石原章弘(プロデューサー)

登録日:2011/02/24(木) 16:24:29
更新日:2023/08/21 Mon 19:14:20
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石原章弘とは、日本のゲームディレクター、プロデューサー。
元バンダイナムコエンターテインメント→Cygames社員。2023年現在はグッドスマイルカンパニーに所属。
代表作は『アイドルマスター』シリーズ。

概要

アイドルマスターには一作目であるアーケード版から参加していた。役職は総合ディレクター。通称ディレ1(いち)。
アイドルマスター シンデレラガールズアイドルマスター ミリオンライブ!アイドルマスターSideMなど多くのタイトルに関わった。

ゲーム以外にもアニメやCD、コミカライズやライブなどアイマスに関する様々な分野に広く深く関わっていた。
その中でもアイドル達の声優選びで定評がある。

アイマス以前には『ザ・スタアオーディション』など数多くのナムコのアーケードゲームを手掛けていた。

ゲームコンテンツの制作者の中ではメディアの露出が割りと多めな方の人物だが、開発スタッフからはよく姿を見つけるのは困難と言われているほど動くらしい。
そのためかメディアに出てくる時は疲れているのか顔色が悪い時が多い。アイマス10周年ライブの前は特にそうだった

移籍

2016年1月31日付でバンダイナムコを退社した。退社理由については「自分の理想のIPの姿を見たい」という思いから。
懲戒解雇、喧嘩別れ、不祥事、肩叩き、健康的理由、行き場が無くなった、会社から追い詰められた、などといった理由ではなく円満退社とのこと。
退社後の2020年にはアイマスの歴史をたどる趣旨のインタビューに坂上陽三氏・小山順一朗氏といったバンナム社員と同席する形で参加しており、上記の発言の通りわだかまりはないようである。
またバンダイナムコ内で氏が就いていた「総合ディレクター」のポジションは、後任は作らず永久欠番という形となった。

その後はCygamesに移籍し、『ウマ娘 プリティーダービー』のコンテンツプロデューサーとなる。

2019年4月に「エンタメの最前線で戦っていくにはつねにチャレンジしていかないといけないという気持ちのほうが大きくなった」という理由からCygamesを退社。
2020年からはグッドスマイルカンパニーに所属。新作ゲーム『ストリームヒーロー!』を手掛けるなどの活動を行っている。

人物

氏の公式ブログやインタビューでのコメントの内容から「常に変革や挑戦」をモットーとしていることが分かる。
そしてその為なのか作品内では良くも悪くも挑戦的なところが多くみられる。

例えば
  • アーケードゲームでギャルゲーの企画
  • 指定された時間内にゲームセンターに行かなければならないシステムを実装
  • ガチャ10回分(3000円)とCD5枚分の価格同じにするべくCD一枚の値段を600円という破格な安さで販売する
  • アイドル達のリストラや再起用、ライバル化を行う
  • 投票によって決まった人気アイドルのみ歌えるCDシリーズの企画する
  • アイドルの成長を描くためには死などの暗く重い展開も用意する
  • 毎週CDを発売しリリースイベントも毎週の様に行う
  • ネットのネタや声優の特徴をアイドル達の性格に取り込む
  • ライブで100曲のセットリストを企画

などユーザーが喜ぶものから賛否両論のものまで採用しており、そのスタンスは一貫している。

上記の製作スタンスの通り、当然軋轢を呼んでしまうケースがある。
特に有名なのは9.18事件であろう。
本人もこういった事は自覚済みで、特に9.18事件は「自らのスタンスを見直すきっかけになった」と語っている。

しかしこの姿勢が必ずしも負の方向に働いているというわけではなく、成功へ導いている場合も多々存在する。
例えばそれらの要素すべてが入っているTHE IDOLM@STER(アニメ)はその要素をうまい具合に活かし大ヒット。
その続編である劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』は興行収入8億円を突破するものとなった。

また氏が企画段階から関わっているシンデレラガールズはニート中二病酒好き猫キャラなど個性豊かな183人ものアイドルがカード化され戦うという、それまでのアイマスとは全く違う毛色の内容であったが、見事大ヒット。
全盛期はゲーム内のガチャの収益は月10億以上とも言われ、その後もアニメ化音ゲー化と展開が続き、派生作品でありながら本家と肩を並べる規模まで勢いを拡大した。

その後もシンデレラガールズのヒットの流れにのり、ミリオンライブやSideMなど新たなアイマスを世に送り出した。
結果アイマスの市場規模は100億円にまでに成長し遂には15周年を突破、今や20周年も視野に入ってきている。
勿論、氏だけの力でここまで成長したわけではないが大きく貢献していることも確かである。
評価や思いも人それぞれではあると思うが、彼がアイドルマスターというコンテンツに多大な影響を及ぼした人物であることに異論はないだろう。

余談

ちなみに、同じくゲーム業界に属し名前の読みも同じの「石原明広」氏がいるが、全くの別人。こっちはラブプラスのプロデューサーである。

全国のプロデューサー、もしくは馬主、トレーナーの方は追記・修正お願いします。

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最終更新:2023年08月21日 19:14