アーデルハイド・バーンシュタイン

登録日:2011/07/31(日) 20:32:54
更新日:2024/03/13 Wed 10:29:52
所要時間:約 4 分で読めます





勝てるのだろうか…俺が


THE KING OF FIGHTERSの登場人物。
担当声優は田中哲哉。
初登場の「2003」ではラスボスの1人。「XI」では乱入キャラ及びタイムリリースキャラ。
通称としてはハイジ(後述)、一部ではイクラちゃん(後述)なども。

初登場時は謎めいた背景を持っていたが、シリーズのラスボスを幾度も務めたあのルガール・バーンシュタインの紛れもない息子である。
色白なイケメンで普段は妹のローズと空中艇スカイノアで暮らしている。
一人称は基本的に「私」だが、たまに「俺」になる時がある。

性格は正直「あの親父からどうすればこう生まれるのか不思議な位」の好青年。
常に相手に敬意を払い、また自分には「今は勝者であってもいつか自分が敗者になるかもしれない」と律するという「他人に優しく自分に厳しい」一面を持つ。
しかしその性格ゆえか消極的で「妹に軽んじられている気がする」とハイデルンに述べている。
父のことは理解できないし好きでもないらしい。
まぁ(正史ではないといえ)ことあるごとに自爆と復活を繰り返すあの親父が理解できる筈はないし理解したくもないだろうが。

その反面、格闘に関しては親父から受け継いだ素晴らしいセンスを持つ。
あの皮肉屋の禍忌すら凄まじい天賦の才…と賞賛する位。
デモなどでオロチという単語に反応を示している。
一部技にそれっぽいのエフェクトが入っている為、なんらかの手段でオロチの力を得たと考えられる(オロチの力は遺伝しない為、ルガールから直接与えられたか、奪い取った可能性が高い)。

主役の筈のアッシュ・クリムゾンがアレな上に、KOF全体の裏主人公であるハイデルンとの関わりも強い為、ファンからはアッシュ編の裏主人公とされている(肝心のアッシュとの関わりが皆無だが)。
しかしアッシュ編最終章であるXIIIではリストラ(新ドットの為大多数のキャラがそうなっているのだが)され名前すら登場しなかった。おまけに対戦時にしか出てこないスカイノアステージでピアノを弾くというご無体な扱い…XIの最後で成長したり、妹が『彼の地より現れし者たち』の牡丹によって大変なことになったりして、散々伏線を張られていたにもかかわらずである。
家庭用XIIIでも追加キャラになれず、ストーリーデモでは裏方としてメイン級の扱いで専用ルートも存在しフォローされたものの、結局は戦闘で出てこないため影は薄い。
XIVやXVでも出番は無し。親父はXVで追加DLCという形で参戦したというのに。
どこまで不遇なんだ、アーデルハイド……。


【人間関係】
  • ハイデルン
'2003のストーリーでお互いの立場を知らずに偶然に出会い、話し合ったことがある。
歳の離れた友人関係だが立場上敵対せざるをえず、XIのストーリーで敵対宣言を受けた。
しかしXIIIの家庭用ではアッシュのヒントから洗脳されたローズの目的に気付いて連絡し、協力を仰いだ。

  • ローズ・バーンシュタイン

「流石はローズのお兄様ね!」

アーデルハイドの実妹。
ブラコンで常に彼に付き従っているが、性格は父に近い。また前述したように兄のことも軽んじている節がある(恐らく無自覚)。
XIで彼が反抗した時も逆ギレしている。
この時「遥けし彼の地より出ずる者」の牡丹に目をつけられ洗脳されプレイアブルキャラ化がされると思ったがそんなことはなかったぜ!
しかしXIIIのKOFを開催し、兄を差し置いてデモにも登場するし、トレーニングモードのチュートリアルも務めた。

「この男が草薙か…」
父を倒した者として認識しているが、前述通り元々好きではなかったので復讐心などない。


【性能】
基本的にはルガールをマイルドにしてプレイアブル化させたような認識でいい。
攻めに回ると強いが消極的な性格が響いているのか、防御力や気絶値が最低クラス。
またゲージ依存が強く、安定した切り返し手段が超必殺技のG・クライスしか頼れない為、攻められると弱い。

ジャンプ力が高すぎる為、基本は速い地上ダッシュを駆使して立ち回ることになる。


【主な技】
名前こそ違うが、どれもルガールの技に酷似している。
全ての技名がドイツ語を英語読みしたものとなっている。
姓であるバーンシュタインがドイツ読み(ベルンシュタイン)と英語読み(バーンスタイン)が混じっているからか。

特殊技

  • 『A・クンスト・アイン』
足を180度広げての蹴り。吹っ飛ばし攻撃と同じモーションであり、ルガールの吹っ飛ばし攻撃とも同じ。
地上の相手にはまず当たらないので、咄嗟の対空に。

  • 『A・クンスト・ツヴァイ』
素早い前蹴りからの踵落とし。親父のダブルトマホーク。
1段目の発生が早いうえリーチが長く、更にキャンセルで後述のキッケンで追撃可能。
アーデルは通常技の性能が悪いので、これで代用しよう。

  • 『A・クンスト・ヴァイア』
蹴りのコンビネーション。5ヒットする。
初段が発生遅くリーチが短いので、連続技用。

必殺技

  • 『G・キッケン』
「ハァーイ!」
烈風拳。足から放つので烈風脚か。
発生はやや遅いが、攻撃判定が広い強力な飛び道具。
通常技などをキャンセルして出すと打撃技に変化するという特殊な性質を持ち、発生が早くなり、弱は前蹴りを放ち、強は更に踵落としで強制ダウンを奪えるようになる。
CPUが特に使う技かつ掛け声からイクラちゃんと言うあだ名の由来になっている。

  • 『G・ドラッケン』
ゴッドプレス。
移動投げになっている。

  • 『G・ワンド』
ダークバリア。
発生が速い為、牽制や相手の技を潰す用途などに使えるが、硬直が長い為多用は禁物。

  • 『G・プリンツェッシィン』
ローズがグアンと一緒に画面端から歩いてきて、「お兄様、早く帰りましょう」と急かして帰る。
ネタ技っぽいが、発動時にアーデルが強制ニュートラルに戻るので、通常技の隙消しに使える。

超必殺技

  • 『G・クローンプリンツ』
XIで実装されたカイザーウェイブ。
モーションはどちらというとオリジナルのクラウザーのものに近い。
覇王翔吼拳クラスの飛び道具すら撃ち消す。

  • 『G・クレイス』
ジェノサイッカッタッ!
範囲・無敵時間共に長く威力も高く、対空技として非常に強力。
だが超必になったので親父のように多用ができない為、ゲージ管理に気を使わなければならない。
弱では普通に出すが、強ではスライディングから繰り出す技になっているのでコンボに組み込める。

  • 『G・スクラーゲン』
リーダー超必殺技。
ギガンティックプレッシャー。
威力が非常に高いが、補正が強いのでコンボに組み込めない(=当て辛い)。
コマンドが2つあり、コマンドによって技性能が若干違う。
1つは通常通りに出す。
もう1つは技後にローズを呼び出す。
ローズがいる間は先述のG・プリンツェッシィンや、G・スクラーゲンローズ版が使えなくなるというデメリットがあるが、
こちらは無敵時間が長いため、メインで使われる。
命中後にローズが誉めてくれるのも密かなポイント。
「すごいわ! お兄様!!」


余談だが、アーデルハイドとはかの有名なアルプスの少女ハイジの本名である。
つまり、女性の名前。
アーデルハイド曰く「女の子を欲しがった父が第一子にと用意していた名前を、生まれてきた自分にそのままつけたから」らしい。
何があったルガール…

ちなみにルガールと最も因縁深いハイデルンの亡き娘の名前はクララであり、これと対になるような設定が元ネタである。


ローズの為に追記・修正してくださいね、お兄さま♪
任せておけ

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最終更新:2024年03月13日 10:29