ネビル・ロングボトム

登録日:2009/07/04 Sat 00:55:08
更新日:2024/01/29 Mon 12:39:05
所要時間:約 8 分で読めます





ホグワーツ魔法魔術学校に通う魔法使い。1980年7月30日生まれ。
グリフィンドールの寮生。ハリー・ポッターロン・ウィーズリーとは同室である。

基本的に臆病者でヘタレ。
おまけに物忘れが激しく、そのことでトラブルにまきこまれることも多い。

成績も全般に渡って悪く、唯一得意なのが薬草学。
もしかしたら、これだけならばハーマイオニー・グレンジャーに並べる……かもしれない。
最も嫌いなのは魔法薬学。
科目というより担当教諭のセブルス・スネイプを恐れており、下手したらハリー以上に悲惨な目に遭う。

ペットとしてヒキガエルのトレバーを飼っている。
スネイプの嫌がらせで毒を盛られそうになる等、主人と同じくらい悲惨な目に遭っていたりする。

能力が低いとされる描写が多いが、ロングボトム家は魔法界最古の純血家系の1つ。
高貴なる由緒正しきブラック家とは遠い親戚だとか。

というか、近親婚やら純血同士の結婚やらで現存する純血家系は全て親戚関係になっている。
文面に書き起こせば、某風呂の家系図並にカオスなものになるだろう。

以下、ネタバレ














両親はエリート中のエリートである“闇祓い”であり、“不死鳥の騎士団”にも加わっていた。
しかし、ハリーの手によってヴォルデモート卿が失墜したことが原因で、死喰い人の残党ベラトリックス・レストレンジらに拷問され、
2人とも廃人になってしまう。
この事から死喰い人に対する敵対心は非常に強い。

そのよろしくない成績から『2人の才能を受け継いでいない』と思われていたが、5巻で“ダンブルドア軍団”に入ってから覚醒。

下記にも関係するが、魔法はある程度精神状態が結果に作用するが、ネビルは極端に自信が不足していたことが成績不振の主因だった。
生徒間での自主訓練で徐々に自信をつけて、メキメキと腕を上げていき、最終的には死喰い人を相手に互角に渡り合う等、目覚ましい成長を遂げた。


『勇敢』たるグリフィンドール生でありながら臆病だが、これは自分に自信を持っていないせい。
一度自信を持てばグリフィンドール生に相応しい勇敢さを発揮する。
組み分け帽子は生徒の成長性も視野に入れて決断をするので、この場合も成功した采配の一つと言えるだろう。


以下、更なるネタバレ















実はハリーとは紙一重の運命だった人物。

かつてシビル・トレローニーが予言した、“闇の帝王を打ち破る者”の候補として、ハリーと共に挙げられていたのである。
予言内容は「1980年の7月末、ヴォルデモートに3度抗った(遭遇し、逃げ延びた)両親の元に生まれる子」とされており、誕生日が1日違いのネビルも該当していた。
結果は周知の通り、ヴォルデモートがポッター家を襲撃したことでハリーが「選ばれ」た。
つまり、予言がなされた時点ではどちらか確定しておらず、“闇の帝王を打ち破る者”の存在を恐れたヴォルデモート自身の行動がそれを決定したのである。

もし仮にネビルが選ばれていたとしても、才能諸々はハリーには劣ってはいるが、グリフィンドール生として見事にヴォルデモートを打ち破っていたらしい
ハリーと同様にネビルも、両親には深い愛情を注がれていたのだろう(実際、ネビルが見舞いに行った際入院生活を送っている両親はなんとか贈り物を差し出そうとする様子を見せていた)。




以下、各巻での活躍(ネタバレ注意)












1巻『賢者の石』

飛行訓練の時に悲惨な目に遭う。映画では更に酷いことに……
終盤に賢者の石を守る為に寮を抜け出そうとする3人組の前に立ち塞がるが、ハーマイオニーの“全身金縛り”をモロに喰らって倒れる。

読者や視聴者的には『ネビル空気読め』と言いたくなる行動かもしれないが、
これ以上規則違反をすればグリフィンドールが更に大変になることを危惧したためであり、友人として、寮生として至極真っ当な行動である。

事実、作中でもネビルの行動と勇気が評価されてグリフィンドールは寮対抗杯を獲得することになる。

2巻『秘密の部屋』

自分はスクイブ(出来損ない)だから、と純血であるにもかかわらず“スリザリンの継承者”に襲われることを心配していた。
なお、厳密にはスクイブとは魔法族の親から生まれながらマグルのように魔力を持たない人間であるため、この用法は誤用となる。

3巻『アズカバンの囚人』

“太った婦人”に代わって談話室の門番となった“カドガン卿”が合い言葉を変えまくり、ネビルの記憶力が酷かったお陰で大変なことになる。

4巻『炎のゴブレット』

ちゃっかりジニーをパートナーにしてダンスパーティーに参加。
映画では原作のしもべ妖精関連がカットされたため、ドビーに代わって“鰓昆布”をハリーに届ける。
(なお原作でもクラウチ・ジュニアがネビルに水生植物の本を貸す形で鰓昆布へのヒントを用意していた。)

5巻『不死鳥の騎士団』

ヴォルデモード復活の際にも、即座にハリーやダンブルドアを信じ、不信感を抱いてたシェーマス・フィネガンを諭している。
ハリーが中心になって発足した“ダンブルドア軍団”のメンバーとなり、その訓練の過程で急成長していく。
神秘部の戦いでは死喰い人相手に善戦し、ハリーを除いた子供達の中で唯一最後まで立っていた。

6巻『謎のプリンス』

死喰い人襲撃の際に前線で戦う。

7巻『死の秘宝』

ハリー達が不在だった為、ジニーやルーナ・ラブグッドと共に“ダンブルドア軍団”を取りまとめる。
そのカリスマは恐るべきもので、本当に“軍団”規模のレジスタンス組織へと拡大させた。
最終決戦では終始前線で活躍。
ハリーが死んだ(フリだったが)絶望的な状況の中、まわりの制止も省みずヴォルデモート相手に啖呵を切ってみせた。

「地獄の釜の炎が凍ったら仲間になってやるよ」

映画と原作では台詞が違うがこの時のネビルはどちらも超絶かっこいい。

しかし実力差は大きく、拘束された上組み分け帽子を被らされて一緒に燃やされてしまう…
が、ヴォルデモートの一瞬の隙を突き拘束魔法を鮮やかな杖捌きで解き、
帽子の中からハリーと同じように“グリフィンドールの剣”を召喚し、一撃の下にナギニを両断した。

終戦後はハリーに次ぐ英雄として周りから讃えられた。

映画ではルーナのことが好きだと判明。









後年、スプラウト教授の後を継いで薬草学の教授に就任する。
また、ハッフルパフのハンナ・アボットと結婚した。

ハリー達との交流も続いており、彼の子供達からも好かれている模様。

作者後日談でハリー、ロンと共に蛙チョコレートのカードになった。
映画ではマシュー・ルイス(吹き替え:上野容)が演じている。
当初は小説通りのぽっちゃり体型だったが年を重ねるごとに痩せ、イケメンに進化。
『死の秘宝』の頃にはいい意味でかつての面影はなく、誰だお前状態になっていた。




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最終更新:2024年01月29日 12:39