パス・オルテガ・アンドラーデ

登録日:2011/02/06(日) 13:08:47
更新日:2024/02/27 Tue 23:07:17
所要時間:約 4 分で読めます




「私の名前はラ・パス(=平和) 私は平和を守りぬく」

パス・オルテガ・アンドラーデは、メタルギアソリッドピースウォーカーに登場するキャラクター。
CV:水樹奈々

概要

国連平和大学で、ガルベス教授の教え子として学んでいる。

ある時友人と野鳥の撮影に行った際、ザ・ボスとおぼしき声を録音してしまい、CIAに捕らわれ、「凌辱」された(体にはいくつか傷がある)。
なんとか自分だけは逃げ出し故郷コスタリカから彼らを追い出したいと願うも、コスタリカは憲法で常備軍をもたずまた政府も多国籍企業の警備員として取り合わなかったため、
スネーク率いるMSFに頼ってきた。

パスの名前は平和という意味。コスタリカでは過去に内戦があり、そう名付けられた。
パス自身も平和についての考えをもっており、裏側を見てきたスネークとは考えが合わないこともあるが、理想として認められてはいる。
口癖によく「セイ・ピース」と言い、またピースサインをよくしている。


コスタリカの地理や歴史に詳しく、ブリーフィングではその地域について解説してくれる。

第4章をクリアするとMSFに来て、ユニークキャラクターとして使用できるようになる。糧食スキルが高く、糧食班に配属すると士気が上がる能力がある。

デートミッション

パスとデートするというミッションがある。

クリアするだけならダンボールを装備して側に行けばいいが、高ランククリアするにはCO-OPS通信で言葉をかけ、好感度を上げていくことになる。……あれ?これメタルギア?
逆に嫌がる言葉をかけたり、ボディタッチなどをすると下がり、下がりすぎると怒って立ち去ってしまい、ミッション失敗になる。
裸で行くと怯えてしまい、本気で嫌がられて逃げてしまう。ストーカー気分を味わうならいいが、クリアできないため、ちゃんとタキシードでいこう。

写真を撮ろうとすると反応してくれたり、またWALKMANで恋の抑止力をかけると踊りだしたりする。カズの場合はエアギター

Sランククリアしてもう一回行くと、なぜかパスが下着になっており、また桟橋のところに海パンがある。

ちなみに、「眠れ……」という言霊を使って眠らせ、ボディチェックをすると、なぜかEZGUNの設計図が出てくる。
なおこの時にパスの上でホフクすると、仲間から無線で批難される。


キャラクターソング

何故か「恋の抑止力」なるキャラソンがある。
一見、いつも奈々様の曲でメタルギアとは違和感はあるものの(水樹奈々本人も製作PVでは驚いていた)、作中では印象的なシーンに用いられ、またクリア後の「パスの日記」を見た後はまた感慨深いというか涙腺核ミサイル。むしろ泣く。
またこの曲にはスネークたちとの共演PVがある。カラオケではパスがスネークと共に大砲を乱れ撃つ戦車に立ち向かう特別なムービーが見れる……のだが、少しシュール。
その後はスネークやカズ達も一緒に踊りだすという「公式が病気」状態。気恥ずかしい時はPVなしにするか、type EXCITERバージョンにしよう。
ちなみにこのPV、第五章をクリアした人間からすれば壮大な茶番である。
(ただしパスのテープを全て聞いた後だと(例え遠からずに互が戦う運命だとしても、もしかしたら見られたかもしれない「平和の日」を連想し)こちらも涙腺核ミサイル物となる。)

余談だが公式ラジオ「カズラジ」では杉田…カズヒラ・ミラーが曲に合わせて騒ぎ立てる問題回があった。








以下ネタバレ注意、第5章クリア後推奨




















本名はパシフィカ・オーシャン。実は謎の組織CIPHER、CIA、KGBに取り入っていた三重スパイ。
本人曰く10代のふりをしていたとのことで、実際は20代以上である模様。ついでに喫煙者だがMSF時代は噛みタバコで乗り切っていた。
ザドルノフの脱走を手助けしていたのは彼女で、そもそもあの脱走は囮で、彼女がその間にメタルギアZEKEの改造工作をするのが目的だった。
最終的には、メタルギアZEKEで核を発射しMSFを陥れようとするが、スネークに敗れ海へ落下し、生死不明となる。
(高さ的には助かるとは思えないが、海中用装備をつけていたため即死しなければ…とスネークがチコを慰めていた)

第5章クリア後、AI兵器のAIポッドの中で位置移動した際に記憶板以外の記録テープが抜き取れることがあり、それでパスの日記が閲覧できるようになる。工作員故に複雑ながらも、MSFで暮らす彼女の心境が語られている。
恋の抑止力は、MSFの「平和の日」にパス、ミラー、ザドルノフの、平和にちなんだ名前をもつ3人でバンドを組み、歌う予定だった曲。その前にZEKEの工作作業は完成したが、せめてその日まで先伸ばしたいと、逆に破壊工作をしようとしたが、チコに見られ、出撃することになる。(チコ自身は黙っているつもりだった)このシーンは涙腺崩壊者が続出した。


それから1年後、MGSV:GZではなんとスネークの言ったとおり、生存が判明する。
キューバの米軍基地に二重スパイの疑いで囚われており、髪を刈られた上にやせ衰え、元の愛らしい姿の面影はすっかりなくなってしまっていた。
(その際、またしても暴行・陵辱を受けた挙句、救助に来た(が自分も捕まった)チコと関係を結んだことが仄めかされている……)

スネークの活躍によって救出されるも、体内に爆弾を仕込まれていることが判明(ご丁寧にパスの象徴ピースマーク付き)
気付いたスネークの指示でヘリ内で衛生兵(メディック)に麻酔無しで切開・除去され地獄の苦痛を味わう。*1

爆発の危機は避けられ、なんとかMSFマザーベースまでたどり着くも、マザーベースは謎の勢力によって壊滅状態にあった。
なんとかカズを回収し脱出するヘリだったが、手術の後昏睡していたパスが目を覚まし、爆弾はもう一つあるとつぶやくと、自らヘリから身を投げ出し、スネークやカズ、チコの目の前で爆発四散した。
そしてその衝撃で他のヘリがスネークの乗るヘリと衝突してしまい、スネークは9年間眠り続けることとなる。








以下MGSVTPPネタバレ注意


9年の昏睡状態から目覚めた男はヴェノム・スネークとして復活を遂げ、カズ及びオセロットとともに新たなマザーベースを拠点に活動を続けていた。
ある日、医療プラットフォーム奥に足を踏み入れたヴェノムは、とんでもないものを目にしてしまう。
それは……




「あ!スネーク!」

「久しぶりね、ガルベス先生は元気かしら?」

それは、なんと元の美貌を取り戻したパスの姿だった。
ヴェノムは思い出す。
爆弾を除去した後、スネークはもう一つの爆弾に気付いた。メディックの手で爆弾は全て除去され、パスは完全に自由となった。
それを知らず彼女はヘリから落ちてしまうが、爆発は彼女が爆死したためではなく、近くのヘリが放ったミサイルが爆発しただけだったのだ。
海面に落下したパスはカズ達に救助されるも、サイファーのスパイとしての記憶、スネーク達と戦った記憶を全て失い、自分をただの女子高生と思い込んでいた。
それからは病室で都合のいい夢を見続けるような日々を送っている、とはカズの弁。
もともと20代だったPW時代からさらに10年の時を経ているため実年齢は30代のはずなのだが、相変わらず10代のような姿をしている。
腹には爆弾を摘出した傷跡が残っており、ピースサインにもVにも見える。

彼女の記憶を辿りサイファーの情報を得るべく、かつてのMSF隊員が持つ思い出の写真をパスに渡し、彼女の記憶を蘇らせていくヴェノム。
そして、すべての記憶が戻ったパスがヴェノムへ明かした真実とは……。



――そう、都合のいい夢を、幻を見ていたのだ。ヴェノム・スネークも。我々も。



なお、TPPのマザーベースは、各種案内板にパスをデフォルメしたキャラクターが描かれており、さらに基地のあちらこちらにパスを萌えキャラ化したアイドルポスターが貼られている。(ダンボールに貼り付けることもできる)
GZ時点では裏切者のパスを憎むような発言をしていたカズだが、基地内の扱いを許すあたり心境はかなり複雑な模様。
(GZでパスが飛び降りた際も、思わず手を伸ばしているのが見て取れる)


追記修正よろしく。セイ・ピース!

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最終更新:2024年02月27日 23:07

*1 なおこのシーン、国内版では自主規制されているが海外版では容赦なく腹の中身が映る