのが得意と語り、実際に恭一郎や棗、たんぽぽが作中で被害にあっている。
昔呪われた両手を見られ、いじめられていたところを小町に助けられた縁がある。そのため小町(=小町の子供である仄)の幸せが第一でありそこには非常に甘い。
登場時は仄を幼少期のように膝に乗せようとしたり喫茶店のデザートを全種類頼御馳走しようとしたりした。仄に色目を使うためか綾火とは仲が悪い。
過去に小町とかざねで隠し事があるようだが、今のところ全容は作中でも明かされていない。真っ黒な恰好だが、好きな色は虹色なんだとか。


【塔の魔女】
自分勝手に魔法を使う魔女。
目的は不明だが世界の混乱を企むとされるアウトロー。
多華宮仄の白いアレを狙う。


◎クロノワールシュヴァルツ・シックス
CV.釘宮理恵
スーツを着たワニを連れている塔の魔女。
綾火の母かざねとは古い知り合いで、こちらは年齢不詳のロリ。アニメの次回予告では700才とちょっとの自称若造らしい。
訳知り顔で仄達に接触しそれまでほぼ無敵だった綾火を追い詰めあやしい飴玉を仄にわたす、
その後キレた綾火に踏み潰されながらも余裕綽々「夜(ヴァルプルギス)にまた会おう」と意味深な事を言いながら去っていった大物臭のする人。
ただしドリンクバーのセルフサービスのやり方はわからない。
日本語にすると(黒)(黒)(黒)(6)でMtGの《夜のスピリット/Spirit of the Night》のマナコストである。他にもMtGネタが漫画内に隠されている。


倉石 たんぽぽ/クライシ
CV.井澤詩織
ネコ耳が可愛らしい女の子だが塔の魔女の1人、最初の敵であり噛ませ犬。KMM団のリーダーであり、メデューサの部下でもある。
モブにまぎれて仄を狙う頑張りやさん。威勢のいい性格だが作中は主な役割は噛ませ犬である。ネコだけど
紙を使った式神「白ウサ騎紙団」を大量に操り戦うが綾火に速効爆破されてしまう。チョット不憫な娘。
後に仲間を4人連れ5人で冬月高校にいかにもライバルポジション的な感じで転入してくるが……。
作者のケモ耳への愛が詰まったキャラであり、アニメでもKMM団ともに出番が増えている。ただし噛ませ臭もより強くなっている。
中の人の特徴的な声質もあり人気は非常に高く、アニメ公式で行われた番付ではどの部門でもベスト5に入っている。そのうち2つはトップである。
でも絶対強さ部門だけは違うと思うの


◎飾 鈴/カザリ リン
CV.麻倉もも
通称カザリン。KMM団の一人でメデューサの部下。
たんぽぽと一緒に転入してきた1人だが、カッコ良く登場してわずか4コマで緊縛火焙りにされかける。
ネクロマンサー的な能力を使用するがあまり活躍できていない。
漫画ではほぼ発言が音符記号などの記号で表されておりセリフがほぼなく、アニメ版でもささやくような小さな声で発言している。
特に目立った癖のない庇護欲をそそるタイプの小柄な少女であるためか、結構人気がある。つるぺたすげーカワイイ。


◎目野輪 冥/メノワ メイ
CV.飯田友子
たんぽぽと一緒に転入してきた1人で右目に眼帯をしたスタイルのいい女性。たんぽぽがいない場合のKMM団は彼女がムードメーカーとなり仕切る。
眼帯をつけており、性格はかなりガサツ。おそろいの眼帯を付けたフェンリルを常に肩に乗せている。
綾火に「一度でいいから抱かれてぇ」と述べ、ドラマCDでは男にあまり興味がないと発言するなどレズ疑惑がある。
黒いスライムを操り空間歪曲魔法を用いる。いかにも戦えそうなフェンリルはペットで一切戦わない。風貌こそ強キャラぽいが、他のKMM団同様かませによく回る。


◎桂 虎徹/カツラ コテツ
CV.日岡なつみ
たんぽぽと一緒に転入してきた1人。KMM団の一人。彼女のみKMM団のほかに剣道部に所属している様子。その割に和服の着付け間違っているけど
眼鏡にショートカットの女性で常に竹刀か刀を持っており、性格は剣道以外にあまり興味のない体育会系。ドラマCDではKMM団内最短時間で作戦失敗している。
「虎鉄」(虎徹じゃないよ)という日本刀の使い手でもある。暇があればいつも手入れをしている。
作者曰く非常に強力だが、危険なので戦闘で役に立った描写は一切ない。
綾火の中学時代の回想では、胴着姿で防具と竹刀を持ち電車に乗る彼女が確認できる。
下手すればかざりんより目立たないが、なぜかコアなファンがいる。


◎宇津木 環那/ウツギ カンナ
CV.夏川椎菜
たんぽぽと一緒に転入してきた1人。KMM団の一人で、KMM団(ケモミミ(=たんぽぽ)を身近で愛でる団)の名付け人。
ピンク色のツインテールで眼鏡をかけており、常に白目で少し不気味。猫背で、魔物を収めた大きな魔導書を常に背負っている。
4人の中ではツッコミ役に回ることが多い。漫画や小説の作成が趣味で、綾火の命令で寝ている仄の耳元で綾火と仄のストーリーを朗読したりしている。
アニメのBD第2巻の特典であるKMM団の出会いを描いた漫画も、彼女が作ったということになっている。
原作とアニメで身長が大きく違う。原作ではたんぽぽより少し小さい程度でKMM団最小はかざりんだが、アニメではたんぽぽの肩ほどしかなくKMM団最小である。


◎星組(あい、まい、みい)
CV.又吉愛(あい)、白石真梨(まい)、黒田友佳(みい)
KMM団と同じく仄を狙う塔の魔女。金髪に赤髪が一房混じったのがあい、サイドポニーに褐色肌がまい、キツネ耳にキツネ尾がみい。
迷子の少女に優しく接するが、仄を見つけるとそれらを一切気にかけなくなる、ある意味作中で最も塔の魔女らしい塔の魔女たち。
原作4話で仄を襲撃するも綾火にほぼワンパンK.O.され、以降たまに何かの巻き添えを食う程度の小さな役割しかないある意味KMM団よりかわいそうな子たち。
アニメで登場してから多少フィーチャーされ漫画やOVAで出番があったが、力づくで霞に協力を迫られた挙句綾火に撃退されるなど不憫に磨きがかかっている。


◎メデューサ
CV.沢城みゆき
たんぽぽ達の師匠に当たる塔の魔女。封印されて使用できないが名前の通り強力な石化の魔力を持つ。
神話に出てくるメデューサではなく、名前や能力を受け継いだ何代目かのメデューサであるとのこと。
捕まっていたが脱獄し仄達を襲撃、圧倒的な力で綾火を追い詰めたが、仄の白いアレにやり返された。
その実力の高さや底知れなさとは裏腹にKMM団の面々を娘と呼び非常に弟子思いである。またKMM団メンバーもメデューサを強く慕っている。
ただし弟子を溺愛するあまり甘やかしているため彼女らのポンコツ具合の元凶でもある。
さすがにKMM団が敵と戦おうともしなかったときは怒って修行に連れて行った。  
漢字で書くと 目出兎 だとか。


◎ウィークエンド
CV.平野綾
仄を狙いに冬月市にやってきた塔の魔女。アニメではラスボスを務める。厚めの唇とめったに開かない糸目が特徴。
ウィークエンドは「終わりの魔女」として実力を認められた称号であり、本名不明。他にはかざねは「バッドエンド」の名がある。
昔、仄の中に眠る力に魅せられたことがあり、彼を手に入れるために数年がかりで計画を立て実行する。
本人の戦闘力は高くないが、それを知略や戦略で補う形をとる。作戦力は非常に高いが、想定外のことにはもろい一面も見せる。
得意技は町中に仕掛けた爆弾魔法と、自身のダメージを瞬時に治癒する回復魔法。また、魔法を封じられた際の対策として普通の爆弾も所持している。
単行本のおまけでは、魔法を封じられた際に使用する自身に巻き付けた爆弾を、危険が増すにもかかわらずさらに増やそうとするノリノリな姿が。
クロノワールと違い現代文明になじんでおり、スマホやPCにも精通している。単にミーハーなだけともいえるby作者


【その他】
◎多華宮 小町/タカミヤ コマチ
CV.川澄綾子
仄と霞のお母さん。おっとりポワポワの可愛らしいママさん。OLとして働いており、旦那は単身赴任している。
綾火の母かざねとは学生時代の縁でとっても仲良し、どれくらい仲良しかというと同性結婚しそうな勢いだったらしい。
その縁でこっそり仄と綾火は許婚だったりする。理由は「子供同士が結婚すれば、私とかざねちゃんもずっと一緒」だからだとか。
この手の漫画にありがちだが非常に器が大きく、ぬいぐるみである魔訶ロンが自立していることやKMM団の居候なども疑問なく受け入れる人。
かざねのためにウェディングドレスまで常時用意しており、体型維持のためのジム通いを欠かさない。


◎田沼 佳子/タヌマ ヨシコ
CV.阿久津加菜
霞の友人、通称「たぬたぬ」。第6話でカツアゲされていたかわいそうな娘さん、単なるモブかと思ったら霞の知り合いだった。
ツインテールを団子状にしたような変わった髪形をしており、気弱でいじめられやすい性格である。
中学生の時、霞と知り合い、その時から彼女の親友になっている。気にかけられた理由はその変わった髪形である。
霞のブラコンを知りつつも霞が常に予想を上回る言動をするため良く振り回される。霞に毎日プチ兄情報を聞かされ今ではちょっとした仄通。
霞とともに「俺芋」なる兄妹間の恋愛ものの小説を読むなど非常に仲はいいが、仄と仲良くしていると霞から一週間ほどお家断絶される。


◎生徒会長
CV.櫻井浩美
冬月高校の生徒会長で火々里綾火親衛隊・総指揮官。本名は不明。金髪縦ロールが特徴。
性格は高圧的で、突然綾火の隣に現れた仄をよく思っておらず、排除をもくろむが逆に綾火の特権により生徒会長の座を追われる。
親友のりのんをだます形で仄を追い落とそうとするも失敗し、りのんから制裁を食らう。のちに副々々生徒会長に戻ることになる。
実は元不良で、りのんの熊殺しは会長と一緒に行っている。りのんのことを思えば、彼女もかなーり武闘派なのでは…
最近は理事長室に住み込みのかざねの身辺整理を任されていたが、酒とタバコだらけの汚部屋の匂いが付いてペットに避けられてしまったため耐えられなくなった。


◎鬼灯 火苗/ホオズキ カナエ
CV.大地葉
火々里家の親戚で、火々里綾火親衛隊の隊長。銀髪にショートカットで、さばさばした性格。
綾火とは中学時代からの付き合いで、当初は認めていなかったが徐々に好きになり、現在では親衛隊としての職務に精を出している。
綾火の仄への想いは前から知っていたが、仄のことはよく思っておらずことあるごとに仄に制裁を加えていた。今でも手は出さないがよくは思ってない。
凍子と同じく綾火への変態行為を及んだこともあるとか。
綾火とは長めの付き合いだが凍子と違い魔女であったり魔法を知っているような描写がない、名前に火が付くことが重要と作者から明言されているなど謎の多いキャラでもある。


2014年冬にアニメが放送されている。監督は水島努で、アニメーション制作はJ.C.STAFF。
炎の描写が美しく、目立った作画崩壊もないことからアニメとしての完成度は中々のもの。
非常に小さく書かれたネタや単行本に収録されたネタなども拾っており、原作既読者からの評判も良い方。
特にKMM団が歌うEDは映像のシュールさも合わさって非常に記憶にのこりやすい。
サブタイトルはすべて「多華宮君と○○」という形式になっている。


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最終更新:2022年09月18日 18:18