キン肉マンの技一覧

登録日:2011/06/09 Thu 02:09:15
更新日:2024/03/09 Sat 23:36:12
所要時間:約 6 分で読めます




※バスター系統の技はキン肉バスターを参照のこと
この項目ではバスター系統を除いたキン肉スグル及びキン肉万太郎達キン肉族関連の技について記述する。

目次

キン肉スグルの技

  • フィンガーポップス
キン肉族の黒歴史。とりあえず…技?
キン肉マン本人にもどこに飛ぶか分からない。
もともとはアクロバティックな動きでどこから攻撃してくるか分からない怪獣を倒すための(一応は)武器。
コルク栓にしか見えないが、フィンガーポップスというのは技の名前ではなく、『アメリカで発売された発泡スチロールの切れ端を飛ばすゴミおもちゃ』である。日本ではツクダオリジナルからルパン3世とコラボしたものが売られている。

  • キン肉フラッシュ
ぶっちゃけ、ウルトラマンスペシウム光線のパロディ。
物語序盤はよく使っていた。
パパの真弓や、ママことキン肉小百合も使える事から、キン肉星人にとっては割とポピュラーな技らしい。
スペシウム光線と違って両腕をX字に構えてそこから光線を発射する。
大した威力はないようで通じないことも多く、物語がプロレス路線に移行すると全く使われなくなった。

  • キン肉ビーム
たった四コマで編み出したキン肉フラッシュの強化技。何故か足で撃つ。
ボディビル風のポージングを数回行ってから胡坐をかいて組んだ足からビームを撃つ。
キン肉フラッシュより強力らしいがほとんど使っていないためどの程度の威力かは不明。
この頃は完全なギャグ漫画だった。
アニメOPの歌詞にもなっていて、『名前は知ってるけどどんな技かはわからない』というファンも多い。

  • キン肉スペシャル
遊園地でヒーローショーを行っていたパンダマン(特撮ヒーローの着ぐるみで中身はアルバイト)を瞬殺した固め技。
相手を背負いあげるような形から右足を大きく上げて首を挟み込み、左腕で左手を掴んで固める。
「卍固めをより複雑にしたなにやらわけのわからないホールド」だが、見たところけっこう破壊力はありそうである。
アタルがアリステラ戦終盤でキン肉族の真髄を説きながらもうすこし卍固め寄りの似たホールドを使っていたので、もしかしたらキン肉王家秘伝の技がベースなのかもしれない。

文字通りロケットパンチのように両腕を肘あたりで切り離して射出して敵にぶつける。
ギャグだからこそ許される技である。
なおこの技を披露したエピソードはアイドルを自分のものにするために子分怪人(唐突に出てくる)にアイドルを襲わせて自作自演でアイドルを助けるというかなり酷いストーリーだったりする。

  • キン肉スラッガー
今度はウルトラセブンアイスラッガーのパロディ。
スグルはウルトラマンの大ファンという設定があるとはいえ、ちゃんと版権元に許可をとっていたのだろうか?

牛丼ニンニクばっか食ってるのでとにかく臭い。その為相手は嫌がり技を外す。
ちなみにこの時キン肉族の証でもある『KIN』マークが見える…なんでそんなとこにあるんだよ…。
こちらは正統派ヒーロー路線になってからも時折使用しており、特に七人の悪魔超人編におけるブラックホールとの戦いでは、
屁の威力で異空間のヒビをこじ開け脱出するホワイトホールとして勝負の決め手にさえなった。
現役時代としてはおそらく時系列上最後に当たる「マッスル・リターンズ」でも、
放屁(による悪臭)で怯ませることでツームストーン・パイルドライバーから回避するシーンがある。

キン肉マンの顔はスペシウム光線より強力らしい。
この技でミートが連れてきた怪獣・ゴーリキを笑い死にさせた。
実際は技というかゴーリキのベアハッグで断末魔の悲鳴を上げたキン肉マンの素の表情だけど。

  • 肉のカーテン
名称はベルリンの壁=鉄のカーテンにあやかってのもの。アニメでは『キン肉ガード』。
首を縮め、両腕で前面を庇うボクシングのピーカブー・スタイルに似た防御法。
一見ただのガードだが、キン肉族がやると全身の筋肉が一つのカタマリとなることであらゆる打撃を跳ね返す鉄壁のディフェンス技となる。
実際ウォーズマンのベアー・クローなどに傷一つなく耐えた描写があるほか、ミート曰くテリーの殴打ラッシュにも余裕で耐えられるようだ。
キン肉族の近代祖でスグルの祖父・キン肉タツノリが考案し、彼はこの技で100人の悪行超人の三日三晩に及ぶ執拗なリンチにすら耐えぬいた。
新シリーズではキン肉族の祖ミュースマン(シルバーマン)が使っている描写がある*1
どうやら元々祖が使っていたオリジナルの技「パーフェクトディフェンダー」が代を重ねていく内にほぼ失伝同然におぼろげとなっていた物を、
タツノリともう一人のキン肉族が自分自身の技として編み出し直す事で復活させたというのが真相らしい。
悪魔将軍戦では、肉のカーテンのポーズを取りながら空中で錐揉み回転し、ドリルの様に体当たりする肉のカーテンアタックという派生技を披露。
その後長らく使用していなかったがパイレートマン戦で久々に使用するシーンが描かれた。
キン肉マンスーパーフェニックスもマイティハーキューリーズ戦で使用したが、不完全なものだったためイデアマンの脳天エルボーで破られてしまった。

プロレスを代表する投げ技の一つであり、普通のプロレス技ではあるが、ダメ超人であったキン肉マンが最初に繰り出し(せ)たフィニッシュ級の破壊力を持つ投げ技。
細かい話だが、当初は相手の片足を捉える抱え式を使っていたが、後には相手の胴を捉えて美しいブリッジを描いて叩きつける、
経験を積み、より難易度の高いヘソ投げ式を使いこなしており、間違いなく名手である。
使用し始めた経緯も含めてか、付き人であるアレキサンドリア・ミートが、
後述の48の殺人技を始めとした数々の必殺技を身につけた後でもスグルの使う“最も好きな技”として思い入れを持っている技であり、
王位争奪編では自身も小さな身体でスグルの動きを真似たバックドロップを繰り出し、スグルの仇であるミキサー大帝にトドメを指している。
同門にして自らを越える先達である大叔父サダハルことネメシス戦でも、試合開始時から圧倒される中で初めて有効打となったのもバックドロップだった。
最新エピソードである、他ならぬ師匠カメハメのルーツとなる超神マグニフィセント戦では、実はこの技もカメハメに教わった 48の殺人技の一つ「キラウエア落とし」 であったと明かされており、前述の技のフォームに変化が現れたことをも回収してしまった。
確かな技術、雅やかな所作、対戦者への経緯が込められた至高の技と語られ、今回も圧倒的な技量差を誇るマグニフィセントへの逆転の一打となった。

  • パンツドライバー
スグルが使うある意味最も破壊力がある投げ技。
自らのパンツの中に相手の頭を入れて落とす…本当にヤバそうな技。
あの冷静沈着なラーメンマンすらキレさせるという恐ろしい威力を誇る。
…まぁこんな事されりゃガンジーでも良寛でもキレそうなもんである。

おっそろしいことに男色ディーノが「男色ドライバー」の名前で使用する実在技である。

  • キン肉地雷
身をかがめて相手の下に潜り込み、飛び上がりながら両腕を上に突き上げて相手を上へと吹き飛ばす打撃技。
アシュラマン戦でアシュラマンの阿修羅魚雷に対抗するためにとっさに繰り出した技。

  • キン肉ラリアット
パイレートマン戦で使用。
ただのラリアットだが、威力はネプチューンマンの『喧嘩(クォーラル)ボンバー』にも引けを取らない。
なお、『王位争奪編』にてそのネプチューンマン本人と『クロスボンバー』を復活させ、キン肉マンゼブラ戦ではロビンマスクとともに『日英クロスボンバー』という相手をラリアットで挟み込むタッグ技を使用している。

  • マッスル・スパーク
「キン肉王族三大スペシャルホールド」の1つでスグルの修得した技の中でも最強の必殺技。
空中で関節技を掛けるスグル版(マッスルスパーク・『天』)と、ホールドしつつ落下してリングに叩きつける兄のアタル版(マッスルスパーク・『地』)の2種が存在するが、
その2つを組み合わせることで真の完璧マッスル・スパークとなる。

それぞれの技の形を解説すると、『天』は数回のブリッジで相手を跳ね上げてから自身の右足と左足でそれぞれ相手の首と左足をロックしつつ絞め上げ、
同時に相手の両手首を掴んでチキンウィング気味に捻り上げていきフォームを固定していく。
そして『地』は、相手を下にした背中合わせの状態で両足をロメロスペシャルの要領でロックし、相手の両手を掴んでブリッジの姿勢を維持しながらリングへ叩き込むというもの。
技を極めた際に、『天』では「K」、『地』では「N」の字を相手の体で描く形になるのも特徴。
再び両肩がチキンウィングで極められるばかりか、受け手の上体が内側へ畳まれた結果真っ先に落下の衝撃を受けるのが後頭部となり、相手の頭部や首へ与えるダメージは計り知れない。

あまりの難易度の高さゆえに、技を会得するのも非常に厳しく、特に『天』の技のフォームを維持するのには身体に相当の負荷がかかり、技のフォームを維持し続けるのは強靭かつ柔軟な筋肉が必要であり、相手の両手首を持つことが出来ずフォームを維持し続けることが出来なかった万太郎曰く「全身の筋肉や骨の可動域に逆らう様な物」。かつて真弓も習得しようとし特訓していたが、柔軟な筋肉を持つ身体では無かったので『天』の状態を維持するのが不可能であったため、会得するのが不可能であった。
キン肉マンとキン肉万太郎が後に技の会得のための特訓をするが特訓自体が一波乱であり、
キン肉一族がこの技を修めるということは、テリーファミリーが半殺しにされるのと同義である。

炸裂すればオメガマン級の超人であろうと問答無用でKOする無敵の超必殺技であるが、
オメガマンが変身したプリンス・カメハメには全く通じず容易く技を返され、その後スーパーフェニックスにも1度脱出されている。
ただしその時のフェニックスは邪悪五神の同時憑依というチートを使っており、中でも「飛翔の神の力で脱出できた」と受け取れる描写になっている。
実際、飛翔の神を含む4邪神の力を失った状態のフェニックスはほとんど抵抗できずにこの技を食らって敗北した。
反動の大きいキン肉マンの必殺技の中でも特に多大な負荷がかかるらしく、王位争奪戦後にスグルはしばらく病院送りになったとか。

技の原型にあたるシルバーマンのアロガントスパークは、マッスルスパークよりも驚異的な威力と残虐性を持つ。
しかしシルバーマン自身はこれを「欠陥だらけの技」「血塗られた技」と酷評し、その兄であるゴールドマン=悪魔将軍ですら「殺意の塊」と忌むべき存在としている。
「完全に決めれば必ず相手を死に至らしめる」程の破壊力を持つが、その威力と引き換えに「必ず殺すという殺意を込めねば制御が不可能で、そうしなければシルバーマンでも制御は困難」な程の負担の上昇と、「制御しきれなければ相手よりも自分に技のダメージが跳ね返ってしまう」と言うリスクが伴う技であった。
一度は自身の奥義とするために途轍も無い修練によって技を使いこなせるようになったシルバーマンも、後に諸刃の剣の技では盤石な勝利は望めないとアロガントスパークを自身の奥義から外し、技を活人技にするべく試行錯誤していたが、とうとう技の完成には至らず、兄との対決の前に活人技の完成を後世に託して壁画を残した。
シルバーマン曰く、スグルのマッスル・スパークこそ自分の理想を具現化したものだという。

その真髄は「究極のみねうち」
相手を決して殺すことなく決めた瞬間に勝利を確実に決めると同時に、受けた相手は真に敗北を受け入れ、相互理解と和解への流れを残す正義超人の理想の終着点ともいえる境地とのこと。


48の殺人技系統

キン肉マンが師匠のプリンス・カメハメから伝授された必殺技の数々。
……なのだが、キン肉マン曰く「本当に一撃必殺となるような技は少ない」とのこと。
しかしながらそれこそが48の殺人技の真骨頂であり、「人を殺さぬ殺人技で穢れた邪心のみを殺す」ことがこれらの技の真髄である。
そういった意味では先述のマッスル・スパークに込められた理想に通ずるものがあると言える。

  • 48の殺人技のNo.1 宇宙旅行
プリンス・カメハメ直伝《48の殺人技》のひとつ。月まで余裕で届く投げ技。
仕掛けたキン肉マン当人は「冥王星まで投げてやるつもりだった」と豪語しており、
実際抵抗の無い宇宙空間ならそれも不可能ではない。
これでも48の殺人技の中では一番簡単な技だが、『初速で第2宇宙速度に到達する遠投』というと物凄い。*2
ファンの間では冗談交じりに、これこそキン肉マン最強の技だと語られることも多い。
習得したての頃に使って以降は中々披露されなかったが、無量大数軍編でピークア・ブーに真似される形で再登場。
この時スグル相手に使用されたがすぐに技をかけたピークア・ブーの腕を掴むと言う形で回避されており、流石に一撃必殺とはいかないようだ。

  • 48の殺人技No.3 風林火山
ダブルアームの状態から回転→上昇しながらのローリング・クレイドル→パイルドライバー→ロメロ・スペシャルの四段技。
『基本技を積み重ねることで超必殺技へと変える』という初心の大切さを重んじた奥ゆかしさが光る。ただブン投げるだけの宇宙旅行は基礎技なのかどうか不明。
技としての完成度もかなり高く、ピークア・ブーによると「その技に隙があるとすればローリング・クレイドルから次に移行する僅かな時間」のみとの事。

原作では、ジェシー・メイビア戦のみの使用だったが、アニメ版では大幅に出番が増えており、OPソング「キン肉マン旋風」の歌詞にも登場するなど代表的な技のひとつとなっている。
技を仕掛けながら武田信玄よろしく風林火山を読み上げるキン肉マン=神谷明氏の名調子がカッコイイ。
実は度々技の構成が変わっており、漫画の初期の版では「山」がリバース・ロメロスペシャルだった。
アニメ版や劇場版では「風」が放り投げるだけでなく相手を掴んで高速でリングを走り回るものになっていたり、
「林」がローリング・クレイドルが相手と共に飛び上がるだけの簡略化されたものになっていたり、
「火」がキン肉ドライバーになっていたり、「山」がキン肉バスターやバックブリーカーになっていたりするなど様々なパターンがある。
劇場版第6作「ニューヨーク危機一髪」では復活した悪魔将軍に対して風林火山を完璧に決めた後、
キン肉ドライバーで空中に設置されたリングを貫き、更に超高層からのキン肉バスターでとどめをさす必殺技のフルコースまで披露している。

詳細は省くが、この技の「基礎技の4連発」という特徴は、ピークア・ブー戦で大きな勝因となった。
上記の通り原作ではほぼ披露されていないものの、正義超人たちからは強力な技と認識されており、ネメシスに返された時にテリーマンが「まさか風林火山が返されるとは」と驚いている。
とはいえそのネメシスも、セコンドについたピークァ・ブーから上記のアドバイスを聞いた上での突破であるため、それがなかったらネメシスと言えども返せなかった可能性は高い。

  • キン肉ドライバー
48の殺人技+1、別名『疾風迅雷落とし』
キン肉バスターが破られたことでスグルが自分で編み出した第二の必殺技。
キン肉マンの必殺技の中では珍しい、外部からのヒントを得ずに考案した完全オリジナルのフィニッシュ・ホールドである。
パイルドライバーを仕掛ける際、両腕で相手の脚を拡げ、両脇を踏みつけることで両腕・両足・頭部を同時に破壊する。
未完成の状態でも悪魔騎士屈指の実力者アシュラマンを一撃でKOし、この宇宙に存在する全ての技が効かないとされる天上界最強の闘神・ゴールドマン=悪魔将軍すらも撃破した。

ただし、技を仕掛けるには相手が脚を開いたスタンスで立っている必要があったり、
両腕を極められる前に掛け手の両脚を抱え上体を起こせば破れるなどの弱点も多く、
黄金のマスク篇の次がタッグマッチ中心だったことも祟って、単体での使用例や人気はキン肉バスターに一歩劣る不遇さも。

その反面、アニメ化の時期との相性が良く劇場版のフィニッシュ技としては1番使用回数が多い。
特に2作目の「大暴れ!正義超人」では大ボスのブラックエンペラーのブラックスターファイヤーと、
キン肉マンの48の殺人技の1つデビルファイヤーの大激突後の、富士山麓超高度から仕掛けられるキン肉ドライバーは、
神谷明氏の張り詰めたボイスも相まって非常にカッコいい。しかもBGMは主題歌の炎のキン肉マンがかかっており、必見である。

同じくドライバー技を使うネメシス曰く「隙だらけのチンケな技」。チンケな技の割には、これで始祖だったはずのゴールドマンがKOされてるんですが。
なお当のネメシスもネメシスドライバーを火事場のクソ力で返され、キン肉ドライバーを受けて大ダメージを負っている。フラグ立てるから……
返しで放ったために高度が足りず、撃破には至らなかったものの、この試合でネメシスが受けたダメージの大半はドライバーによるものであり、
悪魔将軍とサンシャインもこの技が完璧に決まっていたならば勝負は決まっていたと評している。

  • 48の殺人技 超人絞殺刑
背中合わせかつ掛け手が倒立した体勢で相手の首を両足とロープで絞め、両腕をチキン・ウィングに捉えるロープ技。使い勝手がいいのか48の殺人技の中でも割と使用する機会が多い。
パワーを余り使わないらしく老後のスグルも万太郎との試合で使用した。*3
基本はジワジワと相手を締め上げる拷問技だが、VSミスター・VTR戦ではネオキン肉バスターで天井に着地したうえ、
天井を蹴って再加速した勢いを上乗せして激突技として繰り出しており、VTRを完全に破壊する恐るべき威力を見せている。
前述のアルティメット・デスペナルティはスグルの向いている方向が180°異なるため、厳密には別の技ではないか?とする意見もある。

  • 48の殺人技 フライングパンチ
ブラックホール戦で使用。
その名の通りまんま急降下しながら腕を一直線に伸ばしたパンチ。わかりやすく言えば某アンパンヒーローの必殺技とそっくり。
その後長い事使用されなかったがパイレートマン戦において久々の登場。
しかし使用された試合で二回とも防がれた中々に悲しい技。

  • 48の殺人技 No.13 キン肉壊体固め
同じく48殺人技の一つ…だがこれは実際に使用したのはキン肉マンもカメハメでもなくキン肉マンとの戦いで読み取ったピークア・ブーが使用した技。
その名の通り筋繊維が徐々に断裂する音から名づけられたらしい。
キン肉マンも勿論習得しているのだが、カメハメから教わり一度も実戦で使用したことがなく、本来カメハメとキン肉マンの二人しか知り得ない技だった。

  • 48の殺人技 キラウエア落とし
超神マグニフィセント戦で使用。
上述通り、バックドロップではあるが、カメハメの技術の粋を仕込んである至高のバックドロップのため、特別に名付けて技の一つとして数えられている。

  • 48の殺人技 コークスクリューロケット
超神マグニフィセント戦で使用。
コーナーポストから飛び上がり、体をきりもみ回転させつつ急降下して相手に体を叩きつける技。
フライングパンチと似ているが、避けられたら自身へのダメージも大きそう。

52の関節技系統

  • 脇固め
スグルがカメハメから継承した《52の関節技》のひとつ。
ごく普通の脇固めだが、ジ・オメガマンとの戦いの中でオメガマンに憑依したカメハメとの戦いの中で初めて会得、披露した52の関節技である。

  • ボー・バック・ブリーカー
スグルがカメハメから継承した《52の関節技》のひとつ。
ジ・オメガマンに呼び出されたカメハメが、スグルを攻撃すると見せかけて、実戦の形で伝授した。
相手の手首と足首を掴んでエビ反りにし、背中を膝で圧迫する。
その名の通り、を引いているようなシルエットが特徴的。
強力だが難易度が高く、成功させるには高いボディバランスが必要になる。

  • カンガルークラッチ
スグルがカメハメから継承した《52の関節技》のひとつ。
ジ・オメガマンに呼び出されたカメハメに叱咤され、全身全霊を込めて放った関節技。
相手の両足、両手、体を完璧にホールドした、スグルが見せられる中でも最高の関節技。
この技を彼が出したことで、カメハメはスグルが52の関節技全てをマスターしたのを確信した。

  • グローバル・ブレーン・スピン
スグルがカメハメから継承した《52の関節技》のひとつ。
カメハメがスグルを完全無欠の超人にするための卒業試験で、スグルの一番苦手な技のバック・フィリップを脱出する時にスグルが出した答え。
相手の頭に体操競技の「鞍馬」に乗っかるような体勢で両手を軸に回転し、相手が自分を支えられなくなったらボティ・アタックを仕掛けるという、
今までの彼では考えられないほどにアクロバティックな技。

  • 地獄卍固め
スグルがカメハメから継承した《52の関節技》のひとつ。
作中では現在ある卍固めの原型といわれ、あまりの難技故に使い手がほとんどいないらしい。
これを見たスーパー・フェニックスは、「恐ろしい超人になったものよキン肉マン…」と心底恐怖した。
この技とマッスル・スパークでオメガマンを瞬殺した。

  • キャプチュード(捕獲投げ)
スグルがカメハメから継承した《52の関節技》のひとつ『究極のスープレックス』とも呼ばれる。
…関節技? 捕獲投げなのに。
地味だが究極のスープレックスの名に恥じず、オメガマンの死体がなければこの技でスーパーフェニックスに勝利できると思われる描写がある。

  • シャットダウン・クラッチ
パイレートマン戦において数十年ぶりにスグルが使った52の関節技の一つ。
逆さまにした相手の背後から足を通し、相手の股関節と足を同時に決める関節技。
かなり完成度の高い技らしく受けたパイレートマン本人も火事場のクソ力がメインとは言え賞賛する程の完成度を誇る。

  • 骨破筋交い絡み(こっぱすじかいがらみ)
同じくパイレートマン戦でシャット・ダウンクラッチを外された時に間髪入れず発動した関節技。
見た目はキン肉バスターのような状態から肩に担ぎあげず足の股関節と脇固めのように腕を同時に固める技。
その威力はこの技でパイレートマンの足を折ったと錯覚させるほどのダメージを与える程。

  • カメハメツイスト
超神マグニフィセント戦で使用。起立してる相手の首を4の字にした足で締めたまま背中側から負荷をかけつつ、更に相手の腕を掴む事でクラッチを防ぐサブミッション。
体躯で勝るマグニフィセント相手では両手を防ぐことが出来なかった為か、封じなかった方の手でクラッチされ、ダブルアームスープレックスで返された。


運命の5王子関係の技

  • マッスル・リベンジャー
キン肉マンスーパーフェニックスが使用した「キン肉王族三大スペシャルホールド」の1つ。
ヘッド・バットの繰り返しで相手をどんどん上昇させ、落ちていく相手の両腕を掴みつつ、
足を『八』の字に開いて両足でロックしながらリング端にあるコーナーポストの鉄柱に脳天を叩き付けるエグい技。
フェニックスはこの技ならば素の95万パワーでもオメガマン・アリステラを一撃で倒せると豪語しているが、
同じ95万パワーのスグルがオメガマン・ディクシアをマッスル・スパークで秒殺しているため、実際に可能であると思われる。
ちなみにマリポーサは間違った掛け方を披露してしまい、キン肉族の神に粛正された。

  • マリポーサ版マッスル・リベンジャー(偽マッスル・リベンジャー)
前述の「間違ったかけ方」による技。
直立した相手に対し、空中から何度も頭突きを敢行。あたかも杭打機のように相手を埋めてしまうという大技。
先に述べた経緯により、この技は封印されることとなったが…?

なお連載が進むにつれて内容がコロコロ変わっている三大奥義の壁画において、
マッスル・リベンジャーは上の人(本来の受け手)が中心の構図になっているうえに下の人(本来の掛け手)は見切れている
酷いミスリードである。
しかもフェニックスが披露した真のマッスル・リベンジャーにしても頭突きと無関係な落下技が本命であり、
別に壁画に描かれている形に拘らなくても相手を宙に打ち上げれば実行できる技となっている。

  • アステカ・セメタリー
時の流れとマリポーサ…というかスグル&運命の五王子をとりまく環境の変化に伴い、マリポーサ版(ryが改良・改変されて生まれた新技。
そのため「キン肉王族三大スペシャルホールド」とは関係がない*4
直立状態の相手に空中から頭突きの連続を浴びせるところまでは同一だが、
この際一度も着地を行わず、頭突きの反動と首の力のみで次の頭突きの準備動作に移るという地味にとんでもないムーブを行っている。
さすがアクロバティックな戦法を得意とするマリポーサである。
その後、体勢を崩した相手の頭を両足で捕らえて大きく跳躍、縦に横にと大きく三次元的に振り回し、最後にキャンバスに叩きつけてフィニッシュする。
一時は明らかに対戦相手のヘイルマン有利だった試合をモクステマ・ディフェンス再点火→マイクアピール→この技でひっくり返してマリポーサが勝った試合はものすごくカッコいい。

偶然にも本来のマッスル・リベンジャー同様「最初の頭突き連打から落下技に移行する」という特徴を持つ技になっており、
また「相手の首を足で挟んでの落下技」と言う点はマリポーサ本人を倒したロビン・スペシャルを彷彿とさせる。

  • マッスル・インフェルノ
キン肉マン ゼブラが使用した「キン肉王族三大スペシャルホールド」の1つ。
相手を天井高く突き上げ、サーフィンのように背中の上に乗りながら壁に叩き付けるという、物理法則を完全に無視した必殺技。まぁ今更か。
弱点は技をかけている側のバランスが崩れ易いことであり、スグルにロデオスキップ(背中を曲げるだけ)で破られてしまったばかりか、
初めてこの技を編み出した際に殺害した相棒のキッド(シマウマ)でさえ破ろうと思えば破れたが友情のためにあえて受けてくれたのだと喝破されている。
本来使用者はゼブラ一人だが彼の技能を技巧の神から貸し与えられたフェニックスや新・超人大全集でゼブラに変身したステカセキングも使用した。
リベンジャー、スパークが二段技だったため、この技にも「後半部分」がある可能性もファンから指摘されている。
キン肉族三大奥義の中では最も使用者の多い技*5だが、現在のところこれを放った超人は その試合で100%敗北している という不遇な技でもある。

  • 真マッスル・インフェルノ
ロデオスキップ対策として、相手の両脚をサソリ固めに極め、両脇を足で挟んだ改良型。
ロデオスキップのみならずマリキータマンの鋭利な羽根を用いた回避をも封じ直撃を果たしたが、マリキータマン撃破には至らなかった。

  • シンクロニシティ・インフェルノ
ゼブラとマリキータマンが組んだタッグチーム『エグゾセミサイルズ』が時間超人の一番手エル・カイトとドミネーターとのタッグ『エルドミノス』相手に使用したタッグ技。
ゼブラがマッスル・インフェルノ&マリキータマンが逆さマッスル・インフェルノの形でリングロープ(該当場面では鎖)越しに相手を挟み、その形でロープをレールにして滑り加速しながら相手のボディーをえぐり、最後にその形を維持したままロープから離陸し場外の壁に対戦相手達の頭を激突させる。
延々とダメージを与えることで脱出難易度を高めており、ロープ滑走中は延々と出血しているためかなりえぐいだけでなく重力に加えて摩擦力も無視したゆで理論としか言いようのないツープラトン。

これによりエル・カイトとドミネーターは自身の再生速度では間に合わないほどのダメージを喰らいKOとなり、ゼブラの公式戦初勝利&ツープラトンという形であるが相手をKOした初のインフェルノとなった。

  • マッスル・インパクト
「キン肉王族三大スペシャルホールド」ではない。ゲーム「マッスルグランプリ2」にてキン肉マンビッグボディが使用。
まんまボディビルダーのパフォーマンスなポーズをとりつつ打撃を食らわせ、打ち上げた相手を縦回転しながらのパイルドライバーで落とす派手な技。
火力全振りのビッグボディの超必殺技ということもあり、(少なくともこのゲームにおいては)とんでもない威力。
このゲームのビッグボディは(その当時はほとんど技を使っていなかったのである意味当然ではあるのだが)いわゆる捏造技の宝庫であり、これ以外にも「マッスルグランプリ2」が初出となる技を使用する。

  • 強力アトミック・ボム
で、実に30年かかって設定された「原作が初出のビッグボディのオリジナル技」がこの技である。
空中で背中合わせになった状態から相手の両腕をそれぞれ自分の腕で掴み・右足で相手の左足をフックし、
さらに左膝で相手の背中を押さえつけることで全身を極めた状態で相手をキャンパスに激突させる落下技。
当初のビッグボディのイメージとは異なり、「全身を巧く極めて落とす」というテクニックがうかがえる必殺技である。
なんとなくアロガント・スパーク後半部分にかけ方が似てるけど多分これはゆで先生あんまり考えてない

そもそも披露された回にビッグボディのカッコいいシーンやセリフが多かったこと、いかにも次回何かが起きそうなヒキだったこともあり、
一時はTwitterの人気ワードに「ビッグボディ」が登場するほどの反響があった。
そして…

  • メイプルリーフクラッチ
ビッグボディ最強のフェイバリット。
背中合わせかつ上下逆立ちに相手をホールドし、そのままジャンプからリングに激突させる豪快な技。
自分の体・相手の両足・相手の両腕でカナダ国旗・メイプルリーフ*6を形作るのが印象的である。
ほぼ全身を固めて頭から落とすため地味に「強引に外す」しか難点がなく、実際この技でギヤマスターにKO勝ち(ビッグボディ公式戦および描写された試合初勝利)を収めている。

  • ゴッドブレス・リベンジャー
上記のマッスル・リベンジャーとメイプルリーフクラッチを組み合わせたタッグ技。
マッスル・リベンジャーを上にしてそれをビッグボディが変形したメイプルリーフクラッチで支える形でリングに降下して叩きつけるという形式。
マッスル・リベンジャーに拘束された相手は下から抱えるビッグボディの両手でガッチリと首を掴まれ脱出がほぼ不可能。
加えてメイプルリーフクラッチに捕らえられた相手も弓なりに曲げられた状態で両肩を極められ、
腋だけで留めている両脚も超人三人分の重量と落下の勢いの所為で動かすこともままならないというかなりのエゲツナイ技。

しかし即興故に上手くコンビネーションが合わなければ軌道を合わせられず不発に終わる上に、ビッグボディが両手で相手の首を拘束している間、
もう一方を両足だけで簡易的に拘束する不完全なメイプルリーフクラッチとなり、マットに激突する瞬間でなければ簡単に技を抜けられてしまう。

オメガの民との戦いが一段落した後に襲撃してきた超神たちとの戦いが始まり、
消滅したディクシア以外の知性チームと共に超神との戦いの先陣に出たビッグボディはかつての敵のフェニックスとタッグを組み、
イデアマン&ザ・ノトーリアスの「マイティハーキュリーズ」と死闘を繰り広げる。
最初は息が合っていなかった二人であったが応援に駆け付けたキン肉マンの激励もあり徐々に息が合い始め、
更には元々のスタンスの違いの所為で対戦相手のイデアマンとザ・ノトーリアスのチームワークが乱れ始め、タッグ技に失敗したチャンスを見逃さずに仕掛け、
最後に「お前ならできる。だからパートナーに選んだ!!」とフェニックスが叱咤したおかげでビッグボディの火事場のクソ力が発動し、軌道調節に成功。
これによりマイティハーキュリーズはKOされ、イデアマンは超人の成長をほめたたえながらこと切れた。何気にビッグボディは二連勝である。

技の脱出難易度や威力もすさまじいが何よりもすごいのは、「技はかけられる方だけでなくかける方も何らかの負担を追う」という事実と、
超神二人を完全に倒すだけのダメージを与えたにもかかわらず、技の土台を担当したビッグボディの方は意外とピンピンしていたことであろう。
因みに「ゴッドブレス」はスペルがGod blessならば意訳すれば「神の恵み」となり、God breathなら「神の息吹」となる。作中ではスペルが判明していないためどちらかは不明だが、一般的にはGod blessだろうと思われる。

  • アサルト・ドライバー
本物のキン肉マンソルジャー…ことソルジャーマンの必殺技…なのだそうだが、
その内容がアサルトライフルで相手を担ぎ地面に叩きつけた後、さらに射撃する技”というどう考えてもプロレス技に見えない説明がされている。
マッスルショットでは他にも、彼の必殺技の一つに”アサルトライフル”という「どうみても技ではなく武器じゃねーか」というツッコミどころ満載な設定されている。

が、なによりもこの技(…と言っていいのか、コレ?)の残念な点は、肝心のソルジャーマンがチームメイト諸共アタルに瞬殺されたうえにマスクを奪われて、
入れ替わったアタルがキン肉マンソルジャーとして活躍してしまった上に、以降も復活する気配すら見せなかったためオメガ編でも出番が速攻で終了してしまったことであろう。
本人の戦闘スタイル諸共お披露目する機会は、訪れそうにないかもしれない・・・。

  • フェイス・フラッシュ
マスクを脱ぎ、輝く素顔を見せる時に放たれる奇跡の光。デウス・エクス・マキナの好例である。
どぶ川を澄みきった水が流れる川に変えたり、鉄を壊したり曲げたり*7、今まで死んでいった超人達を生き返らせることができるチート技。
今度はウルトラマンタロウ(石川版)の…いや多分これは偶然だろう。
仮面ライダーファンには『てつをのキングストーン・フラッシュみたいなもの』、といえば通じるか。
この技を使えることはキン肉王家の証であるが、偽の王子のフェニックスは赤ん坊の時母親に連れられ、
「筋肉の滝」に流れる知恵の水を顔にすりこまれて使用できるようになっていた。
逆にキン肉真弓のように王族でも使えない者もいるので、やはり先天的な資質の有無が関わってくるのかもしれない。
公式ファンブックでは、マッスル・スパークやキン肉バスターを差し置いて、キン肉マン最強の技に認定された。
なお、スグル本人はこの技はあくまでも『癒しの技』であり、(滅多な事がない限り)攻撃に使うつもりはないとの事。

  • ナパーム・ストレッチ
スグルの兄、キン肉アタル(ソルジャー)の必殺技。
空中で相手の両足を自分の両足にフックさせつつ足首を肘で固め、更に両腕を引き付けることで相手を海老反りの体勢で完全に身動きを封じ、胸側から相手の全身を地面に叩き付ける恐るべき必殺技。
この技にかかる寸前、激しい空気との摩擦により相手の胸には『A』の文字が浮かぶという。ATARUのAだろうか。
アニメでは空気抵抗でAは無理があると思われたのか『X』の文字に変更された。
バッファローマン曰く、「正に森林を一瞬にして焼け野原にしてしまうナパーム弾並の威力」。
この技で、超人強度1億を誇る本物のキン肉マンソルジャーを始めとするソルジャーチーム全員を単独で皆殺しにした。
アタル兄さん強過ぎですよ。

オメガ・グロリアス戦では、これの強化版でありフルメタルジャケッツのツープラトンでもある「ナパームコンビネゾン」を披露。
相手の四肢をロックしたソルジャーの両脚を相手の下側からブロッケンJr.が手で固定、さらにブロッケンが相手の背中側に両足を差し入れて踏ん張ることで、
相手の両腕への締め上げがきつくなるという構造。通常はAの一字が相手の胸に刻まれるがこの技では「AB」の文字が浮かぶ。アタルのA+ブロッケンのBか。
この状態から水車の如く激しくスピンをかけながら落ちる技でありかけられた相手は激しい回転で平衡感覚を失い抵抗できなくされ、
しかも余った相手側の1人が妨害しようと割り込んでも車に撥ねられた様に弾き飛ばされるため「カットが不可能」という反則的な特性を持つ。
極めつけは落下先がキャンバスでなく、キン肉マン世界でも屈指の強固さを誇るコーナーポストの鉄柱という殺意の高さ。
この技を喰らった側は受け身を取れないまま四肢を締め上げられ、都合3人分の重みを加えられて心臓から鉄柱に叩きつけられる。
これで屈指のタフネスを誇るマリキータマンを撃破した。

  • アタル版マッスル・スパーク(マッスルスパーク・『地』)
スーパーフェニックス戦終盤で使用した、マッスル・スパークの後半部。
これについては上記参照。

オメガマン・アリステラとの闘いでは技を仕掛ける際のムーブが中空で逆さ向きのドロップキックを連発して相手を上空まで蹴り飛ばし、
さらにホールドした後に回転しながら落下するというアレンジ版を使用。
本来の半分だけの不完全な技ではあるが、その威力と命を奪わずに敗北を認めさせ、戦意を鎮める「究極の峰打ち」たる境地には充分到達しており、
アリステラの先祖から受け継いだ憎悪と妄執=「オメガの希望(呪い)」を祓った上でKOした。

  • 肉の制圧(サプレッション)
  • 肉の豪雨(ダウンボア)
肉のカーテン同様のキン肉王家秘伝の技。アリステラ戦で初披露。
「肉の制圧」は背中にねじり上げた相手の腕をトンボ返りしてブリッジの体勢で正面から肩越しに捕え、両脚を固定して締め上げる謎の関節技。
「肉の豪雨」は相手の蹴り足を捕まえて反り投げる技。


キン肉万太郎の技

  • 万太郎ボム
すっぽ抜けたダブルアーム・スープレックスをタイガードライバーのような体勢に立て直して落とす投げ技。
大量の流血により、テルテルボーイを投げる体力が無かった万太郎が偶然に出せた技だが、ミートが《万太郎ボム》と名付けた。

  • マンタローストレッチ
チェック・メイト戦で闇雲に仕掛けて上手く嵌った技。
技の内容はインディアン・デスロックとショルダーネックブリーカーが融合したもの。

  • マンタロー一番搾り
後ろから相手の首を両腕で捕らえ、両足をインディアン・デスロックで固めて絞り、
首と背骨と両足の大腿骨を同時に破壊する拷問技。デッド・シグナル戦で初使用。
上記のマンタローストレッチと同一に語られることもある。

  • イ・ロ・ハ地獄巡り
ヘラクレスファクトリー入れ替え戦の時に戦ったクリオネマンの必殺技《x・y・zクラッシュ》に対抗して万太郎が編み出した技。
例えるなら万太郎版風林火山
まず相手を下から「ヘッド・バット」で突き上げて『イ』の字、そして落ちていく相手を「マンタロー一番搾り」に固めて『ロ』、
最後は「マンタローハカイ落とし」*8を極めて『ハ』の字を作ることで完成する複合技。
ちなみにゲームでは、『ハ』の字がキン肉バスターで代用されることもある。

  • ターンオーバーキン肉バスター
通常とは前後逆の状態に相手を担ぎ上げて繰り出す、キン肉バスターの派生技。
対スカーフェイス戦で初披露。普段とは違う形のキン肉バスターの為か、キン肉バスター対策を取っていたスカーフェイスは意表を突かれ対策ができなかった。

  • マッスル・ミレニアム
スカーフェイス戦で彼の腰の古傷を攻めるために、万太郎が初めて自分で編み出した新必殺技。
こうして書くと何ともしょっぱい経緯である。
相手を後ろに投げ飛ばし、自分は後方にあるロープを利用して勢いよく反対側のロープへと頭から突っ込み、相手の背中に体当たり。
さらにその勢いで相手をロープに叩きつけ、顔面、背中、大腿部を破壊するド派手な技。
ロープが切断されている時は地面に相手を叩き付ける『マッスル・ミレニアム・レングス』に軌道をシフト可能と意外と応用も利く。

名前の由来は『1000年に1度の大技』からだが、原型はロビンマスクの『ロープワーク・タワーブリッジ』の時点で登場している。
しばらくは万太郎の切札として活躍していたが、柔軟性を磨き抜き、
極限まで身体を反らして両手両足で突っ込んでくる万太郎の頭をキャッチするというトンデモ返し技を考案したケビンマスクに破られてしまった。
その後も悪魔の種子のコンステレーションに破られた挙句にゴミ技呼ばわりされてしまい、以降は長らく単独で使われることはなかったが、
究極の超人タッグ編では世界五大厄相手に意表を衝く形で成功させ、周囲を驚かせた。

  • マンタローエアー
リング上で側転しながら相手に蹴りを放つアクロバティックな技。

  • マンタローオクトパス
相手を変形の卍固めに捕らえつつ、ジャンプして空中でパワーボムの体勢にしてから落下するスゴ技。
アシュラマン戦で万太郎が使用。

  • マッスル・G(グラヴィティ)
マッスル・ミレニアムを破られた万太郎が編み出した技。
キン肉バスターの最中に火事場のクソ力を発動することで強烈なGを与えて相手の胴体を強烈に反り返らせ
更に自分の足で相手の腕もロックしながらリングに落下するキン肉バスターの派生技。
キン肉バスターよりもロックする箇所が増えている上に火事場のクソ力によって身体に強烈なGが発生しているため、発動中はほぼ身動きが取れずバスター破りの定石が使用できない。かつてキン肉バスターを破ったアシュラマンやバッファローマンもこの技を破ることは出来なかった。
キン肉バスターの定番である首・背骨・腰骨・左右の大腿骨に加え、両腕と肋骨まで破壊する殺傷力に溢れたオリジナルフェイバリットホールド。


  • マッスルスパーク『地』
究極の超人タッグ編で修得した技。
決勝戦の前にパートナーであったカオスの死により、1人で世界五大厄と戦うことになった万太郎が、1人でも世界五大厄の2人を同時に倒せる新たな技を体得しなければいけないと考え、祖父である真弓よりキン肉族三大奥義の存在を教えられ、謎のマント男のメッセージや新世代超人たちの協力を受けて、かつて奥義の体得を試みた真弓や未来の自分と知識を共有したミートの存在もあって特訓の最中に技の全貌については把握することが出来たが、
『天』での空中での固定体勢になる際に相手の両腕のクラッチの際に手が相手の腕を掴むことが出来なく、技が不完全となり失敗してしまう。
万太郎によると『天』の固定体勢は「全身の筋肉や骨の可動域に逆らう様な物」 と言い、祖父の真弓がかつてマッスルスパークを体得出来なかった理由が自身と同じでフィジカルによる部分だと察し、
一度は体得を諦めかけたが、ミートがメッセージの本当の意味を理解したことで特訓を更に進めて行き、マント男が放った更に槍による介入によって体勢を咄嗟に変えた結果マッスルスパーク地の体勢となり偶然ではあったが、マッスルスパーク『地』を成功させた。
その後ミートからマッスル・スパークの壁画に隠された細工彫りで描かれた、『地』の技の存在を教えられ、自身の筋肉などのフィジカル面や試合までに行える特訓の時間の上限から、『天』の体得は現状不可能だと判断し自身には『地』の方が向いていると判断して、特訓を進めていき『地』を体得した。

追記・修正をお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • キン肉マン用語集
  • キン肉マン
  • キン肉マンⅡ世
  • 一覧項目
  • 必殺技
  • プロレス
  • プロレス技
  • 48の殺人技
  • ゆで理論
  • 火事場のクソ力
  • キン肉スグル
  • キン肉万太郎
  • キン肉マン技項目
  • 52の関節技
  • キン肉族
  • 必殺技項目

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月09日 23:36

*1 超人オリンピック編で初披露したときも「タツノリが考案」ではなく「キン肉族代々に伝わる」と言われている

*2 大気圏内でいきなり第2宇宙速度(マッハ35.29)をたたき出した場合投げられた相手はあっという間に断熱圧縮により生成されたプラズマに覆われて光の球と化し、並大抵の肉体の持ち主では冥王星はおろか大気圏突破前に燃え尽きてしまう。

*3 規制の問題で『絞殺』が使えなかったためか、その際は『アルティメット・デスペナルティ』と改名している

*4 実際、今度は神の制裁は行われなかった。ちなみにシルバーマンが「マッスル・リベンジャーじゃないから 許すよ」と言っている画像は読者によるコラージュである

*5 未完成版も含めた場合はマッスル・スパークの方が使用者は多い。

*6 カナディアンマンの頭…髪の毛…とにかく顔についているアレ

*7 アニメでは光で鉄を曲げることに無理があると思われたのかテリーマンの傷を治すという展開に変更、したのだが何故か後の回でミートが巨大シーソーを曲げたと発言してしまった。療養中に原作時空の記憶が混線したのだろうか?

*8 上記の「肉の制圧」の相手の頭を自分の股下まで下げさせて90°傾けリングに激突させるような技。こちらの方が発表は先