アルバ教授

登録日:2010/08/07(土) 13:36:45
更新日:2024/04/05 Fri 13:01:41
所要時間:約 5 分で読めます




空の軌跡FCの登場人物。
空は空でもからのほうではないし、そっちにいる赤いコートのアルバさんとは関係ない。


七至宝(セプトテリオン)の1つ《輝く環》(オーリオール)を調査するため、リベールにやってきた考古学者。
眼鏡をかけ、その出で立ちは正に学者といったところ。言動からは穏やか性格が見て取れる。


翡翠の搭で出会って以来、エステル・ブライトヨシュア・ブライトは行く先々で彼と出会うことになる。
本編とは逸れたサブイベントでもその機会があり、単独で搭の調査をモンスターに襲われたりと苦労する姿が見られる。
護衛を雇おうにも、お金は全て調査につぎ込んでしまうとのこと。


そんなナリだが、グランセルの歴史資料館に招かれたり非公開の資料の調査も任されるなど実は結構有名な学者らしい……貧乏だけど。
ちなみに、終盤ごろに開催される武術大会でも観客席に居たりする。


本編最終盤の生誕祭でもエステルと遭遇するが、「研究が順調に進んだ」らしく顔に出るほどウキウキしていた。


若い人はうらやましいですね




以下ネタバレ
















「では、暗示を解くとしようか」





その正体は、各地で暗躍する結社《身喰らう蛇(ウロボロス)》の最高幹部《蛇の使徒(アンギス)》の1人、《白面》のワイスマン。
本来の性格は陰湿かつドSな鬼畜である
CV:田中秀幸


人の認識と記憶を操作する能力を持ち、また自分の思い通りに操ることも可能。

この力でカプア一家のドルンを操ったり、リシャール大佐を唆してクーデターを起こさせた。
あとボートの人も。




彼の暗躍は10年前、ある事件で廃人同然となった少年ヨシュア・アストレイを引き取る頃にまで遡る。
ヨシュアの壊れた心を継ぎ接ぎして冷酷な殺人人形とし、《執行者》と認められる使い手にまで至らせた。
本編の5年前には、当時11歳のヨシュアにカシウス・ブライト暗殺を命じる。

その結果、ヨシュアは敗北した挙句カシウスに養子としてお持ち帰りされ、『結社』から切り離されたヨシュア・ブライトとしての人生を歩むこととなる。


……が、これこそが教授の狙い。
というのも、そもそもカシウスの暗殺が成功するとは考えていない彼の本命は、以下の二つの暗示
  • 《結社》を離れると《結社》に関して詳細を思い出せなくなる(←結社の情報を漏らされないための保険)
  • カシウス、並びに遊撃士協会の情報を定期的に報告する(この行動はヨシュアの記憶に残らない)
これらをヨシュアに施した上で行わせる諜報にこそあったのだ。


こうして得た情報から機会を窺い、更に5年後が経過したFC本編では帝国ギルド襲撃事件を起こす事でカシウスを帝国に誘導する事でその不在を突いてリシャールにクーデターを起こさせる。
さらにその影に隠れ、自身の目的である『福音計画』を進行させたのだった。
そしてエステルら遊撃士側にとっては大団円……と思われたFC最終盤の聖誕祭、ヨシュアの前に現れて暗示を解き、教授のことを思い出した彼に全てを明かす。
エステルらと共にあった5年の間、ヨシュアが我知らず彼女らを裏切っていたという事実を。



「僕が……計画に協力……?」



「改めて礼を言おう
 この5年間、“本当にご苦労だった”」



「嘘だ……
 嘘だ、嘘だ!


 嘘だああああああああっ!」


用済みとなったヨシュアをこの時ようやく『結社』から解放し、更なる計画遂行を目指してヨシュアの前から去った。
その直後、何も知らないエステルに会って「ウキウキしている」と指摘されることとなる(前述したアレ)が、これは打ちひしがれたヨシュアを見ての喜悦の表れだったりする。マジ鬼畜。

補足しておくと、ヨシュアがカシウスに拾われる際、ヨシュアはカシウスやエステルに迷惑をかけないために
「結社がらみで自分が害を及ぼした時にはブライト家から去る」
と誓いを立てている。これを最初から裏切らされていたと知った時のヨシュアのショックは相当のものだっただろうと思われる。



続編である空の軌跡SCでは、5人(+1)の《執行者(レギオン)》を引き連れ『福音計画』を進めていく。

その引き連れてきた執行者全員に


「教授とかぶっちゃけどうでもいい」

と評されていたりする。どっかのヨン様並みに人望ないです。


やはりボートの人は彼のお気に入りらしく、結社の基地にエステル達をおびき寄せる餌にした。


戦艦グロリアスではオルガンを弾きながら学僧であったこと、結社の盟主と出会い信仰の道は捨てたとかなんかベラベラ話してくれる。
さすが《面白》のワイスマン。


SC本編の最終地点《リベル=アーク》ではヨシュア達と和解したレーヴェを背後からの不意打ちで倒し、ヨシュアに刻んだ『聖痕(スティグマ)』の力で再びヨシュアを操ってしまう。



《輝く環》が眠る地下にて福音計画の目的、人類を完璧な理性と揺るがない自己を持った超人的な存在に導く事を明かすもエステル達は全否定。
人と人が助け合う事の大切さ偉大さを分からないとても可哀想な人と憐れられる始末。
否定された腹いせに洗脳したヨシュアをエステルにけしかけ、彼に彼女を殺害させようとする。
しかし、乙女のパワー…もとい予め施されていた葱…ケビン神父の術でヨシュアが本当の意味で解放されてしまう。

ヨシュアを解放され、計画を台無しにされた事に腹を立て、遂にエステル達と交戦。

「ならば見せてみるがいい……」
「闇の中でも輝くというお前達の光とやらをな……」
「《盟主》の忠実なる僕――」
「《蛇の使徒》の一柱、《白面》の力、見せてやろう!」

交戦後、口調がぞんざいになっている事から余裕が無くなってきている事を指摘される。
追い詰められてきた為にこのまま盟主に献上するつもりだったが気が変わったといって至宝《輝く環》の力を使う事で格の違いを見せてやろう的な事を言って怪物化。
絶対障壁という無敵バリアを展開してエステル達を一方的にいたぶるも、そこにドラギオンを引き連れたレーヴェが参戦。
彼にハーメルの悲劇が起きるキッカケを作り、間接的に百日戦役を引き起こした黒幕である事を指摘され、その事実を認める。
つまり、カリンやエステルの母レナ、アガットの妹ミーシャなどを間接的に殺した張本人。ホント外道。
罪悪感など欠片もなく、「人間の業を感じさせる実験結果だったよ」と語っていた。
コレにはパーティーメンバー全員が激怒し、エステルに至っては吐き気すら感じていた

その後、油断してレーヴェの魔剣ケルンバイターの一撃で絶対障壁を破壊され、再びエステル達と交戦。

《輝く環》使ったにもかかわらずレーヴェさんより遥かに弱いという《面白》っぷりを見せつけた



エステル達に敗れた後はそそくさと逃げ出そうとする。
事前に盟主の預言による結末を知らされていたようだが、聞かされた内容とはまるで異なる結果に狼狽。
そこで漸く自分自身もまた試されていたに気付き、ことの真意を盟主に問い質そうとするも途中で本領発揮した葱こと、「外法狩り」ケビン神父に塩の杭で撃たれて
「おのれ狗がぁああああ!」と叫びながら死亡。
最期まで《面白》のワイスマンであった。

※この後《輝く環》はカンパネルラが杖と一緒に盟主のもとへおいしくお持ち帰りしました。


因みに人間として崩壊したのは塩の杭事件が原因。というか被災者。
葱にはその塩の杭を武器にした矢でやられるというまったく面白な人生だった。



the3rdでは再び登場、意外と煉獄暮らしを楽しんでいた。
葱…やないケビン改造計画(はぁと)を企てたが失敗。
結局ケビンの聖槍ウルの御披露目イベントバトルで幕を閉じましたとさ。

星の扉14『幻焔計画』では、彼が死亡したことが仲間である他の蛇の使徒に報告されても
《蒼の深淵》ヴィータ・クロチルダからは「古巣に帰ってはしゃぎすぎた」
《鋼の聖女》アリアンロードは「白面殿の自業自得です」と、誰にも同情されなかった。
対して、一応の下位組織である執行者所属のレーヴェの死には惜しむ声多数。
同僚にまで人望がないという残念さが明らかに。
一応、碧の軌跡にて《博士》が「教授が生きていたら彼も幻焔計画を楽しめただろうに」と言っていたので、博士には嫌われていないかも。
まあカンパネルラからは教授までクロスベルに来てたら収拾がつかないとか言われちゃったりもした。

尤も実力に関しては使徒達にも一目置かれていたようで
「しかし……まさか《白面》が滅びるとはな……」「ハハ、しかし意外だなァ。あの抜け目ない御仁がそんな隙を見せちまうとはね。」と教授が殺された事に驚かれており、ヴァルターやレーヴェなどの執行者達にも実力に関しては高い評価を貰っていた。
彼を葬ったケビン自身も真っ向からまともにやりあったら教授相手じゃ分が悪いと思い、消耗した所を狙っていたという。……まあ、3rdで覚醒したケビンには真っ向から戦って敗北したんですけどね!

盟主はワイスマンの敗北は予見済みだったようだが、敢えてその事を伝えなかったらしい。
曰わく「私はこの事態を半ば想定していたのです。それでも私は……全ての決定を彼に委ねました。それが世界に取って必要と判断したが故に……ですから全ての責任は私にあるのです。」との事。
どうやら教授の可能性を見たかったようだが、結局盟主の思惑を超える事は叶わなかった模様。
まさに教授涙目である。


ちなみにアルバ教授の顔グラがガガーブトリロジーのミッシェルに似ているのは、もともとミッシェルのデザインがモデルなため。
若い人はうらやましいと言ったり急に現れたりするのも似ている。
ただし、ミッシェルとは違い敵。
シリーズ全体を通してミッシェルはいい人だったので前シリーズを知ってる人は見事に教授に騙されただろう。


逆にタグの「シタン先生」のほうだけを知ってると、初登場の時点で「人をだますのが得意そう」「中の人は田中秀幸氏だねw」になる。つーか書いてる自分がそうだった。




感じるぞ…Wiki籠もりの波動…
さあ…追記・修正してみろぉ!んふははははは!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 英雄伝説
  • 空の軌跡
  • 変態
  • ネタバレ項目
  • ミッシェル・ド・ラップ・ヘブン ←を知ってると騙される
  • 《白面》
  • 《面白》のワイスマン
  • 人望なし
  • 外道
  • シタン先生
  • アルバ教授
  • アルバ
  • 教授
  • 考古学者
  • メガネ君

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月05日 13:01