ワジ・ヘミスフィア

登録日:2012/06/16(土) 01:00:48
更新日:2023/11/19 Sun 18:13:16
所要時間:約 7 分で読めます





英雄伝説 零の軌跡』及びその続編『英雄伝説 碧の軌跡』の登場人物。
零では一部スポット参戦だけだったが、碧ではレギュラーメンバーに昇格。

CV:皆川純子
17歳

クロスベル旧市街の不良チーム「テスタメンツ」のリーダー。
二年程昔に副長ポジションのアッバスと共にふらりとクロスベルにやってきてテスタメンツを結成。以来もう一つの不良チーム「サーベルバイパー」と小競り合いを続けている。

両チームを巻き込んだ事件を特務支援課が解決しその拡大を阻止した件をきっかけに、支援課とロイドに興味を持ち以降も度々協力する。
零の軌跡の最終局面ではテスタメンツやバイパーのメンバーらと共に事件解決に大きく貢献。碧の軌跡では気まぐれを起こし、その件の報酬としてディーター新市長から推薦を取り付け、特務支援課に準メンバーとして加入する。



中性的な美貌の持ち主で非常にモテる。副業としてホストをやっている関係か、歓楽街や裏社会の事情に明るい。

人物としてはいわゆる人を食ったような性格で、常に涼しげで飄々とした態度を崩さない。
真面目な人物をからかって遊ぶのが好きなようで、度々ロイドノエルをおもちゃにしている。特にロイドはお気に入りで、「愛していると言っても過言じゃない」らしい。


素性不明でミステリアスな雰囲気のせいか、一般的な不良のイメージからかけ離れた一種のカリスマ性の持ち主である。
テスタメンツのメンバーからは慕われて…というレベルを越えて崇拝されており、チームで動く時の言動はそこかしこから宗教臭がプンプンする。というか「テスタメンツ」「聖戦」「トリニティ」等々、その手の単語を意図的に組み込んでるフシもある。

また、格闘術の腕前も高い。バイパーのリーダーヴァルド・ヴァレスとは、戦いを通じてライバルとでも言うような奇妙な友情が芽生えているようだ。
しかしそれだけにヴァルドさんとしては、ワジが決着をつけずに不良をやめて警察に入ったことが気に入らない様子。双方ケジメをつけるため一騎打ちに臨むが…


瞬☆殺

何やら「奥の手」を解禁しパワーアップしたワジの圧勝で終わる。そしてその結果あんなことになるとは誰が予想しただろうか…


以下ネタバレ






その正体は(あちこちで予想されてた通り)星杯騎士団所属の騎士、それもトップ12人の一人、守護騎士第九位《蒼の聖典》である。
エラルダ大司教の目をごまかすため不良としてクロスベルに潜入し、リースがデコイになったこともあり目論見通り自由に動いていた。

終盤、一旦はクロスベルを離れるものの、教皇の許可を得て守護騎士としての介入を開始。自身の力とメルカバによるバックアップを提供し、支援課と共に事態の収拾に奔走した。
立場が立場なだけに滅多な事は言えないものの、ロイドたちやキーアとの絆、ヴァルドとの因縁については彼なりに思う所があった様子。

ラスダンでは今度こそ全力全霊でヴァルドとの決着を付け、EDでは後遺症が残るヴァルドを連れアルテリアに帰っていった。
その後の二年の間にはアッバスとヴァルドを伴いクロスベルを訪れているようで、クロスベル解放を巡っても何らかの働きをしたのかもしれない。



ちなみに、絆イベントでは彼が守護騎士になった経緯が語られる。

生まれは辺境の隠れ里で、そこで“神”の声を聞く巫子として祭り上げられていた。
しかし自由になりたい一心でその呪具を破壊してしまったため村を追放され、里を訪れていた星杯騎士に勧誘されて今に至る。ちなみにアッバスとはその頃(7年前)からの付き合いである。

“神”の正体はアーティファクトの一種であり、その抵抗により命の危機に陥ったワジに顕現した聖痕が力を根こそぎ奪うことで破壊されたらしい。

神殺しの大罪人として両親にすら憎まれているが、本人は里人たちの拠り所を破壊してしまった罰として受け止めている。
ただその後里には教会によるケアが入っているらしく、落ち着いたら里帰りも考えているとのこと。クロスベルは腐れ縁がいっぱいの第二の故郷としてとらえているようだ。


余談だが
  • 中性的な容姿
  • 水着はセパレート式
  • 「これだから男は…」的な発言
  • 愛していると言っても過言じゃない
などから、実は女なんじゃないかという疑惑が。本人も聞かれてもはぐらかすばかりで明言しないので、真相は謎である。




◯戦闘での性能
武器はグローブ。オーブメントは空属性固定、6-2の2ライン。

物理も魔法もこなす万能タイプ。STR以外の全能力が平均以上で、ステータスの総合力では全キャラトップに位置する。

ATSやADF、ライン構成ともにエリィと同等の、優れたアーツ性能の持ち主。
打たれ強さも十分に前衛を張れる水準で、武器にはクリティカル率(と、物によっては回避率)上昇効果があるため攻撃力は数字以上に強い。


一方でクラフトは、サポート向きのものを多く持つエリィやティオと異なり物理攻撃偏重。しかも質・量ともに他のキャラと比べると見劣りし、真価を発揮できるのは碧の終盤に入る頃になってからである。
ただし終章で習得するSクラフトが強力無比で、ワジを特徴付ける重要な要素になっている。

マスタークオーツはアーツ主体で攻めるならクリティカル率最大90%のクリミナル、アカシックアームを主体にするなら瀕死になれば威力が最大2倍になるマギウスがオススメ。 

◯クラフト
  • ファントムラッシュ
単体攻撃、SPD低下。
単体相手ならクロックダウンより手っ取り早い。地味にヒット数が多いのでセピス稼ぎにも。

  • ブロードアックス
地点指定小円攻撃→中円攻撃、MOV低下(Ⅱ)。
MOV低下は便利だが、自身が接近する技な点には注意。

  • トリニティカード
小円→大円(Ⅱ)攻撃、アーツと技の駆動解除。
貴重な範囲解除クラフト。特にⅡに強化されると一気に複数解除できる上、単純な威力・範囲もかなり向上する。

  • ヴァイスカード
単体のHP大回復、状態異常解除。
碧の終章から。アーツが間に合わない時、異常ごとまとめて回復したい時などに。

  • セブンスショット
地点指定大円攻撃、混乱付加。
同じく碧の終章あたりで習得。終章では混乱はほぼ役に立たない上、同じ範囲のトリニティカードⅡに威力・燃費・硬直時間の全てが負けている、気持ち良いまでの産廃技。
もうちょい早く覚えればまだ使いようも色々あったのに…


◯サポートクラフト
  • ドロージョーカー
中円範囲、味方のディレイ値を0にし、SPD+50%。
手数の増強は極めて強力。

  • ファントムレイター
中円範囲、遅延、SPD-50%。
敵の耐性に依存するのでこちらは微妙。


◯Sクラフト
  • デッドリーヘヴン
単体攻撃。
蹴り上げ→連続蹴り→ライダーキック。セピス稼ぎに便利だが、いかんせん範囲が厳しく、威力も高くはない。

  • アカシックアーム
大円魔法攻撃。
碧の終章で習得。聖痕の力を解放、右手に虚無の腕を展開し敵に振るう。
強化後のコンビクラフト並みという破格の威力で、CPMAX時は更に上昇しぶっちぎりの値になる。
マギウスを装着し魔法極苦麺や煉獄麻婆等で瀕死にさせ更にフォルトゥナやホロウスフィアなどを合わせると凄まじい火力を叩き出す。
特に碧終盤のボスはADFよりDEFが高い傾向にあるのもこの技の強み。


「我が深淵にて煌めく蒼金の刻印よ…大いなる腕となりて我が右手に集え…!
おおぉぉぉぉおおおおお!砕け!アカシックアーム!!」


◯コンビクラフト
全て碧からの新技。魔法系の方が大ダメージを望めるが、物理もデッドリーヘヴンよりは強力。

  • ストライクヘヴン(ロイド)
大円攻撃。敵を打ち上げ両側から連撃を入れる。セピスウマー

  • アカシックスター(エリィ)
大円魔法攻撃。巨大な魔法球を敵の頭上で撃ち抜き弾の雨を降らす。

  • Σアセンション(ティオ)
大円魔法攻撃。光弾を反射させて五芒星の陣を描き攻撃。
魔法コンクラ最高威力。

  • ラストリベリオン(ランディ)
大円攻撃。レベルを上げて物理で殴れば(ry…もとい、殺気を高めて突撃し、すれ違いざまに切り刻む。

  • ブルーブレイカー(ノエル)
中円攻撃。結界で敵を拘束し、マシンガンの掃射で結界ごと破壊する。
範囲も威力もショボンな性能。


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最終更新:2023年11月19日 18:13