桐矢京介

登録日:2011/08/25(木) 05:02:52
更新日:2024/04/05 Fri 09:20:12
所要時間:約 4 分で読めます




※推奨BGM:輝


うまく行けば、相当面白い事になるよ。

今日はみんなに、編入生紹介するな。

ヒビキさん、今あきらから電話があって、至急応援に来て欲しいって。

君ってつまらない人間だよな。よくそう言われない?


三十之巻

鍛える予感

乞うご期待!!










俺は優れた人間です。

……彼よりずっとね。


仮面ライダー響鬼』の登場人物。

演:中村優一

概要

『響鬼』後半に行われたテコ入れから登場したキャラ。
勉強面で非常に優れており、また芸術方面や将棋など頭脳でも優秀な成績を残している優等生。帰国子女でありフランス語もペラペラである。
しかしその反面、運動神経や体力に劣り、運動関係全般が苦手で泳げもしない。本人はそれを必死に隠しており、体育などは仮病で休んでいる(口では残念がり、自分が相当な実力者だと振る舞う)。

母親は外国で仕事をしているため大きな家に一人暮らししており、母親とはテレビ電話で会話している。
父親は消防士であり、彼が幼い頃に火災で取り残された子供を救助するために炎の中に飛び込み死亡した。そのため父親に対し尊敬の念を持っており、偉大な父親を超えることを目標としている。
母親は「ママ」と呼び、怖い時に外国にいる母親に助けを求めるなど、かなりマザコン気味。

成績優秀であるためかなり自信過剰な性格で、自身の実力を過大評価しており、他人に対しては見下した言動ばかりとる(作中の発言の9割が嫌味といっても過言ではない)。
自身の優秀性をアピールしたいらしく、何かにつけて勝負を仕掛けたがる癖がある。勝負の内容は牛乳の早飲み等、いろいろあるが、だいたいの場合いきなり勝負を仕掛け、相手が戸惑っているうちに自分だけ条件を達成して勝利宣言する。

また、運動オンチを隠したりするなど後ろめたいことがあるせいで被害妄想的な面があり、仮病で体育を休んだりしたときは他人の視線を気にして「なんだよその目は」と突っかかる。

自分の価値観が絶対だとしており、他人の事情や心境を知りもせずに上辺や偏見だけで批判や過小評価したりする。そして、それと比べる形で自分のことを持ち上げる。
またプライドを優先するあまり、苦手な事からは逃げる癖がある。しかし、本人は逃げているとは認めない。

明日夢のクラスに転校してきて、転校する前日に明日夢と勝負した(例によって一方的な)ためか、明日夢とよく一緒にいるようになる。
が、彼は明日夢を『つまらない人間』と見下しており、頻繁に嫌味を言い、知り合い以上友達未満な関係になっている。

明日夢と一緒にいるとき鬼の戦いを目撃し、響鬼の炎を纏った姿に父親の姿を重ね、父親を超えるためヒビキに弟子入りして鬼になる決意をする。
当初はヒビキに弟子入りを断られ続け、他の鬼に弟子入りを頼んだこともあったが、あきらの頼みもあり明日夢と共にヒビキの弟子になる。
弟子入りしたばかりの頃は修行の意図を理解できず反発したり、ヒビキがいずれ弟子を一人に絞るつもりだと聞いて明日夢より上だとアピールしようと、持久走でタクシーを使用するという卑怯な手を使ったり(すぐにバレてトイレ掃除の刑にされた)、自分が過去に獲得したトロフィーなどを持参して優秀さを示そうとしたりした。
また、復讐に囚われたことを悔いてイブキの弟子を止めたあきらを見下す発言をしたり、鬼の修行に専念するためと言って無断で学校を退学しようとした事もあった(後にヒビキに諭されて復学している)。
もちろんヒビキはそんな彼の行為を評価する訳もなく、結局一度は修行を放棄して逃げ出した。

その後、自分を馬鹿にした同級生に復讐するために陰陽環を盗み出す。だがその同級生達がカシャに狙われている事を知ると、反省したのか普通に人助けをし、それをきっかけに弟子に復帰。苦手な体力トレーニングもこなすようになる。
また、当初は見下し、邪魔者扱いしていた明日夢に対してライバル意識も芽生えており、明日夢が鬼以外の人助けの道を見いだして弟子をやめたときには激怒し、重病に苦しむ少女の願いを叶えるためにパネルシアターを行う明日夢に
「俺はな、お前とちゃんと勝負して勝ちたかったんだ!それなのに…裏切りやがって!」と激しく突っかかり、パネルを床に叩きつけて明日夢と取っ組み合いになった程。
その後一年はケンカ別れしたままだったが、持田ひとみが魔化魍にさらわれた際に協力し、明日夢が鬼以外の道でも努力を続けていることを認めて和解。親友的な関係となる。

また、修行を始めて一年で鬼になっており、師匠であるヒビキの最短記録を塗り替えている。


【京介変身体】

最終回にて京介が変身した音撃戦士。名前はない。ゼロノスでもない。
ヒーローショーで登場した際は「強鬼」と名乗っていた。
登場と同時に過去の回のショーで判明した敵の弱点を突いて有効打を与えるが、
突出し過ぎたために人質に取られ響鬼のピンチを招いてしまい、師への態度をトドロキ/仮面ライダー轟鬼に叱られたり、鋭鬼から
強気 も過ぎれば 狂気 の沙汰」と叱られる一方で
膨大なオリジナル設定を観客に説明するため猛士に伝わる敵の資料を読み込んできたという勉強家属性が強調され
鋭鬼からは「まさに博覧 強記 」と言われた。

基本的な姿は師である響鬼と似ているが、顔の模様が異なり角も四本ある(響鬼は二本)。
色は白と。白は父親の職業である消防士イメージで、紫は高貴をイメージしたデザインらしい。
練習用装備をしているが、ジオウに登場した際には正式な鬼となっていたことからか響鬼と同様の音撃鼓を用いていた。

ちなみに『仮面ライダーディケイド』の「響鬼の世界」に登場したアスムが当初変身していた姿もこの姿だった。

『S.I.C.HERO SAGA vol.2』に新規収録された立体化企画では、京介の独り立ちした鬼の姿はこうであろう、という少し大人びた感じの変身体の作例が作られた(小説には未登場)。


他作品への客演

仮面ライダージオウ

第33話の「響鬼編」に登場。
ソウゴ達の前に登場するなり、自らを「響鬼」と自称する。
だがトドロキ曰く、実際の所は響鬼を襲名できなかった「ただの鬼」止まりであった事が判明。
平成仮面ライダー20作品記念公式サイトでの解説によると、一人前の鬼としては認められていた模様。

アナザー響鬼の変身者である鼓屋ツトムとは何らかの関わりがあるらしく、彼を守るために鬼に変身しソウゴたちの前に立ち塞がる。

襲名に失敗したにもかかわらず「響鬼」を名乗った上、弟子入りを志願してきたツトムを不承不承ながら弟子として受け入れていた。
この事でトドロキなど現役の鬼たちとは折り合いが悪くなっており、加えて本物の響鬼ではないことを知ったツトムは京介のもとを去ってしまった。

この件は京介にとっても大きなトラウマとなっていたが、クジゴジ堂でソウゴから小学校卒業当時のツトムの思いを聞かされ、ツトムにとっては確かに京介こそが「響鬼」であったことを知り、今度こそ彼をアナザーライダーの力から解放すべく弟子のもとに走る。
そこで、弟子を得たことで自身もまた一人前の鬼となれたことを告げ、必ず彼を救い出すと決意する。

その時、ポケットの中に光が瞬く。
そこにあったものを手に取った京介は、思わず師に呼びかけていた。


ヒビキさん……? 俺を、響鬼として認めてくれるってことですか……!?

……ありがとうございますッ!


京介のもとに出現したのは、響鬼の力を宿したライドウォッチ。
それを起動した京介は、ついに次代の鬼として仮面ライダー響鬼に変身、ジオウトリニティと共に音撃の技を以てアナザー響鬼を打ち破った。

戦いののち、正気に戻ったツトムを再び弟子として受け入れた京介は、響鬼ライドウォッチを約束通りソウゴに託す。


俺は俺の道を行く。必ずヒビキさんのような鬼になる。だからお前も魔王とやらになって見せろ。



追記・修正は次代の鬼となってからお願いします。

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最終更新:2024年04月05日 09:20