ケビン・グラハム

登録日 :2012/05/31(木) 17:36:39
更新日 : 2016/08/22 Mon 19:56:10
所要時間 :約 7 分で読めます




これでも七耀教会の神父やねん


『英雄伝説 軌跡』シリーズの登場人物。
登場は空の軌跡SCからで、続くthe 3rdでは主人公も務める。
CV:中尾良平

21歳(SC)→22歳(3rd)
一人称は『オレ』で、主な呼び名は『ケビン』『エセ神父』、あとは逆立った特徴的な髪型から『ネギ』など。


【人物】

空の女神エイドスを信仰する『七耀教会』に身を置く青年。
いわゆる関西弁チックな口調が特徴的で、初対面でも親しみやすい、また陽気で朗らかな性格。
冗談を口にしたり軟派な態度が目立つものの、根っこは聖職者。苦しみ、悩む者には相応の優しさと誠実さで接している。

当初は神父と自称している彼の立場は、より正確には七耀教会の特殊実動部隊『星杯騎士団』の一員。
女神の秘蹟の顕れたる『アーティファクト』を管理するにあたり、遊撃士にも引けを取らない戦闘能力を持つ。
教会由来の法術も使いこなし、作中では記憶を操作された者の治療等を見せている。



【作中における活躍】


FCにてリベール城の地下にその存在が明らかとなった、古代ゼムリア文明の遺跡の調査任務でリベール王国に派遣されるのが本編に関わるきっかけ。
またそれと同時期、ヨシュア・ブライトの失踪に自失状態となったエステル・ブライトと偶然に出会い、彼女を励まし、その再起を助けてもいる。


それ以降も度々エステルらとは再会し、《身喰らう蛇》やアーティファクトの調査と称し、パーティーメンバーとして度々行動を共にしていく。
また、物語の終着点である『リベル・アーク』攻略にも同行する。
終盤でエステルの下に戻ったヨシュアに対しては、彼の深層心理に刻まれた暗示を解く手助けをしている。これが土壇場でラスボスを出し抜き、逆転のチャンスを掴むきっかけとなった。




ここからネタバレ。










崩壊するリベルアークからエステルらが脱出を図るなか、同じく敗走・脱出しようとしているアルバ教授の前にフラリと現れる。

自身を“ただの騎士団員”と侮る教授に対し、

「すまんなあ、三味線弾いとったわ」

と、自らが長らく空位だった 守護騎士第五位・《外法狩り》 であることを明かし、 ドス黒い笑顔 を浮かべながら教会秘蔵の暗殺兵器『塩の杭』による一撃で彼を葬り去った。
リベールを訪れた前述の目的はあくまで“おまけ”であり、真の目的は七耀教会を出奔して《身喰らう蛇》に身を落した教授の 確実な抹殺 だったことがここで明らかとなった。


その後は何食わぬ顔でエステルらと合流し、無事に脱出を果たす。
朗らかな笑顔の下にある、冷め切った素顔を隠したままで。





リベル・アーク墜落現場にて発見されたアーティファクト『レクルスの方石』の回収のため、再びリベールを訪れる。
従騎士見習いにして長らく疎遠だった幼馴染でもあるリース・アルジェントと共にその任をこなすなか、突然に発動した『方石』の力で謎の異空間、『影の国』へと閉じ込められてしまう。
やむなく、同じく異空間に囚われたエステルらと共に影の国の調査・脱出を目指すことに。

今作では、《外法狩り》たる彼の非情で冷徹な面が浮き彫りになる。
SCでヨシュアを助けたのも「教授を油断させる駒が欲しかっただけ」であり、その過程で「ヨシュアやエステルが死のうとも構わなかった」と後に述懐するほど。
……が、それら一切をエステルらに隠したまま、相変わらず“きさくなエセ神父”として振舞っていく。こうした他人を信じない“心の壁”を、リースにだけは見抜かれていた。


終盤では《外法狩り》を名乗るに至った凄惨な過去が判明する。
幼少時代、母子家庭で育ててくれた母に無理心中を図られるものの、拒絶し逃走。しかし母親は自殺してしまう。
そのショックに絶望して野垂れ死にを待っていたところ、リースとその姉ルフィナに拾われ、彼女たちが暮らす孤児院「紫苑の家」で共に過ごすこととなった。
星杯騎士となったルフィナを追い自らも従騎士になった。

そんなある日、ケビンはルフィナと共に紫苑の家に里帰りしようとするが、紫苑の家が突然猟兵団に占拠されてしまっていた。
先んじて到着したケビンは猟兵団を蹴散らすが、内一人はリースを教会の地下に連れ去った。
ケビンはリースのもとにたどり付き猟兵にボウガンを向けるが、その猟兵は地下に封印されていた「手にとった者を化け物に変えてしまう槍」――古代遺物『ロアの魔槍』を得て襲いかかってきた。万事休すかと思われたとき、ケビンに聖痕が発現する。
ケビンの聖痕は、魔槍の力を根こそぎ奪い取り、逆にその力を向けられた猟兵はただの肉片となった。
しかしケビンは聖痕の力を制御出来ず暴走し、リースに襲いかかろうとする。
その時、駆けつけてきたルフィナはリースを守るためにケビンと戦うが、聖痕の力で暴走しているケビンを止めるためにルフィナはケビンを抱きしめる。
…ケビンが正気に返ると、そこには魔槍で無数に体を穿たれながらも、自分の暴走を収めて安らかに死んでいたルフィ名の姿があった。


自身の手で姉を殺し、更に聖痕が発現したことで守護騎士に昇格することになったケビン。
彼はその罪の意識から、自ら修羅の道…《外法狩り》となることを選択するのだった。

そんな過去をネタに影の国の主である『影の王』から揺さぶりをかけられ、贖罪として死を考えるほどに精神を追い詰められるが、リースの励ましで生にしがみつくことを決意。この時には、エステルと共に明るい場所に踏み出したヨシュアを心から羨む素振りを見せた。

最終局面では他の仲間に自分の過去を打ち明け、“初めて”心からの協力を呼びかける。
それに応えてくれた仲間と共に『影の王』を打倒し、異空間を脱出することに成功した。


エンディングでは、師であり上司でもある守護騎士「アイン・セルナート」との通信で、自らの二つ名《外法狩り》を改名する旨を告げた。
この時から、リースと共に新たな道を歩き出していく。



アリオスの知り合いの騎士として彼に呼び出され、ロイドたちの前に登場。
魔人化し、肉体が崩壊しかけていたアーネストを救う活躍を披露した。
完全に丸くなり柔和な雰囲気を醸し出すとともに、絵師変更により明らかに太くなっている。通称幸せ太り。

なお、アリオスとは《D∴G教団》関連に事件の際に知り合った模様。

以下ネタバレ





終盤、ワジのサポートのためにメルカバを駆り密かにクロスベル入りする。新しい渾名はルフィナの異名をもらい《千の護手》に改名したとのこと。

特務支援課のクロスベル市突入に際しては、陽動役としてアイオーンの一機をメルカバで引き付ける。その圧倒的な性能の前に徐々に押されるが、聖痕の力を使いメルカバと相討つ形でなんとか撃墜した。




【戦闘面の性能】

ボウガンで遠距離攻撃ができるが攻撃力は控えめで、クラフトもSC時点ではサポート系ばかりが目立つ。
加えてオーブメントのラインが2-6という仕様から、オリビエなどと同じ魔法使い系に分類される。
属性縛りは時属性スロットが一つだけで、組めるアーツの自由度はかなり高い。それを生かしてサポートや魔法アタッカー役をこなし、危険な場面ではグラールスフィアで鉄壁の守り手となるといいだろう。

本性を露わにする3rdでは、各種攻撃クラフトと強力な全体攻撃Sクラフトの追加で運用の幅が一気に広がる。
とはいえ能力値のバランス自体は相変わらずなので、物理方面orサポート・アーツ方面など、何かしら特化させた方が使い易いかも。


クラフト

3rdで追加されるものは●で表記。
また、3rdでは一部が『~~U』に強化される。


○サクリファイスアロー
選択したキャラを中心に、中円範囲の(自身を除いた)味方のCPを回復させる。

○クロスギアレイジ
ボウガンに仕込んだ刃で切りつける連続攻撃。
強化版にて遅延効果が追加。

○セイクリッドブレス
自身を中心に大円範囲の仲間のHPを回復する法術。

●デスパニッシャー
中円範囲攻撃。敵を切りつけた後、“力”で形成した槍を地面から突き出して追い討ちをかける。
そこそこの威力があり使い勝手も良好、そしてやけに カッコいい 。どこか不気味な演出から、SCまでのおちゃらけたイメージを覆す技でもある。
「もう、仕舞いにしよか。……滅!」

●ゴルゴンアロー
直線範囲の攻撃。一定確率で敵を石化。


《Sクラフト》

○グラールスフィア
自身を中心とした大円範囲の味方に、 どんな攻撃も一度だけ無効化する防壁を付加するチート技 (CP満タンなら 二度 )。
SCでのケビンの戦力価値そのものであり、3rdにおいても魔槍/聖槍の習得後もSブレイクはこちら、というプレイヤーは多い。

●魔槍ロア
3rd中盤で習得。聖痕の力で顕現させた無数の槍を敵全体に叩き込む、超火力時属性攻撃。
声や演出にダークな感が漂い、まさに 殺す気満々 。これを習得するに至った経緯を考えれば無理もないが…。
「千の棘をもってその身に絶望を刻み、塵となって無明の闇に消えるがいい……。砕け、時の魔槍!」

●聖槍ウル
終盤に習得。空属性を持ち、魔槍ロアとは姿形は同じだが色などは見事に対照的。台詞にも前向きな響きがある。
曰く、ロアは聖痕の影の側面であり、ウルは聖痕の光の側面なのだとか。
「我が深淵にて煌めく蒼の刻印よ、天に昇りて煉獄を照らす光の柱と化せ……。走れ、空の聖槍!!」

ちなみにこの技、演出上では多段ヒットする。
そのせいで、初披露の相手となるアルバ教授はヒットのたび 「んぅっ!」「んぅんっ……!」 と無駄に艶かしい声を上げ続けることに……。まあ、非常にどうでもいいことだが。



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