第104期訓練兵上位10名(進撃の巨人)

登録日:2011/08/22 Mon 02:49:31
更新日:2024/01/08 Mon 15:37:56
所要時間:約 10 分で読めます




漫画『進撃の巨人』の登場人物のうち、主人公であるエレン・イェーガーと同期の訓練生の中で成績が上位だった10名を紹介する。


やたらと強烈な個性の持ち主が多く、また肝心のエレンがよく戦線を離れるぶん彼らにはスポットが当たりやすい。
また実力の高さも折り紙つきで、卒業早々に投入された戦いでも死亡者は僅か1名に留まり、その後も悪運が強いのか激戦の中でもしぶとく生存率が高めで、壁が破壊されて9年が経過した854年時点においても7人が生存していた。

ちなみに同期生で他に出番があるのは、頭が切れるが実技が苦手なために上位に入れなかったアルミン・アルレルトと、クリスタの友人のユミル
18~21巻のウォール・マリア奪還作戦で調査兵団に加入したフロック・フォルスターくらい。


因みに裏表紙では彼らが一列に並んでおり、
  • 生死不明だと半透明
  • 死亡、もしくは離反が確定すると消える
という心に痛いレイアウトとなっている。


●首席 ミカサ・アッカーマン(CV石川由依)
ヒロイン。歴代最高クラスの素質を持つ兵士。
絶滅した東洋人の血筋を継いだ混血児であり、綺麗な黒髪を持つ。
兵士として経歴の長い精鋭兵が追い付けない奇行種を瞬殺するなど、実力はトップクラス。
エレンLoveすぎて、周りに若干引かれている。でも本人はそのことに気付いていない。

「エレン、貴方がいれば私は何だってできる」


●第二位 ライナー・ブラウン(CV:細谷佳正)
屈強な肉体とナイスな眉毛を持ち、かつ仲間への配慮も忘れない好青年。エレンとも仲が良い。
同郷のベルトルトとはよく一緒にいる。
当初、ジャンと区別が付かない人が続出した。
戦闘シーンは少ないものの、ミカサがいるため忘れがちなだけで、ぶっちぎりで優秀な戦闘能力を持つ。
実際、女型の巨人との戦闘の際に握り潰されそうになるも、敵の指をブレードでブッタ斬って撃退するという、脅威の脱出劇を見せた。
23巻以降では「ある意味」メインとなるシーンが増え主役級に昇格。特に23・24巻(アニメ版4期序盤)では他のメイン組放置で22巻から4年経ったライナー周辺の状況が描かれており、従妹も登場している。

「いざとなったら巨人の尻を刺せ。それが奴等の弱点だ(嘘)」

シーズン2時に展開されたキャラクターイメージソングCDシリーズでは、ソロで歌った他の面々と違い、ベルトルトとのデュエット曲を披露した。ちなみにこの時は中の人が喉を痛めていたため、歌パートはなくセリフパートを担当。


●第三位 ベルトルト・フーバー(CV:橋詰知久)
ライナーと同郷の物静かでおとなしい少年。何事もそつなくこなし優秀だが、控えめな思考の為、他人に物事を委ねる傾向がある。
もともと憲兵団を目指していたが、途中で調査兵団に志望先を変更。
上位10名の中では一番地味で、序盤で死亡したマルコに次いで出番が少ない。あと地味に一番身長が高い。しかし喋らなくてもコマにはちょくちょく写っている。そして大抵汗をかいている。
(・し・;)←こんな感じ
第三位なため、強い事は間違いないのだ…
愛称はベルトルさん(byユミル)
21巻で、とんでもなくエグい状況と切実な理由により死を遂げ、上位組2人目の死亡者となった。…その前に多数処刑確実な所業をしでかしていたので因果応報とも言えるが。


シーズン2時に発売されたキャラクターイメージソングCDでは、なんとセリフだけでなく全面ボーカルを担当。ベルトルトにあるまじき(失礼)目立ちっぷりを発揮している。

「僕には…自分の意志が無い。羨ましいよ…自分の命より大事なものがあって…」

●第四位 アニ・レオンハート(CV:嶋村侑)
ドライな性格で辛辣な言い回しをする少女。
立体起動術の能力も高いが、相手の力を利用したカウンターや投げが得意で蹴りを起点に技を使う。
自身の倍近い身長のライナーを宙に浮かすなど対人格闘術はかなり高い。しかし巨人戦では役に立たないと豪語する。
自分から周りの輪に入ることはないが、実は仲間思いである。
自分の格闘術を誉めてくれたエレンに好感を抱いたのか「教えてやってもいいけど?」と言うが

エレン「え?やだよ。足蹴られんの痛いし」

アニ「遠慮なんかしなくていいって」バシッ

ちなみに、志願した兵科は憲兵団で、内地に行くことを考えると出番が減ることが考えられた。…が、ある事態を切っ掛けに状況は一変し、最終決戦直前まで数年間眠り続けることになる。

ちなみに声優さんによるキャラソンはないが、代わりにイメージソングが制作されている。


「私はもう・・・この世界で兵士ごっこに興じられる程バカにはなれない・・・」



●第五位 エレン・イェーガー(CV:梶裕貴)
主人公。格闘術はミカサを除けば今期のトップ。おそらくアニの技術を学んだおかげ。
もともとケンカ慣れしており、熱くなりやすい性格だが、非常に仲間思い。
調査兵団に入り、巨人を駆逐することを望んでおり、事情を知らないジャンからは死に急ぎ野郎と呼ばれる。
1巻で巨人に捕食されるという読者に多くの衝撃を与え、「この作品は主人公やメインキャラであってもいつ死ぬか分からない」という緊張感を演出した。
が巨人化するという謎の能力が発現し生還。昔父から謎の注射を打たれた事が原因らしいが…。
この能力の謎を知るため、もともとの志願先であった調査兵団に入隊。自宅の地下室を目指すこととなる。
だが地下室で「真実」を見つけてから様々な事情を独りで抱え込む様になり、サシャの死後はミカサ達とも隔絶していき、その果てに…。

「駆逐してやる…!この世から…一匹残らず!」


●第六位 ジャン・キルシュタイン(CV:谷山紀章)
正直者で現実主義者。正直すぎて余計なトラブルを招くことも。ミカサに好意を抱いている。
エレンとは意見の食い違いで乱闘になることが多い(ミカサ絡みが7割)。
エレンに対する尊大な態度は思春期のそれに近い為、心底嫌いなわけではない模様。

初の巨人戦後、戦死したマルコや仲間のために巨人を殺すため調査兵団入りを決意。
初登場時は「嫌な奴」という印象を読者に与えたものの、戦いを経てたくましく成長していく。
ある意味一般人サイドの主人公とも言え、キャラクターソングシリーズでも彼の歌が存在している。
立体機動装置の扱いは訓練兵随一であり、チーターのように高速で巧みな移動をする腕前の持ち主。

「オレはただ 誰の物とも知れねぇ骨の燃えカスに…がっかりされたくないだけだ…」

6巻の嘘予告で主人公になり、
  • 引きこもり
  • 部屋にエロ本を隠し持つ
  • 母親をババア呼ばわり
など…典型的なあれの一面を見せた。


●第七位 マルコ・ボット(CV:逢坂良太)
優しくそばかすが多い顔つきの少年で、指揮能力に長ける。
仲間からの人望は高く、彼の指揮の下で戦いたいという人が何人もいるほど。
特にジャンには的確な人格評価を下している。
憲兵団を志願しており、明日から異動というところで襲来した巨人の前に敗れ、体の右半分を無惨に食われ戦死。
第104期訓練兵上位10名中、「最初」の戦死者となり、彼の死は多くの読者にトラウマを残した。
彼の死が憲兵団を志願していたジャンの思考に多大な影響と調査兵団の道へ進むきっかけを与えた。
アニメでは死の直前に何かを目撃したような描写があり、後にその詳細が明かされることとなる。

「一番遅い僕が注意を引いて他の皆に巨人の後ろを取らせるべきだとか」

「憲兵団にはなりたいのにな ずっと憧れてたから」


●第八位 コニー・スプリンガー(CV:下野紘)
小柄な坊主頭の少年。
小回りのきく機動が得意だが、頭の回転はあまり良くない。つまりバk
訓練兵団入団式の際には、何故か右側に心臓を捧げるポーズを取っており、教官に締め上げられていた。
しかし殺伐とした世界観のこの作品において、欠かせないムードメーカーでもある。サシャとはいいコンビ。
おバカキャラではあるが自身の物分かりの悪さを自覚しており、初陣後かなり悩んでいたが、最終的に調査兵団を希望。
故郷の村では狩猟で生活していた為、獲物を奪うことにも慣れている。
そばかすの少女は天敵。

「なぁジャン?死に急ぎ野郎なんて名前の奴はいないと思うんだが」


●第九位 サシャ・ブラウス(CV;小林ゆう)
常に食い意地が張っている、天然で敬語を使う少女。
残酷な世界観のこの作品において、萌えと腹筋崩壊を提供してくれる貴重な存在。
サシャという名前を聞くだけで口元が上向きに緩む存在感の強さから、彼女目当てに漫画を読む人もいるほど。
コニー同様に狩猟生活をしていたらしく、狩りでは獲物を奪うかの如き戦闘技術を持ち、型破りな性格から予想不能の動きで敵を仕留めることができる。

訓練兵団に入った初日に芋を盗み、それを教官の前で食べ、
しかも怒られてる理由を教官は芋欲しさに怒鳴ってきてるのだなと錯覚し、「チッ」と舌打ちをした後、芋を半分(ズワッ。しかも明らかに半分もない少量)に分けどうぞと手渡し、教官と周囲が口ポカンとしてる中、「しょうがないですねぇ」と言うばりな素晴らしいドヤ顔を披露する


という、漫画界でも前代未聞のバカっぷりから、芋女と命名された。
その後も教官には呆れられ、ミカサに色々はめられている。またユミルにはいいように扱き使われている。コニーと二人して「バカの双璧」

なんと主人公達そっちのけでモンハン3Gとのコラボの依頼人に選ばれてしまった。どういうことなの

26巻ラストで戦死し上位組3人目の犠牲者となったが、その犯人の素性と殺害後の逃亡先は皮肉にも…


●第十位 クリスタ・レンズ(CV:三上枝織)
小柄で猫目の少女。可愛い。
人に必要とされたいと考えており、実際誰に対しても分け隔てなく優しく接している。
その献身的で健気な人柄から、訓練兵の中で女神として慕われている。
教官に地獄のマラソンをさせられたサシャに水とパンを与えたり、自身も危険な状況下で、仲間の危機に人数分の馬を連れて救援に来たりするなど、女神としての実力を遺憾なく発揮している。

そばかすの相方からは「この作戦が終わったら結婚してくれ」と言われている。
最新刊につれて下心な発言は無くなるが(そばかすの少女が男性的な容姿の為に、男性だったら良かったのに…という意見が多い)。

命を救われた迷子三トリオの反応は

アルミン(神様…)

ジャン(女神…)

ライナー(結婚したい…)

ライナー自重しろ

泣きながらも自分の意志で調査兵団を志願する、自分も恐いだろうに自ら単騎でアルミン達を助けに来るなど、その芯の強さには秘密があるようである。

「皆、無事で本当によかった…」

おそらく彼女は、訓練兵全員の女神ではなく、「進撃の巨人」の神様であろう。

後にある事情により前線から身を引き、27巻にて近所の友人と結ばれ子を身籠ったと判明。最終決戦時も他の上位組生存者が死地へと向かう中、ただ一人国に残っている。







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最終更新:2024年01月08日 15:37