エルフ(種族)

登録日:2011/05/14 Sat 22:30:30
更新日:2023/12/01 Fri 12:34:21
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目次

概要

エルフとは、ゲルマン神話に起源を持つ、北ヨーロッパの民間伝承に登場する種族。原文では「elf」複数形は「elfs」「elves」。
エミール(天地神)の躯のうじ虫、元ネタは地衣類。設定や性格もいろいろ。
様々なファンタジー作品において登場する代表的種族の一つである。

……のだが、それはともかくここはアニオタwiki。
わかってる。おまえらが求めてるものはわかってるともさ。
では以下からどうぞ。

主なエルフの分類

【概要】(画像は外見上それっぽいキャラなので、実際は違う場合あり)

エルフ



画像出典:シャイニング・ティアーズ・クロス・ウィンズ
2007年4月~6月までTOKYO MXなどUHF各局で放送/全13話
©SEGA

最も一般的なエルフの一族。ウッドエルフ、フォレストエルフ、森人とも。起源はライトエルフ(ljósálfar)である。
森に集落を形成して生活し、短剣や弓を武器とすることが多い。
森に親しむ自然主義者で、火や金属を使いたがらず、機械文明を唾棄するほど嫌っていることも珍しくない。
金属に関しては、稀に体調不良に繋がるためにそれらを含んだ装備を身に付けられないばかりか、近付くことすらままならないとする作品もある。
また、自然主義からの連想か、菜食主義で肉は食べない、もしくは体質的に食べられないとするものも。
争いを好まず平和的な一方、他種族には排他的で、自らの領土を荒らすものには容赦がない頑固者という事も。
肉体的には脆い面を持つものの、弓矢を主とする遠距離武器に関しては天才的だったり、魔法に長けていたりする設定が多い。
また、作品によっては「エルフは男女問わず美形」とするものも。

総じて人間より長命とされることが多く、数百年から数千年単位で生き、それによって人間とは時間の感覚が異なることもある。
善の気質を持つ。
肉体面では、髪は等が多い。
プロポーションに関しては、清楚、高潔を反映してか美乳・貧乳でスレンダーなことが多いが、当然のように巨乳のエルフもいる。


ダークエルフ



画像出典:ロードス島戦記(OVA)
1990年11月21日~1991年12月21日までパック・イン・ビデオからリリース/全13話
©水野良・グループSNE・角川書店・丸紅・TBS

その名のとおり闇のエルフ(døkkálfar)。
闇の魔法を得意とし、総合能力も高め。
肉体面では髪は白髪・銀髪、皮膚は日本では今も褐色が多いが、日本国外では非実在的な肌色(青など)が支配的な傾向になりつつある。
エルフに比べると態度は物腰柔らかにして性に奔放だが、『ダーク』と付くだけあって表向きは味方でも腹の中が分からない曲者であることも。
プロポーションは強欲・色欲といった暗黒面を象徴するのも珍しくないだけあって貧・巨の割合は断トツで巨乳が高く、エロ担当の時もしばしば。
ドイツ弁がドワーフ、元ネタが茸類


ハイエルフ



画像出典:ロードス島戦記(OVA)
1990年11月21日~1991年12月21日までパック・イン・ビデオからリリース/全13話
©水野良・グループSNE・角川書店・丸紅・TBS

一応は名前のようにエルフの上位種の扱いで呼ばれている事が多いエルフの種類。ぶっちゃけよくわかんない。エルフの中では有名ではない方(後述するディードリットはよく知られているが)。
『上位種』が指すところは様々で、長命なエルフの中にあってなお旧く永く続く血族だったり、単純に能力などがエルフのそれを上回っていたり。
「ダークエルフがエルフよりも強い」とする作品では、そのダークエルフと同等の力を持つエルフがハイエルフと呼ばれるとするパターンも。
気質はエルフとそう変わらないことが多いが、通常のエルフよりもさらに長い寿命を持っていて実際に長く生きている場合、
永い時を過ごすうちに精神が摩耗したかの如く、悟りを開いたように落ち着いている性格であることも。

元ネタは「ロードス島戦記」。
指輪物語ではエルフの中にも様々な血族がいる設定があり、その中の高位のエルフ族*1を参考にしたものと思われる。

ハーフエルフ



画像出典:ゼロの使い魔 三美姫の輪舞 3話より
2008年7月6日~9月21日までTOKYO MXなどUHF各局で放送/全12話
©2008 ヤマグチノボル・メディアファクトリー/ゼロの使い魔制作委員会

人間とエルフの混血。
エルフといえば女性というイメージがあるのか、多くは父が人間で、母が人間というのはレアケース。
混血故にどちらとも付かない立場から人間・エルフ双方から疎まれ、迫害されていることが多く、
受け継いだエルフらしい特徴(長耳等)を必死に隠して人間社会で暮らしているパターンも。
髪や皮膚の色などは「両親からどのように遺伝したか」によって様々で、強さも作品によってまちまち。
人間(あるいはエルフ)の血が混じったことで雑種強勢さながらに純粋な人間・エルフよりも能力が強いこともあれば、
逆に血が薄まったことで、純粋な人間・エルフよりも弱い能力しか持てず、中途半端であることも。
作品によっては、人間とダークエルフ、あるいはエルフとダークエルフの混血も「ハーフエルフ」と呼ぶものもあるが、
その場合も混血であることを疎まれ、人間・エルフ双方から迫害されていることがほとんど。

余談だが、「人間とエルフの両方の特徴を持つ」「当人に非がないことで差別される」「生まれに特別感が出る」など、
創作する側からすると都合の良い特徴が多くあるという側面も持つ。

共通の特徴

この4つが一般的だが、共通する設定としては、

  • 容姿に恵まれている
  • 長命(ハーフエルフだけは人間並みの寿命とするものもある)
  • 自然を愛し、機械文明には疎い
  • 弓矢や魔法が得意
あたりだろう。

だが、これ以外にエルフスキーが必ずおさえなければならない特徴がある。
それは、



エ ル フ 耳


だ。
エルフ耳とはエルフ独特の耳のことで、人間のような丸まった耳ではなく髪から飛び出るほど尖った耳のこと。
始祖はロードス島戦記に登場するハイエルフのディードリット。
ちなみにこれは当時ロードス島戦記の挿絵を描いていた出渕裕の創作発祥した物で、グループSNE内では「笹耳」などとも呼ばれてたとか。
なお、モチーフ元はアメリカ映画「ダーククリスタル」のゲルフリン族(やや獣人寄りの外見の種族)らしい。

彼女が今のエルフ像を作り上げたのだ。
これの何がいいかって尖り具合が素晴らしい。
海外のエルフ耳は尖ってはいるが日本のエルフ耳ほど尖ってはいない。人間の耳を少し尖らせたぐらいだろうか。
バルカン人やロミュラン人辺りの様な感じである*2

しかし

日本のエルフ耳の尖りっぷりは最高だ。恐らく世界トップクラスの尖りだろう。
尖っていたらどうするのか?わかりきったことを聞かないでもらいたい。吸うに決まっている。
吸って舐めてしゃぶりつく。この一択だ。
チン○ンしかり、クリ○リスしかり、乳首しかり、人間は出っ張ったところを舐めたくなる本能がある。そこを突いた見事な耳と言えるだろう。
しかも、多くのエルフは耳が性感帯という素晴らしいものがある。悪魔の尻尾のようなものだ。
これは舐めない方が狂っていると言っても過言ではない。

エルフと言えば基本的には非力で魔法が得意というイメージがある。指輪物語等のファンタジー作品においても、何かしら神秘的な力を持っていることが多い。
白兵戦も可能なことが多いが、その場合上記の非力設定がある為か、武器は弓や短剣、細剣等を使用する事が多い。
なお、さっきも書いたが元々のエルフ(先祖)はダークエルフ。オークが出るまでのエルフは、
  • 殺人は当たり前
  • 強盗も当たり前
  • 強姦は朝飯前
な性格で、今とは全然違っていたのである。

余談

ちなみに日本の有名な妖精絵師によるエルフがこちら。地下の秘密を知る者とされている。

エルフ耳をしゃぶるだぁ?コノヤロウ!てめぇの骨をしゃぶってやるよ!

画像出典:小学館入門百科シリーズ101 妖怪クイズ百科じてん
昭和54年12月31日初版第1刷発行
©水木しげる・株式会社小学館

いすゞ自動車の小型トラック「エルフ」の由来はこちらのエルフ。今でいうドワーフのことで、「小さくて力持ち」という意味で命名された。

ついでに言うと天狗(妖怪)も海外ではウッド・エルフと翻訳されることがあるとか。
……「エルフ!?」「エルフだと!?」「フェアリーではないのか!?」と思った貴方は、ニンジャスレイヤー脳になっていないだろうか?家族と話をしているだろうか?

その他、ベルセルク回復薬製造栗小妖精パックが、作中でエルフと呼ばれている。

「クリスマスのエルフ」なるサンタクロースの部下が、クリスマスが近づくと良い子の行状を調査しているという伝承もある。
日本ではあまり馴染みが無いが国によってはクリスマスの時期に仮装する程ポピュラーな存在らしく、
2022年12月17日にはペルーの首都リマで、突飛な格好をした集団が街を練り歩いていても誰も気にしないことを利用した麻薬捜査官が
スレッジハンマーエルフに扮し麻薬密売人のアジトにカチコミをかける
という冗談みたいな作戦が実行されている。

各ジャンル・作品におけるエルフたち

特に代表的なものや特徴的なものを以下に取り上げる。

指輪物語」のエルフ

最も有名で、多くのファンタジーにおけるエルフの原型、元ネタとなった例でこの作品によってエルフという種族が有名になった。
ほとんどのエルフのイメージはトールキン風のエルフといっても過言ではない。
中つ国に住まう自由の民の一つで、万物の父「イルーヴァタール」によって、アルダにおける最初で最善のものとして創造された種族である。
著しい肉体損傷が無ければ死なず、背は高く、肉体は強靭で疲れを知らない。そして彼らは聡明であり、善良である。その外面も美しく、また美しいものを多く見いだし、多く作り出した。
彼らは更に長寿命であり、 生まれれば老いて死ぬ事は無く、外的要因や病死での原因を除けば世界の終末まで存在し続ける。
最初は一つの種族であったが、エルフらが西方への旅の途中で多くの種族に分裂している。多くのエルフ種族の中でも最も有名なのが「 エルダール(Elder) 」である。
これ以外に「アヴァリ(Avari)」と呼ばれるグループも結構いるのだが、中つ国の人間やホビットとの接触が少ないため 「ホビットの冒険」とその続編である「指輪物語」、そして外伝作品である「シルマリルの物語」等に登場するエルフは皆エルダールであり、エルフにまつわる物語は常にエルダールの視点から語られている。

また、ハイエルフとダークエルフの区分もこの中つ国の物語内にあるが、現在のイメージとかなり違い「西方の国『アマン』*3に行ったかどうか?」という区分になっている。
  • アマンに行った(エルダールの一部)もの→ハイエルフ(邦訳では「上(かみ)のエルフ」とも)
  • アマンに行けなかった(残りのエルダール)か、行かなかった(アヴァリ)もの→ダークエルフ
アマンに行かなかったものが「闇」とされたのは、アマンに光の木があってそれがエルフ達に印象深かったため、「光に会ったもの」「会わなかったもの」というようなイメージで、
冥王サウロンとは特に関係はないし、ダークエルフが光に弱いなどといったような事はない。
ハイエルフのほうが魔法などの知識が優れているが、これはアマンでヴァラールやマイアールという人間から見て神や精霊のような力を持つ種族から教えを受けたため。

現代日本でいうと「大学を出たかどうか?」のようなもので「大学(アマン)に行ったほうが専門知識を学べた」といったようなものである。
そして大学に行けなくても独学で勉強した人間がいるように、レゴラスの一族*4のシンダールもアマンに行けなかったものの、ハイエルフやマイアールから教えを受けたので、
ダークエルフの中ではハイエルフに近いところがあるグループだったりする。

ちなみに「エルフの武器=弓」というイメージは古さや知名度から「指輪物語」のレゴラスの影響という説が有力だが、レゴラスが弓の名手なのは単純に住んでいる場所が狩人の里*5なため。
また中つ国のエルフは野菜を多く食べる描写が多いものの肉を食う者もおり、狩りで得た獲物に感謝して食べることもある。

ウォーハンマーシリーズ」のエルフ

英国ゲームズワークショップ社の展開するミニチュアゲーム兼SF/ファンタジー作品として有名なウォーハンマーシリーズにも初期作品からエルフが登場している。 ウォーハンマーシリーズにおけるエルフは指輪物語からモロモロ影響を受けており初期は独自性が少なかったが、シリーズを追う事に独自の解釈や差別化が図られていく。
ここではシリーズ別にエルフ種族の紹介していく。
ウォーハンマー最初の作品であり、ウォーハンマー世界における古参種族として描かれている。〈旧き者〉(オールド・ワンズ)といいう謎の古代種族によって生み出された種族の一つで、背が高く、長寿命で美しき容姿を持つ。
魔術が使用でき、高い身体能力を持っているが、傲慢で他種族を見下す傾向が見受けられる。
元々は「オールドワールド」と呼ばれる大陸に住んでいたが、ドワーフ族との戦争である「髭戦争」によって大陸を追い出されてしまい、「ウルサーン」と呼ばれる島大陸に住まうようになる。更に内戦などでエルフたちは3つの種族に分かれてしまう。
ウルサーンに住まう高貴な正統派エルフ「ハイエルフ」、暗黒大陸ナーガロスに住まう邪悪な非道エルフ「ダークエルフ」、オールドワールドにあるアセル・ロゥレンの森に住まう「ウッドエルフ」が存在する。
ウォーハンマーFBの続編。ウォーハンマー世界が崩壊し、新たな多次元世界「定命の諸領域」(モータル・レルム)を舞台にした戦いが繰り広げられる。
この作品ではエルフは「アエルフ」と呼ばれており、前作同様に複数の種族に分かれている。光の領域に住まう山エルフ「ルミネス・レルムロード」、海底に住む海エルフ「イドネス・ディープキン」、影の領域に住む危ない闇エルフ「ドーター・オヴ・カイン」に分かれている。
西暦40000年を舞台にした過酷な宇宙戦争が描かれている作品。上記の2作品とは全く関係ない独自の世界が構築されている。
本作におけるエルフは「アエルダリ」と呼ばれる宇宙エルフであり、 人類よりも長い寿命や高い能力、そして強力なサイキック能力を持つ宇宙人として扱われている。
そして傲慢な性格を持ち、他種族を見下しうぬぼれている。 かつては銀河を征服し、一大文明を築いた一つの統一された種族であったが、その傲慢さとうぬぼれが原因となって文明は崩壊。
恐るべき邪神「スラーネッシュ」を生み出し、アエルダリ種族は現在様々な派閥に分かれている。巨大な宇宙船に乗って銀河を放浪し、禁欲的で古風な生活を送る種族「アシュルヤーニ」、他種族を搾取して痛みと堕落と悪徳を追い求める「デュカーリ」、謎めいた旅芸人勢力「ハーレクィン」、種族を再び統一し死の神を奉じる勢力「インナーリ」が主な派閥である。

The Elder Scrollsシリーズ」のエルフ

ベセスダソフトワークスの人気看板RPG。「ムンダス」と呼ばれる次元宇宙に存在する惑星「ニルン」、そこにある「タムリエル」と呼ばれる大陸とその周辺の小大陸、島を舞台にした冒険や物語が描かれている。
本作のエルフは人間よりも先にタムリエル大陸に入植したと考えられている。
人間族に比べて千年の長寿命、尖った耳と、吊り上がった眼を持つといったよくある特徴を持っている。
また、エルフは数種類の派閥が存在しており、信仰や文化、住む場所などが異なる。
また、ダークエルフ以外のエルフは、「エイドラ」と呼ばれる神のような上位存在の末裔だと考えている。
  • 「ハイエルフ」
高い身長と金色の肌、長命が特徴的な種族。エルフ族の言語では「アルトマー」とも呼ばれる。
高貴ながらも傲慢さを持ち、良くも悪くも誇り高く間違ったことを許さない正義感の強い種族でもある。
タムリエル大陸の南西にある「サマーセット諸島」が故郷で、魔法の扱いに長けているのが特徴。
  • 「ダークエルフ」
灰色もしくは黒い皮膚に、赤い目が特徴的な種族。エルフ族の言語では「ダンマー」とも呼ばれる。
元々は「チャイマー」と呼ばれる黄金の肌を持つエルフ種族であったが、種族内の問題によって呪いがかけられ、今のような姿となった。
故郷はタムリエル大陸の東に位置し、大陸で最も大きな火山レッドマウンテンを囲むモロウウィンドだったが、レッドマウンテンの火山噴火によって種族は、スカイリムから割譲されたソルスセイム島を始めスカイリム本土にも散らばって身を寄せる事態となる。
能力としては知性、魔力ともに優れ、炎に対する耐性と優れた身体能力を持つ。そのため、魔術師、魔法戦士、暗殺者としての適性がある。
  • 「ウッドエルフ」
褐色の肌と小柄な体格、俊敏さが特徴的な種族。エルフ族の言語では「ボズマー」とも呼ばれる。
故郷は森林に覆われたヴァレンウッドであり、多くが樹上に家を建てて暮らし自然との調和を重視した文化を擁している。
能力としては動物を味方につける事ができ、俊敏かつ機転が利くために斥候や狩人、盗賊として活躍する者が多い。
また弓矢の扱いに長けるが、半面魔法に対する適正が低いために魔術分野は苦手。

「ダンジョンアンドドラゴンズ」のエルフ

世界で最初のRPGであり、今現在でも新作のTRPGが出ている世界で最も成功したTRPGシリーズである。
今現在では、ハスブロ傘下でマジックザギャザリングでおなじみの「ウイザーズ・オブ・ザ・コースト」が権利を買収し、新シリーズを展開している。
ダンジョンアンドドラゴンズは複数のシリーズが存在し、その中でエルフ種族が登場している。今回はその一例をあげる。
  • 「クラシック・ダンジョンズアンドドラゴンズ」
繊細な容ぼうと、とがった耳を持つ。すらりとして優雅な種族である。魔術と戦士の特性を持っているが、レベル上限が低く、さらにレベルアップに必要な経験値が大量に必要になるキャラとして知られている。
  • 「アドバンス・ダンジョンズアンドドラゴンズ」
本作ではエルフ種族が5種類に分かれている。設定が細かく作られており、中にはプレイアブルでない者も含まれている。
「ハイエルフ」 5つの種族の中でも唯一のプレイアブル種族。
「ウッドエルフ」 別名「ジルバン」とおよばれ、森林の奥からほとんど出ることがなく、森や木々などの自然と共に過ごす種族。非常に排他的であり、自分たちの領域に入り込んだ他種族を、秘密保持のため抹殺することを厭わない引きこもり。
「アクアティックエルフ」 水中に住む海鮮系エルフ。肺呼吸と鰓呼吸が使え、陸上でも活動できるが肌が乾燥すると死亡する。
「グレイエルフ」 排他的で外界に興味を示さないエルフ族で、哲学的な思索に耽る知的な引きこもり。人間が反映する前にかつて栄華を極めた種族であったが、今ではその末裔がひっそりと住む。
「ドロウエルフ」 いわゆるダークエルフで、元々モンスター扱いで設定された種族である。

「Magic the Gathering」のエルフ

カードゲーム『Magic the Gathering』では、一体ずつだと微妙ながらも、数が揃えば圧倒的マナブースト力と集団戦法で相手をフルボッコにできる性能を備えている。
神の怒り」? そんなの知らん。
というか今は謎ビームを飛ばしてきたり速攻持ちの猛獣を使役したりしてくるので…
『小枝を踏み折れば、骨を折ってあがないとする。』だの『生命のように強靭で寛容。自然のように厳格で残酷。』というのはMtGのストーリーにおけるエルフ(特に鉄葉教団)の性質を端的に表している。
カードイラストが上の方の画像みたいな美女で「葦のようにほっそりとした体格と柔らかく上品な顔立ちを持つ、優雅な立ち振舞いのエルフの癒し手」という設定のヒロインが出てきたこともあったが、パワー5タフネス7という何間違えたようなパラメーター*6のフィジカルモンスターであった。

ストーリーにおいては、次元ごとに異なるが、大体森に集落を作る自然主義者で耳が長い長命人型種族という基本設定は健在。とはいえ次元によっては例外もあり、老化しない代わりに寿命が短かったり、港町に暮らしたり、1920年代ニューヨークのような街並みで暮らし、パーティを好むエルフもいる。
登場人物としては、フレイアリーズ(ハーフエルフ)、ニッサ、タイヴァー、グリッサ、葦のようにほっそりとした体格の5/7イマーラ等が有名。

「Shadowverse」のエルフ

DTCG『Shadowverse』では、8つあるリーダークラスの一つに「エルフ」があり、専用のカードにはフェアリーや狼など、エルフ以外にも自然や幻想的な雰囲気をモチーフとしたものが多い。
このリーダーのデッキは低コストのカードをバウンスカードなどで使いまわすコンボデッキが基本で、そのターン中のプレイ枚数を参照してゲームエンドに持っていったり、
それまで破壊されたフォロワー(『MtG』でいうクリーチャー)の数が一定以上あれば爆発的なバフを得たりするカードがフィニッシャーになりやすい。
え、何?『冥府エルフ』?「過剰なストレス」?聞こえんなぁ。


追記・修正は長い耳にハァハァしながらよろしくお願いします。

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最終更新:2023年12月01日 12:34

*1 上のエルフ=High Elvesという種族を元ネタにしたと思われる

*2 バルカン人も長命種かつ博識で論理を重んじる種族であり、まさしくスタートレック世界におけるエルフポジの種族と言えよう。ロミュランの方はさしずめダークエルフか

*3 西の海を越えた先にあるという至福の国

*4 血縁的な意味で、彼の地元の闇の森のエルフは別の「シルヴァン・エルフ(森のエルフ)」と呼ばれるグループ。レゴラス達が移住者でシルヴァンが先住民。

*5 「ホビットの冒険」で闇の森のエルフが狩りで生計を立てている説明がある。

*6 ゴリラどころか並大抵のドラゴンなら一方的にひねり潰せる。実はカード作りの都合、別のクリーチャーの能力をそのまま移したことが後に明かされた。一応エレメンタルを使役する能力があるため、そちらのパラメーターも含めてるのかもしれない。