結城丈二/ライダーマン

登録日:2011/09/01 Thu 17:24:08
更新日:2023/12/13 Wed 22:16:01
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俺の名は仮面ライダー4号!!




結城(ゆうき)丈二(じょうじ)/ライダーマンとは、『仮面ライダーV3』第43話より登場した第三勢力にして仮面ライダー4号である。


演:山口暁

目次

【作品解説】


後続作品では先輩戦士として仮面ライダーV3らと共に駆けつけて戦ってくれているため助っ人のように思われがちだが、原典の『V3』では主人公である風見志郎と対をなすネガのような存在として描かれている。

正義のためではなく、自らの復讐のために生き、そして戦うという違った意味で熱いキャラクター。
結城と風見は利害関係が一致すれば共闘するも、意見の違いから何度も何度も対立し、彼が真の意味で仮面ライダーへと成長していく姿が描写されていった。

『仮面ライダーV3』という作品は風見志郎ともう一人の主人公、結城丈二の物語でもある。

そんな経緯から、後年のファンからは「平成仮面ライダーシリーズにおける『2号ライダー』像の原点」と評されることも多い。


【結城丈二】


デストロン科学班の中心人物であり幹部候補だったが、結城を妬んだ大幹部・ヨロイ元帥の策略により、逆さ吊りに拘束された状態で硫酸のプールに漬けられ、右腕を失ってしまう。
しかし、いよいよ全身が浸かろうとした瞬間、同じく粛正されようとしていた片桐二郎ら3人の助手達の乱入によって助けられ、逃走の途中で改造手術を施されライダーマンとなる。
その後、何とかして逃げ延びようとしていた助手たちが結局は全員殺されてしまった事実を知ると、自分の全てを奪ったヨロイ元帥への復讐を誓う。
これ以降、普段は右手のみグローブを着用するようになった。

独りぼっちだった助手時代に救われてデストロンの実態を知らず、平和のためと信じて研究を続けていた為に首領に信頼と恩義を感じ父のように慕っていた*1
その為V3とは敵対関係にあったが、デストロンが悪の組織だと知った後は共闘するようになる。


【ライダーマン】


結城丈二が変身した姿。
愛用のライダーマンマシンにヘルメットが収納されており、それを被ることで変身する。初変身時のみバイクの後部シートからヘルメットを取り出していたが、以降は両手を上げると虚空からヘルメットが出現するようになった。
全身を改造されているわけではないので戦闘能力は高くないが、右腕のカセットアームに装着した数々のアタッチメントと頭脳を駆使して戦う。
必殺技は特に設定されていないが、V3との連携で敵を倒す。

劇中では怪人に苦戦することが多いが、戦闘員程度なら余裕で倒せる。
また、客演時で再生怪人を倒す場面も何度かあるので充分な戦闘能力がある。
というか、原典に比べて明らかに桁違いの強さを発揮しているため、後になって修行or強化改造手術によって戦闘力が増したと解釈している派生作品や二次創作も多い。


【アタッチメント】


右腕のカセットアームからアタッチメントを替えることで様々な攻撃が可能。
設定はされているが劇中未使用のアームも多くある。

アームの交換には3秒かかるという設定。
劇中では名称を叫ぶだけで変わるか、叫んだ後に左腕にアタッチメントが出現し右腕に装着すると言う形式を取っている。
仮面ライダーSPIRITS』では肘の穴からカートリッジを差し替える事で交換していた。(ジャコ)


『TV特撮版で使用したもの』



《ロープアーム》

最も使用頻度の多いアーム。落花生とか言ってはいけない。
先端にはフックがついたロープのアタッチメント。劇中ではV3との握手を拒否したシーンが印象的である。
その強みは汎用性にあり、ロープを伸ばしてフックを高所に引っ掛けての移動、敵の拘束や、ロープを伸ばさずにフックの部分で相手のベルトに引っ掛けて投げ技に応用できたり、果ては落花生の部分で打撃を行う格闘戦まで可能など多岐にわたる。
登場当初はV3の足を物理的に引っ張ることも多かった
そのせいかカセットアームは殆どこればかり使っていた。
「10号誕生!仮面ライダー全員集合」では高所にいる相手を拘束して地面に叩きつけると言うストロングすぎる戦法でついに怪人をカセットアームで初撃破した。
「MOVIE大戦MEGAMAX」ではロープを鞭のようにしならせ敵を殴打し、再生メズールを瞬く間に簀巻きにして拘束するなど更に新しい使用方法に開眼し、かなり凄い事になっているメイン武器。

《パワーアーム》

先端に弧月状の刃があるアームで接近戦用。PSゲームでこのアームでの全力ストレートパンチをデストロン首領に叩きこむファン興奮のシーンが作られた。
純粋に近接格闘に特化している性質で差別化できるからか、カセットアームの中ではロープアームに次いで出番が多い


《ネットアーム》

ロープアームと同じ落花生に、物凄く端的に言うと漁師の地引網のような巨大なネットが仕込まれており射出する。一度に何人もの敵を捕縛することができる点でロープアームに勝る。48話では分裂するオニヒトデの動きを封じてV3をアシストした。


《ドリルアーム》

厚い壁に穴を開けることができるアーム。
直接戦闘に用いれば強そうだがシードラゴンとかの例を見るにこの時代のドリル攻撃は絵面が悪すぎるので仕方ないかもしれない。
ガンバライドのオリジナル必殺技「カセットアーム連続攻撃」の最後の一撃として使用され、重そうなドリルに膝をつきながらも立ち上がりこの腕で人類を必ず守ってみせる!と啖呵をきるシーンは必見。
弱点は燃費の悪さ。内部にバッテリーがあるが、切れた時はコンセントによる外部電力(定格5000Vだが2500Vでもなんとかなった)が必要。


《スウィングアーム》

ロープアームと同じ落花生だが先端が星球状で分銅になっており、引き伸ばして使用する。
劇中では45話での風見(まだV3に変身してなかった)との対決で1度だけの登場でスイングの名の通り振り回して使用していたが
スカイライダーの客演時で使用した際にはロケットパンチのように射出してアリコマンドの顔面に直撃させるという凄い痛そうな新戦法に開眼したが、紐を伸ばす時はロープアームと言ったり殴りつける時はパワーアームと言ったり名称がブレていた(予算の都合とか言ってはいけない)


《カマアーム》

ロープアームのバリエーションで、先端が鎌状になっている。
本編では未使用だがスチルは存在しておりその形状がわかるためか、ゲームやフィギュアでは上記の5つと共に採用されている事が多い。


『他メディアや後年の劇場版でのみ確認されているもの』



《マシンガンアーム》

機関銃のアームで怪人への殺傷力が高い。
設定のみであり劇中では未使用だったが、後の『仮面ライダーSPIRITS』やゲーム等で設定を拾われている。
その出自から登場作品毎に形状が異なっており、トンプソンっぽいマジモンの機関銃デザインからSFっぽいデザインまで千差万別。

映像作品としては後述の『仮面ライダー大戦』で初使用され、一応の特撮作品初登場となったが、ロープアームの先端に銃口がちょこんと伸びているだけで非序に貧相だった(予算が悪いんだ予算が)
『オールライダー対大ショッカー』ではこれに似たブラスターアームが登場している。


《オペレーションアーム》

『仮面ライダーSPIRITS』で登場した味方を修理することができるアーム。
当初は名称のみの設定だったのを作者の村枝賢一先生が取り入れた。




他にも「オクトパスアーム」「カッターアーム」「スモッグアーム」「チェーンアーム」といったアタッチメントが劇中未使用だが設定されている。


後述の劇場版『仮面ライダーディケイド』での客演時はこれに加え、日常生活用に精巧な義手をつけており、
アタッチメントを使う時はそれを喘ぎながら引き抜き、すごく痛そうに装着する。
正直かなりグロイ(引き抜くには結構な力が必要な模様)。
また、この精巧な腕は『The Next Decade』のPV映像によると防御用として機能するらしく、
鉄の棒による殴打を封じ(むしろ鉄の棒が折れ曲がった)、防御時は腕を緑色に発光させている。



【ライダーマンマシン】


ライダーマンの専用バイク
仮面ライダーSD 疾風伝説など11ライダー企画の時期には「モンスーン」という名で呼ばれたことも。
結城が普段から搭乗しているバイク(スズキ・ハスラー250)をそのまま使用している。
シートの下にライダーマンのヘルメットを収納している。
見た目は地味だが高性能バイクである。


【デストロンライダーマン】

47話でデストロンドクター達が誕生させたライダーマンの偽者。V3達を罠にかけるが、ライダーマンとV3によって正体を暴かれる。
その正体はシーラカンスキッド。V3によってシーラカンスキッドが倒された後は、逆にライダーマンが化けて首領と接触することに成功した。


【その最期~生還について】


『V3』第51話で、デストロンは東京に「プルトンロケット」を撃ち込み壊滅させ、日本の機能を麻痺させてその隙に占領するゼロアワーという作戦を画策する。
助け出された発射実験の目撃者である城南大学山岳部のリーダー・西岡保、そしてデストロンに協力していた医師兼研究員の証言を基に、発射台がある八ヶ岳山中の秘密基地を探そうとする風見志郎と結城丈二であったが、なかなか在り処が掴めない。
デストロンが仕掛けていた地雷の爆発に巻き込まれ、風見志郎と離れ離れになってしまった結城丈二は、一足先に基地の在り処を突き止め、乗り込んでいくが、今まさにプルトンロケットが発射されようとしている中で、ヨロイ元帥らを召集したデストロン首領が、かつてデストロンのために尽くしていた自分を、そして、人類全般を侮蔑するような発言をしているのを聞いてしまう。
かつて自分が忠誠を誓っていたのが“悪魔”そのものとしかいいようのない存在であったことにショックを受ける結城丈二。

直後、ヨロイ元帥はザリガーナに変身し、彼もライダーマンに変身して応戦するも、やはり力の差は大きく、ザリガーナがプルトンロケットの発射スイッチを押すのを喰いとめることは出来なかった。
そして、後から駆け付けたV3もまた、首領の二重三重にも渡る罠に翻弄され、なかなか基地の指令室に辿り着くことが出来ない。
V3がようやく指令室に辿り着き、ザリガーナと交戦する頃には、既にプルトンロケットの発射は確定してしまっていた。

しかし、そこにあったモニターで、V3はある光景を目撃する。

ライダーマンは、自らがプルトンロケットに乗り込み*2、命と引き換えに作戦を阻止するという行動に打って出ていた。

「さらばだV3。後を頼むぞ!プルトンロケットは、安全な場所で爆発させてやる!」

発射されるプルトンロケット。強烈なGに耐えながら、ロケットの操縦席で、懐から小型爆弾のようなものを取り出し、それに着火するライダーマン。

「くそっ!…ライダーマン・結城丈二の最後を見ろ!」

炎に包まれる操縦席。そして、プルトンロケットは東京に辿り着く前に轟音を立てて爆発した……

「ライダーマン、よくやってくれた。君は人類を守った。君は英雄だ。俺は君に、仮面ライダー4号の名前を送るぞ!」


「ライダーマーン!!」

復讐者ライダーマンは、その命をもって人々を守り禊を済ませ、仮面ライダー4号となったのだ。

その後は戦死したと思われたが、映画『五人ライダー対キングダーク』でまさかの再登場を果たし、生きていたことが判明した。
生還の経緯について劇中で一切明かされないまま後続作品にホイホイ登場しているため、昭和ライダーにおける最高レベルの謎のひとつとしてファンからはたびたびネタにされるが、
当時の児童誌や漫画等の派生作品・二次創作では様々な解釈や補足説明がなされ、物語に深みが与えられている。
タヒチに漂着したという点は概ね共通しており「ぼくのライダーマン」の歌詞の「君は遠い国に生きている」は天国の示唆でもあり、この設定に基づいた歌詞のようにも聞こえる。


『仮面ライダーX』の番組企画では、ライダーマンは夏までに復活してXライダーのサポートとして準レギュラーとなる予定だった。
しかし、演ずる山口氏がピープロの『電人ザボーガー』の主役・大門豊となり、撮影のスケジュールがどうしても調整出来ず、やむを得ず準レギュラーの話は流れ、ライダーマンが登場する予定だった脚本には仮面ライダーV3こと風見志郎が登場している。
Xライダーにマーキュリー回路を装着させるのも本来なら科学者の結城が行う筈だったのだろう。(このせいで5人ライダーvsキングダークでも1人だけ声が本人ではなかったりする)
まぁ、結城から風見に託されたというドラマがあったことも想像できるのだが。

ライダーマンのテーマソング「ぼくのライダーマン」がXライダーのミニアルバム(コロムビアKKS-4090)に収録されているのは、単にV3のアルバムにテーマソングが間に合わなかったというだけではなく、Xライダーにも登場する含みがあったのである。


五人ライダー対キングダーク』の登場シーンで左腕にパワーアームを付けていたことやスカイライダー客演にて生身のはずのキックで大砲の砲身をへし折ったことなどについて、
プロデューサーの平山亨氏は「1号2号によってプルトンロケット爆発後に救出され、改造手術を受けた」と語っており、昭和の児童誌ではこの設定が主流となっていた。

しばらくは死亡扱いだったことや1人だけ立花のおやっさん門下ではないため5人ライダーの歌ではハブられたり微妙な立ち位置だったが
『仮面ライダーストロンガー』に終盤では互いに「おやっさん」「丈二」と呼び合ったり、7人の主役の1人として大きく扱われている。


ジオラマ小説『HERO SAGA』では、救出後、全身に再改造手術を施された(そうしないと助からなかった)。
その際、左腕でも武器が使用可能になった。

タヒチでは少年のポゴと仲良くなったが、腕の秘密を知られ「化け物」と呼ばれてしまう。

ヨロイ元帥との決着後、自身の身体が既に生身でないことに気付く。
その泣き叫ぶ姿は、3人のライダーが声をかけられない程の、とても虚しいものである…

ただ、彼に駆け寄ったポゴはこのように言った、「アリガトウ」と…

漫画作品『仮面ライダーSPIRITS』でも、記憶を失ってタヒチに漂着していたライダーマンのその後の話が描かれた。

タヒチで出会った少女・ヒナウにとても慕われている。
こちらではあくまで右腕以外は生身のままだが、命懸けのプルトンロケット自爆による禊に加えて、デストロンによって家族を奪われたICPO捜査官であるアンリとの出会いにより、自らの犯した罪へと向き合って贖罪を終えた事で身心共に仮面ライダーとなった。
その為か普通に強い。だが、そこがいい。ちなみにアンリとはフラグを立てている。

続編の『新・仮面ライダーSPIRITS』ではデストロンに入る前の過去も描かれている。
当時は大学生でその頃から優れた頭脳を発揮させたが、地球や人類を救うための「ユートピア原理」が学会で認められずに異端者扱いされてやさぐれていた。
もっとも、ユートピア原理の一つであった「あらゆる環境に適応するための肉体強化」がまんま改造人間のそれであり、学者達が難色に示した際には逆ギレ同然の環境保全論で力説する体たらくであった。
その後、デストロンのエージェントを務めていた頃のヨロイ元帥にスカウトされてデストロンに所属する事となった。*3


ゲーム『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』では、プルトンロケットが今まさに爆発しようとした瞬間イナズマン超能力によって助けられている。

漫画『仮面ライダーストロンガー 7人ライダー最後の大決戦!』では仮面ライダーたちが改造の限界に達してもまだデルザー軍団の方が性能が上だと分かり意気消沈する7人ライダーの中で、
「V3より性能が上の改造人間ならデストロンにもいたが、V3は強化改造などせずに勝った」と勝利のヒントを見出している。


【最近の客演】


『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』


Gacktが演じる士の世界の結城丈二が登場。
大ショッカーの科学者だったが、大首領時代の士に粛清されて右腕を失い、復讐を誓って一人戦い続けていた。

月影裏切られ夏海からも拒絶されて全てを失ったの前に現れたものの、完全に腑抜けてすら望む士に仮面ライダーとして戦い続ける心と宿命を説く。
その後追手の怪人を食い止めて士を逃がした。以後の消息は不明。


間に合わなかったディケイド版ライダーマン共々ビジュアル感MAXなデザインになっている。
演じたGacktは結城を「非常に魅力的な男」と語っている。


戦うとは…こういうことだ。


終盤には別の世界のライダーマンが登場し、大ショッカーの軍勢と戦った。
オールライダーキックではライダーマンキックを披露している。あと、やたら喘ぐ。


藤沢真行氏の漫画版では、士の世界の結城が直接こちらのオリジナル版に変身している。
変身する際、士に大切なことを説いた。
顔は半分シルエットだったがイケメン。



オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー


仮面ライダーの歴史が消され消滅したと思われたが、人々のライダーへの想いによって復活
歴代ライダーと共にショッカー首領に立ち向かい、岩石大首領戦ではライダーマンマシンに乗り、オールライダーブレイクで悪の野望を打ち砕いた。



仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズMOVIE大戦 MEGAMAX


伝説の7人ライダーとして登場。
ロープアームを巧みに操り、先述した通り再生メズールをワンサイドで圧倒し撃破してみせる凄まじい強さを発揮した。
声は増田隆之が担当。



平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊


カメラが遠いので分かりづらいが、マシンガンアームが遂に映像で披露された。
成功率が低いともっぱら評判のタトバキックを発動した仮面ライダーオーズをロープアームで絡め、地面に叩きつけて撃破している。



スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号


V3と共にドライブ3号を襲撃。
マシンガンアームやロープアームによる攻撃で2人を翻弄した。



PS 仮面ライダーV3】


使用可能キャラの1人として登場。
声は代役だが、彼を主人公とした隠しストーリー「ライダーマン編」も用意されている。
同編では、彼は自らの手でザリガーナを倒し、首領の元へ向かうのだが、「ヨロイ元帥に代わって大幹部にしてやる」と持ち掛ける首領に対し、彼が選んだ答えは…。



PS2 仮面ライダー 正義の系譜


NPCとして登場。1974年1月なので最低でもサイタンク戦は乗り越えV3とはある程度は和解している時期だが
あくまで彼は恩師の田所博士を心配して発電所に来訪し、V3を突っぱねるような態度を取ってしまう。
科学者という側面が最大限クローズアップされ、戦闘シーンはないものの重要な立ち位置。
エンディングや攻略本では何故かドリルアームを装備している。



【スーツアクター】

  • 顔の下半分が出ているというデザインがために『仮面ライダーV3』本編ではよほどの危険アクションでもない限り基本的には結城丈二を演ずる山口暁氏が中に入っている。
V3との対立に怪訝な表情を見せたり、その端正な顔立ちでライダーマンというキャラクターを好演した。

  • 仮面ライダーZX』客演時、スーツアクターを演じたのは唐沢寿明。
    口元が唐沢寿明仕様のフィギュアまで存在する。
    役者として大成した今も当時のことをよく話題にしており「俺はライダーマンで映画に出たから銀幕がデビュー」と話したり、また友人の及川光博が『仮面ライダー3号』に出演した際には自分もスケジュールさえ合えばライダーマンで出たかったと発言したりしている。
このためネット上ではネタになりやすく「ライダーマンは唐沢寿明!」という極々一面だけ見れば正解ではあるがV3当時まで遡ると検討外れな情報が出回りやすい。同作品は結城丈二演ずる山口暁氏の遺作となってしまった事もありファンも過敏に反応するので注意が必要である。







ライダーマン/結城丈二はデストロンの科学者であったが、裏切り者として処刑される寸前に脱出に成功した。
失った右腕に改造手術を施し、ライダーマンとして、V3と共にデストロンと戦う事を誓ったのだ!!




「死にはしない。ヨロイ元帥を倒すまでは絶対に」


「これは僕の悲しみの姿だ!」


「こうしてしか生きられなかった憎しみの姿だ!」


「ホ…ホホオオオォ!」
「思イ出シタカ…!」


「ツイニ思イ出シタカ!!」
「結城丈二イイイイィ!!!」





「いや違うな…」


「俺は…ライダーマンだ!」




「結城丈二の世界は、今音を立てて崩れていった。彼の愛したデストロンはまさに憎むべきものだったのだ」


「そしてそのとき仮面ライダーV3は、まさに愛の救世主だった」





「さらばだV3。プルトンロケットは安全な場所で爆発させてやる」


「ライダーマン結城丈二の最期を見ろ!」





結城
「V3、追記・修正は俺に任せろ!」

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最終更新:2023年12月13日 22:16

*1 なお、山田ゴロ氏による漫画版『仮面ライダー』の「ライダーマン編」では彼の生い立ちからデストロン加入に至るまでの詳細が描かれているが、あくまで漫画版の設定であり、本編に反映されているわけではない。

*2 なお、このプルトンロケット、どうやら元から“人間魚雷”のような仕様になっているらしく、発射実験の際は戦闘員が人柱となって操縦を務めていた。ライダーマンも、本来の操縦士である戦闘員を蹴散らして強引に乗り込んでいる。

*3 当時のヨロイ元帥は紳士的な態度であったが、陰で「弱い」「気に食わん」と嫌悪感を露わにする等、この頃から丈二とは反りが合わなかった事をうかがわせている