ブラック(ポケットモンスターSPECIAL)

登録日:2010/11/02(火) 16:50:13
更新日:2024/03/23 Sat 00:41:55
所要時間:約 5 分で読めます





オレはポケモンリーグで優勝するぞォォォォォ!!!
絶対、絶対、優勝するからなぁぁぁぁぁ!!

ブラックとは、『ポケットモンスターSPECIAL』の登場人物。


◆プロフィール

メイン担当:第10章
   年齢:14歳(第10章現在)
  誕生日:10月8日
  血液型:O
  出身地:不明
   特技:調べて準備すること、推理すること
   日課:誓いの叫び

◆人物

モデルはBW男主人公のトウヤ。
「夢はポケモンリーグ優勝」と、ストレートにポケモン漫画の主人公らしい。
本編開始前の短編*1でも、都会の人混みに酔うお上りさんだったりと、少年漫画の王道的な親しみの持てるキャラで、
どこか初代主人公のレッドを思わせる雰囲気だった(NNの付け方まで似ている)。

第2章以降、クセの強い図鑑所有者が続出した中、「原点回帰か?」と予想されたが……

そのキャラクターはぶっちゃけ「電波な熱血漢」。

とにかくポケモンバトル、特にリーグ優勝に並々ならぬ情熱を見せ、
冒頭のセリフを大声で叫んで気合を入れるのが日課になっている(ブラック曰く「夢の誓い」)。

頭の中はいつもリーグ優勝の夢で一杯で、他のことを考える余裕が無い、
というか本人もそれ以外のことに頭を使いたくないらしい。(一面「夢」の文字で埋まった脳内メーカーをイメージして欲しい)

落ち着いて考え事をする際はムシャ(ムンナ)を頭に乗せ*2、自らの「夢」を喰わせて一度頭の中を真っ「白」にする。
これをやると名探偵のごとき抜群の思考力を発揮できるが、
端から見ると「ムンナを頭に乗せたまま白目を向いて棒立ちになる」という、ビジュアルにかなり難があるモノ。
どう見てもヤバい人です本当にありがとうございました。
ちなみにこの能力は5歳の時、初めてムシャに頭から夢を喰われた時に発揮した。

また頭の中が夢以外のことでもいっぱいになり過ぎるとショートし、思考がうまくできなくなってしまうことがある。
現にギーマに賭けるものを問われた時やムシャが離脱した時にはこれのせいで意識を失い、
ホワイトを気遣ってバトルサブウェイに乗ることを断る際にも気持ちが悪くなっている。

ただ一度この能力を発揮すると推理力向上だけでなく、物事に気づきやすくなったり見たものを思い出しやすくなったりするらしく、
目視できない程超スピードで動くビクティニの姿を一瞬目にしただけでも思い出すことが可能になるほどである。
またプラズマ団との戦いの間でもこの能力を発揮し、突破口を開くことも何度もあった。

バトルに限らず応用できる場面が多いため、ぶっちゃけかなりのチート能力である。
ちなみに国際警察のラクツからは「天性の優れた記憶力・洞察力に加え、様々な経験を経たからこそ発揮できる非凡な能力」として評価されている。
ただし試合においては、「自分の力で試合に勝つこと」にこだわっているため、この能力を使うことはない。

性格は熱血ではあるものの小さい頃から図書館に通っており勉強熱心で、典型的な熱血キャラにみられる勉強ができない面はなかったりする。
言葉づかいも場面によって乱暴になってしまう面もあるが、基本的に目上の人には敬語で話している。

何事に対しても準備することに余念がなく、旅を始める前にはリーグ優勝するためにはどうすれば良いのかを徹底的に調べ上げ、
その熱意で両親を引越しをさせるなど決して準備には妥協しない姿勢がみられる。

彼の手持ちのウォーが、旅開始前にすでにワシボンから高レベルでないと進化しないウォーグルに進化していたことからも、彼がどれだけこの旅のために準備してきたかがわかる。

またバトルのこと以外でも事前に調べ上げており、急に行く予定のない場所に行く場合であっても、
その場所について何冊も観光本やガイドブックで調べていることが劇中で描かれている。

ただ事前に調べていたことが必ずしも通用しないこともあり、シッポウジムにおいては自分の事前の対策にこだわるあまり、
敗北寸前まで追い込まれたこともあったりした。(ただし成長するとともにこの弱点はなくなっていった)

序盤は夢への熱意を優先するあまり自分勝手な行動で人に迷惑を掛けることが多くトラブルメーカーな部分があり、
親友であるチェレンからはジム戦においてそのことを叱責されたこともあった。

しかしそれ以後は、チェレンの言葉で反省したのか時々暴走するものの、
物語が進むにつれて少しずつ相手や周りのことを気遣えるようになっていったようである。(特にホワイトに対してはその傾向が顕著である)

あまり触れられないが、ホワイトやカミツレから明確にイケメンと言及されている稀有なポケスペ図鑑所有者でもある。

◆主な人物関係

チェレンベル

チェレンベルとは幼なじみの間柄だが、元々はカノコタウンではなく、よその街に住んでいた。
子供が徒歩で行き来できる距離らしいが、カラクサタウンだろうか?

過去の回想を見る限り、昔から二人を振り回していたようである。
ただ幼なじみなだけあって信頼関係もあり、共闘する際はコンビネーションを見せて見事に戦いに勝利している。
時にはブラックを叱責したり、逆にブラックの行動に影響されたりもしている。

特にチェレンとは仲が良く昔からの親友で、初めてポケモンを捕獲した際にも彼の協力があってこそだった。
またブラックを図鑑の所有者として推薦したのも彼であり、
彼のフォローがなければ今頃ブラックは図鑑所有者になれなかったか、所有者としての資格を剥奪されていたはずである。

ホワイト

もう一人の主人公であるホワイトとは社長と社員(借金あり)の関係であり、
彼女のことを「社長」と呼びライモンシティまで一緒に旅していた。

初期の頃は、目指すものが違うため喧嘩することもあったが旅を通してお互いの夢への熱意を知り、その姿に感心して応援をすることも多くなっていった。
ちなみにBWエージェンシーは絶賛赤字経営なので、宿代を浮かせるために野宿の時は同じテント、ホテルに宿泊する際も相部屋で寝泊りである。

リア充爆発しろ。

旅の途中では彼が暴走して彼女の仕事を台無しにしてしまうこともあったが、
仕事関係になると逆に彼女の熱意が暴走するため文字通り振り回されたり、冗談ではあったもののヤクザまがいの怒られ方をされたりしたこともある。

ただ旅を通してBWエージェンシーの社員としての自覚もできたのか、
自ら進んで仕事関係のトラブル解決を行ったり、ポカの進化が近くなった際にはかなり葛藤する場面も描写されている。

ヒウンシティではスポンサーとして費用を出してもらう代わりに、会社のロゴを付けてリーグに出場することを彼女と約束した。

ライモンシティで彼女に危害が及んだ際には冷静さを失って怒りをあらわにしており、この時には仲間意識がかなり強くなっていたことが窺える。

ホワイトがバトルサブウェイに乗ることを決意し別れた際には、リーグに会社のロゴを付けて出場することを改めて約束して彼女を後押しし、
手持ちが足りない彼女のためにウォーを貸している。

離れて旅を続けている間も度々彼女のことを気遣い、開催日の繰り上げでリーグ出場ができなくなった時には彼女に連絡を取ろうとしていた。

合流後は、アイリス曰く「デレデレ」状態でライモンでのこともありNが彼女に触れた際には、
「社長にさわんじゃねえ!!」とブチギレている(ちゃっかり自分は彼女にさわっていたりする)。

やっぱり爆発しろ。

しかし10章のラストにおいて、後述するような悲劇的な別れを迎えている。

別れ際には、ヒウン、ライモンでのBWエージェンシーのロゴをつけてリーグに出るホワイトとの約束を果たすため、
どのタイミングでロゴを出すべきなのかも事前に調べ上げて準備していたことを彼女に明かした。

なお、ブラックの図鑑の所有者としての代名詞は「夢みる者」。
ホワイトと共通になっており、これはポケスペの主人公達の間では初めてのことである。

またポケスペの図鑑の数は原作ソフトの数に合わせられるため、これまで3人一組であった図鑑所有者は、
イッシュにおいてはブラック・ホワイトの2人組になっている。
ちなみに三つ目の図鑑(チェレンに渡るはずだったもの)は、Nによって破壊されてしまった。

3つ一組で作られた図鑑が1つ喪失、正式所有者も2人のみというイレギュラーな事態*3のため、共鳴音がどうなっているのか気になるところである。


ブラックの手持ち

詳しくは該当項目を参照。


◆劇中での活躍

第10章

幼稚園の頃、大人たちの真似をして始めた「バトルごっこ」でポケモンバトルに大ハマリし、
「ポケモンバトルの一番はどうやって決めるのか」を自力で調べ上げ、「ポケモンリーグ優勝計画」を立ち上げる。

ポケモンリーグ挑戦にはジムバッジを集める必要がある、
→各地のジムを回るには旅に出なければならない、
→自分たちのような子供が旅立つには親の許しがいる……。

どうすればいいかと考えていた折、アララギパパのポケモン図鑑が完成したらデータ集めを若い子供たちに託したい、という話を聞き、
それ以降は図鑑を貰って旅立つ為、9年間毎日のようにアララギ研究所の前でバトルの練習をしていた。
(結局気付いてはもらえず、チェレンの推薦で選んでもらえることになったが…)

いざ旅立ちの日になると、
  • 雨の降りしきる前日から研究所の前で待ち構え、配達員をドン引きさせる。
  • テンション上がりすぎて御三家が喧嘩を始めても止めるどころか煽って周囲をめちゃくちゃにし、図鑑も水びたしにして故障させてしまう
など無茶苦茶やらかしてアララギ博士の不信を買い、図鑑とポケモンを取り上げられそうになるが、
野生のポケモンの襲撃を見事に切り抜けて認められ、正式に図鑑とポカブを託されることに。

これでようやく三人揃って旅立ち…と思いきや、そのテンションのままウォー(ウォーグル)に乗って飛んでいっていってしまった。

カラクサタウン近郊でライブキャスターのCM撮影に同行していたBWエージェンシー社長のホワイトと出会い、
そこで襲ってきたデンチュラを撃退するも、戦闘の余波で撮影機材を台無しにしてしまう。
色々あって弁償代はBWエージェンシーが肩代わりしてくれることになったが、半ば強引に社員ということにされてしまう。
以降はイッシュ地方を巡り、ジムに挑戦しながらホワイトの仕事を手伝っていた。

ライモンシティではプロトーガを仲間に加え、バトルサブウェイに挑戦するホワイトにウォー(ウォーグル)を貸し、次の町「ホドモエシティ」へ旅立った。

ホドモエの跳ね橋でいたずらをするゾロアを追い払った後、ようやくホドモエシティに到着。
そこで偶然出会ったチェレンと冷凍コンテナでプラズマ団を撃退。
そしてヤーコンとのジム戦。プロトーガが中々言うことを聞かず苦戦したが、何とか勝利を収める。
クエイクバッジを受け取った後、ヤーコンと共にジムリーダーが集合しているタワーオブヘブンに向かう。

そこで出会ったフウロに最上階の鐘を鳴らすように言われ、言うとおりに鳴らしたものの、心が濁っていると言われ突き落とされてしまう。
フウロのスワンナの背に乗ったままフキヨセジムに直行。
プラズマ団の台頭で自分のリーグ挑戦が危ういと聞かされ、純粋だった夢への情熱に陰りが見えてきたのである。
自らの問題に向き合った上でフウロと戦い、辛くも勝利を収めた後、大砲でタワーオブヘブンの最上階まで吹っ飛ばされる。
もう一度鐘を鳴らすと心の濁りが無くなったとフウロに認められ、ミッションの参加を許された。

ミッション参加時には一人でプラズマ団の下っ端達を蹴散らした。
しかしトルネロス達の圧倒的力の前にジムリーダー達を連れ去られ敗北。
更に自らの推理力を逆手に取られ、ダークストーンをゲーチスに奪われてしまう。

その後、脱出したハチクに連れられ、プラズマ団に対抗するための修業を開始。
第1~3の修業を経て、手持ちの強化に成功した。
そして第5の修業であるハチクとのジム戦。
その戦闘中に自分がレシラムに選ばれたこと、修業はレシラムを目覚めさせるためのものだったことを知る。

流石に驚きを隠すことができなかったが、その事実を知ってもレシラムを目覚めさせ、プラズマ団と戦うことを決意。

「俺はチャンピオンを超える!!」という言葉と共に、ゴーラがアバゴーラに進化し激闘の末、ハチクに勝利した。

しかしジム戦直後、シャガはポケモンリーグの開催日が繰り上げられたことを発表。
リーグ出場の夢が困難になってしまい、自暴気味にジムを飛び出してしまう(ムシャの表情からするとこの時、夢の味が変わり始めたようである)。

飛び出してからは、フキヨセのほら穴にて伝説のポケモンを捕まえるため、コバルオン達と対決。
無事にショーコ達のトラブル解決には成功したものの、肝心の捕獲を忘れてしまった。
リーグ出場への道筋が見えず途方に暮れていたが、修業を終えたホワイトとウォーに再会。
再会の喜びを分かち合った。

だが喜ぶのも束の間、アデクがNと対決しているのを発見し、目の前でNに敗北するのを目撃してしまう。
ホワイト、アララギ博士と協力し、なんとかしてNを止めようとするが、Nの言葉の前に反撃できず、ムシャも離脱。
夢が断たれたショックや手持ちの離脱など、精神的ダメージが積み重なり、ついに倒れてしまった。

その後、リーグ出場をあきらめ、カノコタウンへ帰ろうとするも、ブラックの手持ちに後押しされ、バッジチェックゲートに向かう。
リーグ会場の通路でシャガと対戦し、苦戦の末勝利。8つ目のバッジを手に入れ、リーグ出場資格を得る。

そしてリーグ開催。
順調に勝ち進んでいき、ついに決勝進出したが、チェレンのポケモン(特にツタージャ)に対する態度に激怒。審判の抑止を振り払い、決勝戦を始める。
チェレンとの激戦の末、勝利。ムシャーナに進化し戻ってきたムシャを改めて手持ちに加える。
ブラックのプラズマ団への怒りに反応し、復活したレシラムと共にプラズマ団に宣戦布告する。

しかしNの城が出現したことによって事態が急変。
プラズマ団達の侵攻によってリーグ会場は大混乱になり、ブラックもジムリーダーを人質にゲーチスに追い詰められてしまう。

だがナツミをはじめとする、旅の途中にブラックと出会い影響を受けた者達が助太刀に参戦。
彼らにジムリーダーの救出を任せ、自らはNとの最終決戦へと向かった。

決戦ではレシラムの心が理解できず、劣勢になってしまうが、
アララギパパの助けで自分が図鑑を通してポケモンを理解してきたことを思い出し、徐々に力を解放。
お互いがボロボロになる一進一退の攻防を繰り広げていたが、最後にはゾロアの介入によって生じたNの一瞬の隙を突き、戦いに決着をつけた。

決戦後、彼の前にゲーチスが現れ、Nが負けた事実を消すために、ブラックを殺そうとする。
N戦直後で消耗していたことや、事前調査でブラックの手持ちのための対策をされていたため、大苦戦。
かなりギリギリの状況に追い込まれてしまう。
しかしNを利用するゲーチスの言葉を聞いたブラックは、激怒。
弱点を跳ね返すウォーの一撃を起点に、ムシャの力を借りて炎の正体を見破り、手持ちの総攻撃でゲーチスのポケモン達を叩きのめした。

ゲーチス戦後は、ホワイトと再会し、Nとも和解。
ゼクロムと共に旅立つNをホワイトと見送り、レシラムも戦いを終え眠りに就こうとしていた。








だがすべて終わったかに思えたその時、悲劇が起きた。



ストーンエッジによって閉じ込められたかに思われたゲーチスだったが、アクロマの助けを借りて脱出した挙句、
なんとレシラムの石化能力を利用してレシラムとブラックを一体化。
最後の最後で「ルールを守って戦う」ブラックの性質が仇となり、ゲーチスを完全に沈黙させていなかったことが敗因となった。
そしてライトストーンに閉じ込められたブラックは、ホワイトの悲痛な叫びもむなしくどこかに飛び去ってしまった.....。

ポケスペにおいては、第5章以来のバッドエンドであった。


第11章

前章でライトストーンに閉じ込められたまま、2年間行方不明であった。
しかし、プラズマ団の手でキュレムが兵器として運用されると、その力に引き付けられてライトストーンもイッシュの空に姿を現した…。

◆台詞集

「バトルするのが、ポケモンだもんな!!気持ちがたぎるときはたぎるし、あばれたいときはあばれるのがあたりまえ!!」

「こまっけえ理屈はわかんねえけど、ポケモンにあんな想いをさせることがポケモンのためにいいこととは思えねえんだ!!ほっといてたまるか!!」

「ごちゃごちゃごちゃごちゃ…うるせえ!!」
「こいつらが『オレといて不幸だ』って言ってるように見えるか!?みんなポケモンリーグ優勝って夢に向かっていっしょになってがんばってる!!!」
「気持ちは通じ合ってんだ!!」

「おまえの言うようなポケモンの『声』なんて、オレには聞くことができねえ!」
「だから!図鑑だってボールだってポケモンたちを知り、気持ち通じ合わせるのに絶対必要なんだ!!」
「根性見せろ、ポカ!!勝って、オレたちの気持ちが通じ合ってるって証明してやれ!!アイツにわからせてやれぇっ!!」

「オレにとってのポケモントレーナーとポケモンの関係をたとえるなら、監督と選手!」
「作戦どおりにうまくいかないからって、選手に泣きついて自分で対策を考えないなんて監督失格じゃないか!」
「このピンチをどう切り抜けるかは俺が考え決めることだ!」

「オレはまだBWエージェンシーの社員なんだよな!!はなれてても、オレはあんたの会社の社員なんだぜ!!社長!!」
「オレは夢を達成させる!!ポケモンリーグに出場する!!そして…約束通り会社のロゴつけて出るから!!」
「だから…、社長も…、あきらめんなよ…、夢…、イッシュ一番の…、」

「オレ、おまえたちと出るリーグがなくなっちまうのはイヤだ!だから…プラズマ団を倒す作戦に参加する!!」
「オレたちが今までつちかってきた力、すべて出しきっていっしょに立ちむかうんだ!!」

「『夢』があるから生きていける!人間にとってもポケモンにとっても、『夢』は大事なものなんだ!」
「それを…てめえの都合だけでうばい、ふみにじる。そんな連中…、絶対に許さねえ!オレたちで倒す!!」

「オレは、チャンピオンを超える!!」

「オレ、この旅に出発するまで、リーグ優勝する夢、それ以外いっさい見たことなかった」
「そんなオレが、シンプルに…、ただシンプルにリーグ優勝だけ夢見てきたオレが…、プラズマ団?謎のストーン?伝説のポケモン?」
「いつの間にか理解を越えたスケールのでっかいあれやこれやにのみこまれてさ…。正直…もう、わけがわかんないんだよ」

「…ムシャだけじゃねえ…。オレは…、お前たちともリーグ優勝を誓ったんだ。…なのに…、オレは…、オレは…」
「ウォー、ブオウ、チュラ、ゴーラ…、行くぞ!!」

「優勝したい者同士の戦いで、オレたちが気持ちで負けることはありえねえ!!」

「オレの幼なじみが、親友がおかしくなっちまったのに30分も待ってられるかよ!!アイツを…、チェレンを元に戻さなくちゃ…!!
「オレたちを、戦わせろォォォ!!」

「なあ、チェレン。ちっちゃい頃からおまえにはよくしかられたよな?なにかってえとすぐ説教してきたよな?でも、ありがたかったぜ」
「サンヨウジムの時だって、おまえがいなきゃしょっぱなでつまずいてた。おまえが言ってくれなきゃ、オレはここまで来れなかった」
「だがな、今のおまえの言うことには、聞く耳持てねえよ。やってみろ。おまえの言う『強さ』が『真実』なら、オレに勝ってみろ」

「…ったく、自分で書いたこと忘れちまいやがって…、おまえがどうなろうと…、このまま戻らなかったとしても…、おまえは友だちだからな」
「ずっと変わらない…、『真実』だからな」

「オレは、『どんなふうに戦うか』『なぜ選ばれたか』になやむ必要なんてなかったんだ!」
「おまえにとってもこの戦いは負けるわけにはいかない、宿命の戦い!!だったら、同じ気持ちで全力でゼクロムに立ち向かうだけだ!!」

(N…今の話、聞いてないよな?…おまえ、気を失ってるんだよな?たのむから聞いててくれるなよ……、たのむから……)
ゲェェチスゥゥッ!!!絶対!!絶対絶対絶対絶対てめえをぶちのめす!!」

「いいじゃねえか。今、こうして話できるようになったんだし、結果オーライだよ!」

「どんだけ『許さねえ』ってなってもどっかで…、こいつはいいヤツだ、いつもポケモンの幸せを一番に考えてるすげえいいヤツだ」
「その『真実』だけはまちがいねえって思ってた」

「しくったなァ…。オレ…返せたかい?たてかえてもらった機材の代金…。働いたのか?社ちょ…」


「オレはこの項目を追記・修正するぞォォォォォ!!!」

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最終更新:2024年03月23日 00:41

*1 「ポケモンファン」掲載、単行本では45巻に掲載

*2 この時の擬音が「せたっぷ」だったこともある。仮面ライダーXの変身が元ネタ

*3 ただ第五世代以降のゲームでは、世代一つにつきマイナーチェンジが1つ出るというパターンが崩れたまま続いている。なので、第六世代と第七世代も図鑑の数は偶数のままである。