エル・メル・マータ(TOX2)

登録日: 2012/11/07(水) 23:37:24
更新日:2022/09/11 Sun 16:38:48
所要時間:約 6 分で読めます







『だから、カナンの地なの!パパを助けてってお願いしないと!』




エル・メル・マータとはテイルズ オブ エク シリア2のヒロイン。

年齢:8歳
身長:130cm
宝物:父親から譲り受けた懐中時計
苦手なもの:トマト
声優:伊瀬茉莉也

16年以上続くテイルズオブシリーズの中では、最年少のヒロイン。
(厳密にいえば…リアラが生後一ヶ月で最年少。)

また、サモナーズリネージのマカロン、リ バースのクレア、レディアントマイソロジー のカノンノ以来の四番目の非戦闘員ヒロイン。
(一応、クレア、カノンノは後に戦闘員キャラとして使用可能になってたりする。クレアはタクティクス、カノンノはマイソロ3)

なにげに、ルドガーと同じく、“エル”マーナや“メル”など名前の中に歴代キャラの名前が入ってる。


(以下、性格やストーリーのネタバレの紹 介)











 





しっかり者で活発な少女。願いを叶える「カナンの地」を目指して旅をしている。

家族構成は父親との二人暮らし。

彼女は父親を信頼しており、父親からの愛情を一心に受けとって育った。

しかし、父親以外に対しては人見知りがあり初対面の相手にはきっかけがないと打ち解ける事がまず出来ない。

しかし、何故かルドガーにはすぐに懐いた。
分史世界のミラにも懐く。美味しいスープに餌付けされただけなんじゃないだろうか…

好物はスープ。
彼女的には父親>ルドガー>分史ミラの順位があるそうだ。


(さらに進む)













 





ストーリーでの活躍。
何者かに襲撃を受けた際に「トリグラフ中央駅を十時に出発する列車に乗るんだ」という父親の言い付けを守り、ルドガーを魔法の呪文で怯ませた隙に列車に乗り込むが、それを追ってきたルドガーと共に奇妙な冒険の第一歩を踏み出した。

また、彼女が持っていた金の懐中時計は何故か消滅。ルドガーの持っていた同じ金の懐中時計を父親(パパ)の物と信じ込んでいる。

ストーリー序盤では彼女の絶叫と重なるタイミングで分史世界に度々訪れる。

何故か彼女の周りにいた者が分史世界から正史世界へと連れて来られるという現象が度々起こる。

ルドガーはそれに気づきつつもエルを連れて戦い続ける。

そんな中でエルもルドガーの事をやや一方的だが相棒として認識。二人の奇妙な関係はさらに深まっていく。


(この先にはストーリーの核心部分が含まれています)















 




ネタ関連。

本作一周目で喋らないルドガーの代わりに喋りまくるモルモポジション。

彼女の言葉に「あぁ」と答えるルドガーの表情も柔らかく微笑ましい。

戦闘には参加しないが戦闘中や戦闘終了時にはルドガーの代わりに喋る。だからといって秘奥義で戦闘終了してキメてるルドガーを隠さないで下さい。



「エルからのエール。おつかれサマーバケーション!」



ダイスアドベンチャーでもルドガーが喋らないので代わりに喋りまくっている。おそらく、外伝に出た場合も彼女は喋りまくるのだろう…。

また、歳相応に生意気な性格もしており、人見知りな性格も災いし前作キャラを小馬鹿にしたり、拒絶する事も多く、さらにシリアスな雰囲気を崩すなどノルン様の試練と同じウザキャラだとユーザーからは思われガチ。
(特に前作ユーザーから)

しかし、それはよくも悪くも素直な性格故であり、無鉄砲だが仲間や親しい人を庇おうと敵の前に我が身を盾にしようとしたり、相手が凄い人だと認識した場合は小馬鹿にしない。

生意気な面も物語序盤だけであり精神面で成長した終盤は彼女から目を離せない。


(この先にはストーリーの核心部分が含まれています)














 





父親の名前はヴィクトル。その正体は分史世界のルドガー自身。
母親の名前はラル・メル・マータ。クルスク一族の血を引くマータ家出身の才女で、エルが小さい頃に亡くなっている。エルの名前と髪の色は母親似。
「メガネのおじさん」ことユリウスは伯父 で、クランスピア社の総帥ビズリー(43)は祖父にあたる。



エルは「クルスニクの鍵」というクルスニク一族でも特異な力の持ち主であり、オリジンの持つ無の力を持って生まれた。
分史世界から正史世界へと物質を持って来られるのはこの力のおかげ。正史ルドガーはエルを挟んで時計と契約した為、エルの力を使う事が出来ていた。

それをヴィクトルが利用したのがこの物語の始まり。
正史世界では同じ存在は共存できない為、正史世界の自分であるルドガーをエル を使って正史世界から分史世界に連れて来させ殺害し、その後に正史世界のみにあるカナンの地にいるオリジンに願い、エルと共に正史世界で生きる事を画策していた。

エルの父親が「トリグラフ中央駅を十時に出発する列車に乗るんだ」とエルに言ったのは、上記のストーリーネタバレから推測すると、『その時間にルドガーが来る』 と分かっていたと思われる。

そして、ルドガーにすぐ懐いた理由も、『父親が分史世界のルドガー=料理の味付けも同じ』と思われる。

ちなみに、エルがいた分史世界のユリウスやビズリーは、ジュードたちと同様ヴィクトルに殺害されており、ヴィクトルがクランスピア社の社長になっている。


主人公を親に持つのはデスティ ニー2のカイル以来。 外伝作ではカイルや他の同年代の子供達との絡みに期待したい。

ついでに父親がボスとして戦うヒロインは ルーティ、マルタ以来の三人目。


(どうする?)












 





信頼していた父親の計画。そして自身が分史世界の人間“偽物”と知ったエル。
さらにクルスニク一族は変身能力を使う度に 「時歪の因子(タイムファクター)」化し、身体が黒ずんでいく。
ルドガーの変身能力はルドガーではなく、エルの力でもあり、ルドガーが変身する度にエルの身体は蝕まれてしまう。

失意のエルはルドガーを…相棒を、世界を守る為に一つの選択をする。
それは分史世界を消す。つまり、「自分の消滅」を願うものであった。

ルドガーは兄の死と戦いを経てカナンの地でエルと再会する。
そこで彼女はルドガーを助ける自分の選択を彼に話し、同時に怖かったと本音を言う。
この選択は、8歳の少女が背負うにはあまりにも重すぎたのだとプレイヤーの誰もが思っただろう。

ルドガーはクロノスを倒した後にビズリーと戦うが、圧倒的な力とフル骸殻を持つビズリーはクロノスの比ではなかった。
そしてついにルドガーたちは敗北し、ルドガーの時計を破壊されてしまう。

だが、その行為がビズリーの敗因だった。
時計が壊された直後、エルの手元にヴィクトルの時計が戻る。
それは分史ミラが消滅した原理の逆、正史世界のルドガーの時計が壊されたため、分史世界のルドガーであるヴィクトルの時計が正史世界に出現したのだ。

それを見たエルはルドガーに時計を届けるため、ビズリーの猛攻を掻い潜りながら走り続ける。
同じ存在であるパパとルドガーなら、パパの時計でも再び変身出来るのではと信じながら。
ルドガー自身もエルに向かって走り、二人の手が届いた刹那、二人は黄金の光に包まれる。

黄金の光が消えたときにビズリーが目にしたのは--
ただひとり、大切な人のためにフル骸殻を発揮したルドガーと、ただひとり、大切な人の力を信じ、身を委ねて守られているエルの姿であった。
そのルドガーの力は一回の発動で時歪の因子になってしまうほど強く、だけど同時にビズリーに勝てる力であった。
そしてルドガーはビズリーを倒し、二人は彼の生きざまを見届ける。

結果は2パターンあるが、結果として二人が一緒に帰れる未来はなかった。

ノーマルではルドガーはエルを助けてほしいと願うも、それでは分史世界を消せない。
それを聞いたエルは自ら消滅を願う。
彼女はルドガーに正史世界の自分を大切にしてほしいと願い、そして...
「また、会えるよ」
それが彼女の最期の言葉であった。
ルドガーは、彼女を思い、後悔し続けていく。

そしてトゥルーでは…
ルドガーが消滅してしまう。
自身が時歪の因子になればリセットされ、エルの時歪の因子化は解消される。
すでに人間が勝利しているため、クロノスの願いも叶うことはない。
ルドガーは自身以外が完璧に救われる形の結末を手にし、叶えようとしていた。

それを見た彼女は泣きながら彼を止めようとする。
彼女はルドガーの未来を代償にして自分を救って欲しくない。
だが、彼は「消滅よりも、怖いことがあるんだ」とオリジンに語る。
それを聞いた彼女は彼の決意が揺るぎないものと悟る。
それでも、悲しくて泣き止むことができない。

だから、彼女は彼の目を見て誓う。
もうトマトを残さない。彼の料理の味を忘れない。
嘘を付かないと。
そして消え行くルドガーから、パパの時計を渡され、証の歌を歌う彼を見続け、笑顔を向けて--
「ありがとう、ルドガー」
彼が消えた後、空を見上げ、父親ではなく、対等の相棒の唯一大切なルドガーに感謝の言葉を告げた。




――――それから10年後。彼女は仲間たちと共に人生を歩んできた。
嫌いだったトマトを食べられるようになり、体も心も成長した彼女は今もルドガーの全てを忘れない。
彼女が証の歌を歌いながら青空の下で歩く所で、物語の幕は閉じる。



「行こう。世界をつくりに」



追記・修正はエルの選択を聞き、そして自身で選択をした上で行って下さい。

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最終更新:2022年09月11日 16:38