マホロア(星のカービィ)

登録日:2011/11/10 Thu 13:17:07
更新日:2024/04/20 Sat 00:05:28
所要時間:約 20 分で読めるヨォ!


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CROWNED かわいい イカサマたまご コメント欄ログ化項目 スーパー能力 ダークマター トモダチ ドノツラフレンズ ドリームフレンズ ハルカンドラ バッドボスブラザーズ ボロロア マスコット マスタークラウン マホロア マホロアエピローグ メタ発言 ラスボス ローア 人工ブラックホール 他力本願 依頼者 加害者にして被害者 名悪役 味方 嘘つき 因果応報 執念 外道 天かける船ローア 安藤浩和 彼方からの旅人 悪役 愛されキャラ 愛すべき外道 星のカービィ 星のカービィWii 星のカービィWiiデラックス 星のカービィキャラクター項目 暴走 異星人 異様に多彩な技 神BGM 胡散臭い 腹黒 自業自得 虚言の魔術師 裏切り 裏切り者 覇王戴冠 〜OVERLORD〜 黒幕




出典:本作公式3Dアートワーク


マホロアとは、『星のカービィWii』に登場するキャラクターの1体である。





概要

カービィ達の住むポップスターから遥か遠くに存在する星、「ハルカンドラ」出身の旅人。
外見はSDXに登場したシミラをこじんまりとさせたような容姿で、
2本の角がついた帽子を被り、腕が無く手袋が浮遊しているような両手が特徴。
語尾の一部をカタカナにして話すが、実際の音声は何を喋っているのかさっぱり分からない。
辛うじてカービィの部分をハッキリ「カービィ」と発音している程度で解読不能。
公式的にはこの謎言語を「マホロア語」と呼ぶらしく、
声は長年カービィシリーズのサウンドを担当しているハル研安藤浩和氏の声を加工したものが使用されている。
因みに足はついておらず、地面から浮遊している。


個人で「ローア」と呼ばれる宇宙船を所有する。
この船は異空間ロードと呼ばれる回廊を経由可能な性能を持ち、
本編ではポップスターとハルカンドラの間を一瞬で航行することが可能。


カービィシリーズに登場するキャラの中では、珍しく多数の台詞が用意されていることで有名。
テキスト量は恐らくあつカビ版ドロッチェに次ぐ量で、
マホロアの人物像を掘り下げるのに一役買っている。
自分の事を、「真実の魔術師」だと言っている。

本編での活躍

プロローグではカービィ達の目の前でローアが黒煙をあげて分解しながら墜落し、
中で気絶していた所でカービィ達と初対面を果たす。
複数のパーツを失い航行不能になったローアを目撃し、
意気消沈したマホロアを見た我らがカービィと3人の仲間達は、パーツ回収の役割を自ら買って出る。
そして彼らの冒険が始まることになった。

ローアにいるマホロアとは様々な話をすることができ、
思わぬ事故で遭難したがこの星も気に入ったということを打ち明けてくれる。


その後カービィ達の活躍によって
  • オール
  • 左ウイング
  • 右ウイング
  • エンブレム
  • マスト
の5つのメインパーツが戻り、ローアが再び航行可能となる。
マホロアはそれ以前にある約束を取り付けており、船の修復を手伝ってくれたお礼に
カービィ達を自分の故郷ハルカンドラへ招待することを提案していた。
約束どおり、カービィ一行と共にハルカンドラへ進路を取るマホロア。


しかし、ハルカンドラ到着後いきなり王冠を被った4つ首のドラゴンに攻撃されてまたも不時着してしまう。


ここでマホロアによって、新たな敵の存在が明らかとなる。
カービィ達に攻撃してきたドラゴンの名前はランディア
ハルカンドラに古くから存在し、最近まで永い眠りについていたが
突如目覚めて暴れまわっている邪竜だという。

実は最初にポップスターに墜落したのも、ランディアに攻撃されていたからであった。
そのこと明かしたマホロアはカービィ達の腕を信じ、今度はランディアの討伐を依頼する。
カービィ達は「ハルカンドラの為にもボクの為にもランディアを倒して」という彼の必死な懇願を受け、ランディア打倒を決意する。














ドリームフレンズ



ブラボー ブラボー、と「星のカービィWii」から
キュートな きょげんの まじゅつしが やってきた!
フレンズと言えば トモダチ。 トモダチと言えば
そう、ベストフレンズ。 つまり ボクの出番だネ!
 さぁ ミンナ、サッサと宇宙ヲ 支配しに イックヨォ!
 
マルク以上に反省していない…。


星のカービィ スターアライズ』のアップデート第3弾にてドリームフレンズとして参戦。『Wiiデラックス』を踏まえてドリフレのマホロアを見るとなんとも言えない気持ちにさせられる。ドノツラとか言ってたらアンナツラ下げて来てました。
元ラスボスで人気キャラという事もあり、第1弾で参戦したマルクに負けず劣らず、ヤバい性能に仕上がっている。
特に複数の属性を与えられる&無敵技がどれも高性能なので、「Theアルティメットチョイス」でおすすめのキャラ。
カービィファイターズ2』にもマルクを差し置いてこれに準じた技構成で参戦しているが、流石に強すぎるためか一部の技のコマンドや性質が変更・弱体化している。

『Wiiデラックス』版は変更点が多い為こちらを参照。

  • まりょくきゅう(B)
前方に魔力球を一発放つ。連射可能で、一番近い敵にホーミングする。
雷属性を持つ。

『カビファ2』では自分で上下入力して軌道を変える。

  • レボリューションボウル(Bちょい長押し)
魔力球を二発まとめて放つ。直進し、敵を貫通する。単射よりも縦方向の範囲が広い。

  • レボリューションフレイム(Bめちゃ長押し)
魔力球を三発まとめて放つ。性質は上記のものと同じだが、炎属性に変わっている。縦方向の範囲がさらに広がる。

  • キルニードル(地上↑+B)
自分の左右の地面から魔力の槍を突き出す。長押しで三段階までチャージ可能で、溜めるごとにダブル、クアッドと本数が増加していく。

  • マホロアストーム(ダッシュB)
風を纏って前方に突進する。風属性。
発動中は無敵、後隙がほぼ無い、上下調節可能、空中でも連発可能と攻撃技としても移動技としてもかなり優秀。
バーニング等の無敵突進技に比べるとやや遅めではあるが、
その分軌道の調節に融通が利き飛距離も長いと「星の○○○○」でタイムアタックをするならお世話になるだろう。
元ネタは「20周年スペシャルコレクション」での「VS.マホロア」で使用していたダッシュ技。

  • ジェムリンゴボム(↓+B)
前方にリンゴ型の爆弾を三つ投げ飛ばし、再度入力すると起爆する。所謂置き技で、すぐに起爆せずに放置すると威力が上がるという特徴がある。最大威力まで上がると黄色っぽい艶がでるのでわかりやすい。最大時の爆発範囲はそこそこ広い。
起爆すると両手をすり合わせていかにも「引っかかったな!」というムカつく表情を見せる。
実は他の行動中でも起爆可能で、その場合隙が一切無くなる
あらかじめ撒いておいてウルトラソードを振りながら起爆すれば大幅なダメージ底上げが期待できる。
そこにブラックホールも合わせたコンボの威力はお察しください。
この置き技、最大威力もかなり高いうえに追加入力するまで爆発しないという都合の良すぎる特徴も持っている。このため、とりあえず投げておいて敵が近寄ったら起爆…なんてことができる。

『カビファイ2』では一個しか投げないが、投げたボムにも判定があり、相手を巻き込むことができる。それでも、放置し過ぎると勝手に起爆、他の行動中は起爆不可など、弱体化はされている。

  • ブラックホール(空中↑+B)
魔法陣を頭上に作り、そこからブラックホールを発生させる。長押しすれば発生前に魔法陣を移動できる。
高威力広範囲かつ連続ヒットし、場所指定も可能というこれまた高性能な技。さらに敵の弾や回復アイテムも吸い込むことができる。
出しはじめは無敵だが移動させるとダメージを受けやすい。

『カビファ2』では流石に位置指定やアイテム吸収はできず、真上にブラックホールを仕掛けるだけになっている。

  • ウルトラソード(↓↑+B)
巨大な剣を召喚し、頭上から少しふりかぶり、その後下へ振り下ろす。発動した瞬間から終わりまでずっと無敵で、画面の半分近くが攻撃範囲で、しかも多段ヒット*5し威力がかなり高い癖に後隙も短いという屈指のぶっ壊れ技。おまけにそこそこの速度で移動が可能。
地形越しに攻撃したり、複数体のボスを同時に攻撃できたりする。
ツインクラッコやメタナイトなどの分身する敵には効果覿面なので是非狙ってみよう。
ソードのようにロープを切れるが、これに属性を纏わせることはできない。
PVではこれで壊せる専用の足場が追加されるのかと思わせておいて実際はこれで爆弾ブロック壊すだけ、という虚言の魔術師らしい演出も見せてくれた。
よく見るとデザインがカービィのウルトラソードと異なっており、剣の全体的な色は紫色に、鍔に描かれた星のシンボルマークはエナジースフィアのような歯車型になっている。まさか「マホロアエピローグ」でこれが生まれた経緯が明らかになるとは誰が予想しただろうか

『カビファ2』では↓長押しが必要になったため、スタアラほど連射はできない。さらに当然ながら無敵もない。

  • リフバリア(地上L/R)
マスタークラウンを被っていた時に使った、あの星型のバリアを張る。攻撃を受けすぎると一つずつ壊れていき、最後には破られてしまう。
完全無敵には劣るがガード削り無効が付いており、さらにバリア破壊時に攻撃判定まである豪華仕様。

対戦ゲーにこんなモン持ち込んだらブッ壊れ確定なので『カビファ2』では実質他のガードと同じ性能に変更された。

  • いくうかんバニシュ(空中L/R)
異空間に逃げ、出現時に攻撃する。隠れている時はいる位置の背景がぼやける。
かのハートレス・ティアーズすらかわすことができたエスパーのバニシュのコンパチ技であり、発動中は完全無敵。
隠れていられる時間も非常に長く、移動まで可能なので安全な位置に移動して解除できる……と、まさに至れり尽くせりなインチキ性能回避技。おまけに出現時に攻撃判定までついてくる。
空中でしか使えないので、マホロアを使う時はなるべく空中を飛んでいるとよい。飛んでるほうが移動速度高いし。
消えている間もジェムリンゴボムの起爆はできるので、リンゴ投げて消えるだけで逃げ戦法が成立する。

『カビファ2』では入力時の方向キーに応じて瞬間移動するという、「スマブラシリーズ」の一部のキャラが使うテレポート系の技のようになった。

  • コーリングローア(↑長押し)
ローアをどこからか呼び寄せる。それもうお前のじゃなくなっただろ!
ローアにフレンズが乗り込むと何故か乗る人数によって巨大化していきトベマホローア」が発動し、前方に向かってローアが突進していく。
この突進は硬い岩ブロックを破壊可能なブンナゲフレンズ属性で、これを使わなければ進めない所もある。トモダチをブン投げないボク、優しいネェ。




星のマホロア ~心からのベストフレンズ~



「ベストフレンズの力、見せツケテ ヤルヨォ!」


クックックック と「星のカービィWii」から ふてきな
きょ言の まじゅつしが、トモダチダヨォと アヤしく参戦!
悪には悪の、気配を感じる 力があるのか!? てきに回すと
やっかいだけど… トモダチだったら、たのもしい?
 
ここまでくると清々しい。

星の○○○○ではドリームフレンズでプレイすると一部のステージが過去作の構成になり、マホロアはレベル1がクッキーカントリー、レベル3がナッツヌーンのスカイタワー、レベル5がデンジャラスディナーのステージに変わる。
さらに原作のスーパー能力を使用して入れる異空間も再現されており、ここでは原作と異なりキャラクター達もモノトーン調になっている。


余談

『星のカービィWii』において彼との会話は2回目に話しかけた時のパターンが用意されており、
1つレベルを攻略した後などに逐一話しかけると、たまに彼の本性を垣間見ることができる。
特に素性が既にバレているエクストラモードが顕著。

更に、エナジースフィアを全て集めてマホロアに話しかけると
少しだけ本作の秘密(と彼の本性)を見ることができる。

また「ボクのしりあいにも~」や「キミとケンカしちゃったヤツも~」等の台詞から、
過去に登場して敗北したもの達の中に知り合いが居るのではないかと思わせる台詞がある。
本作以後の「ストーン」の変化の1つとしてマルクと共に立像で登場していることから、彼の「しりあい」はマルクではないか?という声も。

みんなで!カービィハンターズZ』では、てんしゅマホロアとして登場。素材とジェムリンゴと引き換えに武器や防具、サポートアイテムを売ってくれる。「ボクって ホ〜ント、イイヤツだよネェ!
本作では旅人らしさのあった青い服ではなく質素な白い服を纏っている。金が貯まったら青い服に着替えるけどね。
なお、パラレルワールドのお話ではあるが、ニンドリ2017/7月号のインタビューによると、こいつだけはパラレルの存在ではなくマホロア本人とのこと。この辺りはWiiデラックスにおいてマホロアエピローグで補完される形となった。しっかり反省していることを信じたい…

スターアライズにおける「ダークサイドハイネス」のスペシャルページではジャマハルダ語の解説があるが、そこにある単語に…
「マフォ=うそ」「ロア=楽園」
というものがある。
つまり、マホロアとは「嘘の楽園」ということになる。これが示す意味は果たして…

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ではスピリットで登場。
性能は階級ACE攻撃型のアタッカーでスロットは3。
スピリッツバトルでは多彩な属性魔法を使う魔道士&ラスボス繋がりでルフレに乗り移っている。イケメンに乗り移る辺りナルシスト?
BGMは当然「CROWNED」で戦艦ハルバードで戦うが相手の魔法の威力が増しており、さらに原作のリバースワールド再現のごとく画面表示が逆転するので画面逆転無効のスキルを装備して挑むべし。

シリーズ25周年の際に刊行された設定資料集「星のカービィ アート&スタイルコレクション」には、マホロアが女の子という初期案があったことが明らかになっている。
もしそのままだったら「ボクのためにガンバッテ」などのセリフがちょっと危ない感じに聞こえていただろう。『Wiiデラックス』は特に。

第二形態で流れるBGM「CROWNED」はカービィシリーズにおいて特に人気の高い曲となっている。主に「彼方からの旅人マホロア」、「4人の仲間と:クッキーカントリー」、「ぼうけんのはじまり」、「グリーングリーンズ」「カービィ凱旋」のフレーズが使われており、特に古参ファンにとってはグリーングリーンズとカービィ凱旋のフレーズが流れた瞬間は思い出に残った人も多い。アンビルが使用されている*6



ブラボー、ブラボー。
さすがはアニヲタ。
よく、ジャマな者…
荒らしをたおしてクレタネェ。

オォ…
ついに手に入れタゾ…
コレぞ無限の項目を持つ…
『アニヲタwiki(仮)』!

ソウさ!ねらいは始めカラ
このwikiだったンダヨ!
な〜んてカオしてるんダィ?
じゃあ、ゼンブ教えてヤルヨ。

荒らしとのたたかいニ負ケ、
にげた先がアニヲタWiki…
ソコでボクはかんがえタ…

あの荒らしを
キミらにたおしてもらおう、とネッ!
オマケに記事マデ修正してもらえテ
ホ〜ント、カンシャするヨォ。

クックク…
コレでボクはコノWikiの…
イヤ!
インターネットの支配者とナルのダ!

そう、まずハ
手ハジメにキミらの記事…
マホロアから追記・修正してアゲルヨォ!

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最終更新:2024年04月20日 00:05
添付ファイル

*1 2022年発刊の『星のカービィ キャラクター大図鑑』で別キャラとしてカウントされた

*2 海外版『20周年スペシャルコレクション』では「カービィ達には迷惑をかけたからそのお詫びとして遊園地を作った」という旨の台詞が存在する(国内版には実装されていない)

*3 もう少しポジティブに言えば『言うことが大きすぎて大言壮語』あたりか。

*4 セクトニアとタランザ、スージーとハルトマンと星の夢など。逆に、レオンガルフとフェクト・フォルガはフォントが同じであり、人格が同一であることが示唆されている

*5 多段ヒットするのは剣の出現からふりかぶりまでで振り下ろしは1ヒット。最大威力を出すのはなかなか難しかったりするが、連発しているだけで十分強い。

*6 金属音の部分。熊崎信也曰く、この曲の特徴