ジュドー・アーシタ

登録日:2010/06/14 Mon 09:46:36
更新日:2024/04/08 Mon 21:22:25
所要時間:約 7 分で読めます





憎しみは憎しみを呼ぶだけだって、解れ!

◆概要

ジュドー・アーシタ(Judau Ashta)
CV:矢尾一樹
生年月日:UC0073年10月10日
年齢:14歳
血液型:B型
身長:165cm
体重:56kg
好物:ハンバーグカレー
趣味:バイク
特技:プチMSの操縦

身体的特徴:やや赤色が強い左分けの黒髪に意志の強そうな蒼眼、少年らしい未成熟で筋肉質な体格。



言わずと知れた機動戦士ガンダムΖΖの主人公で、ΖΖガンダムのメインパイロット。
元々は、サイド1の1番コロニー「シャングリラ」に住む一般人。
生活費と実妹の学費を稼ぐ為に中学校を自主休講、もといサボってジャンク屋になっていた。


性格は飄々としたところはあるが正義感が強く、行動的。
判断力があり機転が利くので、そのニュータイプ能力も相まって多くの戦果を上げた。

特筆すべきは他のガンダムシリーズの主人公の中でも非常に優しいこと。
戦闘中であろうとなかろうと、様々な人間に自分のできる全力で救いの手を差し伸べようとした。
それは敵パイロットですら例外で無く、戦争そのものを敵味方を超えた視野で見ていた節がある。

脚本家曰くニュータイプ能力では先達のカミーユ・ビダンアムロ・レイに劣るとされる。劇中ではニュータイプであるハマーンの思想やグレミーの大義に共感しないどころか、これらを明確に拒絶していた。
一方でサイキック方面での爆発力は凄まじく、ハマーン・カーンを激しくビビらせたりプルツーに戦意喪失させ、ZZガンダムを何度もハイパー化させた程。
さらにスペースノイドでありながら「宇宙人」という言葉を蔑称と認識しないなど、ニュータイプとは別の意味での新人類ぶりも見せている。


またその性格からか妙に女性に好かれるらしく、具体的には


……ハーレムじゃねぇか!!

ただし劇中ではこの内4人と死別。しかも内二人は目前での自殺紛い(というかほぼ自殺)の死に方である。
ジュドー(´・ω・)カワイソス
ついでに言うと敵対勢力の連中はともかく、一番上の娘(この時点では味方に加入済み)と実妹でさえ殺し合い未遂になったことがある。
しかし、この時はそこで駆け付けたジュドーが「3人で仲良くなれる」ということを説明して両者を和解させた。
ジュドー(`・ω・)カッコヨス

◆劇中の活躍

グリプス戦役終結後、傷ついたアーガマがシャングリラに入港した際に、ある男にそそのかされ侵入したことで、

彼の人生は変わった。

アーガマに出くわしただけならば、彼の人生は狂わない。

しかし、彼はガンダムと出会ってしまった。
ジュドーは驚異的な操縦センスでΖガンダムを操り、追撃してきたネオ・ジオン軍を撃退してしまう。

その後、大した目的もなくなし崩し的にアーガマに乗ることになるが、妹であるリィナ・アーシタがネオ・ジオンに捕らわれたため、
以降は彼女を助けるために行動するようになり、リィナが死亡した後は、戦争を終結させるために戦うようになる。

主要な敵たちに「何故戦っている?」と問われて思わず言い返せない場面もあるが、
経験やニュータイプ能力などによって相手の本質(根っからの悪人ではないが争いの種を振り撒く)が何となく分かってしまったため、思いとどまらず戦場に出続けた。

最終決戦では、強大なニュータイプ能力をキュベレイで最大限行使したハマーン・カーンに対し、
今までのニュータイプ達の力をガンダムに集め、相討ちに近い勝利をするに至る。

戦闘後はハマーンを救助しようとするが拒絶される。
しかし「強い子に逢えてよかった」と、キュベレイ爆散の直前に和解を果たした。

終戦後はセイラに助けられていたリィナと再会し、仲間達に見送られジュピトリスⅡで木星へと旅立った。
この時、ΖΖガンダムのコアトップとネオコアファイターをエゥーゴの退職金替わりに貰っている。
ただ、あくまで「GUNDAM EVOLVE10」での設定をかんがみればの話。


◆ゲームでの活躍

ギレンの野望シリーズではアクシズの脅威から登場。
初期値は下位クラスのネームドの限界位の能力値だが、戦闘力の成長は各ランクごとに2ずつで、
ランクCからはNTに覚醒するなど、最終的にはシロッコシャアクラスのエースになる。
但し、どのシナリオでも最強エースとして活躍するアムロやカミーユと違い、加入があまりにも遅いのがネック。
育てている間にシナリオが終わってしまうこともしばしば。この問題はテム・レイ軍で初期加入があるモンド・アガケ以外のシャングリラ・チルドレン全員に当てはまる。ガンダム・チームを揃えたい場合、意図的に調整する必要あり。
唯一、加入が早いのは「脅威V」で追加されたテム・レイ軍。ジオングやエルメスに乗せて頑張ってもらおう。

なお、GジェネレーションNEOで条件を満たすと、実の妹であるリィナはもちろん義兄妹同然となったプル・プルツーに見送られ旅立つという兄冥利にもプレイヤー冥利にも尽きるエンディングが迎えられる。
義姉妹のプルとリィナが仲睦まじく喧嘩する横で冷静に見送るプルツーという構図が印象的。
なお顔グラのみゆえ気付き辛いが、プルツーの着ている服は本編劇中でプルの服として登場している。バンダイさん芸が細かい。


スパロボシリーズでも旧シリーズからαシリーズにかけては皆勤賞。
当時の単発作品にも良く出ていたのでスパロボガンダムシリーズの常連だった。
しかしZシリーズに入ってから状況が一変。
なんとZZはZシリーズに一作も出ていない。(Zが二つも着いているガンダムなのに…)*1
またこの当時の単発作品は主にDSの携帯機が主流なのだが、当時の携帯機シリーズはアナザー系が中心で、
UC系のガンダムは出ないという図式が多かったので、必然ZZも登場しない。
まさにZZ冬の時代の到来である…*2

コンシューマでは、長らく音沙汰が無かったが、遂にVに再登場。
第3次αから実に12年ぶりの据え置き参戦である。
その後のX、Tにも参戦しておりVXT三部作では皆勤賞となった。
漸く冬の時代を乗り切り、返り咲くことが出来た…
ちなみに矢尾氏も新規収録を行っているが、さすがに12年の歳月が経っているので、声音に変化がある。

ストーリー面も原作時だったり、原作終了後だったりと作品ごとにマチマチなのだが、
ハマーン率いるネオジオンと決着をつける場合でも、実は原作程ハマーンと確執も因縁も無かったりする。
というのもハマーンはシャア(クワトロ)との因縁の方が強く、同時に敵対峙も説得で仲間になる場合でも、
シャアが鍵となるので、あまりジュドーとは絡まないのである。

またスパロボ補正の一環として死亡する仲間も少なく、特にプルやプルツーは原作終了後でも、
当たり前のように生きているパターンの方が多かったりする。
性格も原作同様に明るいので、アムロやカミーユよりもシャングリラ組やプル姉妹と一緒に、
同年代の子供たちと絡む場合が多い。
α外伝では歴代ガンダム主人公のうち年齢が近いウッソとガロードで組んで「ガンダム、売るよ!」な章まである。
なのでTではリィナやプルたちを失った状態での参戦となり、スパロボでも珍しいというか、
一番ナーバスな状態であるジュドーが見られた。


主人公なのでニュータイプもL9まで伸びる数少ないパイロットの一人。
能力値も申し分ないが、アムロやカミーユに比べると回避が低く、防御が高い傾向にあり、
乗機のZZも装甲が若干高く、その分運動性が低いことが多いので、注意すること。
しかもVXTでは、リアル御用達の「集中」を覚えないので、尚のことである。*3
そしてジュドーとZZと言えば、やはり「幸運」「魂(熱血)」を掛けたMAP兵器ハイ・メガ・キャノンが王道であろう。*4
これで金策活動をしたプレイヤーは数知れず。
スパロボシリーズではオリジナルであるマサキに並んで、金稼ぎ要員の筆頭である。

◆余談

機動戦士クロスボーン・ガンダム』シリーズを手掛ける長谷川裕一の作品には“木星じいさん”ことグレイ・ストークという人物が登場するが、
作品内で直接言及されたことはないものの、その正体はジュドーではないかという説がある。

ストークは長年修復を繰り返したことでツギハギだらけになり、原型が彼以外には分からない*5という古いMS・ガンプを愛機としているのだが、
普段別のパーツで覆い隠している本来の頭部がΖΖガンダムそっくりである他、それを解放した時にストークが意味深な言葉をガンプにかけていることが根拠として挙げられる。
また、初めて登場したのは『Vガンダム外伝(0153)』だが、その後『クロスボーン スカルハート(0136)』に登場し、さらに『クロスボーン L&P(0103)』と登場するたびにどんどん前の時系列へと戻っており、当然ストーク卿も若い姿で描かれている。
そんなストーク卿の若い姿はやはりどこかで見たことのある、年を経たジュドーというべきものになっている。

作品外では、カードゲーム『ガンダムウォー』ではストークがいる時にジュドーが使用できないこと、
ゲーム作品でストークの声を担当しているのがジュドーと同じ矢尾一樹氏、といった点から。
公式に同一人物扱いされたことはないが、『ガンダムエース』2018年5月号や2019年12月号では2人が同一人物という噂があると記述している。
『ガンダムジオラマフロント』ではグレイ・ストークとZZ勢の掛け合いがあるが、そちらではほぼジュドー=ストークと思われる台詞もある。儂がジュ…(ゲフンゲフン)はて?誰のことかな?

ちなみに彼は、木星で赤い伝説巨神と戦ったことがあるとかないとか……。
こちらは永久的にオフィシャルにはならないだろうけどね!(サンライズ公認で真面目に作られた作品だが、後に製作された公式作品と、ある人物の扱いについて矛盾がある)




次回、ガンダムZZ「戦士、再び……」

wiki篭りに愛されたみたい……。

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最終更新:2024年04月08日 21:22

*1 Zと逆シャアは当然参戦である

*2 といってもOEやX-Ωには参戦している

*3 その代わり底力をデフォルトで覚えるので、打たれ強い

*4 しかも覚醒も覚えるので、文字通り自在の場所に撃てる

*5 『Vガンダム外伝』ではその大きさを見たザンスカール兵が「大昔のMS」と発しているように、MS全般の小型化が進んだことでグリプス戦役期に作られたと思しきオリジナルのパーツはもちろん、規格に合うパーツを集めることすら困難になったとメカニック解説に記されている。