青眼の光龍

登録日:2014/02/12 Wed 23:00:00
更新日:2024/04/07 Sun 14:54:29
所要時間:約 6 分で読めます





全てを消し去る光の龍! 現れるがいい! 青眼の光龍(ブルーアイズ・シャイニングドラゴン)!!


2004年8月に全米で公開された劇場版遊戯王デュエルモンスターズ 光のピラミッド』に登場した光属性ドラゴン族モンスター。
属性・種族・攻撃力・守備力はすべて青眼の白龍と同一であるが、レベルが10であり、効果モンスターである点で一線を画す。

青眼の究極竜から進化する、青眼の白龍の最終進化形態である。
名前の漢字が『龍』から『竜』になって最終的にまた『龍』に戻ってきた。

究極竜から進化するが、ビジュアル的には首が3本から1本に戻り、腕もなくなって、レベルが10になっており進化?状態。
まぁ、青眼の白龍の最終進化形態なのでそこら辺はご愛嬌。


映画におけるテキスト

効果モンスター
星10/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に存在する「青眼の究極竜」1体を生け贄に捧げて特殊召喚する。
このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在するドラゴン族モンスター1体につき300ポイントアップする。
このカードが受ける魔法・罠・効果モンスターの効果を、このカードに対してのみ無効にする事ができる。
また、このカードを生け贄に捧げる事で、フィールド上に存在するカードを1枚破壊しなければならない。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。

ペガサスによって作り出された三幻神の対抗カード。
このカード自身が別作品とは言え、すでに三邪神なみの力を持っているあたり説得力がある。

バトルシティ編で遊戯に敗れた海馬がペガサスとのアンティ決闘で勝利し、光のピラミッドと共に入手した。

その後圧倒的な耐性とずば抜けた攻撃力、そして究極の絶対破壊能力で遊戯を追い詰めた。
その後、このデュエルが仕組まれたものだと知った海馬は、第3の効果で自身を生け贄として光のピラミッドを破壊しようとしたが、
突如現れたアヌビスの手によってデュエルは実質敵に中断されてしまう。

アヌビスの出現後も遊戯の死者蘇生によって復活し、劇中で何回か破壊効果を使用している。

攻撃名は「シャイニング・バースト」
無効効果名は「シャイニング・フレア」

劇場版でのみ存在する第3の効果名は「シャイニング・ノヴァ」




後にヴァリュアブル・ブックの付録として光のピラミッドと共にOCG化を果たした。
当時の環境下ではアニメ効果だと対処手段がないと判断されたのか、召喚条件が重い割りに大幅に弱体化してしまっている。

OCGにおけるテキスト

効果モンスター
星10/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分フィールドの「青眼の究極竜」1体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードの攻撃力は、自分の墓地のドラゴン族モンスターの数×300アップする。
(2):このカードを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その効果を無効にする。

通常召喚できない特殊召喚モンスターであるうえに特殊召喚が青眼の究極竜の生け贄による方法のみ
限定されてしまったことで、死者蘇生などの蘇生カードを使用できなくなり、劇中の再現も不可能になった。

さらに絶対破壊能力がなくなり、耐性効果も対象を取るもののみに変更されたことで、
OCGで頻繁に使用されていた地砕きや聖なるバリア-ミラーフォース-で簡単にやられてしまうようになった。

ファンからは弱体化がかなり惜しまれていたのだった。

しかし5D's以降から状況が微妙に一変。
破壊以外の対象を取る単体除去が増加し、汎用性の高い破壊無効カードが増えた上、
さらに全体除去カードが大幅に規制されたことで、このカードの耐性は相対的に強力なものになっていった。

某シャークさんにも吸収されないのは割とうれしい。

青眼デッキはシンクロモンスターを並べやすいので閃珖竜 スターダストなどを横に並べて補助するのもいいだろう。
トリシューラ? そこまで出されることまで気にしない方がいいでしょう。

対象にする効果は任意で無効にできるのでこちらからは「突進」や「禁じられた」シリーズ、装備魔法などを任意で付けられる。
一ターンに一度という制限もないのもうれしいところ。

「マジック、トラップ、モンスター効果をプレイヤーの任意で受けるか受けないか、どちらか決めることができるのだ」

ただし任意効果の都合上、攻撃の無力化を無効にはできないが。
まぁ、カウンター罠である攻撃の無力化を気にするのはオベリスクの巨神兵くらいでいいだろう。

デビル・フランケン(一時期制限に帰ってきたがまた禁止へ)に加えて融合強兵、青眼の亜白龍の存在による融合素材の枚数カサ増し、さらにはドラゴン・目覚めの旋律、エクリプス・ワイバーンなどのサーチカードの存在で以前よりは格段に出しやすくなったり、
青眼龍轟臨等のおかげで青眼の白龍は強化されたのだが、
究極竜が実質ノータッチなのでこのカード自体は恩恵をあまり受けていない上(ドラゴン族の墓地肥しカードで間接的には受けているが)、
だったら他のカードでコンボ決めればいいという結論に達してしまうのが惜しい存在。
これでもこれだけの青眼やドラゴン族サポートに対応している時点で対となる黒の魔法神官より遥かにマシではあるのだが……


そして光のピラミッド公開からおよそ12年後に新作映画『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』が公開。
同作にて青眼関連モンスターとして新たに『ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン』『ディープアイズ・ホワイト・ドラゴン』が登場。

効果はOCG観点的にはカオスMAXはイラスト耐性が、ディープアイズはデザイン墓地のドラゴン参照がそれぞれ光龍を彷彿させるが、
耐性の堅牢さ・墓地のドラゴン参照のダメージ効率・安定した攻撃力・出しやすさ等は10年前のカードという事もあり光龍が圧倒的に劣るので、
再録されたもののファンデッキくらいでしかお呼びが掛からない。せめて劇場効果だったなら今でも運用出来たのだが……。


【余談】

デザインは我らが高橋和希画である。それゆえか後のセイヴァー・スター・ドラゴンとはデザインが微妙に良く似ている。
またちょっとした余談だが、両者とも『冥界の王』を倒したワイバーン型ドラゴン族モンスターである。



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最終更新:2024年04月07日 14:54