特務支援課

登録日 :2011/10/19(水) 08:37:14
更新日 : 2016/04/09 Sat 20:14:56
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特務支援課とは、英雄伝説 零の軌跡、また英雄伝説 碧の軌跡に登場する組織である。

●概要
ゲームの舞台であるクロスベル自治州において、警察内部に新たに設立された部署であり、設立提案者兼総責任者はセルゲイ・ロゥ。

業務内容は『市民や組織団体からあらゆる依頼を引き受け、解決を尽くす』こと。
…しかし言うまでもなくそれは、クロスベルでは警察と比べ人気のある組織『遊撃士協会(ブレイサーギルド)』と完全に内容が被ってしまっている。

故に警察内部では「人気取りの部署」「猿まわしの猿」「遊撃士のパクリ」と散々な言われ様(少なからず応援してくれる者もいるが)。
市民からも余り理解を得られず、遊撃士協会からは多少成長を期待されつつも「せいぜい脚を引っ張ってくれるな」程度にしか見られない状態と、まさに「零」からのスタートとなる。

しかし設立の経緯からか警察の通常の指揮系統から外れているため、大小の様々なしがらみの影響を受けづらく、しかし警察官ではあるため遊撃士の限界の一つ「国家権力への不介入」という制限が無い。
この様に他の組織と微妙に立ち位置が違うため、上手く立ち回れば「壁」がひしめくクロスベルでもある程度自由に動けるという強みを持つ。

そもそもは若手が伸び伸びと動ける場を作りたい、というガイの遺志を受け継いだセルゲイが設立した部署であり、結果的に目論見通りにいったと言えるかもしれない。


最初のイメージこそ最悪であったが、零の軌跡において地道に、しかし確実に仕事をこなしていく内に信頼・評価されるようになっていき、遂にはクロスベルを襲った大きな事件の解決を先導した事で、市民からは非常に人気のある部署になる。
碧の軌跡ではメンバーのプライベートを知りたいとマスコミに声が上がるほどである。


  • 支援課所属メンバー(◎印は味方として戦闘に参加するキャラクター)

ロイド・バニングス
特務支援課リーダー。メンバーの中で唯一正式な警察官。さらに18歳にして既に捜査官の資格を取得しており、冷静で論理的思考に優れる。
しかし不意に大胆な行動に出るなど熱い一面も持ち合わせていて、メンバーを驚かせつつもぐいぐいと引っ張っていく頼れるリーダー。
そして攻略王ロイド。こいつおまわりさんです。

エリィ・マクダエル
特務支援課リーダー補佐・参謀役。
市長の孫娘で政治・経済への造詣が深く、そちら方面へのコネクションも数多く持っている。
元々政治家志望だが、クロスベルの抱える「歪み」を別の視点から観察する為、警察入りを希望した。 因みに射撃と筆記の試験は満点だった。
折目正しく丁寧な態度で、ランディから「お嬢」と呼ばれる。

ランディ・オルランド
特務支援課メンバー。純粋な戦闘力に優れる。
元クロスベル警備隊所属であり、(自称)女性絡みの問題で警備隊をクビになりかけていたところを、副指令ソーニャの紹介で支援課入りした。
軟派で軽い性格だが、年上らしいフォローを見せたり、時には冷静な判断を下したりと、支援課にとっては頼れる兄貴分的存在。
普段は噫にも出さないが重い過去を抱えており、警備隊をクビになりかけた真相もその過去が間接的な原因。また名前も微妙に偽名。
ファンからの通称は「ラニキ」

ティオ・プラトー
支援課メンバー。最先端技術に明るい。
14歳の少女だが大陸有数の技術力を持つ『エプスタイン財団』に所属しており、開発中の『導力杖(オーバルスタッフ)』の性能テストの為、支援課に出向した。
クール&ドライのダウナー系な性格だが、別に人嫌いというわけではない。たまに態度を変えないまま辛辣な冗談を口にしたりする。
テーマパークのマスコットキャラ『みっしぃ』が大のお気に入りなど、年相応の面も持っている。
ランディの付けたあだ名は「ティオすけ」。

〇セルゲイ・ロゥ
特務支援課の課長でロイド達の直属上司。
基本的に放任主義で、滅多に指示すら出さない昼行灯。しかし要所で的確な助言をしたりロイド達が動き易い環境を整えたりする、実際はかなり出来る人間。
そして隠れ熱血中年。零の軌跡の終盤チェイスシーンは必見。
あと実はバツイチ。

◎ツァイト
支援課結成後間もない頃の事件で関わり、その後支援課に「警察犬として」居座るようになった狼。というか伝説の神狼である。
人の言葉を解し、普段は動物の言葉が解るティオかキーアが意思疎通を行っている。
…しかし実は普通に喋れる。

ノエル・シーカー
警備隊の若手のホープで、階級は曹長。
零の軌跡の頃から共同調査等で支援課と共闘する機会が多く、その縁あってか碧の軌跡から補充メンバーとして支援課に出向してくる。
車と車の運転が大好きで、出向中はロイド達に教習も行うほど。また所属の関係上、兵器関連の知識も深い。
生真面目な性格故に、よくワジ(年下)にからかわれている。

ワジ・ヘミスフィア
旧市街で不良集団『テスタメンツ』を束ねている美少年。
ロイドの事を「今時珍しい」として気に入り、成り行きもあったが数回共闘している。
碧の軌跡からはある目的の為に市長の推薦をもらい、支援課に準メンバーとして所属する。


  • 特務支援課関係者
キーア
ある事件で特務支援課が保護した記憶喪失の少女。年齢は9歳ぐらい。
人懐っこく天真爛漫な性格で、支援課メンバーからは猫を愛でるように可愛がられている(ワジ曰く親バカ)。特にロイドに懐いており、一緒のベッドで眠ることもある。爆(ry
無自覚に不思議な力を見せる事があり、零の軌跡ではその謎の一端しか明らかにされなかったが、碧の軌跡では全てが明らかになる。

〇フラン・シーカー
ノエルの妹で、警察本部の受付嬢。支援課始動にあたり、支援課のサポートメンバーとなる。
普段は業務報告の処理を担当してくれるほか、警察内部に入った情報は大体フラン経由で支援課に廻ってくるようになっている。
明るく無邪気。かなりのお姉ちゃんっ子で、人前でお姉ちゃん大好きと言って憚らないほど。故にノエルの特務支援課入りには大喜びだった。

アレックス・ダドリー
クロスベル警察、捜査一課所属のエリート捜査官。
当初はロイド達をあからさまに認めていなかったが、実績を重ねていくのを見て徐々に態度を軟化させていく(厳しい性格は変わらないが)。
冷徹なエリートに見せ掛けてツンデレ。Sクラフトで正義の拳を叩き付ける熱血漢でもある。銃の必要性に疑問を感じる。

アリオス・マクレイン
クロスベル遊撃士協会所属のA級遊撃士。大陸に名が知れる程高名な遊撃士だが、S級への昇格を自ら断っている。
ロイド達の詰めの甘さを批判しながらも成長を促すように度々助言もしており、時に手助けする。
特務支援課にとって色々な意味で乗り越えるべき壁。

〇ディーター・クロイス
エリィとも親しいIBC総帥、後にクロスベル市長。
「正義」に関して思想を持っており、特務支援課に考えさせる一幕も。
その支援課を非常に気に入っており、碧の軌跡では彼から最新の導力車がプレゼントされる。

〇イアン・グリムウッド
クロスベル市に事務所を構える弁護士兼法律専門家。
「熊ヒゲ先生」の名で知られており、気軽にかつ誠実に支援課の相談にも乗ってくれる。
ダドリーも時折相談している模様で、ガイとも交流があった。

〇ガイ・バニングス
ロイドの兄で故人。支援課を考案した張本人。
生前は警察の捜査一課に所属しており、ダドリーや当時警察にいたアリオスとは同僚、セルゲイの部下だった。
ただ「あきらめない」事が最後は結果を生み出す凄いヤツだったと語られる。

〇グレイス・リン
雑誌『クロスベル・タイムズ』の記者。
野次馬根性溢れるアグレッシブな女性で、支援課には若干煙たがられながらも時に情報交換をしたり、時に依頼を出したりする。
序盤は支援課に関して辛辣な記事を書いているが、それも成長の期待の裏返しらしい。ガイとも生前知り合いで、実は最初から支援課の理解者でもある。

(イン)
『凶手』と呼ばれる伝説の暗殺者。
ある事件に関連し一度だけロイド達の力を試す為に敵対し、交戦後にある依頼を出してくる。
その後は直接敵対する事はなく、僅かながら共闘する機会も。
その正体はリーシャ・マオであり、碧の軌跡にて正体が知られてしまう。
因みにリーシャの時の性格が素で、銀としての冷たくクールなそぶりは完全に演技である。


  • 特務支援課の主な軌跡

不良グループ同士の大規模抗争を黒幕を割り出し阻止

人里を襲う魔獣事件をやはり黒幕を見つけ解決

劇団アルカンシェル脅迫事件を解決、市長暗殺を未然に防ぐ。

クロスベル創立記念祭最終日に闇オークションに潜入、会場で偶然キーアを保護

クロスベルに密かに広まりつつある違法薬物の調査

薬物を広めたマフィアの集団を(結果的に)撲滅、薬物を作り上げキーアを祭り上げようとする狂信的宗教団体の復活を阻止。

それぞれの理由の為支援課一時解散

新メンバーを加え再結成

元メンバー共合流を果たしつつ、様々な事件と関わり、時にメンバーの離脱や確執等を経験しながら前へと進む

クロスベル州内で起きた政治騒乱により、一時メンバーの大半が拘束状態になるなど混乱。後に立場上敵に回ってしまった
メンバーや協力者達を含め、全員が合流。

政治騒乱に決着を付け、危うい立場に置かれたキーアの保護に成功。

彼らの選んだ道は苦難の道であることは判っていたが、『それでも、僕らは』前へと進む。
そして2年後には…



以下閃の軌跡Ⅱネタバレ注意







クロスベルはエレボニア帝国により無血占領され、かつて2度にわたり大きな騒乱の解決を主導した特務支援課メンバー達にも、当然帝国から監視が付けられていた。
ティオの情報操作によりかろうじて監視の目から逃れていたロイドと協力者リーシャは、レジスタンス活動の一環としてある作戦を実行する。そしてその作戦の阻止の為、彼らの前に帝国内戦終結の英雄が現れた…。

一戦を交え、結果的に作戦は「痛み分け」に終わった。
ただひたすらに、前へと走り続けるロイド達を、『作られた英雄』はただ一言、「羨ましい」と、そう評するのだった。








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