ヒバチ(怒首領蜂シリーズ)

登録日:2009/11/07(土) 16:02:17
更新日:2024/03/23 Sat 22:36:50
所要時間:約 7 分で読めます









死 ぬ が よ い









高級料亭刑武の味を貴方に
特選ふぐ刺死セット



※以下ネタバレを含みます。



概要

『ヒバチ』とは、CAVEの弾幕STG、怒首領蜂シリーズに登場する真ボス達。
全てが(ボスの中では比較的)小型で、火を纏った蜂の姿をしている。

条件を満たすと突入できる2周目の最後に登場し、圧倒的な弾幕によって数多くのシューター達を絶望のドン底にたたき落としてきた。

またボムなどの無敵時間と連動したバリアも標準装備している為ごり押しも出来ない。

その為、『ヒバチを倒す』というものは一種のステータス的な物になり、それをノーコンティニューでなしえたプレイヤーはもう立派な皆伝/グランドマスタークラスのシューターと言えるだろう。

作品毎にあてられる文字が異なる為、本項目では個別に説明をする。

と、言いたいところだがヒバチの弾幕はことごとくが筆舌に尽くし難い代物の為ここの記述ではその内容(魅力)を正確には伝えられない。
気になる者は実際にプレイするなりして死ぬがよい。


一覧

火蜂(怒首領蜂)


弾幕STGの元祖であり金字塔とされる怒首領蜂の真ボス。
巨大なスズメバチに似た、最終鬼畜兵器・蜂を倒すと爆炎の中から登場する。

当時、最強と呼ばれていたバトルガレッガのブラックハートmk-2やグロウスクィードを超える弾幕を放ち、幾多のシューターの度肝を抜いた。

全ての攻撃がランダムであり、それに加え火蜂自身も激しく動き回る為にパターンで対処できない。
よって『弾を見て避ける』というシューターとしての本当の地力がなければ倒すことは出来ない。
ついでにボムバリアも装備してるので、ボムによるゴリ押しは通用しない。
もしボム撃つのであればレーザーボムよりスプレッドボムで撃つこと。
これはボムバリアの効果時間の関係で、終わり際に微妙にレーザーを当てる時間が発生するためである。

当時こそ圧倒的な弾幕で多くのプレイヤーを驚かせたが、上級者プレイヤーの中では撃破数も多いとされる。

なお前座の最終鬼畜兵器からこの火蜂までが「2周目7面」という扱いらしく、この2体をノーミスで倒すとボーナス800万点が設定されている。
スコアアタッカーは究極的にはこれを計算に入れることになる。正気か?…と言いたいが、7面ノーミス達成は報告されている…

  • 攻撃方法
1-1
複数種のnway弾をランダムに撃ちまくる。
種類が多い為弾の見極めが困難。

1-2
画面端に当たると四つの小弾に分裂する弾を画面中にばらまく。弾速はゆるいものの、圧倒的な弾数が上下左右あらゆる方向から襲い掛かる。

1-3
真っすぐ下に下りてくるワインダーとピンクのway弾の複合攻撃。
下手に避けると詰む為、先を見る能力が必要。

1-4
ワインダーと自機狙い手裏剣弾。手裏剣が横に広がることが多く、場合によってはワインダーをくぐらなくてはならない。

HPが半分まで減ると発狂状態に入る。

発狂
火蜂の針から紫の鱗弾が大量に全方向に向かい、放たれる。
その様から「ふぐ刺し」と呼ばれる。

その画面全体に鱗弾が埋まる映像は当時衝撃的であり、かのゲーメストでは大きく取り上げられた。

圧倒的な弾数を放つ火蜂だが、実は基板の性能上、255発の弾しか表示出来ていない。(プログラム上ではもっと撃とうとしてる)
…ぶっちゃけ見掛け倒しであり、発狂よりその前の方がきつい。
正面からしか弾が来ない上に、255発のうち1/4ぐらいしか自分の方に飛んでこないというのが一番大きい。


火蜂(怒首領蜂・青ver)

怒首領蜂にはSS版のスコアタ優勝者に贈られた特別バージョン、通称「青蜂」が存在する。
この基板は優勝者のNAI氏とcaveが保管する二枚しか存在しておらず、優勝者用に調整してある為により難しくなっている。
しかしNAI氏所有基板はコンデンサーパンクで不動となってしまったらしく、現状この世の中に1枚しかない。

当然火蜂も強化されており、弾数制限解除(上限は315発に)、処理落ちはなし(動画等で遅くなっているのはコマ落ち)と酷いことになっている。

この火蜂は「青火蜂」と呼ばれ、「発狂までは緋蜂より強い」とまで言われている。
相変わらず発狂は単なるばら撒きなので他よりマシ。


極殺兵器・緋蜂(怒首領蜂大往生)

現在でもなおSTG最強ボスの筆頭と語られるヤツ。
基板の性能上、前作よりもさらに弾数(最大210発)が減ってしまったが、それを補うように全てが圧倒的な超高速弾&変化球になっている。
一応IKDの言い分は「自機の近くに来るときには変化が終わって直線軌道なのでセーフ」全然セーフじゃない。
その為、反射神経・動体視力という絶対的な壁が存在し、倒せない者には絶対倒せないとまで言われる。

本編の難しさ(特に2周目の鬼畜さ)も手伝い、初の撃破(=ノーコンティニュー2周ALL)報告*1が出たのが 稼働開始から約半年後。
家庭用発売までの1年間で倒せたのは わずかに5人しかいなかった。
その後、家庭用、及びその付属のDVDにより研究が進み、極力弾避けを放棄した対緋蜂決戦用パターン、通称『三機落とし』が開発され、撃破する人も増えたが、依然攻略難易度はSTGでも最高峰である。
ボムを撃つタイミングや、ボムの種類を間違えただけでパターンが瓦解するというのが一番のネックである。

なお、白版は2周目でランクMAX固定だが、黒は2周目でもランクの変動がある。
しかし代わりにランクの上限が上がり、黒の最大ランクは白版より弾が速くなる。

黒では「1周モード」が追加されており、1周目の黄流を撃破するとそのままジェット蜂→緋蜂の流れとなる。
こちらはコンティニューに制限がないため、その気になればお金の力で緋蜂を倒すなんでこともできる。実際に実行する人が居るかは別として。
流石に2周モードよりは弾速が多少手加減されてる…逆を言えばそれ以外は2周モードと同じなので、ノーコンティニュー撃破を狙うなら綿密なパターン構築が必須。

ヒバチ戦にて激しいBGMが流れるというお約束もここから。

  • 攻撃方法
1-1
16wayの針弾を超高速で乱射してくる。まず人類には避けることは出来ない*2
一部の人外さまが抜けているが。
なので普通はハイパーとボムで飛ばす。
黒版DVDにはランクを下げた状態でだが避けきっている映像が収録されている。

1-2
幾つかの青の丸弾が連なって波の様に襲い掛かる。
凄まじいスピードだが慣れるとレーザー状態でも避けられる。
但し黒の最高ランクでは無理らしい。

1-3
一列に連なった弾が薙ぎ払うように左回転する。
内側で回れば楽じゃねーかと思うかもしれないが緋蜂より上に行くと自機狙いに化けて殺られる。

ある程度ダメージを与えると発狂に移行

発狂
まず四本の回転するピンク弾の列。
次に今度は逆回転が四本。
一拍おいて画面を覆い尽くす大量の超高速青弾が渦を巻いて襲ってくる。
ある程度時間が経つと青弾は逆回転する。
その画面は美しいの一言。

発狂の様子は誰が言ったが知らないが正に『洗濯機』
知らない人は一度見てみることをオススメする。

当時は 神レベルのプレイヤーですら5秒避けられない とまで言われた。
動画サイトとかで見るとまあなんとかなるんじゃない?と思うが、実機だと画面サイズや画面との距離の関係で、冗談抜きの剛速球。
対緋蜂特化で「2周目道中辛くてもボムが多いので粘れるレーザー強化の方がマシ」とまで囁かれたほど。
だが人間の進化とは恐ろしい物で、緋蜂単独でならノーミスノーボムノーハイパーというわけのわからないものが達成されている。
白往生の通しプレイでも洗濯機1ミスの残4クリアなるものが。

そして2018年1月
ついにブラックレーベルの通しプレイノーミスALLが達成された。
ほんと意味わからないんですけどこの人

何故かオンゲキに出てきたが、LUNATIC譜面限定ということで弾幕を再現している。
半年は陥落しないと思ったら半日でノーダメ陥落しているが、パターンが完全固定され弾数も本家には及ばないためいわば仮の姿でしかない…


(真)緋蜂-改

PS2版大往生のオマケであるデスレーベルモード(よくあるボスラッシュモード)ではこちらの緋蜂が出る。

緋蜂が二匹現れ、それぞれが弾幕を展開する。

1-1の針弾弾幕のみ、青のワインダーか上から降り注ぐピンク弾のどちらかの弾幕に変わっている。

また、発狂前にピンク弾のばらまき攻撃が追加されている。

発狂時の弾幕は二層式ならぬ二葬式洗濯機と呼ばれる。

一応攻略としては開幕でボム3発消化、次の1-2青弾でもう一発ボム消化してハイパー取得→ちょっと粘ってハイパーOn
1-3は気合で抜けて、ピンク弾ばらまき中に降ってくるハイパーを発狂前の隙間で取得、洗濯機開幕でハイパーOn
残りは動体視力の勝負。

一周目では一匹が本家緋蜂の半分の弾を放ち、それが二匹なので弾数は同じだが、発射地点の分散、残機が多い理由から緋蜂よりは楽と言われる。

だが二周目では残機没収&エクステンドなしという鬼畜というのも生温い仕様(当然全ボス超強化+ボム使用でボスHP回復)に加え

真・緋蜂-改

となって再登場。
今度は弾数は一匹ずつが本家と同数、つまり単純に緋蜂二匹と同じ。

ぶっちゃけムリゲーと呼ぶのすらおこがましい。
真緋蜂様に謁見が叶ったのは5名のみである。

2010年9月18日、ついに

 陥    落 

CAVE…というかMの人に人類が勝利した瞬間である。

因みに達成者のMON氏曰く「きちんと調整されてた」とのこと。

…あれで?
ちなみにデスレーベルの調整を担当した三原氏曰く
「緋蜂を落とせるプレイヤーが避けられないように調整しました*3
なんで倒せるんですかね?
倒せる要素のないボスを投入してきた本家CAVEより有情ってだけだよね。

今の所A-L、B-L、A-S(←!?)での撃破報告が来ている。そしてクリア者は2018年5月現在4人(内1名A-L、B-L、A-Sの3部門クリア)とのこと。
B-Sは遅すぎで、両EXは一応到達した人までは出たので後は時間の問題。
緋蜂自体は1周目と同じ方法で攻略出来る、弾数が圧倒的だけど流れは一緒。
目が追いつくかは別の話。


]-[|/34<#!(怒首領蜂大復活)

(アルファベットのHIBACHIをLeet表記、所謂ハッカー語で変換したもの。ファンからは「ヒバチ」と片仮名で書かれる。)
今作のヒバチは大復活の特徴であるレーザー相殺とハイパーカウンターがあることを前提に作られたボスであるため、
弾幕の密度はかなり濃く、レーザー相殺なしでは回避不可能な弾幕を出してくる
とはいえ、自機性能の高さやゲームシステム(消費1のオートボム搭載など)も相まって、白大復活は大往生より有情というのが大方の見解でありヒバチ撃破者も多めな部類。

  • 攻撃方法
1-1
緋蜂の洗濯機の強化版。
初見は確実に度肝を抜かれ、殺されたであろう。
ハイパーで処理をかけて避けることも出来なくは無いがボムる方が無難。

1-2
ビットを展開し、ビットからは降り注ぐレーザー、ヒバチからは超高速の薙ぎ払うような弾。
二回逆回転になり、その時に事故りやすい。

1-3
左右どちらかからレーザー、ヒバチからは薙ぎ払うような弾、次は逆から、最後は両方からレーザーがくる。
両方からレーザーの攻撃はほぼ確実に避けられないのでそれまでに勝負を決めておきたい。

1-4
下からはレーザー、上からはビットの自機狙い。
この攻撃まで撃破が遅れると大体がもう手遅れだったりする。

ある程度ダメージを与えると人型に変型、発狂に移行。

発狂
ヒバチからは超高密度の放射状レーザーとふぐ刺し弾、レーザーは相殺すると打ち返しが発生。
攻撃前の全方向に白いレーザー軌道が出る演出も含めてその様は正に『後光』ありがたやありがたや〜
攻略?気合しか無いです。ボムが無いパワスタは本当に気合。
レーザーだと相殺で余計に弾数が増えるので、なるべくショットで打ち込むか
下手にハイパー使うよりかは、手動ボム撃ったりあえて自決してペナルティレベル1まで下げて最後に賭けるぐらい。

しかし……初期Verではヒバチにはあってはならない安全地帯が存在していた!(ver1.5で修正済み)
修正後もしっかりノーミスノーボム達成済み。

ブラックレーベルでは1周エンドに変わったため、出現条件が裏2周めとは別の

  • 1~5面ボスをすべて烈怒ゲージMAXの状態で撃破
  • 5面ボス撃破まで合計1ミス&2ボム以内

に変更されている。

2016年にはSTGの枠を超え音ゲーの舞台に降臨。GROOVE COASTERプレイヤーに背景演出CAVE監修済みの挑戦状を叩きつける。配信当日に返り討ちもといEXTRA配信条件達成されたことは密に密に

余談だが、こいつも他の大ボスと同じくエレメントドーターの一人であり、女の子形態が存在する。設定資料集で詳しく見れる。
あと、CHUNITHMにも曲が収録されており、それである条件を満たすと隠しキャラとして加入してくるのでそこでも見れる。


_@-zv_@(怒首領蜂大復活ブラックレーベル)

(アルファベットのHIBACHIを8文字前にずらしてZATSUZA→Leet変換したもの。通常は「ザツザ」と片仮名で書かれるか、アルファベットで「ZATSUZA」表記。)
ブラックレーベルで追加された裏ボス。以下の条件でヒバチの代わりに登場。
  • ストロングスタイル選択
  • 1~5面ボスをすべて烈怒ゲージMAXの状態で撃破、5面ボス撃破まで合計2ボム以内
  • ゴールデンディザスター撃破までノーミス

基本的にヒバチの強化版、攻撃パターンもほぼ同等。
所々で太レーザーが降ってきたりとイミワカンナイけど!
残機が残ってる&オートボムOffが前提でハイパーOn→ちょっと耐えてOff→ちょっと耐えてOnで細かく弾消ししながら耐えるのが理想か。
お約束ですがノーミス達成済。

ちなみにケツイ仕様で遊ぶBLアレンジだとヒバチ(_@-zv_@)の代わりに大復活用に超絶強化されたエヴァッカニア・ドゥームが登場する。


そして2012年…CAVEは最後の刺客を放った……。


陽蜂(怒首領蜂最大往生)


辿り着いてしまいましたね。

最大往生には大復活BLと同じく二周目が存在しないため

  • 蜂アイテムパーフェクトを5面中3回達成
  • ミスが1回以内

で5面ボス「幸龍」を倒すとEXボスとして現れる。
見た目は緑色の少女だが、サイズ的に考えて大復活の「エレメントドーター」に相当する。
この作品、CAVEにしては珍しくメジャーな女性声優を使用しているのだが、彼女の場合は他のキャラ以上に  よ く 喋 る  。
事ある毎に台詞を喋る他、ボムを撃ったりオートボムが発動すると「バーリアー♪平気だもーん♪」、ミスすると「ウェヒヒヒヒ」と煽ってくる始末。
誰が言ったか通称「ウェヒヒ蜂あと「まどか蜂」
一応「ひばち」と読むはずなのだが、ユーザーからはもっぱら「ようはち」、もっと言って「ようちゃん」呼ばわりされる。
家庭用によればもともとの名前は「陽菜(ひな)」だった。

ちなみに猛者シューターが集う某秋葉原のゲーセンでは一週間で通算87回も引っ張り出されたことから*4、社畜蜂だの地下ドル*5だの言われてたり……そして2016年11月、ついにそのゲーセンの中の人に「陽蜂ちゃんは毎日元気に14時間労働です!」とネタにされていた。

セルフオマージュに余念のない作品だけあってか、彼女の攻撃パターンもほとんどが歴代の蜂のメドレー。
IKD曰く「過去を思い出せば撃破出来ると思います」
ちなみに最初は人型形態、発狂移行で蜂型に変形と、前作とは逆パターンの形態変化を見せる。

  • 攻撃方法
1-1
「だだだだだだだー!」
前方にレーザー状の高密度針弾、そして全方位に超高速の弾をばら撒く。
陽蜂をぐはー★させるためにはまずこれを避けられるように…といいたいところだが
超高速ばら撒きが低ランクでも目視困難な豪速球ですっ飛んでくるので、事故被弾する光景も珍しくない。
元ネタは全ての始まりである「首領蜂」の真ボス1-2から。

1-2
「流石に、ここまで来た人ですね♪」
画面端に着弾すると3~5WAYに分裂するクラスター弾
元ネタは怒首領蜂・火蜂の1-2から。弾数が滅茶苦茶減ってるので比較的楽。

1-3
「私のお花畑~♪」(←マジで言ってます)
全方位への規則的なばら撒き。
A-Lでもランクによってはレーザー低速だと避けられない。
大往生緋蜂の1-2から。

1-4
「もう、じっとしててよ!」
最後に大復活]-[|/34<#!の1-4から(ただし、最大ではレーザーカウンターが無いため、レーザーではなく下からいやらしい密度の赤弾、上から青弾を放ち代用している)。
基本密着可能なためハイパーを貯める絶好の機会。
だだだだだだーを3周受け切る自信がなければ、陽ちゃんの左端から避け始めて、追い越しそうになったらハイパー起動して左に戻り、また右移動していくとハイパー起動させた場所辺りでちょうど終わる。
ハイパー中のだだだだだだーこそ運ゲーなのでボムを撃ってしまうのも手。
だだだだだだーを受けきれるならハイパー使わずに1区画ずつ左に戻る。

そして、一定量のダメージを与えると発狂に突入。

発狂
「変っっっ身っっっっ」

「楽しくなーい!もうさよなら!」

緋蜂の洗濯機と火蜂のふぐ刺しを一定間隔で変えながらやってくる、チェンジの際に一瞬だけ弾幕が混ざるので要注意。
基本的にはハイパーとボムで洗濯機を飛ばし、ふぐ刺しは気合で避ける、ボムが無くなったら普通に死んで以降繰り返し…でここまでノーミスなら足りる。
ただボムが無いEXのオートボムOnの場合は洗濯機をかなり粘る必要あり。
…が、B-EXで洗濯機とふぐ刺しを避けきってぐはー★させた良くわからない人が存在する。

ここまで見て「焼き直しばっかで最後の刺客にしてはなんか拍子抜けだな」と思った人もいるかもしれないが、
あくまで過去作の全力を耐え抜いてきた歴戦の猛者にとっては の話なので常人にとっては拝謁することすらままならない存在なのは間違いない。

が、そんな歴戦の猛者が集う某ゲーセンの笑顔動画配信でこのゲームが稼働すると当たり前のように突破されるのが日常的になってしまう。2017年12月の配信では1日15回撃破されただの、初日に0-14と完敗を喫するだの、最終成績が15勝71敗1引き分けと感覚が狂うほどのスーパープレイが乱れ飛び、お陰で陽蜂が勝つとおめでとう!とコメントで煽られる始末に。

しかし、これはまだ表の顔に過ぎなかった。極殺最凶最終鬼畜兵器としての真の姿を、深淵で目の当たりにした猛者達は、怒首領蜂シリーズ窮極の地獄を味わうことになる………


最終極殺兵器・陰蜂(インバチ)

「人類がより高みに到達するために、まずその肉体が不要なのです……計画の邪魔者は、排除いたします……」

そう、実は彼女は幸龍撃破時に

  • ノーミス・ノーボム・蜂アイテムパーフェクトを全5ステージで達成
  • ゲームランク30以上(最大50、EXのみ15以上)
  • 最大ヒット数15000以上(EXのみ10000以上)

を達成すると、歴戦の猛者なら見覚えのある背景に変わり、裏ボスである陰蜂としての登場になるのだ。
上記の超が付くほど明るい陽蜂と違い、こちらは一転してかなりダウナーな感じになっている。
ボム使用時の「無意味だわ…」、ミス時「頑張っても…結局ダメだったわね…」の無慈悲な台詞で下記の無茶苦茶な弾幕と共にプレイヤーの心を全力でへし折ってくる。
そして2022年11月現在、ACオリジナル版またはEXAレーベルオリジナルモードでの陰蜂のノーコンティニュー撃破数は


0

である……。


  • 攻撃方法
こちらは怒首領蜂シリーズ以外も含めた、CAVE作品歴代真ボスの弾幕も合わせて構成された、まさに集大成。
全てが緋蜂発狂並みの剛速球弾幕なので動体視力と反射神経の限界を超える程の能力が無いと直ぐに殺られる。
かといってランクが一定まで落ちると密度で詰む鬼畜仕様(特に1-3)のため、とにかく高ランクを保ち続ける努力が必要。

1-1
「新たな形に成れるから」
4方への赤と青の高速連弾を回転加速しながら連射。すぐに全方位ばらまきになる。

1-2
「当たらないものだな」
回転しながら3方向にビット弾を放つ。一定時間後、全方位弾を挟んで4方向、5方向にビット弾を放つようになる。
これらのビット弾は垂直2方向に赤子弾を放ちつづける。
ケツイからエヴァッカニア・ドゥーム発狂の発展版。

1-3
「まだ動いているのか?」
ビット弾を扇形に放ち、自機狙いの赤針弾を放つ

1-4
「イライラする」
全方位に高速青大弾と低速青小弾を回転しながら放つ

そして一定量のダメージを与えると蜂に変型し発狂に入る

発狂

「しぶといな………」

「終わりだ、死ぬがよいッ!」

回転オプションから高速大型青弾を垂れ流し、本体からは定期的に二層式洗濯機とふぐ刺しという最狂の複合攻撃。
全てのプレイヤーが絶望に陥る、まさに極殺最凶発狂と言われている。
これをかいくぐり、最後に生還するシューターは現れるだろうか………?
2018年9月、第一形態でコンテニューしてランク0+A-EXでボム2発+オートボムOnに、初期残機5機設定、発狂に7ハイパー持ち越しという超ハンデ戦でようやく撃破動画が上げられた*6
「360版トレモの陰蜂単体、もしくは下記EXAレーベルのINBACHIモード」に限定しても2022年10月現在でノーコンテニュー撃破者は2名(ベストランで4ミス)、実機基板版通しでは同日現在1コンテニュー止まりとなっている。
そのまま元号が『令和』になってしまい、もはや陰蜂は『平成最後の置き土産』のひとつとなってしまった。
2024年3月21日、360版にて遂に陰蜂が通しでノーコン撃破。AC版が登場してから実に12年近くのことである。

Xbox360版の追加モード「New360」モードではAC版オリジナルとは異なり最後に必ず戦うことになる。しかも 直前の陽蜂からの連戦。
一見「正気か!?」といいたくなる仕様だが、実際の所はACオリジナル版より自機側が強化されてる*7上に、開発側も思うところがあったのか、陰蜂自身も弾速を中心に大幅マイルド化。そこそこの腕があれば倒せる強さになった。

余談だが「New360」モードでのストーリー上では陽菜を陽蜂として暴走を促した張本人であり、陰蜂戦前の演出から陽菜とは別個体であるかのような描写がされている。
誰がどのような目的で彼女を作成し、そして陽菜に暴走を促した理由についてはゲーム中に説明がないため不明。
ぶっちゃけストーリー性を重視にした内容にもかかわらず、彼女に対する掘り下げがなく台詞もほぼないため、いきなり出てきて雑に倒されたようにしか見えない。

その後、ACオリジナル稼働から 8年後にアーケード向けに稼働したバージョンアップ版の『怒首領蜂最大往生 EXAレーベル』でも勿論登場。
新規モードの最大復活「EXAレーベル」モードでは自機のハイパーゲージとハイパーショット強化+弾幕ややマイルド化により、オリジナル版の陽蜂を倒せる腕があれば撃破できる程度に落ち着いており、ロケテストの時点で撃破が確認されている。

EXAモードの陰蜂出現条件については以下と推定されている。
  • 蜂アイテムパーフェクトを5面中4ステージ達成
  • 1~4面で3回、ゲームランク90以上でステージボス撃破(=撃破後のランク+10を含め、3回以上最大ランク100で次ステージ開始する)
  • ゲームランク最大(100)の状態で幸龍を撃破

「New360」モードの逆移植である「Xアレンジ」モードはアーケード向けの調整が施されたものの陰蜂自体は「New360」モード準拠の超マイルド版。
そしてこのバージョンの売りの1つが「EXAレーベル」「Xアレンジ」と共に追加された新規モード


INBACHIモード
- TRUE DEATH -

の存在である。
内容は読んで字のごとく陰蜂といきなり戦えるだけのモード。つまり 誰でもあの伝説の真ボスに会えるようになったわけである。
おかげで陽蜂の方が会うのが大変という妙なことになってしまったが。
ゲーム内でのモード説明は「伝説の真のラスボス「陰蜂」と一騎打ちできるモード!TRUE DEATHを体験せよ!」
登場するのは通常は「オリジナル」モード版だが、Bボタン+スタートで決定すると「EXAレーベル」モード版に切り替えられる。
残機5機、ハイパーレベルMAX、ランク50で開始し、このモードのために手加減してくれる…ということは全くなく、いつも通り全力でおもてな死してくれる。
並みのプレイヤーでは 戦闘が始まってから1分持てばいい方 で、あまりの凶悪さに笑いながらゲームオーバーになることだろう。
EXAレーベルがプレイできる環境と100円をドブに捨てる覚悟があるなら、話のネタ程度にお試しで会ってみるのもいいかもしれない。



このさきには_______
暴力的で_________
鬼のような________
アニヲタどもが______
あなたをまっています。__
それでも追記修正しますか?



 ⊂はい⊃  上等  正に恐悦至極 

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最終更新:2024年03月23日 22:36

*1 通常版、通称白版では2周目に入るとコンティニュー、途中参加が不可になる。

*2 理論上は避けきる事ができるらしい。

*3 PS2版大往生では、アーケードで緋蜂を落とした面々がテストプレイヤーとして開発に呼ばれていた。

*4 しかも3台中配信台となっている1台だけで である。後2台も普通に稼働していて普通に陽蜂が出て普通に撃破されるので、1週間合計で100回ほど出勤しているはず。

*5 ちなみにそのゲーセンの地下はメロンブックス…

*6 ちなみにプレイヤーはデスレーベル4人目の2周完走者という超上級者の1人である。

*7 陽蜂戦の途中からこのモード限定の自機変形ギミックが発動して更に強化される。