ダブルオーガンダム

登録日:2009/06/01(月) 01:41:40
更新日:2023/12/15 Fri 01:12:29
所要時間:約 16 分で読めます





※推奨BGM:「Restart」



破壊を望む者、拒む者。

様々な想いを受け、
いまダブルオーが覚醒の時を迎える。


次回

ツインドライヴ


それは、ガンダムを駆逐するガンダム。





目覚めてくれ、ダブルオー…。

ここには…!

0ガンダムと…!エクシアと……!

俺がいる!!!






00 GUNDAM




ダブルオーガンダムとは『機動戦士ガンダム00』に登場するモビルスーツ(MS)。
作品タイトルを冠した機体であり、2ndシーズンでの主役機を務める。




機体緒元

型式番号:GN-0000
頭頂高:18.3m
本体重量:54.9t
装甲材質:Eカーボン
動力機関:ツインドライヴシステム(GNドライヴ×2)

武装:
GNソードⅡ×2
GNビームサーベル×2
GNシールド



概要

西暦2308年に国連軍との戦いに敗れ一時活動不能になっていたソレスタルビーイング(以下CB)が、西暦2312年頃に開発した新たなガンダムの一機。
第一期終盤に、イオリア・シュヘンベルグが組織内部からの裏切者が出ることを想定して仕掛けたシステムトラップが発動したことにより、
GNドライヴのブラックボックスを介しトランザムシステムと共に託された新たな主機関理論に基づく「ツインドライヴシステム」を実装する、唯一の第4世代型ガンダム。
ちなみに同時期にロールアウトした3機のガンダムは第3.5世代相当とされる。

ボディ部分は細身で頭部には白と黄色の二対四本のブレードアンテナを持つシンプルなデザインだが、
背部から伸びたアームで両肩に配置された二基のGNドライヴ内蔵コーンスラスターバインダーによって特異なシルエットを持つ。
そのシルエットから、アロウズからは「2個付き」と称された。
カラーリングはエクシアのラインを継いだ青を強調したトリコロールカラーとなっている。


ツインドライヴシステムは二基のGNドライヴ(太陽炉)を同調させることで圧倒的なGN粒子を生み出すもので、
理論上その粒子生産量は一基の太陽炉の2倍ではなく、2乗という、まさに圧倒的な生産量を誇る。
発生する粒子量が桁違いになったことに伴い、本機のGNコンデンサーは新開発された既存のタイプより高性能なものが採用されている。

ところが、膨大な粒子生産量を得られる反面、ツインドライヴに使用する二基の太陽炉には高い同調率が求められ、
2308年の決戦後CBが保有していた4基の太陽炉を用いたマッチングテストでは、どの組み合わせも安定稼動域には達しなかった。
その後、CBに刹那が合流したことで、彼と共に合流したガンダムエクシアの太陽炉もツインドライヴに使用可能となり、
その結果、シミュレーションで最も同調率が高かった0ガンダムとエクシアの太陽炉の組み合わせが叶うが、それでも安定稼動領域である同調率80%に到らなかった。
だが、間も無くの戦闘でこの組み合わせのまま刹那がトランザムで強引に起動を掛けた結果、太陽炉の活性化に成功。
ようやくツインドライヴの安定稼働領域に到達し機体が本格起動。
以降、刹那の新たな乗機として活躍する。
なお、ドライヴは右肩側の物がエクシア、左側の物が0ガンダムの物という配置になっている。


ツインドライヴの稼働状態では生成する莫大なGN粒子のおかげで出力は従来機から跳ね上がる。
ビーム兵器の威力上昇は勿論のこと、両肩のコーンスラスターは基部がフレキシブルに稼働し高い運動性能をもたらす。
更に粒子生産量が高まると圧縮された大量の粒子が放出されそれが強力なGNフィールドと化して敵の粒子ビームを弾き返すことも可能になり防御力も大幅に高まる。
その性能は3.5世代機に迫る性能を持つアヘッドをも一蹴するほど。

しかし、ツインドライヴシステム自体に決定的な改善処置は行えたわけではなかったため、機体の本格起動後も粒子生産量の安定した2乗化を維持出来ておらず、
ツインドライヴの粒子生産量に性能が依存する本機の特性上、初戦後は上記のような性能を発揮することは出来なかった。
また、初期起動の際は運良く安定稼働と粒子生産量増大に繋がったものの、ツインドライヴの安定を欠いた状態でトランザムを発動すると同調した太陽炉の活性化を制御出来ずオーバーロードを起こし、最悪の場合自爆する危険すら孕んでおり
本来オリジナルの太陽炉を搭載するCBのガンダムにとって最強の切り札となるトランザムの使用を不安視されることになった。
実際、戦闘中に止むを得ずトランザムを使用した際には、一時的に性能が向上したものの、莫大なGN粒子の一斉開放に機体が耐え切れず、オーバーロードし敵機の眼前で機能停止してしまった事もあった。

そのため、結果的に「追加武装を搭載する前の第3.5世代を少しは上回るが、さしたる差はない」という程度で、本来想定していた性能には全く届いていない状態となってしまった。
そしてイノベイター勢力が投入してくるアルケーガンダムガラッゾなどの新型機に対しては終始圧倒されるようになってしまい、この戦局においてはダブルオー単体での運用の限界に至ったと判断される。

そして2ndシーズン後半からは支援機であるオーライザーとドッキングしたダブルオーライザーとして運用されることになる。



武装

  • GNソードⅡ
ダブルオーの主武装として開発された新型武装。
名前の通りガンダムエクシアの主武装だった「GNソード」の発展型であるが、あちらが腕部への半固定タイプだったのに対し、こちらは手持ちタイプになっている。
また、シルエットにはエクシアの「GNロング/ショートブレイド」の面影も感じられ、二刀流で装備されることが多いことや非使用時には腰部左右に懸架出来ることも似ており、両者の機能を統合して開発された武装と思われる。

GNソード同様変形機構を有し、刃の向きとグリップ部の変形で3つのモードを切り替え遠近に対応する。
基本形態の「ソードモード」の実体剣部分はGN-XⅢのGNランスを正面から両断する切れ味を持ち、GNフィールドなどにも有効。
更にソードモードから刀身に沿ってビームを発振して大型ビーム剣として使用する「ビームサーベルモード」もあり、
リーチをソードモード以上に伸ばすことも出来、ダブルオー単体の時とは最早別機体と言えるほど性能が向上するトランザムライザー時には、小惑星を容易く輪切りにする威力になる
上記の通り二本装備されることが多いが、グリップの先端に連結機構があり連結した形態は「GNツインランス」と呼ばれる。

「ライフルモード」はソードモードから刀身が90度回転して上下2門の発射口を展開し、グリップの一部と鍔部分を開く形で変形。上部には新素材であるクリスタルタイプのセンサーが搭載されている。
ビームは通常射撃の他、牽制や敵機のセンサー部などへのダメージを狙った低威力の拡散発射も可能。
粒子生産量が高まった状態ではMSを両断出来るサイズの刃状ビームを発射出来る。
また、トランザムライザー時にはライザーソードの発動デバイスの一部としても使用された。

TV本編では2ndシーズン2話のダブルオー初起動から既に装備されており、ダブルオーライザーでの戦闘が主流になった後も最終決戦直前まで、つまり2ndシーズンのほとんどはこのGNソードⅡが主武装を務めた。
しかし、本編外のダブルオーライザーが登場する大半のゲーム作品やプラモデルのパッケージでGNソードⅢに出番を奪われるちょっと不遇な武装である。*1

リアアーマー装甲裏に懸架されているビーム剣。使用時にはグリップが左右に90度回転し掴みやすい位置に移動する。
従来のビームサーベルと基本的に変わりはないが、出力の調整によってビームダガーとしても使用可能。
劇中では主に牽制用の投擲に使われていた。

大型のシールド。上下を分割してそれぞれGNドライヴバインダーに取り付けられる。
先端部には伸縮式のブレイドを内蔵。
あまりシールドとしての機能を果たしていたシーンが無く、大方バインダーの飾りと化していた。そのためか、スパロボでは盾装備となっていない。



バリエーション

◆ダブルオーガンダム セブンソード

機体緒元(セブンソード)

型式番号:GN-0000/7S
装備重量:10.2t

追加武装:
GNソードⅡロング
GNソードⅡショート
GNビームサーベル×2
GNバスターソードⅡ
GNカタール×2


概要(セブンソード)

ツインドライヴ完全稼働以前に刹那をマイスターに想定して考案された「近接戦闘用装備」。
コンセプトはエクシアに採用されていたセブンソードの強化兵装。

本装備は刹那の合流以前に設計・開発着手されたが、ツインドライヴ完全稼働の為にオーライザーの重要性が高まったことにより、同時使用不可能な本装備は採用が見送られた。
この形態は「当初想定されたツインドライヴ搭載機の性能」に留まり、実際には開発者達の想定を凌駕していたツインドライヴの力を発揮したトランザムライザーはこの機体の能力すら超えるものとなった。


武装(セブンソード)

  • GNソードⅡロング/ショート
GNソードⅡの刀身を換装したモデル。クリスタルセンサーの色はに変更されている。
ロングはライフルモードの射撃精度向上が図られ、フォアグリップが追加されている。
ショートはGNビームダガーを投擲しては物資を損耗させる刹那の悪癖に対応し、刀身自体がワイヤーアンカーとして射出・回収出来るようになっている。

  • GNバスターソードⅡ
フェレシュテが回収したGN-XⅡのGNバスターソードを解析して作られた大型実体剣。左肩GNドライヴにマウントされる。
各部のカバーを展開させる事により、表面に強固なGNフィールドを発生させる事が出来る。

  • GNカタール
クリアグリーンの刃を持つ小型のジャマダハル状実体剣。膝アーマーに懸架される。
刀身はGNコンデンサーを応用して作られた素材で構成されており、GN粒子を熱変換し、その熱を瞬時に切断対象へ転移させる事で耐熱限界を超えた温度での溶断が可能となる。
デヴァイズエクシアのプロトGNラスターソードで試験採用された新素材技術を実戦投入可能なレベルにまで昇華させたもので、開発中に得られたデータは後にGNソードⅢ以降のGNソード系装備に広く使用されるようになる。


◆ダブルオーガンダム セブンソード/G


さっきのビームを見られたかもしれない。
破壊する。

機体緒元(セブンソード/G)

型式番号:GN-0000GNHW/7SG

追加武装:
GNソードⅡブラスター


概要(セブンソード/G)

上記の「セブンソード」に新開発された『GNソードⅡブラスター』を追加し、GNバスターソードⅡにはGNドライヴ安定装置が新たに組み込まれている。
本体には今までの戦闘データを反映した改修が加えられ、基本性能の底上げがなされている。

GNソードⅡブラスターは剣としても使えるが、あくまで「」(GUN)としてカウントされる為、本装備を「セブンソード/G(スラッシュジー)」と呼称。
型式番号から、GNヘビーウェポンに分類される。

イノベイターとして覚醒した刹那とダブルオーのコンディション次第で威力と射程は無限大に拡張されるが、現状ではその真価を発揮する事は出来ない。

本機はGNコンデンサーによって稼動する為、粒子量は大きく制限され起動は不安定。
トランザムで射程距離を伸ばした状態で1000km先の標的を狙撃する、というトランザムの起動テストを行った際には僅か0.03秒しかトランザムすることができず、実戦で使い物になるものではなかった。
しかも、覚醒して以降も成長を続ける刹那はその一瞬でも狙撃を成功させており、この機体では例え本来のコンディションになっても刹那の能力には追従不能だと再確認され、後継機の開発が急がれた。
この1000kmという距離はかつてデュナメスが達成した成層圏外にある居住ブロックを地上から狙撃した時の距離にかなり近い。
条件が異なるとはいえデュナメスは地上に据え付けた大型専用装備とヴェーダによる情報支援を受けての狙撃に対して
こちらはガンダムが手持ちできる兵装だけでやってのけている。


◆ダブルオーガンダムセブンソード/Gインスペクション

型式番号:GN-0000GNHW/7SGD2

イアン・ヴァスティの弟子であるシェリリン・ハイドが、趣味で赤いカラーリングを施したダブルオー。
データ上でのみ存在しているが、採用には至らなかった。
(※ソレスタルビーイングの機体カラーはマイスター毎に決まっており、刹那の機体は常にに決まっていた為)
インスペクションとは「検査・点検」の意味で実戦には使わず検証用という意味合いと思われる。
厳密にはカラーリングも赤というよりはアリオスガンダムの色に赤を混ぜたようなオレンジに近い赤となっている。
*2

シェリリンのお遊びでケルディムガンダムアリオスガンダムセラヴィーガンダムセラフィムガンダムの4機を同時に相手した際には、
イノベイターとしての刹那の戦闘データを再現したインスペクションは他のマイスター達の戦闘データを反映した四機を圧倒。
イノベイターとして覚醒した刹那の規格外さを改めて証明する事になった。


関連機体

◆ガンダムアストレアⅡ

型式番号:GNDY-0000

『Revealed Chronicle』で登場した機体。
GNアームズと同時期にダブルドライヴを実装する機体の試験機として開発されたが、粒子タンクを使用した状態ですら起動には至らなかった。
名前こそ汎用試験機ということでアストレアを冠しているが事実上ダブルオーのプロトタイプであり、機体のフレームと外装の基本設計はほぼそのまま引き継がれている。
太陽炉の装着位置は後のダブルオークアンタと同じ胸部と左肩だが、左肩の太陽炉は肩部装甲に直接装着される。

1stシーズンと2ndシーズンの間におけるCB再建中には残存した太陽炉を搭載し稼働状態へと調整され、バックパックをダブルオータイプの新型に換装したことで左肩のドライヴマウントも背部からのアーム接続方式に改められた。
また新たな試験装備としてプロトザンユニットの運用も行なっており、暗躍するイノベイドの機体とも交戦している。


その他のバリエーション

ガンダムダブルオーダイバー

ガンダムビルドダイバーズ』の主人公ミカミ・リクが製作したガンプラであり、同作の主役機。
後述のHGダブルオーガンダムをベースとしたもので、原型機のイメージがかなり残っている。



立体化

ガンプラ

「00ガンダム」「00ライザー」「00ライザー+GNソードⅢ」「トランザムライザー」「00ライザー 粒子貯蔵タンク型」「00ガンダムセブンソード/G」
……等々とにかく色々出ている。
これにクリアカラーVer.やデザイナーズカラーVer.なども出ているため、平成作品屈指の金型酷使機体である。
ダブルオー単体で1,000円程とコストパフォーマンスがよく、プロポーションも良好。
その上に新型ポリキャップ(ランナー名称:PC-001)の採用で、「変態可動」と言われるほど可動範囲が広い。特に肩・腰・足首の可動範囲が飛躍的に上がったのは革新的。
ただGNソードⅡを付ける腰の部品がポロポロ取れたりする。GNドライヴの裏側肉抜きも目立つ。

セブンソード/Gの方は普通のダブルオーに組み立てる事が出来る(ノーマルの膝やGNソードⅡのランナーも同梱されている為)。

勿論オーライザーと合体出来るのでダブルオーライザーセブンソード/Gに出来たりする(この設定は公式には無いのでオリガンの域になる)。

更にザンユニットとGNソードⅢの追加によりダブルオーザンライザーセブンソード/G+GNソードⅢにまで発展させる事も。
…実際の戦闘でこの究極のゴテゴテ全部載せ形態がまともに動けるかは不明であるが。

  • RG
ダブルオーライザーとして発売。詳細はダブルオーライザーの項目を参照。
後にセブンソードがプレミアムバンダイ限定で発売された。
/Gはアニメ放映10周年の一環として、インスペクションの限定販売がされた。

  • 1/100
意図的なのか設計ミスなのかは不明だが、腰が回らないという致命的欠点がある。
プロポーション自体もややゴツめでのっぺりした印象。

  • MG
ダブルオーライザーとして発売中。きちんと腰が可動する。
内部フレームは先に発売されたダブルオークアンタと一部共通している。
粒子貯蔵タンク、通常のGNドライヴがあるのでTV版や劇場版どちらにでも組み立てる事が出来る。LEDは一つだけ付属する。
また、セブンソード/Gも発売された。
プレミアムバンダイ限定でトランザムライザーも発売。現在は販売を終了している。

  • PG
ダブルオーライザーとして発売。ヒジ・ヒザ関節にロック機構が設けられ、保持力を高めている。
後にダブルオーガンダムセブンソード/Gが店頭販売。一部外装がアップデートされている。


◆フィギュア

  • METALBUILD
ダブルオーライザー及びセブンソードが発売。
前者は後にデザイナーズカラーVer.として再販がかかっているが、即完売の憂い目にあっている。

IN ACTIONシリーズの後継ブランド第一弾としてダブルオーガンダム本体が発売。
やっぱりというか多くの派生機が出ている。
しかしダブルオーザンライザーが単体として発売しているのはこのシリーズのみ。


ゲームでの性能】

SDガンダムGジェネレーションシリーズ

『ウォーズ』から参戦。
エクシアと0ガンダムで設計すると生産登録される。
基本性能は高くトランザムも使えるが、『ウォーズ』だと最大ダメージがエクシアのセブンソードに劣ってしまう。
基本的にはダブルオーライザーの下位互換でしかないので即時開発(あるいはオーライザーと設計)して問題はない。

『クロスレイズ』ではセブンソードGも登場。設定に反してトランザムは普通に使用可能。
会心効果持ちのGNバスターソードIIが強力だが、実質的にはザンライザーの下位互換に留まっている。


ガンダムvsガンダムNEXT PLUS

PSP版にコスト3000でダブルオーライザーが参戦。パイロットは刹那と沙慈・クロスロード
射撃の手数が多く中距離で優れるGNソードⅡモードと、弾幕形成と格闘能力が高いGNソードⅢモードを切り替えて使用する。
長所ははっきりしているが、その分GNソードⅡモードは格闘が突きしか無く脆弱で、GNソードⅢモードの射撃は足を止めるうえに誘導は平凡と短所も同様。
トランザムは他00系機体と異なり連続使用が可能。ただし発動時間は短く設定され、量子化回避をするとゲージが一気に減る。

Extreme vs.シリーズ

『機動戦士ガンダム Extreme vs.』にてコスト3000でダブルオーガンダムとして参戦。
通常状態ではコスト相応の能力は発揮出来ないので、積極的に換装ゲージを回していく必要がある。
アシストにアリオスがいるが、すぐ破壊される上に誘導も弱いので拘束コンボ以外に使い道は薄い。
しかし、コスト不相応とはいえ生の状態でもGNビームサーベル投擲やメインCSと戦える武装が揃っているので、深追いしない事と無視に気を付ければ問題ない。

だが、この機体の神髄は時限付き換装でダブルオーライザーになれる事である。
武装が変化し、強力なメインとCSが追加される。他の武装はかなり弱いのだが、それも補うほどのブースト性能が強化され、ガードも全方位バリアとなる。
カット不可能なほど動くBD格闘も非常に強力。
しかしライザー時に流れをモノにしなければ負けてしまう点を念頭に置いておきたい。
オーライザー装備を時限換装扱いにしたのは原作からすると「?」な仕様だが、ライザー非装備のダブルオーをゲームで動かせるという点は希少。

覚醒でトランザムライザー(GNソードⅢ)に換装、ブースト性能が格段に上昇する。
生の状態で覚醒してもトランザムライザーになり、少しブースト性能は落ちるものの換装ゲージもリロードされ続ける。
覚醒中に攻撃モーションに入っていない場合覚醒ゲージを消費し量子化するが、スキが大きくブーストも消費するため過信は禁物。
覚醒技はライザーソード。レバー入力で縦切り、横薙ぎが可能。

シリーズ2作目の『FULL BOOST』ではアシストにセラヴィーが追加。発動地点からビームを照射してくれるため、基本的にはこちらを使うべき。
基本的に00ライザーになるまでの場繋ぎなのは前作から変わらず、GNビームサーベルなど共通武装も増えたため存在感が薄れる。
00ライザー中は特殊射撃のリロード時間が半減するので、そのメリットを活かす意味合いからも生時で使い切ってから換装するなど効率性を重視した方が良い。

家庭版には後述のセブンソード/GがDLC参戦。

3作目の『マキシブースト』では耐久が300以下になると、何と永続で00ライザーになるように変更。
だが通常時は殆ど手を加えられておらず、相変わらず換装後のリロード中の場繋ぎ程度の立ち位置しか与えられていない。
本作のドライヴシステムも耐久値の都合上から00ライザー中にしか発動できないため、通常時の強みはこれと言って存在しない。

そしてセブンソード/Gが参戦。
特殊格闘でGNフィールドを展開するバリア武装持ちの為、耐久600とかなり低い。
照射ビームを放つメイン射撃と横方向にやや広い射撃CS、接近時の左右移動を狩るレバー入れサブ射撃、ガンダムデュナメスリペアによる狙撃とミサイルの特殊射撃はディレイ射撃などで扱いやすい。
格闘面では下格闘のアンカー、前後特殊格闘のジャンプ斬り、横特殊格闘のくの字突きなど光るものが多い。
飛び抜けた武装は無いが、多彩かつ全体的に良性能に纏まっており、手数や選択肢が豊富なのが特徴である。
原作再現のためか、覚醒をしてもトランザムは発動しない。
しかしBD格闘は覚醒中限定の仕様になるなど、刹那機の伝統は系譜している。
覚醒技は乱舞、レバー後でワンセコンドトランザムして狙撃。

4作目の『マキシブースト ON』に於いては、ダブルオーは永続ライザーが没収されてしまった。
その分通常時の自衛力が強化され、メイン射撃の弾数増加、射撃CSの慣性強化、特殊射撃の性能上昇、N・横・BD格闘が新規のものに変更とかなり手が加えられた。
また使い所に難を抱えていたレバー特殊射撃のアリオスも、二度の強化で拘束コンボには使えるようになった。

7S/Gは、特殊格闘のゲージ総量が2倍になり、デュナメスリペアの放つミサイルの発射速度が上昇した。
後にジャンプ斬りが下方修正されるなどの手痛いダメージも受けたが、METALBUILDとのコラボ企画で格闘CSに一度きりの爆風付き極太照射ビームが追加された。


Extreme VS. 2』では、ガンダムエクシアのようなビームサーベル投擲や前面射撃ガード付きの格闘CSが追加された。
特殊射撃のアシストはケルディムの狙撃とアリオスのMS形態格闘突撃に変更され、かなり使い勝手が良くなっている。
更に00ライザー中は別武装に切り替わるため、いちいち特殊射撃の弾数を考慮して使い惜しむ必要もなくなった。
格闘も威力上昇の恩恵を受けている。
00ライザー形態があまりに強くなりすぎたので相変わらずおまけ感は否めないが、それでも旧作初期の頃の産廃感は過去の物として割り切れる程度に強化されただろう。

セブンソード/Gは若干の下方修正を受けたのみで強化はほぼされていない。相対的に現環境では辛い立場に一歩踏み入る形となってしまった。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST』では、マキシブースト以来の永続ライザーが復活。
その分出撃直後の換装が封じられてしまったので、ゲージが溜まるまではどうしても通常形態で頑張らなくてはならない。
調整点は特殊射撃のケルディムのライフルビット展開が追加と、N格闘最終段にカメラ視点変更が追加されたくらい。
はっきり言えば、前作で暴れまわった影響があるので下方修正されないだけマシとしか言いようがない。

一方セブンソード/Gは、特殊格闘サブ射撃派生にカタール連撃が追加。特殊射撃のアシストもミサイルの発射数が別のものが新規追加されるなど上方修正を貰っている。

2021年9月2日に、セブンソード/Gに新規モーションを含めた大型アップデートが実装。
射撃CSが出力切替となり、メイン射撃は単発と従来の照射を使い分けるようになった。
ただ単発射撃は弾数が5発でダメージ・ダウン値共に汎用の域を出ないため、サブ射撃や特殊射撃で追撃するか出力切替で枯渇を防ぐ必要がある。
格闘CSはGNソードⅡブラスターの連結射撃後に従来の射撃CSが移設。ダメージが減りよろけ属性になったが、レバー入れで移動しながら撃つなどの点で強化が入った。
前特殊射撃にはガンダムデュナメスリペアの斬り抜けが追加。
横格闘はGNバスターソードⅡを使った三連撃のものに変更され、射撃派生も投擲する武器がGNカタールに変更している。
また格闘後派生が以前の前派生に移行し、前派生はGNカタール連続蹴りが移行。
しかし新規要素が環境に対し力不足だったのは否めず、2022年6月に再度の強化が入る。
メイン射撃が両方弾数が増加、射撃CSのチャージ時間短縮、デュナメス斬り抜けの強化、BD格闘が常時覚醒中と同じモーションに変更など、性能の底上げがされている。

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 OVER BOOSTでは、ケルディム呼出が消えアリオスがその分頑張ってくれるようになった。
前作格闘CSが特殊射撃に移設したので咄嗟の挙動で使いやすくなり、更に格闘射撃派生が全ての格闘から出せるよう変更された。

7S/Gは特殊格闘のGNフィールド展開がゲージ制から弾数制へ変更。格闘を弾くと敵機がスタンするようになり、反撃が通しやすくなった。
また全機体中では耐久値の伸びがかなり良く、これは上述の仕様変更で防御面の優位が薄らいだ事への調整とみられる。

スーパーロボット大戦シリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』序盤に登場。
武装の数こそ少ないが、トランザムもあり、それなりに使える。ストーリーの関係もあり、優先的に改造すべき機体の一機。
因みにトランザムはリミッターが付いていると言う設定で、ENがあれば使い放題な上にデメリットはない。
そもそも、初出撃時のトランザムすら、本作ではイアンの入れ知恵だったりする。
刹那「了解!トランザム!
簡単に使えるためか、原作よりも刹那がイノベイターとして覚醒するのが早まっている。
また、刹那のエースボーナスにより文字通りの「ガンダムを駆逐するガンダム」になる。ダブルオーの内にそれを達成するには全滅プレイか無限復活の五飛をひたすら駆逐し続けることになるが

中盤でダブルオーライザーに乗り替えてしまうため、この状態で活動することは少ない……が、本作のダブルオーライザーは終始沙慈との2人乗りという関係上、
ルート次第では終盤で沙慈が一時的にオーライザーを分離してルイスの救助に向かうため、そのタイミングでダブルオーを使う事になる。



【余談】

ネット上では
イアン「トランザムは使うなよ!」 
刹那「了解!トランザム!」
といったコピペネタが存在するが、これは本編中ダブルオーのトランザムを使うと危ないと言っていたイアンの忠告を無視する形で、
ダブルオーの初期起動時やその後の戦闘中にもトランザムを使った刹那の行動から生まれた物。
初期起動の際イアンがかなり焦って止めようとしているのを無視して刹那はトランザムを発動しており、その後も改めて使わないよう忠告していたのだが、
上記の通り再度戦闘中に使って機能停止するという事態に陥ったため、シュールなネタとして扱われている。

念のため言っておくと、初期起動の件はそうしなければアロウズの襲撃でトレミー諸共沈められかねない危機的状況であり、
戦闘中に使った件もブシドーに撃破寸前まで追い詰められての物で、どちらもリスクも考えたうえでの苦肉の策であった。
また、「トランザムは使うなよ」とイアンが忠告してから再度使うまでは数話の間が開いており、コピペのように忠告から即トランザムしたわけでない。
なので別に本編の刹那は人の話を全く聞いてないトランザムマンとかではないので注意しよう。


    レ-/L
   丶∀イア __
.<尸\」尚/イ_/-TT(>
 /<<≡|L/レ≡<L/|| |
 L_LL||_∧_L/\丶_|
  LL|丶_/ LL L|亅
  // <ニ匸/ニ>\L||
 //o/厂∧/ィГL/LO/
 ヒG L|T|| |Gソ
   //∧/ ||「|
   L/ / VT丶
  //○) ||||
  Y イ  |V|
  ムヘ|  >ヘ|
 /イ―丶  レL/丶
  ̄ ̄ ̄  \_ノ

ダブルオー、項目を追記・修正する!!

これが俺達の!!項目だ!!!


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最終更新:2023年12月15日 01:12

*1 GNソードⅡ装備とGNソードⅢ装備が別機体扱いのGジェネ、GNソードⅢがライザーソードの演出専用でそれ以外はGNソードⅡしか使わない第2次スパロボZ再世篇、GNソードⅡとGNソードⅢが換装扱いのガンダムVS.ガンダムシリーズなど割と例外はあったりするが

*2 初登場のホビージャパンのCGはオレンジ寄りで、プラモもサンプル写真は赤が強く出ているが実物を手に取るとオレンジ色が入っている。

*3 ((;゚Д゚