ドリームミックスTVワールドファイターズ

登録日:2011/06/12(日) 19:41:07
更新日:2024/03/24 Sun 20:52:38
所要時間:約 4 分で読めます




ドリームミックスTVワールドファイターズは、2003年に発売された、ハドソン、コナミ、そしてタカラ(現タカラトミー)のキャラが大乱闘を繰り広げるスマブラ風のゲームである。
PS2版とGC版の2種類がある。


◇主なモード

  • ファイターズモード
一応メイン。好きなキャラを選んだらバトルスタート。途中でハルナとムジョーのショートコントが入る。
因みに視聴率が0になったら強制終了。
(速い話、打ち切りになってしまう。)

  • キャラバン
キャラクターを使ったミニゲーム。名前の由来はハドソンの大会イベント。

  • ライブラリー
キャラクターの設定集等が解禁されて行く。

  • フリープレイ
好きなキャラを選んだら、CPUがランダムに選んだ相手とバトル。
各キャラの勝利メッセージも此処で聴ける。


◇システム

乱闘しながら相手のライフをどんどん奪って行く。
ライフが残り少なくなると、「○○さん、頑張って!」とハルナのアナウンスが流れる。
そして相手にどんどんダメージを与えて行き、キャラ魂が出現すると相手は縮小。
相手が取ると元の大きさに戻ってしまう為、素早く取ろう!
キャラ魂をプレイヤーキャラが取ったらプレイヤーの勝ちだ!



◇登場キャラ

【ハドソン】

  • ボンバーマン
「ボンバーマン」より参戦。爆弾を使って闘う。
デザインはメインシリーズでのものだが、声がアニメ「ボンバーマンジェッターズ」でシロボンを演じた金田朋子氏になっている。
「バビブベ、ボンバー!」
後にスマブラシリーズではSPECIALにてアシストフィギュアという形で参戦。スネーク、シモンとまさかの再会を果たす。

  • 桃太郎
「桃太郎伝説」より参戦。お供を召還して闘う。
ホームステージはお馴染みの「桃鉄」。このキャラはむしろ「桃鉄」のイメージの方が馴染み深いか。

ファミコン世代の元“少年”たちにはご存知、16連射の名人。
声は勿論本人で、「冒険島」スタイルで闘う。勿論、必殺技は連打、連打、連打!!
「ゲームは1日1時間!!」

  • ユーゴ
獣化して獣人に変身する格ゲー、「ブラッディロア」から参戦。常に獣化した姿で闘う。必殺技は突進。
これ何てガr…。
人間時の姿は勝利ポーズ、敗北ポーズ、勝利メッセージ画面で見られる。このため、声優は原作(『ブラッディロア2』『3』『extreme』)と同じであるものの、試合中にボイスを聞く機会は少ない。

  • 卍丸
ハドソンのRPG作品、「天外魔境Ⅱ」より参戦。剣の属性(火、雷)を切り替えながら闘う。
「運命何て、クソッくらえだ!」

  • 貧乏神
「桃太郎伝説」より参戦。ボンビーサイコロを武器に闘う。因みにサイコロの出た目で効果が違う。
赤ちゃんボンビーはハズレ。
確率は低いがキングボンビーが出れば、一発逆転の…チャンス!!
「これからも社長さんの為に頑張るのねん。」

  • ムジョー
CPU専用キャラ。「ボンバーマンジェッターズ」より参戦。
本作がアニメ放送直後に発売された事もあってか、ワールドファイターズの司会者に選ばれた。ハルナにイジメられている。


【コナミ】

  • パワプロ君
「パワプロ」シリーズより参戦。流石にバットやボールで闘うのはアレなので、ハリセンでスイングしながら闘う。
本人は喋らず、代わりに当時パワプロシリーズで実況の声を担当していた河路直樹氏がパワプロ君のアクションに合わせて実況してくれる。コンボを決めるとうるさくなる。

  • シモン・ベルモンド
「悪魔城ドラキュラ」シリーズより参戦。ムチと十字架を武器に闘う。『悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ』のデザインをベースにしている。

  • ツインビー
「ツインビー」より参戦。ベルを使いながら闘う。色違いでは仲間の色が用意されている。

「メタルギアソリッド」より参戦。リモコン式爆弾を使って闘う。地面やアイテム、相手キャラ自体さえ設置可能なので高度な戦法が取れる。対象年齢の為、銃などの火器や、ナイフを使わない。色違いではタキシードやMGS2の変装が用意されている。
「ダンボールがあれば、もっと楽なんだがな…。」

  • モアイ
「グラディウス」より参戦。リングを発射しながら闘う。
原作では大きかったのに人間サイズに小さくなった。溜めると巨大幻影を召喚する。
ちなみにコナミの他作品のゲームにもゲスト出演したり、「モアイくん」というゲームで主役にもなったりしているコナミのマスコット(?)的存在。

【タカラ】

玩具からの参戦が多い。

  • タカオ
「ベイブレード」より参戦。タカオのデザインはアニメ「爆転シュート ベイブレード2002」準拠。
愛用のベイブレード・ドラグーンを駆使して闘う。
後述するコンボイとメガトロンはあくまで玩具のトランスフォーマーシリーズからの参戦なので、タカラの参戦キャラの中で唯一のアニメからの参戦キャラになる。

  • リカちゃん
リカちゃん人形も闘う。とはいえ元が女児玩具なので流石に色々まずいのかゲームの設定上は彼女のみ踊っている事になっている。
相手のライフを吸収する事が出来る。踊りは自分自身の意志で動いている。
発売当時の開発者インタビュー によると企画段階から様々な意見があったそうだが、『彼女を出さないとタカラらしくない』という意見も多く「踊っている」という設定で無理矢理参戦させた。
また、ハドソン、コナミ側の開発者が強そう(もしく苦手な対戦相手)として彼女の名前を上げていた。
「また遊んでね▼」

  • ミクロマン
「ミクロマン」より参戦。M12XシリーズがモデルでデフォルトカラーでのデザインはM121メイスン。
ロボットマンを召還して闘う。ホバリングが出来るためライフが回収しやすい。専用BGMはCMのフレーズが使用されている。

  • コンボイ
「トランスフォーマー」より参戦した我らの司令官。
アメリカントラックに変形し、アニメ映画『トランスフォーマー ザ・ムービー』劇中でも見せたひき逃げアタックをする。
声はアニメ版と同じく玄田哲章氏だがデザインはG1玩具準拠になっている。ミクロマンの様に銃を持つべきだったが、スネークの様にしなくても…

  • アスカ
フィギュア「クールガール」より参戦。現代のくのいちで、火炎忍法を駆使して闘う。
後に、同フィギュアシリーズを題材にしたコナミの同名ゲーム『クールガール』(PS2、2004年)の2本のシナリオの片方、「ASKA SIDE」の主人公としても登場した。

  • メガトロン
「トランスフォーマー」より参戦した破壊大帝。コンボイと同じくG1玩具準拠のデザイン。
ワルサーP38に変形しながら闘う。
声はアニメ版と同じく加藤精三氏だが、後の実写版では実写メガトロンの日本語吹き替え版の候補であったものの『アニメ放送当時(1985年)と同等の声を出せる自信が無い』として自ら辞退しているので、本作は加藤氏が新規でメガトロンを演じた最後の作品となった。


【オリジナル】

  • ハルナ
ピチピチの新人アナ。視聴者に向けたハチャメチャな性格で、よくムジョーをイジメている。


◇マイナス点

  • 登場キャラが非常に少ない。
折角のお祭りゲーなのに、各社から参戦したキャラは10名にも満たない。
例えば一体参戦キャラが少ないコナミ。どうしてゴエモンとか幻想水滸伝の坊っちゃんとかを出さなかったのだろうか?特にゴエモンは子供達にも馴染み深いキャラなので参戦しやすいと思うが…。
他にもタカラは闘神伝というゲーム作品があるのだから、エイジ・シンジョウを出しても良かった気がしないでもないが、タカラ側は知名度が高い玩具キャラを中心に入れたかったのだろう。
それなら子供にも馴染み深い「デュエマ」のボルシャックとかビーダマンとかは?と思うけど
ただ、結構企画段階から様々な意見があったようで、コナミ側でもスネークの担当者は最初はデザイン的にどうなんだろうって思ったらしい。

  • 必殺技が1つか2つしかない
例えばユーゴは格闘ゲーム出身なのに、突進技一つしか使わない。
しかも常に獣化しっぱなしの為、Cの某妖怪格闘ゲームの狼男みたいな感じ。

  • ムジョーの扱い
ハルナがムジョーをイジメているとしか思えない。……まあ、原作でも憎まれ側だから仕方ないだろうけど……。

  • リカちゃんハウスでの闘い
どっからどう見ても家庭内暴力だ!!……でもまあ、このはっちゃけぶりが逆に面白かったりするのだが。

  • ランクAじゃないとライブラリーが解放されない
ハッキリ言って、作業感丸出し。

  • キャラは全員無表情。


◇プラス点

  • ボンバーマンが初めてコナミやタカラのキャラと対面できた。
ボンバーマンは人気を博してるのにもかかわらずこのゲームが発売するまで1度も対面した事が無かった。

  • BGMが豪華
ハドソンとコナミでは原作で使われた元のステージやメインテーマが流れる。タカラではオリジナルだったり、CMのアレンジが収録されていたりする。

  • 一部のキャラが初の立体化。

  • ライブラリーの内容が豪華。
ハドソンとコナミとタカラのキャラを完璧に知ることができる。


追記・修正するのは…ムジョーさん、貴方です!!

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最終更新:2024年03月24日 20:52