泥水次郎長

登録日:2012/03/14(水) 10:52:36
更新日:2024/03/22 Fri 17:56:47
所要時間:約 6 分で読めます




「オレはてめぇらに勝つために人間やめたのさ……」


漫画「銀魂」に登場する人物。

CV.宮島史年(第一期)
  菅生隆之(第二期)
登場したのはかぶき町四天王編。
かぶき町四天王の一人であり、町内で恐れられている勝男達のいる「溝鼠組」の組長。
泥水(椿)平子の実父でもある。
一人称は「オイラ」勝男達からは「オジキ」と呼ばれてる。
(オジキとは親=組長の兄弟分のことなので厳密にはオヤジ)
容姿は色黒で顔に切り傷がある。
名前のモデルは清水次郎長。

初登場時は狂死郎のホストクラブを溝鼠組が恐喝していた話で、その時は後ろ姿だけの登場だった為長らく顔がわからないキャラであった。
そして公開されていない最後の四天王だった。

天人が来てから麻薬の売買等の外道な商売に手を出すようになったと語られていたりと色々とありそうなキャラであったが、
かぶき町四天王編でとうとう全容が語られる事となった。


・経歴

お登勢とは幼なじみであり、

自分が侠客として曲がらずに生きてこれたのはアイツが隣で悪さの度に叱ってくれたから

と自分を見捨てず接してくれるお登勢には特別な情があった。
また、その夫である寺田辰五郎とも親友。
岡っ引きである辰五郎とは立場が違えど共に同じくかぶき町を愛していた為、
出会った直後こそ大喧嘩をしたもののすぐに打ち解け和解し以後無二の親友となる。

親友同士ではあったが双方ともお登勢に惚れており愛していた。
しかし侠客である自分ではお登勢を守ることはできないと次郎長は身を引き、2人の結婚を祝福。
その後同じ様なヤクザのどこかの組と縁談、そうして平子を授かる頃に天人が襲来した。

町を護る為、辰五郎と一緒に攘夷戦争に参戦し攘夷戦争序盤で活躍した。


が、辰五郎は次郎長を庇って銃弾に倒れ戦死してしまう。

このとき辰五郎は今際の際に

次郎長…あいつを…あの町を頼む…。

という言葉を残して息を引き取る。

辰五郎の死をキッカケに自分の無力を知り、どんな手を使っても町を護って生きていくことを決意する。

侠の鎖

とも言うべき約束を自分に縛り付けた次郎長は辰五郎のキセルをとり町に帰ってくる。

そうして人が変わったように外道な方法を使い商売敵を潰し、天人の支配をはね除け、町を支配していくようになってしまった。

そして残した妻子には目もくれる事すらなかった。

離縁し放ったらかしにされても次郎長を愛する妻を見て育った娘が、後にかぶき町に大きな戦争をもたらす事になったのは皮肉な話だったのかもしれない。


・強さ

居合いの達人(というより人外のレベル)であり西郷が文字通り倒した仏像を粉砕した。
また拳骨も強力であり銀時との初戦ではお登勢を殺されたと思って暴走していたとは言え、白夜叉状態の銀時が全く相手にされずに沈められた。
本人曰く「攘夷初っぱなの激戦ではてめぇ(銀時)程度の奴はゴロゴロいた」らしい。


・かぶき町四天王編での活躍

娘の平子が町に来たことで四天王のパワーバランスが崩れ、かぶき町に戦争が起きてしまう。

父に振り向いて欲しい平子とかぶき町を手に入れたい華陀が手を組み、
(平子はそのことに気づいておらず、ただ次郎長にかぶき町を手に入れさせる事で鎖から解放し自分の元へ帰ってきて貰いたかった)
他の四天王の勢力に手を出した勢力は残りの三勢力によって一兵卒に至るまで叩き潰す
という協定を作る。
その協定を利用し平子がお登勢の勢力(つーか銀時)がトラブルを起こしたように捏造しお登勢を始末しようと画策してしまう。

事態を危惧した次郎長は戦争が始まるかぶき町からお登勢を逃がす為に、あえてお登勢を斬るがその現場に銀時が現れる。
血塗れのお登勢を見て銀時が激昂し、そのまま戦闘となった。

自分と同じく辰五郎に「お登勢を護る」と誓いを立てた銀時には思うところがあった模様で白夜叉であることまで知っていた。


次郎長は華陀の企みにいち早く気づいており、あえてしばらく気づかない振りをして華陀が尻尾を出す機会を伺う。

そして戦争終盤に次郎長と決着を着けに来た銀時と一時的に共闘し、
華陀の切り札である『宇宙三大傭兵部族』である天人の辰羅の精鋭軍団を重傷を負いながらも皆殺しにする。

その後、銀時と再戦、互いの約束の為に決着を着けようとするがそこで形見である約束の証であるキセルを壊される。

重傷が響きそのまま意識を失い病院へ送られ、
そこでお登勢からの今まで町を護ってきた事への感謝の言葉で長年自分を縛っていた鎖から解放され、四天王と溝鼠組から隠居。

万事屋の計らいで、平子との和解を果たし、彼女と共に旅立つ。『必ず帰る』という攘夷戦争出陣前の約束を遂に果たした。


・銀ノ魂篇での活躍

お登勢達の窮地を救う形で、遂に再登場。家庭を顧みなかったことへの償いもあってか、親バカ度合いがマッハの勢いで進行していた。
しかしそのチートじみた強さは健在で、辰羅の部隊を銀時達と共に撃破した。
ギャグ要素は増えたが、露骨な顔芸を多用することはなく、シリアスキャラの雰囲気を保ったままボケる方向で落ち着いている。神楽「親父は娘に弱いアル」



・余談

アニメでは菅生氏の渋みのある声と演技が見事にあい、EDの「サムライハート」ともあって最後は泣ける。

因みに若い頃は結構なイケメン。一方の辰五郎は銀時そっくりであった為、何かしら思う所があったのかもしれない。







あの人…私のおなかに手を当てて私とアナタにこういったの


必ず帰ってくる



名は大親分 大侠客色々と呼ばれてきやしたが
今は全て捨てやした

椿平子が父
次郎長と申すものでござんす

こんな所で出会ったのも何かの縁
よろしければその旅……あっしもご一緒させちゃくれやせんか






ただいま

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最終更新:2024年03月22日 17:56