メダロット魂

登録日:2011/03/16(水) 01:33:04
更新日:2024/04/19 Fri 01:34:40NEW!
所要時間:約 6 分で読めます






燃えろ、熱き魂!



『メダロット魂(だましい)』とは、ゲーム『メダロット』を原作とした隠れた名作アニメ『メダロット』の続編である。全39話。


【概要】

前述のように本作はアニメ『メダロット』の続編という位置づけであるが、
アニメ製作がビィートレインからトランス・アーツに変更され、前作からのキャスト陣や音楽は共通なものの監督やシリーズ構成など多くのスタッフはほぼ別人に入れ替わっている。
また、前作の設定が半ば無視されており、メダロットは単なる子供のおもちゃ、戦わせて遊ぶお友達ロボットとしての扱いにとどまっている。また、前作レギュラーの大半が何の説明もなくリストラされ、全く出てこないばかりか話題に上ることもなくなっている。

根本的な設定から全く違う上に、キャラの性格も微妙に違ってたりするため、ファンの間では直接の続編ではなく、前作から一部の設定だけ受け継いだパラレルワールドとして認識されている。
ロボトル時に「合意と見てよろしいですね!?」がないのは相当寂しい……。

また単純にアニメとしても演出や構図、作画レベル、ストーリーが前作より劣る傾向にあり、前作の作風としてよく見られたシュールかつナンセンスなギャグが鳴りを潜めてしまっている。
話を茶化すような独自の語り口のナレーションや、学生運動や夜逃げなどの子供が分からないようなネタも見られなくなっている。

特に構図に関しては戦闘中の描写が固定視点になることが多く、作画の低レベルさも相まって、かなり迫力不足。(もちろん良い回もあるが)
さらに、作風が前作のシリアスとギャグが織り混ざったものから、笑いが少なく少々鬱なものに変わっており、だいぶ毛色が違う。変人みたいな色モノメダロッターなんていないし、メダロットのメダルも余裕で壊される。メダロ人の魂とか無い。

そのため、前作の名作ぶりもあって評価はかなり低め。ファンの一部にとっては半ば黒歴史らしい。続編でありながら、前作を見た後に視聴は素直にオススメできない作品である。
しかし、中盤から描かれた悪役のギンカイの改心や終盤以降のストーリーなど、「メダロットとの友情」を推し出した点は評価されており、本作独自の見ごたえのあるシーンも存在している。
あくまで前作との相対評価によっての低評価ではある。

おそらくは前作でイッキとメタビーの成長をはじめ、世界大会やロボロボ団の打倒まで描かれてしまったため、これまでとは全く異なる新たな敵を設定せざるを得なかったのだろうという事情は感じられる。マンネリの打破といえば聞こえはいいが作風の変化はやはり大きく、本作の新しい要素をどれほど受け入れられるかでその評価も決まってくるだろう。

…原作者のほるまりんから批判めいたことを言われているのはこれも前作も同じだが…


【あらすじ】

メダロット世界大会で準優勝したイッキとメタビー。しかし、二人の前に異様に強い謎のメダロット『デスメダロット』が現れ、ルール無用のバトルを仕掛けてきた。
デスメダロットに敗北したイッキとメタビーは、謎のジャンク屋ナエから新型メダロッチと新型KBTパーツを受け取り、リベンジに望む。



【登場人物】

天領イッキ
前作から引き続き、主人公を務める少年。
世界大会準優勝者という設定は引き継がれており、たびたび言及されることから時系列上は無印の直後ということにはなっている模様。前作の成長が無かったかのようにまた大事なことを学び直す。

戦う相手がデスメダロットばかりなためか、メダロットのパーツに詳しく、その特性を踏まえながら戦う展開は見られなくなっている。ただし新しく現れた機体がデスメダロットだと即座に見抜く場面があるなど、実力者らしい描写はある。

年上の女性であるナエさんに惹かれ夢中になる。
「おいカリンちゃんはどうした!」と思うだろうが、本作では影も形もなく存在すら語られない。

「小学校の頃の恋愛をいつまでも引きずるわけ無いでしょ」

メタビー
パーツを新型KBT〈サイカチス〉のものに換装した。
それに伴いタイヤで素早く走行できる「レクリスモード」と砲台形態である「クラフティモード」にメダチェンジできるようになった。

敵が高性能&卑怯なので仕方ない部分もあるが、一般メダロッター相手に頻繁に負けるなど弱体化した印象が強い。世界レベルのメダロット達と渡り合ったお前の強さはどこにいった。

売りである変形がデスメダロットに対してどのように効果的に働くのかがあまり掘り下げられていなかった印象はある。

ただしサイカチスがあまり強くないのは一応ゲーム準拠ともいえる。*1


◆秋葉原ナエ
本作のヒロイン。
メダロット専門のジャンク屋で、頼れるお姉さん的存在。かつてはメダロット社に勤めていた。
第1話にてイッキが予約し損ねた新型メダロッチを売ってくれたほか、メタビーにサイカチスのパーツを提供してくれる。メタビーのロボトル後にはよくパーツを修理してくれる。献身的な人物であり徹夜することもしばしば。

第17話では複葉機の古いラジコンを趣味としており、それがメカいじりの原点になったという設定が明かされた。また、飛行機だろうが潜水艦だろうが大抵の乗り物は操縦できるとのこと。

媒体によってまったく姿が異なることで有名なキャラであり、本作では作業着を着ている活動的なスタイル。ヒカル兄ちゃんとの絡みが気になるだろうが、本作では一切登場しないのでそんなものはない。

その魅力たるやイッキのみならずメダロットであるメタビーからも惚れられているほど。おいメタビー、ヒジキさんはどうした。
実際に美人として描かれているのだが、主役二人からモテモテなうえにEDが“年下の少年が年上の女性に恋する歌”で、プッシュし過ぎてクドいという意見もある。


◆ギンカイ
デスメダロッターの1人。ガキ大将的な強面の悪童でコクリュウの使いっ走り。
イッキとメタビーのボケに翻弄される。

初期はデスメダロットを使用してルール無用の戦いを仕掛けるなど完全に悪役だった。だが、デスメダロットを使いながらもルールに則った公式大会に出場するなど次第に心境が変化していく。

実はかつてベイアニットを相棒にしていたのだったが、些細なことがきっかけで喧嘩し、絶交状態となっていた。また、強すぎるがゆえに周囲から疎まれロボトルを避けられるという辛い体験をしていた過去が明らかになる。コクリュウからデスメダロットを受け取り一方的にロボトルを仕掛けていたのはこれらがきっかけであった。

彼の改心は本作の見所の1つ。いわば裏の主人公ともいうべき重要なキャラであることは間違いない。だが、OPにもEDにも出てこないのが少し不遇。

少し生意気だがかわいらしい幼稚園児の妹がおり、少なからず彼に影響を与えている。

ベイアニット
ギンカイのメダロット、だったが些細な事から仲違いし、メダルを埋められる。
以降、イッキに敗れるまでコクリュウに貰ったガンデスペラートを始めとしたデスメダロットが使用されるが……


◆カミザケ コクリュウ
(CV:かかずゆみ)
デスメダロット社の社長を務める金持ちの少年。
性格は極めて冷酷かつ冷淡であり、目的のためならば一切眉を動かさずにメダロットの魂ともいえるメダルを破壊してしまうほど。デスメダロットでも弱い機体ならば愛着を抱くことはなく、新型のテストで破壊するのも厭わない。口調は常に穏やかであり、何か上手くいかないことがあっても感情を荒げることはないが、それがかえって底知れぬ恐ろしさを感じさせる。

ロボトルは勝つことがすべてという思想を持ち、メダロット社製のメダロットやロボトルをままごとのようなものと唾棄する。そして自ら理想とするデスメダロットとルール無用のロボトルを広めようとしている。その目的は……。

ブラックビートル
コクリュウが後半から使うデスメダロット。
終盤の展開は完全に彼女がヒロインだった。


◆大空ユウヅル
メガネの気弱そうな少年。第3話でギンジョウ町に転校してきた。
口癖は「いやはや、なんとも……」で、褒められたり指摘を受けた時にはお茶を濁す。

ぼんやりした雰囲気だが、様々な面で高い能力を持っている。
咄嗟のジャンプで自分の身長よりもはるかに高い木の枝に掴まってぶら下がるなど、運動神経は抜群。
イッキとの付き合いは悪くないが冷めた性格をしており、はしゃぐイッキとメタビーを冷ややかに見つめることもある。

第17話では機械に強い場面が描かれた。ナエさんのラジコンについて専門的な内容の質問をしたり、メダネットボードでフライファルコンと共に上空を飛ぶメタビーの位置を補足し感心されたりした。

ドンドグー
ユウヅルのメダロット。


◆謎のメダロッター
帽子とマントで正体を隠した文字通り謎のメダロッター。
デスメダロットに対して敵対心を持っており、愛機のドークスとともに立ち向かう。

登場した当初は孤高の存在であったが、イッキやメタビーの姿を見て徐々に影響を受けていく。
また信念を貫くのに誰かとつるむ必要はないという思想を持ち、ギンカイにアドバイスしたこともある。

冷徹な性格だが「メダロットにあってデスメダロットにないものは気合」と言い放ったり、イッキとメタビーが困っている時に都合よく現れた際には「理由を説明してもいいが2時間かかる」といってごまかすなど、真面目な発言だが妙に面白みを感じるセリフもある。

作中の登場人物には正体を知られていないが、視聴者に対しては初登場時より明示されていた。

ドークス
謎のメダロッターが使用するKWG型メダロットで、相当な実力者。
その威力たるややたらに頑丈なデスメダロットの装甲を容易く両断する。
初登場時にはすれ違いざまにガイロットの軍団を切り裂いてあっという間に勝負を決めた。

主の命令には極めて従順であり、謎のメダロッターが(一時的ではあったが)彼を手放すと宣言した時にも何も言わずに素直に従った。

原作の設定上はロクショウ(ヘッドシザース)の後継なのだが、本作にはロクショウは登場せず、一切その動向が語られることもない。
キャラ被りを恐れたのだろうか?


◆甘酒アリカ
ジャーナリスト志望のイッキの幼なじみ。ナエさんに出番を取られて若干空気化。
本作では秘密の場所に花園を作っていたという女の子らしい一面が描かれた。
この花園をめぐる一件で一時は謎のメダロッターを非難するが、その後行動を改めた彼の様子からその評価を見直すことになる。

ブラス
セーラーマルチ。アリカのメダロット。語尾に「かも」と付けることが多くなった。

◆キクヒメ
スクリューズのリーダー。
小悪党化した。前も小悪党っぽい振る舞いはあったが、本作前半では正真正銘小悪党でしかないという状態。そのためキクヒメファンは大激怒したとか。

強者に媚びへつらうという点は前作にも見られたが、本作ではよりにもよって第1話でペッパーキャットを痛めつけたギンカイの親玉であるコクリュウに取り入ってペッパーキャットを強化するパーツを手に入れようとするプライドもクソもない展開が見られた。
新型パーツ欲しさにスクリューズの2人とともにイッキの打倒に繋がる情報を平然とコクリュウに横流しすることがしばしばあり、その小狡い立ち回りから前作のファンはいい思いをしなかったことだろう。
自業自得でひどい目にあうキクヒメに対して、そんな彼女のパーツでも修理してくれるナエさんという形で引き立て役のようにされることもあった。

ただし後半ではスクリューズのメンバーが主役の回もあった。
地味に家が天狗じゃない。設定が引き継がれなかったか、再建されたのかは不明。

ペッパーキャット
こちらもなぜか急に語尾に「ニャ」と付けるようになった。女メダだが平然と男メダ用パーツを付ける。

コクリュウから手に入れたパーツがあまりにも高出力で扱いきれないなど、キクヒメが小悪党化した割を食う形で何かにつけてひどい目に遭うのが毎度のお約束となってしまった。不憫。

◆カガミヤマ
キクヒメと一緒に小悪党化。あんまり目立たない。
とある回では連敗続きとなり、相棒のキースタートルを何とか勝たせようと試行錯誤を重ねるが……

キースタートル
前作では空気だったが、本作ではメインスポットが当たる回がある。その話自体は評価する声もあるが、展開が「らしくない」という意見もあったり…。

◆イワノイ
やはり小悪党化だが、後半では彼が主役の回もある。前作ほど負け犬プッシュはされない。

ブルースドッグ
前作のキャラの立ち具合が不思議なくらい脇役。攻撃を受けても喋らないことも。


◆天領夫妻
イッキの両親。ちなみに本作ではセレクト隊が存在せず現実のような警察が活動しており、父ジョウゾウは会社で働くサラリーマンになっている。公式からの言及は一切ないが、前作終盤での戦いが終わって平和になったためセレクト隊が解体され、それに伴って転職したのかもしれない。



【リストラメンバー】

ナレーション、ミスターうるち、ひよこ売り、ヒカル、怪盗レトルト、宇宙メダロッターX&アークビートル辛口コウジスミロドナッド純米カリンセントナース、ロクショウ、りんたろうカンタロス(一応数シーンだけ登場)、オトコヤマ、校長&ナンテツ、サケカース、シオカラ、スルメ、サラミ、オケヅケ(カラスミ)。

いやまて。多すぎやしないか。

ロボロボ団は理解できるが、「ナエさん」「デスメダロット」「デスメダロッター」という新たな要素を描くにあたって不都合となるであろうカリンちゃんやミスターうるちなどのキャラクターが一切登場しなくなっている。イッキとの対決や友情が描かれたコウジが登場しないのもかなり寂しい。

りんたろうとカンタロスはどういう訳か作中で放映されているアニメの登場人物となっている。

イッキの担任もオトコヤマではなく気弱そうな中年の教師に代わっている。

さらにナレーションやヒヨコ売りなど、前作の独特の雰囲気を作っていたキャラクターがいないのも残念である。

一応、ヒカルに関しては前作最終回のエンディング映像でバイトをやめどこかへ旅立つシーンが描かれていたため、まだ納得はできる方だが…
また、エンディングのプリクラのシーンにてキララ共々カメオ出演していたりもする。


【用語】


メダロット
頭脳であるメダルで動く人型オモチャ。
オモチャである。
レアメダルなどの設定は残っているものの、無印で触れられた古代メダロ人の設定は半ば無視されており、その点については全く触れられない。コクリュウが他者のメダルを破壊して持ち主が悲しむという場面はあるが、殺人者として糾弾されるということは起こらない。
ほとんど「古代文明? メダロ人? なにそれおいしいの?」という状態。

一方、この玩具という点を掘り下げてか「子供が成長するとやがてメダロットを卒業してしまう」というテーマが描かれたこともある。トイ・ストーリーなどに通じるようなこの描写はイッキとメタビーが自分たちの絆を再確認することに繋がっている。

前作とは違って頻繁に弾切れを起こす。おそらくデスメダロットの装甲の硬さを印象付けるためでもあるのだろう。*2戦闘中の弾丸転送はルール違反とされ、それを平然と行うデスメダロッターの横暴を印象付けている。

第8話では「年に1回にバッテリーを充電する必要がある」という本作独自の設定が描写された。

また、ナエさんの登場に合わせて機体を修理してもらう描写が多く見られた。*3

また、本作ではメダルを付けたまま転送している場面もある。少なくともメタビーはこれができないのでデスメダロットの特権なのかもしれないが、デストロイミラージュェ……。
さらに、ティンペットのままでも動ける模様。

ここでおさらい。(あくまでアニメ版のみの設定。現在の公式シリーズとはまた別)
  • ティンペット→骨組み&神経
  • パーツ→装甲&筋肉
  • メダル→頭脳
筋肉無いのによく動けるな

メダロット3から新要素である「メダチェンジ」が追加されたのに合わせて、本作でも一部の機体が変形するようになった。


◆デスメダロット
デスメダロット社が販売している戦闘に特化した新たなメダロット。通常のメダロットとは違って専用の『デスメダル』は人格を削除し、戦闘用プログラムを増設している。機体自体も遥かに装甲が頑丈かつ武器の威力も強力で、もはや兵器のような存在と化している。

デスメダロットを所持する者は「デスメダロッター」と呼ばれ、ギンカイを筆頭にルールを無視して一方的に試合を仕掛けてくる。

さらに、無印での必殺技として印象的だったメダフォースがどういう訳か効かない。原理は不明だが、何か特殊な機能を発揮する訳でもなくメタビーのメダフォースを凌いで見せた。

一方、キックなどが普通に効いていることも多い。メタビーがデスメダロットのガンデスペラードに初勝利した時も、キメ技がバックドロップであった。格闘戦は苦手なのだろうか?

また、大きな欠点として思考の幅が狭い。「走っている車を止める」など戦闘以外の一切の行動はできずエラーを起こすほど。ぶっちゃけロボトルしかできない。

主にゲーム版『メダロットR』『メダロット3』からの新規機体がデスメダロットとして登場している。特にユニトリスとエクサイズがデスメダロットになったことで落胆した視聴者は多かっただろう。*4

ルール無用の特徴として相手が準備どころか、同意すらしていない状態で一方的に勝負を持ちかけるというものがある。さらに試合中に別のパーツを転送して使用したり、こっそり別の機体を伏兵として忍ばせるなどやりたい放題であった。そんなことをしたらミスターうるちが黙っていないだろうと思うだろうが、本作では影も形も存在しない。*5

その無法ぶりは試合の正当性の主張すら難しく、ナエさんがデスメダロッターとの関わるのはやめた方がいいと忠告する始末であった。

“ロボトル中、弾切れしても弾丸を転送する”というのがあるため、本作では“銃弾”がやたらプッシュされている。
その為メタビーも弾をケチってか頻繁に格闘する。前作からとはいえ、射撃しろよ。


メダチェンジ
一部のメダロットが持つ変形機能。当然ながら純正パーツを一式で揃えないとできない。


◆メダフォース
レアメダルが放つ一撃必殺の力。
しかし、それで片づけられてはお話にならないので徹底的な弱体化が図られてしまった。
『デスメダロットには効かない』という設定のせいで普通の武器より弱い。前半は空気で、後半でもまともな威力を期待するには二体同時発動がほぼ必須。あれ?
最終回では夢の三体同時メダフォースを発動したのだが……



【主題歌】

OP『SUPER GUYS!』
ED『年下のボク』


【余談】

一部ネットでは内部で色々あったのではと囁かれている。
前作キャラへの虐待的扱い、ポッと出新キャラの異常なまでの優遇、スタッフがHPで謝罪等…真相は闇の中である。
実際何かあったらしいのが見てとれる証拠として、番組開始前のボンボンの宣伝の中に、「エクサイズがスミロドナッドの後継機であり、コウジが使用する」「コウジも登場する」というものがあったりする。

本作のスタッフリストを見れば解るが、シリーズ構成に中川陽介、監督に荒川真嗣と、前作からほぼ一新されている。
ただし前作のメインスタッフはテレビアニメ作るのに集まってくれるようなメンツとはいえない*6。さらには前川淳に横手美智子と言った若いスタッフにチャンスをあげたかった何て言いながら起用したメンツに後々名を成すような人物がしれっと紛れ込んでいたりする。つまり後からもう1度呼び戻すのが実質不可能な豪華なスタッフの数々が前作の制作陣なので、前作と単純に比べるのは酷である。

コミックボンボンで連載された漫画版メダロット3には本作の設定を踏まえたかのような描写がある。
それは「メダロット社内で不正改造されたパーツを売りさばこうとする者が現れ、レフェリーをクビにしてしまう」というもの。ミスターうるちは路頭に迷い、街にはルール無用の喧嘩に成り下がったロボトルがはびこってしまう。

これは魂の描写のフォローなのか、作者のほるまりん氏なりの皮肉なのかは定かではない。
だが、これらはとあるキャラの精神的成長を描くための描写でもあるので、重要な要素である。
また、こちらでは最終的にミスターうるちはレフェリーに復帰している。


追記・修正よろしく

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • アニメ
  • メダロット
  • メダロット魂
  • いろいろ酷い
  • デスメダロット
  • メダフォース雑魚化
  • パラレルワールド
  • 続編
  • どうしてこうなった
  • 強く~や~さ~し~くぅ
  • WE ARE SUPER GUYS
  • タ・マ・シー!タマシー・タマシー!
  • 言うほど悪くない
  • 00年夏アニメ
  • シリアス
  • 鬱展開多し
  • トランス・アーツ
  • 中川陽介
  • 荒川真嗣
  • 前川淳
  • 横手美智子
  • 前作との凄まじい温度差

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月19日 01:34

*1 装甲が薄く、変形後の脚部が対応する地形が少ない車両型になってしまう。

*2 ゲーム版では頭部パーツのみ1回のロボトル中での使用可能回数が設定されている。

*3 漫画版だとスラフシステムにより自己修復するようになっている。また、ゲーム版では各ロボトルは装甲値が最大の状態で開始される

*4 前者は世界チャンピオンであるヴィクトルの機体であるウォーバニットの後継機。後者はコウジの相棒であったスミロドナッドの後継機。

*5 前作の終盤でロボトル協会がロボロボ団に乗っ取られたという展開があり、組織を改革する必要が生じてその一環でレフェリーが姿を消したという考察もあるが、公式からの説明は一切ない。

*6 実際に映画人狼を作った流れでチームが招集されており、要するに押井版攻殻機動隊参加者の集まりみたいなもん