フライングマン(MOTHER)

登録日:2011/03/04(金) 21:47:21
更新日:2023/12/29 Fri 22:49:04
所要時間:約 4 分で読めます





わたしは フライングマン。


あなたの ちからになる。


そのために うまれてきた。



フライングマンとは、任天堂RPG「MOTHER」シリーズに登場する鳥男…じゃなかった、勇敢なる熱き戦士である。
無印MOTHERMOTHER2 ギーグの逆襲に出演。無印と2のドットグラフィックを比べて違和感を覚えた人も多いのでは。

ここでは無印、2両方のフライングマンを説明する。



基本的に物語上必ず行く場所、マジカントという所に住んでいる。マジカントの設定も無印と2で違いがある為、たまにややこしくなることも。


  • 無印
不思議な国・マジカントの中にある村の外れに家を佇んでいる。全員で5人。話し掛けると、この項目トップの台詞を言い、一時的に仲間に。
因みに1人でも彼を仲間に連れていると

わたしも はやく あなたの おてつだいが したい。

と他のフライングマンは発言する。ぶっちゃけ全員仲間にしたいってのが本音なのd(ry
このフライングマンの戦闘力自体は初めて訪れたタイミングならば十分頼もしいレベルである。
当然HPも存在する(画面上には表れない)。当たり前のようにダメージも受け、ダメージを沢山受ければ倒れる。




「きぜつ」扱いの主人公達とは違い、正真正銘死んでしまうのである。当然どこぞの中世の様に死者を有料で蘇生する教会など有るはずもない。
その証拠に、その後彼らの家に行くと、家の隣に墓が立っている
その時に兄弟達と話した時の台詞は必見。


あに(兄)は うつくしく たおれたとききます。はかをたてて てあつく とむらいました。つぎは わたしのばんです。


…お前ら優しすぎる。


墓の文面は右から

◆『主人公』の ち(血)とにく(肉)。 ゆうかんな フライングマンせんし、 ここに ねむる。

◆『主人公』の おおいなる かなしみ。 ゆうかんな フライングマンせんし、 ここに ねむる。

◆『主人公』の ぜん(善)なる こころ。 ゆうかんな フライングマンせんし、 ここに ねむる。

◆『主人公』の うちなる ちから。 ゆうかんな フライングマンせんし、 ここに ねむる。

『主人公』の えいえんの しもべ。 ゆうかんな フライングマンせんし、 ここに ねむる。



となっている。次々と建っていく墓、次々と減っていくフライングマン。
そして5人目が倒れれば家には誰もいない...。ありがとう、ありがとうフライングマン。誰が最後の墓立てたんだ
あと、仲間にしているときにテレポートなんか使うなよ!


ちなみに容量の関係でボツにされたのか、はたまた最初からゲーム内では使う予定の無かったのか、彼らにはゲームで未使用のテーマソングが存在する。
「MOTHER オリジナル・サウンド・トラック」にて「FLYING MAN」の名で収録されているのがそれだ。
明るげな曲調に対し、歌詞の内容はフライングマンを象徴するかの如く重く、そして切ない。
この曲、「2」のゲーム内にてフライングマンを仲間にした時、そしてとある場面で聞くことができる。



  • MOTHER2
主人公(ネス)の心の国、マジカントに登場。こちらのフライングマンは無印に比べ人間くささが出ている。そして少々辛らつである。
また、1人ずつ台詞が用意されている。因みにフライングマンを既に仲間にしていると


わたしと なにかはなしが したかったのですね。 わたしは あいにく、 わだいが すくないもので… もうしわけありません。


と返してくる。紳士だな。


1人目
◆わたしは あなたの ゆうき。あなたに ついてゆきます。…なまえ? フライングマンとでも いっておきましょうか。

2人目
◆わたしは あなたの ゆうき。あなたが ゆうきを うしなわぬかぎり、 わたしは うまれます。 フライングマン2と およびください。

3人目
◆フライングマン3です。 あなたの ゆうきは まだかれていない! ゆきましょう。

4人目
◆わたしも あなたの ゆうき。 もしも なをよぶなら かえってきた フライングマン! とでも よんでください。 ただ… あんまり わたしたちを そまつに あつかわないように。

5人目
◆むろん、 わたしたちは あなたの ゆうきですが そまつにしないようにと ちゅうこくしたでしょう?!これでは ゆうきではなく 「ばんゆう」 です。 「ばんゆう」 のいみが わからなかったら じしょを ひいてください。 いいですね。 わたしは さいごの フライングマン。



因みに力尽きた時の墓は、

1人目の墓
◆ここに ねむるは (主人公)の ゆうき。 よくたたかい、 きずつき たおれた。

2人目の墓
◆ここに ねむるは さらなる (主人公)の ゆうき。 じゃあくなものに おおきな だげきをあたえ、 ついに たおれた。

3人目の墓
◆ここに ねむるは… いそがしくて、 はかに もじを きざむひまも なかった。

4人目の墓
◆だれかの はか。

5人目の墓
◆はか。



とても悲しく、虚しい。最初から一つの墓が建っているが、これは物語冒頭のブンブーンのもの。


主人公と共に戦い、主人公の盾となり剣となり、傷付き倒れ、その生涯を終える。その身が朽ち果てるまで戦い抜く熱き姿は、まさに戦士ではないだろうか。



…正直、能力は十分高いのだが回復してあげられないという一点が致命的で、十中八九ボスに辿り着く前に倒れてしまう。
そして戦力を補充するためにまた戻り、進む手間を考えると会話や墓のメッセージを見る以外に再補充する意味は少ない。
特に2のマジカントは道中で下手にレベルを上げ過ぎると最終的な能力が下がってしまう可能性もある。


隠しステージ「マジカント」のギミックとしてまさかの登場。
グラフィックは開発当初3Dモデルを使う予定だったらしいが、色々あって懐かしみのあるドット絵に変更された。
一定時間が経つと右側の家から現れ、1番最初に触れたファイターの味方として一緒に戦ってくれる。


…のだが、本作がアクションゲームであることを考慮しても明らかに上2作より強い。
待機ポーズからして既にヤル気マンマンである。
キックフライングクロスチョップサマソッなどの格闘技をバリバリ出してくる上に、下手なファイターの大技よりも強烈な威力を誇る。
機動力も高く、場外に落ちかけると無限ジャンプで軽々と復帰してくれる。
味方につければ心強い一方、敵に回ると一転して地獄のような死闘を演じるハメになる。
ファイターや一部のアシストフィギュア同様、こちらの攻撃を当ててふっとばしたり動きを止めることができ、
体力を削りきるかバーストさせて倒すことは可能だが、フライングマンと敵ファイターを同時に相手取るのは非常に難しい…
体重は軽めなので倒すなら上に飛ばそう。

倒すとやっぱり家の近くに墓が立ち、時間経過で次のフライングマンが登場。
そして5人目の墓が立つと打ち止めになり、その試合では二度と出てこなくなる。

かなり強力なギミックなので対人戦では彼の権利を巡り家の前が戦場と化す光景が多々見られる。

尚、当たり前のようにドット絵で大暴れしているが、原作MOTHER2にこのようなグラフィックは一切ない。
全部新規に作り起こされたものである。

また、Miiファイター(格闘タイプ)のコスチュームとしても登場。
初出作の『for』では有料DLCだが、『SP』ではゲーム内ショップで購入する事ができる。
筋骨隆々な黄色のボディと妙にリアルな目がなんとも言えない雰囲気を放つ。



◆わたしと なにかはなしが したかったのですね。
 わたしは あいにく、 わだいが すくないもので… もうしわけありません。
 ですが、 もしよければ ついき して いきませんか?

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最終更新:2023年12月29日 22:49