ゴルディーマーグ

登録日:2010/04/28 Wed 21:42:31
更新日:2024/03/01 Fri 11:35:28
所要時間:約 12 分で読めるぜ!!





※推奨BGM:「勇者王誕生!-PREVIEW-」


次回予告
PREVIEW



君たちに最新情報を公開しよう!

重力を操る敵の攻撃により、GGG、そして全勇者ロボットは機能を停止する。

ただ一人立ち向かうあのロボットは何だ?

遂に、我々は最強のガオガイガー完成の瞬間を見る!

勇者王ガオガイガー・NEXT!


金色の破壊神


次回、予告を見た君だけにマル秘情報公開!




これが勝利の鍵だ!

NEXT

マーグハンド
MARGHAND










   / ̄\」 
   /   」 
 / ̄\」 一┐ 
    \_/」 
」┌一 」/ ̄\」 
 \_/   」 
   \」 一┐ 
    \_/」 


君に最新情報を公開しよう!

我らが勇者王ガオガイガーのバックアップを目的として開発された、新AIシステム搭載の勇者ロボ・ゴルディーマーグ
次の戦いを控えた今、はたして勝利の鍵となりうるのであろうか?


AIシステムに問題はなぁぁぁーい!!

なんといっても、
雄々しく!たくましく!勇敢で!優しく♪気高い!!
俺様の人格ベースに開発されているんだからな。ヘヘッ!

ノープロブレム!
タタカウトキハ、ワスレズニ。
ガーッハッハッハーッ!!



◆スペック

型式番号:GMX-GH101
全高:25.5m(全長:24.5m)
重量:625.0t
最高速度:125km/h (156km/h)
最大出力:1,000,000馬力
武装:マーグキャノン
(カッコ内はゴルディータンク)

登場作品:『勇者王ガオガイガー
CV:江川央生


◆概要

強大な重力衝撃波を放出し標的を光子レベルにまで分解・消滅させるグラヴィティ・ショックウェーブ・ジェネレイティング・ツール/Gツール、またの名をゴルディオンハンマー
その威力はゾンダー消滅はおろか、使用するガオガイガー自身も半壊してしまうほどであった。
この問題を解決するため、GGGは緩衝ユニットの開発を余儀なくされる。
さらにグラヴィティ・ショックウェーブの偏差の計算などに当時の簡易AIでは能力限界で対応できず、超AIの搭載が決定。

かくして完成したのが、超AI型搭載マルチロボ『ゴルディーマーグ』である(マルチロボなのはビークルロボとツールロボの中間であるため)。
マルチロボであるためにGBRナンバー(G-stone drived Brave Robot)を持たない。これはCRであるマイク・サウンダース13世も同様。
ちなみにウルテクエンジンではなく、化学燃料を使った推進力でリフトオフしている。

しかし、超AIを一から作成するのは膨大な時間が掛かるため(氷竜、炎竜は半年。半分コピーのボルフォッグは三ヶ月)、
開発期間短縮を目的にAIモデルとしてあの火麻激参謀の思考をそのままコピーすることになった。

その結果、熱血バカかつ頑固者の人格元と同様、大雑把で独断先行が多い性格になってしまっている。
そのため命令違反も彼同様に多く、初陣時のEI-20戦では起動するや否や基地格納庫を破壊して勝手に出撃している。EI-20が重力を自在に操るゾンダーロボとはいえ、緊急出動にもほどがある。

本人も自分のAIについて他の勇者ロボ達に比べてあまりにも違うことにコンプレックスを持っており、
自分の優秀さを語りながら頭脳に関しては「はっきり言って出来がいいとはいえん」との自己評価も下している。
だがその性格ゆえの行動により危機に陥ったロボ軍団を救う事もしばしばあった。

なお、頭脳をコピーする処置は体に相当な負担をかけるのだが、火麻は処理を受けた後も何事もなかったかのようにピンピンしていた
問題を起こすに決まっている火麻がベースに選ばれたのは戦闘経験からくる判断力だけでなく、そのためである。


◆戦闘力

最強勇者ロボ軍団の中でも頑丈さは随一。
爆弾を踏んでも気にも留めず、重力攻撃を受けても反重力操作で超高度から落下されても殆ど損傷なしと、圧倒的な防御力を見せ付けている。
そのため、とりわけ力任せな戦いを得意としている。頑強さを活かした突進攻撃や岩石投擲もお手の物。
GSライド以外に高出力ウルテクエンジンを最初から搭載している。純粋なパワーだけなら、キングジェイダー以外の勇者ロボ中でも最高。

更に人型形態、戦車形態ゴルディータンク、マーグハンドとゴルディオンハンマーに分離変形と3段変形。まるでバルキ(ry
射撃兵器はマーグキャノンのみ、戦闘は格闘戦を主体と漢らしい。まぁ、あの火麻参謀のAIだから仕方がない。
ちなみにこのマーグキャノン、人型形態では背中側かつ下向きにしかできないため基本的にゴルディータンク時に使われるが、人型形態でも砲口の先に目標物があれば発射は可能。

ギャレオンがとともに宇宙に旅立ち、ガオファイガー完成までの間のバイオネットロボとの戦闘ではこのパワーが大いに役立っていたが、
これによる充実感がガオファイガー完成後の一悶着に繋がるのはまた別のお話。


ゴルディーマーグ!
街をメチャクチャにしやがったゾンダーに、
俺とお前の必殺技を叩きこんでやろうぜ!

フン!俺一人でも十分だが、仕方ない。
それが俺の使命だからな。

マーグハンド

ゴルディーマーグの真の姿である重力波活断ウェーブ緩衝ユニット。
脚部のブースターで上空に飛んだゴルディーマーグがゴルディオンハンマーと分離後、胸部から巨大な右拳がせり出され全身を折りたたむ形で完成。
右拳を右腰部アーマーに収納したガオガイガー/ガオファイガーの右腕にコネクト(「ハンマーコネクト」と称される)した後、ゴルディオンハンマーを掴みその名を呼ぶことでマーグハンド内のGSライド/ウルテクエンジンがガオガイガー内のGストーンと共鳴。全身が金色に光り輝き、必殺のハンマーヘル・アンド・ヘブンが発動となる。
車輪部にはハンマーヘル用のネイル(釘)が内蔵されており、そこをゾンダー核に打ち付けた後回収するためのクロー(ネイルハンマーの後ろについている釘抜き)が上腕部にから展開される。

マーグハンドに変形するには、GGG長官である大河幸太郎(FINALでは八木沼範行)の発動承認と卯都木命によるセーフティデバイスのリリーヴが必要となる。
が、一度だけ連戦中の二度目の変形を承認なしで行ったことがある。一旦プロテクトを解除されるとロボットモードに戻っても自動ロックは掛からないのだろうか?


PS用ソフト『勇者王ガオガイガー BLOCKED NUMBERS』第43.2話「金の牙、銀の爪」では、ガオガイガーがマーグハンドそのものを打ち出すゴルディオンマグナムを使用。
大河長官と火麻参謀がゾンダー化した合体ゾンダーロボに直撃したが、ガオガイガー自身もその強大な反動に耐え切れず海に落ちてしまう事態になった。



◆活躍

作中ではゴルディオンハンマー発動時は勿論、そのパワーを活かして多くの場面で活躍。
EIナンバーや原種との戦いを切り抜け、機界新種との戦いではゴルディオンハンマー状態で出撃している。

『黄金の勇者王』ではガオファイガーと初ハンマーコネクトを行うが、ファントムガオーのシステムがハイパーモードに耐え切れずデータポートが機能停止した際に、
ゴルディオンハンマーの重力波制御を使ってガオファイガーを外から操り、バイオネットロボを光にしている。

FINAL』でもガオファイガーをアシストしていたがレプリガオガイガー戦で大破。
同じく大破した(と言っても結合部分を引き裂かれただけだが)超竜神とは異なり、破損状況が酷く修理が間に合わなかった。

だが幸いにもAIユニットは無事だったため、タケハヤへと組み込まれ、ゴルディオンクラッシャーのAIユニットとなっている。


覇界王」では三重連太陽系での戦いの後、ギャレオリアロードで突入した空間に満ちていたトリプルゼロの影響でゴルディーマーグとして復活する。
しかしその力学にAIを侵食され、凱を除くGGGのメンバーと共に覇界の眷属として10年後の世界に帰還。
マイクに続く二番目の刺客として、ハワイのプナ地熱プラントに凱を誘き出し、ガオファー及びガオファイガーと激突する。


ちなみにゴルディーマーグの実質的な口癖は「俺を忘れちまっちゃ困るぜ!!」である。


◆他媒体において

タカラから発売されたPS専用SLG『ブレイブサーガ2』にも参戦している。
パワー自慢を謳っているがステータスは防御寄り。
ウエイトの重さと移動力の少なさからなかなか攻撃に移れない。
だが、中の人繋がりであるダグドリルとの合体攻撃「ゴリマーグ」を覚えればその長射程からガンガン攻めていける。燃費が酷いが。

なお、結構間違われやすいが「ゴルディマーグ」ではなく「ゴルディーマーグ」が正式名称。
スーパーロボット大戦シリーズでも初参戦の『第2次α』から『第3次α』『W』と長期に亘って前者の名称だった時期があり
初参戦から12年経った『BX』でようやく本来の名称で登場を果たしている。
……が、その後発売された『T』では再び「ゴルディマーグ」表記に戻ってしまった。
今のところスパロボシリーズで正しい表記なのは『BX』と『DD』のみとなる。

30では「覇界王」設定での出演となったものの原作とは展開が異なり、なんと凱の地球圏帰還の際に彼の超AIユニットも一緒にこちら側の空間へ放り出され、トリプルゼロの侵食も受けることなく旧GGGメンバーでは凱と共に真っ先に自軍部隊と合流。FINALの流れで体を失った状態だったものの、下記のダブルマーグを最初から彼の新しいボディーとして制作するというアレンジ展開がなされた。
本作では同じ勇者ロボシリーズから勇者警察ジェイデッカーがスパロボ初参戦している都合上、キャラクター的にはあちらにスポットを譲るためか、GGGの勇者ロボ軍団はトリプルゼロの支配から救出された後も超AIがダウンして眠りについたという展開になるため、今回は自軍ユニットとしては参戦しない。しかしゴルディーマーグだけはダブルマーグのボディーが完成した後はガオガイガーの追加武装「ゴルディオンダブルハンマー」に参加する形で唯一参戦。さらにファイナル・ガオガイガー参入後は超AIを新ツールのマーグアームに移し、最強技「ゴルディオンフィンガー」にも参加。新録ボイスも設けられるなど、まさに破格の厚遇を受けることとなった。ちなみにファイナル・ガオガイガー入手後も乗せ換えで凱の乗機を変更することで引き続きガオガイガーを使い続けることも可能なため、仕様上凱の乗せ換えを行う度にゴルディの超AIもマーグアームとダブルマーグとで逐一入れ替えていることになる。


ダブルマーグ

「覇界王」にて、GGGブルーがガオファイガーをサポートする為に開発した、ゴルディーマーグと同型の機体。
ただ人格移植型の超AIを作る時間すらなかったため、プライヤーズやガンマシンの様な簡易AIが組み込まれており、分類もツールロボとなっている。
レプリガオガイガー戦で比較的損傷が軽く済んだものの、ゴルディのAIがタケハヤに組み込まれた事でオービットベースに残されたマーグハンドを修復・流用し、
新開発のツール「ゴルディオンダブルハンマー」を合体させて完成したロボであり、同型機どころかもう一人のゴルディとも言える機体である。

変形・合体方式も以前のゴルディと同じだが、ゴルディオンダブルハンマーは一対のハンマーの先端部に巨大な鉄球が施されたもの。
ダブルハンマーコネクトすることでゴルディオンモーターが作動。先端部からプラズマが放出され、アメリカンクラッカーのように相手をうちのめす「クラッカーモード」となる。

そして覇界の眷族から解放されたゴルディーマーグのAIユニットが再搭載された際に「ゴルディーダブルマーグ」となっている。


◆余談

ゴルディーマーグ役の江川央生氏は、2005年に放送されたアニメ『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』にて環境保安員 ジャックショット獣神 ライガージャックを演じている。
このライガージャックは直情的な性格もさることながら、サイバトロン総司令官ことギャラクシーコンボイの右腕に装着されるため、江川氏も玩具雑誌のインタビューでゴルディーマーグの名前を出していた。
奇しくもスポンサーはかつて勇者シリーズのスポンサーだったタカラ。奇妙な縁を感じざるを得なかったであろう。



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最終更新:2024年03月01日 11:35