ミカサ・アッカーマン

登録日:2011/05/20(金) 19:05:21
更新日:2023/11/24 Fri 03:15:15
所要時間:約 11 分で読めます




「この世界は残酷だ…そして…とても美しい」








漫画「進撃の巨人」(別冊少年マガジン)の登場人物。
CV.石川由依







■概要
クールな黒髪美少女。見ただけで「あ、ミカサだ」とわかる、頬まで届くほど長い独特の前髪が特徴。マフラーをしていることが多い。
ウォールローゼ南端のシガンシナ地区出身。訳あって主人公エレン・イェーガーの家で家族同然に暮らしていた。
10歳のとき、幼馴染のエレン、アルミンらとともに超大型巨人の襲来を目撃している。
母を食い殺されたエレンが巨人を倒すため訓練兵団に入ったのを追い、自分も訓練兵団に入る。
15歳の訓練生卒業時には、同期の中の1位として名を呼ばれた。
実際、その後も「並みの兵士100と等価」「歴代に類のない逸材」といわれたり、一人で巨人を次々に刻んだりとチートな性能を見せ付けている。
170㎝とかなり大柄で、顔に合わない筋肉を持っており、特に腹筋はバッキバキに割れているということがわかった。
アニメ版ではスタッフの趣味なのか透き通った瞳、長い睫毛、つややかな唇と、非常に女性的な整った顔立ちをしている他、胸も原作より大きめ。
(さすがにやりすぎたと思ったのか、出番が激減する第3期以降からは原作に近い容貌になっている。…なっておかしくない経歴ではあるが)



■エレン厨
クールで綺麗で能力も高いミカサだが、ひとつ難点がある。
それはエレンが好きすぎるということである。

一応理由があるのだが(後述)、普段とのギャップも激しく、その強すぎる好意から非常識な言動をすることもある。
単行本2巻では「あなたがいれば私はなんでもできる」なんていう素敵なことをいってくれる。

しかし市街地戦で兵団員二人が初めて巨人化したエレンを見た時には、訳もわからず取り合えず身構えた彼らを見て何かしたら殺そうと考えていたり、
エレンを食べた女型の巨人に対しては単機で突っ込んで行ったり(結果としてリヴァイが負傷した)かなり危ない行動も取る。

終始そういった感じなのでミカサはエレン以外はどうでもいいと思っていると誤解されがちだがそんな事はない。
アルミンや第104期訓練兵団の仲間たちには情もあるし、平時は言葉数は少ないながらも周りにも気も配っている。
実際、ベルトルトとライナーが自身の正体を告白したシーンで、二人が巨人化する前に始末しようと攻撃をしたが、無意識の内に手心を加えてしまい巨人化する隙を与えてしまっていた。
(本人も二人が敵と分かっていながらも仲間であった相手を殺す事を内心で躊躇してしまったと自覚していた)

あくまで緊急時にはエレンを最優先とした行動をとる、というだけである。
本人の言では
「私が尊重できる命には限りがある」「そして・・・その相手は6年前から決まっている」
との事。


なお、(エレンの命の為とはいえ彼に暴行をふるった)リヴァイ兵長との関係は険悪ではないかと思われがちだが、
実際のところは上記のセリフ以外は特に反抗的な態度は見られず、リヴァイに至ってはミカサに対してそもそも敵意を抱く理由すらない。
ミカサ自身頭が冷えさえすればリヴァイのエレンへの仕打ちの真意を察せないほど馬鹿ではないし、事実作中では幾度と共闘している。
…ちなみに、後にリヴァイの母がアッカーマン家「本家」の女性だったと判明しており、2人の戦闘力の強さは偶然ではなかったことも明かされている。



以下ネタバレ





■エレンへの恩
ミカサはもともと、街中ではなく山にある家で両親と共に暮らしていた。
母親は、壁の中では絶滅したといわれている東洋人であり、ミカサの容姿にもその特徴は受け継がれている。
ミカサが9歳のとき、珍しい人種の親子を狙って人攫いが家に押し入り、両親を刺殺してミカサを連れ去った。

絶望して死んだように横たわるミカサを助けに来たのが、当時同じく9歳のエレンだった。
エレンは迫真の演技で人攫いABを騙し討ちにし、ミカサの拘束を解いた。しかし別室にいた人攫いCに不意をつかれ、締め上げられる。
苦しい息の中でエレンはミカサに「戦え!戦わなければ勝てない!」と訴える。
この世界が弱肉強食であることを悟ったミカサは人攫いCをナイフで一突きにした。
母親から「逃げろ」と言われても「逃げたところでどうすれば良いか分からない」と何もできなかったミカサを動かしたのは「戦え」と叫んだ見知らぬ少年だったのである。

二人は救出され、親を亡くしたミカサはひとまずイェーガー家に身を寄せることになった。
未だ暗い目で「寒い…」と言うミカサに、エレンは自分のマフラーを巻いてやる。
「早く帰ろうぜ オレ達の家に」
それ以来ずっとミカサはエレンから貰ったマフラーを巻くようになる。

ミカサは後にこの件についてこう言っている。
「一度死んだ私を 再び生き返らせた恩は忘れない」


■小ネタ
ミカサの名は、日本海海戦で世界の海軍史に伝説を作った戦艦「三笠」から取られている。
これは過去の名作たちの軍艦由来の名を持つヒロイン達にあやかってのこと。
ちなみに「三笠」は現在神奈川県横須賀市で保存・公開されており、先行作品のヒロイン達のモデル戦艦より古い世代ながら、平和な時代に引退し記念碑となったせいか途中で盛大に荒らされたがそれらより長生きしている。
そして某ゲームで戦艦三笠の擬人化キャラが登場した際、石川氏が既に同作の別キャラ担当(こっちも長生きした船がモデル)なのを嘆く声が出たとか出なかったとか

キャラクターソングが2曲あるが、いずれも本編での戦闘力とは打って変わって「生き急ぐ彼に置いて行かれることへの恐れと、エレンを失いたくないという願い」を歌ったバラードになっている。

  • No matter where you are(作詞:藤林直子 作曲:澤野弘之)
アニメ版シーズン2時に発売されたキャラクターソングシリーズの一作。
歌詞では一途にエレンを案じる様子が描かれている。

  • 13の冬(作詞・作曲:Revo)
Linked Horizonのシングル『真実への進撃』に収録された楽曲。アニメ映像を再編集したPVが制作され、2019年6月29日に放送された『アニソン!プレミアム!夏の生放送SP!』では石川氏がLinked Horizonと共に生歌を披露した。
タイトルはリンホラの楽曲「2か月後の君へ」歌詞内の単語…ひいてはエレンとアルミンの余命宣告というミカサにとって受け入れがたい真実から。
内容は同時収録されたシーズン3パート2OP『憧憬と屍の道』(少年の夢の果て)と対になる「少女から見た憧憬」や、アニメ以降の原作展開におけるミカサの憂いを歌っている。
その後、2023年に発表されたアニメ版のラストソング『二千年... 若しくは... 二万年後の君へ・・・』では前半でこの曲のメロディが引用されたが、そこで歌われているミカサの想いは…



以下さらなるネタバレ




彼女の母方の先祖は、島の外にある国の一つ「ヒィズル国」の将軍家の一族。
100年ほど前、エルディア帝国と同盟を結んでいた頃、当時の将軍家の子息がパラディ島に逗留していたが、
大戦が終わり、フリッツ王が多数のエルディア人と島の中に閉じこもった際に一緒に取り残されてしまう。

ミカサの右手首につけられた模様は将軍家の家紋。








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最終更新:2023年11月24日 03:15