アヴェンジャー(Fate)

登録日:2009/06/16(火) 18:06:01
更新日:2024/04/09 Tue 08:22:02
所要時間:約 18 分で読めます




「さあ、聖杯戦争を続けようバゼット・フラガ・マクレミッツ。今度こそ、アンタの願いが─────」


Fate/hollow ataraxiaに登場する復讐者のサーヴァント
CV.寺島拓篤
アヴェンジャーのクラス自体についてはエクストラクラス(Fate)を参照。

マスターはバゼット・フラガ・マクレミッツ
Fate/stay night本編から半年後の不思議な四日間をバゼットと二人で戦う。
この物語において非常に重要で異質な役割を持った存在。

己の欲望には忠実に、他人の欲望には徹底抗戦という、自己快楽を最優先に考える性格。
ひたすら受動的で面倒くさがり。
口調はおどけたりおちゃらけたりしており、おかしいことは笑い、悲しいことも笑う破綻者。

バゼットや反英霊から見れば輪郭もハッキリした、全身に怪しげな刺青を彫った青年だが、他の人物からは“人っぽい”形をした丸い何かにしか見えない。

サーヴァント中で最弱と自分で言い切るほど弱い(本編でサーヴァントと戦うのも専らバゼットである)が、人間が相手ならば最強と豪語する。
また、視界に入った人間を無条件に殺害対象と見てしまうほど人間を殺そうとするが、別に殺人を楽しんでいるわけではない。
彼にとっては人を見ると殺したいと思うのはごく自然なことであり、本能に近い欲求なのである。
マスターであるバゼットも人間である以上その対象に本来含まれるが、人間として見ないようにすることで対象から外しているという。


───そうだ。それでも何かをしたいというのなら、せめて、笑いながら救いに行きな。
見捨てられないから残るとか、可哀そうだから戻るとか、そういうのは余計なお世話だ。
一緒に苦楽を共にしようなんて、間違っても抱くなって言うコトでさ」


殺人の質では最高だと自負するが、速さでなら犬と蜘蛛に譲ると話す。
犬とは犬の姿をした死徒二十七祖の一位プライミッツ・マーダー、
蜘蛛とは蜘蛛に酷似した姿を持つ死徒二十七祖の五位にしてアリストテレスタイプ・マアキュリーのORTと思われる。

基本的に、「右歯噛咬(ザリチェ)」と「左歯噛咬(タルウィ)」の二つの牙のような形をした武器で戦う。
かなりの速さはあったが、セイバーには全く通じず、武器を折られるという結果に終わった。




以下ネタバレ









真名は、この世全ての悪『アンリマユ』
拝火教における世界最悪の悪魔の名を冠しているが、生前は悪神どころか、魔術も神秘も知らぬ片田舎に住む青年だった。

しかし、ある日突然、村の権力者によって理不尽にもその一生を魔として扱われる偶像に選ばれ、人々から呪いを押し付けられて迫害される役目を負わされた。
人間として扱われないだけでなく、片目、喉を潰され、四肢は指を全て切り落とされ、残った目も閉じないように目蓋を固定されるという責め苦を受けた。
無論彼にそこまでされる謂れはなく、選んだ権力者は彼の顔も知らなかったとされ、村の都合で一生を村人たちの不満の捌け口にされた被害者であった。
肉親であった者に指を切り落とされた時点で彼の精神は崩壊し、自分を呪いながら生き続ける人間たちを憎み続けたが、
呪われることで彼らを結果的に救ったため、反英霊となった。

全身の紋様は『この世全ての悪』を表す呪い。それは時代・時間によって変動していくものなので、シンボルたる『アンリマユ』以外の模様は変化する。

元は、第三次聖杯戦争にてルールを破ったアインツベルンに召喚されたサーヴァントであったが、聖杯戦争が始まってたったの四日で敗れてしまった。
その後、敗北した彼は人格を無くして万能の魔力として聖杯に取り込まれることとなったが、
生前、魔術的に名前などを剥離され、その存在を『この世全ての悪であれ』と願われ続けた彼はその願いと同化していたため、
聖杯は敗北した彼を魔力ではなく『願い』として受諾し、これによって聖杯は悪性をもって願いを叶える性質に変容してしまった。
つまり、アンリマユが召喚され、敗北し、取り込まれたことが聖杯が悪性の渦となった原因であり、また、聖杯から溢れる「黒い影(泥)」の正体である。

そして、『この世全ての悪であれ』という願いは大聖杯の中に残り、聖杯に満ちる力を養分に『この世全ての悪』として現界しようとしており、
第5次聖杯戦争では各ルートで“器”としたものに呼応し、「泥」(Fate)、「肉塊」(UBW)、「人間全てを呪う宝具を持ったサーヴァント」(HF)として現れようとした。
特にHFルートでは非常に(『この世全ての悪』にとって)良質な“器”であったため、第三魔法(天の杯)の最悪な形での成功例となりつつあった。


宝具は単純な呪い『偽り写し記す万象(ヴェルグ・アヴェスター)』。
自分が受けたダメージを、相手に傷の場所も痛みも丸ごと与える効果をもつ。
跳ね返すわけではないので、自分のダメージはそのまま残る。
そのため、即死だと相手を呪うはずの自分が死んでいるため発動不可、軽傷過ぎるとダメージが少な過ぎて戦局に影響が無いと、使い所が難しい。
『片腕を切り落とされる』とか、『しばらく生きていられる程度の致命傷』辺りが望ましい。

自分より遥か格上に使うのでタイミングはかなり難しく、何十回と死にまくるうちにタイミングを掴んだ。

肉体的な能力(?)として『無限の残骸(アンリミテッド・レイズデッド)』を持つ。
しかし、これはマスターが死ぬか、四日間を過ぎかけない限り起こらない。

ちなみに本物の『写し記す万象(アヴェスター)』は出来事を全て記録する宝具であり、戦闘にはまるで役に立たないらしい。


第三次聖杯戦争に呼ばれた際の彼の能力はこれとはまた異なる。
生贄にされていた彼本人の性能で呼ばれただけなので宝具もスキルも未所持でステータスも貧弱なまさに最弱のサーヴァントであった。


「hollow ataraxia」の『四日間』ができたのは言峰綺礼に左腕ごと令呪を奪われたバゼットが『死にたくない』と願ったが故に、
同化していたアンリマユがその願いを叶え、自分が現界していた四日間だけを自由に生きられるようにし、
同時に衛宮士郎という人間の殻を被ることで自分が夜だけでなく昼の冬木を見られるようにしたため。
見た目と性格は士郎の殻を被った故にそっくり……と言うより、元よりアンリマユという英霊には自己という物が存在しないため、
昼の彼の言動は基本的に「士郎本人」と言っても特に差し支えはない。

ただし、本来の四日間に『なかったモノ』(カレン等)に触れる際は「アンリマユとしての存在(人格)」が表層化する。
カレン・オルテンシアが士郎に対して悪魔憑きの効果を出してしまったことや、
『夜』にカレンと接する士郎(=アンリマユ)が普段と比べて口が悪く、素っ気無かったのはそのため。
『昼』にカレンと出会った時には士郎の人格が強く出てきていたためか普段の士郎の口調や接し方であり、カレンは珍しいものを見たとばかりに驚いていた。

アンリマユとして奉り上げられた際に自我は崩壊し、彼であった個人を指す物は魔術的な手法によって全て魂から剥離されてしまったため、
彼自身の人格というべき物は既に存在しない。当人も「全部剥がされちまったから思い出せない」とのこと。
上記のアンリマユとしての人格と外見は、かぶった『殻となる人間』、つまり衛宮士郎をモデルに形作った物にすぎない。
彼があそこまで人に親身になったのも士郎に反感を覚えた(魅せられた)から。
しかし、彼が奉られた所から見続けた風景は憶えており、唯一これだけが"彼"だった存在の名残と言える。

途中、『サーヴァントとしてのアンリマユ』はバゼットの令呪によって彼女の左腕となるが、
『衛宮士郎としてのアンリマユ』はその四日間に終わりを告げるために天の杯を目指す。


……バゼット、世界は続いている。瀕死寸前であろうが断末魔にのたうちまわろうが、今もこうして生きている。
それを───希望がないと、おまえは笑うのか──


崩れ行く聖杯の中で、バゼットがカレンの治療で生きていることを告げ、背中合わせの二人は、同時に駆け出した。


バゼットは五日目の朝へ。
アンリマユは、何もない虚無の先へ。



―それでも、命には価値がある。悪を成す生き物でも。人間に価値が無くても、今まで積み上げてきた歴史には意味がある。
いつまでも間違えたままでも―――その手で何かができる以上、必ず、救えるものがあるだろう。




余談だが、長らく『英霊最弱』というアイデンティティを掲げ誇り(?)とされてきた彼だったが、
近年は強力なライバル達の登場でそれが脅かされつつある。

しかし、彼らはサポート要員としてはなかなか優秀な人材である。
なので、サポート目的でさえ極めて扱い難い宝具しか無い上に、セイバー(Fate)相手だと数回打ち合っただけで敗れてしまう彼は、
今もなおライバル達を抑えて輝かしい最弱というアイデンティティを維持し続けていると言える。



フェイト/タイガーころしあむ アッパーでは繰り返す四日間での出来事の影響かドSに執着されていたり、
自分のベースその未来の姿と軽く喧嘩したり、
突如出現したブサイクな吸血生物(なまもの)を追いかけまわしたりと、
相変わらずバゼットとの契約を維持しつつ面白おかしく過ごしている。

Carnival Phantasmでは挿入や全員集合時にちょろっと出た程度だが、
「EXTRA」においては彼の力に目覚めたカレンが、金に物を言わせてバゼットの左腕を奪おうとしていた。
どうやらギャグ時空における彼はバゼットの左腕が定位置らしい。

Fate/Grand Order』では初期実装は無し。
「最弱のサーヴァント」という触れ込みのためにどんな調整がされるのかは初期から気になるという声が多かった。
人気キャラだけに高レアになったとして、そこで産廃にされても金が絡む以上激怒必至。
でもまともなステータス持ったアンリマユとか再現としてどうなの?という感じでもあり、一体どうしてくるのか期待が持たれていたが……



あいよー!最弱英霊アヴェンジャー、お呼びと聞いて即参上!


虚淵玄シナリオの逆行SSFate/Zeroイベント『Fate/Accel Zero Order』にて、フレンドポイント召喚にサプライズ追加。
全く事前情報無しのサイレント実装であったために後述のレアリティ仕様も相まってバグかと疑われ、
更には菌糸類がファンサービスで実装を仄めかす日記記事を30分だけチラ見せして削除、
その上直後にメンテナンスが入り、翌朝に菌糸類が新しい日記記事を書くまでバグか仕様か全国のぐだーずを混乱させた。
気になっていたレアリティは☆0という特殊なものになっている。
レベル上限やコスト、ステータスは実質☆2。
参戦に伴い以下の詳細なステータスも設定された。


ILLUST:ネコタワワ
CV.寺島拓篤

身長:167cm
体重:58kg
出典:ゾロアスター教
地域:古代ペルシア
属性:混沌・悪


◆ステータス
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
E E A D E+ C


【スキル】
◯クラス別スキル
復讐者:A
怨み・怨念が溜まりやすい。

忘却補正:A
クリティカル攻撃のダメージ値が他のサーヴァントより高い。
(相手が忘れきった時に襲いかかるものとして)

自己回復(魔力):E
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。

◯固有スキル
右歯噛咬:C
悪神の名を冠した武器。相手の攻撃を受け、絡め取る。

左歯噛咬:C
悪神の名を冠した武器。受け止めた相手の武器を破壊する。

死滅願望:A
死をいとわない存在活動。戦闘時、肉体の限界を無視して稼働し、際限なく速度を増していく。
無論、その果てに在るものは自滅だが、燃え尽きるまでの刹那、最後の数秒のみ、アンリマユは一流のサーヴァントに肉薄できる。

四夜の終末:EX
終わりを告げる『円環世界の壁』。
ゲーム中では「死滅願望」が強化される形で習得するようになった。


宝具
『偽り写し記す万象(ヴェルグ・アヴェスター)』
ランク:C- 種別:対人宝具


さーて、派手にやられますかねぇ!

いくぜぇ……てめえの自業自得だ! 逆しまに死ね!

偽り写し記す万象(ヴェルグ・アヴェスター)』!!


ヴェルグ・アヴェスター。ゾロアスター教の経典・アヴェスタの偽書。
自身が受けた傷をそのまま相手に返す原初の呪い。
……というと聞こえはいいが、本人が死ぬほどの傷を受けると宝具発動前に死亡してしまう為、「自分がギリギリ死なないぐらいの傷を受ける」事ができないと発動しない。
アヴェンジャー単体では敵に勝利できず、この宝具の後、代わりに敵を倒してくれるパートナーが必要となる。まさに最弱。



ユニットとしての性能は期待どおり?に素晴らしいクソ性能。以下、その素晴らしいクソ度の解説。

  • 1:排出率がクソ
アンリはフレンドポイントガチャ*1から排出されるのだが、その排出率がとんでもなく低い。
フレンドポイント200Pで1回回せるが、数十万P消費しても出ないという報告が山のように殺到。創造主である菌糸類も30万溶かしてなお出ない。
無料だからいいものの逆に言えば課金してもほとんど意味がない*2ので、
付け焼き刃では恒常の☆5サーヴァントよりも手に入れにくい。
運良く?引けたとしても以下のクソポイントが待っているのだが──

  • 2:宝具がクソ
宝具は本編どおり『偽り写し記す万象(ヴェルグ・アヴェスター)』。
その効果は「HPを回復してスタンバイし、自分がそのターン中に受けたダメージを敵全体に倍返しする」。
いわゆるカウンターである。
「宝具発動→敵の攻撃→ダメージ発生」と言う流れであるため、戦況からタイミングを見計らう事は出来ない。
当然受けたダメージしか返せないので、使用時に相手がアンリを殴ってくれないとダメージは0。
殴られすぎて倒されてしまっても返せないのでダメージは0。
無敵や回避などで受けるダメージをなくしてもダメージは0。
挙句の果てに、ガッツで復活して宝具発動時より体力が増えてしまった場合もダメージは0。
最大HPは星2相当なので通常は8000に届かず、つまり強化や礼装でアップしたとしても与えられるダメージは最大でも2万あるかないか。
ものすごい苦労を要して可能な限りHPをアップさせれば4万ぐらいまではいかなくもないが流石に現実的ではなさすぎる。

どう考えても普通に殴った方が強い。

また、宝具発動後はスタンバイ状態になる都合、宝具を含めたブレイブチェインは無理
というかA宝具である旨味が殆ど無いのも見逃せない。

これでもゲームバランスの都合で原作より強化されている(ランクがD→C-に、同じ相手に何度でも使える、等倍ではなく倍返し、単体でなく全体)というのがまた酷い。
複数枚引いて宝具レベルを上げれば威力は上がり、レベル5になれば3倍返しになる為多少マシになるが、前述の通り1体引くだけでも困難なのに狙って複数引くのは現実的ではない。
更に、実装されてから実に3年以上もの間、宝具レベルを上げても2〜4の間は威力が変化しないと言う不具合が発生していた事が発覚。
そのせいか、プレイヤーの間では「宝具レベルを上げても意味がない」と認識されてしまい、「宝具レベル5になれば3倍返しになる」と仕様が分かっても当初は都市伝説扱いされていた。

さらに、2020年秋のイベントで追加された特殊ルール『聖杯戦線』において、バフ・デバフといったステータス変化はターンカウントが残っていた場合次のバトルに持ち越しになるのだが、『偽り写し記す万象』のスタンバイ状態はスタンと同じ扱いでバトル終了と同時に解除される=プレイヤー後攻で撃つか発動後に別のサーヴァントで相手を撃破し、そこでバトル終了すると不発になる

こんなクソ宝具だが、後に登場した特殊なダメージ軽減(「防御無視」でも無効化できない)すら貫通するという特性がある為
高難易度クエストでは意外な活躍をすることもある。

なお、敵として使ってくる場合は全く逆の意味でクソと化す。
味方のHPは最高レアでも1万前後なのに対し強敵は10万単位を平気でもってくる。味方鯖の攻撃は1ターンに軽く数万削れるぐらいあるから当然なのだが。
つまり生存率も上がり、受けるダメージも上がり、そこから全体カウンターとかしてきたらHP差であっさりと全滅必至。
おまけに宝具のスタンバイ状態は一種のスタン(バッドステータス)扱いであるためこちらのスタンを跳ね除ける上に強化解除が効かず、
こちらへはダメージも呪いややけどと同じ様に防御強化はもちろん回避や無敵も貫通して来る悪辣さ。
もちろんこれらの仕様は味方の時も同じだが、精々ダメージ二万が関の山のプレイヤー側ではそれが有利に働く状況はほぼ絶無と言って良い。
「敵に回すと恐ろしく、味方につけると頼りない」を地で行く、まさしくクソの極みである。

後に実装された聖杯転臨で強化すればHPは伸ばせるが、同コスト帯(☆2)には優秀な方々が揃っているので彼等を差し置いてまで強化する価値があるのかどうか…

ちなみに聖杯転臨で強化しても枠の色が変化しないうえ(普通なら銅→銀→金と変化する)、追加される聖杯マークは変化前の枠と同じ色になる仕様上真っ黒に染まると言うこれまた特別な仕様になっている。

  • 3:スキルがクソ
武器である右歯噛咬(ザリチェ)と左歯噛咬(タルウィ)をスキルとして持ってきているのだが、その効果はそれぞれ「クリティカル発生率ダウン」「チャージと攻撃力ダウン」。
いずれも効果は強力だが、初期CT8という微妙な長さで足を引っ張る。
当然敵の時はこれらをノーリスクで連発して来るため普通にウザい。

それ以上に三つ目のスキル「死滅願望」の効果が凄まじい。「自身のクイック性能を毎ターンアップさせる」という一気にあげろやと突っ込みたくなるケチさながら、
そのデメリットは「5ターン後に戦闘不能」。自滅である。あんまりにもあんまりすぎる。最大倍率になるのがカードが一巡した後なので都合よくQのカードが来るとも限らない上にCTは最短でも8ターンと重い。
一応ガッツで乗り越える事は可能だが、乗り越えたら乗り越えたでQuickアップの効果が消える。そうまでしてコイツを場に居座らせる価値があるかと言うと…。

強化することでこれが「四夜の終末」に強化され、CT1短縮、重複可能なガッツ(復活後HP50%)追加と大幅に強化される……のはいいのだが、
強化には絆10で開放される幕間の物語をクリアーが必須という前代未聞の条件*3
その上、この幕間は難易度が高いのに加えて、とある理由で端末が重くなりやすいというクソ仕様。

更にアヴェンジャーのクラススキル「復讐者」はデメリットとしてPTの弱体耐性をダウンさせる。
デフォルトで味方の足を引っ張りさえする。本当に酷い。


  • 4:再臨素材がクソ
このゲームは、霊基再臨と呼ばれるレベルの上限開放やスキルのレベル上昇に鯖に応じた素材を必要とする。
素材はアイテム交換や敵のドロップで獲得できるが、正直敵からのドロップ率はかなり渋く、
レア度の高いものであれば一日分のAPを全て使い切って一個出ればいい方なことも。
こんな仕様であるにもかかわらず、アンリマユ(を始めとしたアヴェンジャーとフォーリナーという特殊クラスの面々)は最初の上限解放やスキルレベル上げから枯渇しやすい素材を要求してくる。*4
果たしてその素材を獲得するために費やした時間やアイテム量に見合うだけのスペックかどうかはご自身でご判断ください。


と、まんべんなくどの面から見てもクソという本当に神がかったクソ調整であり、
原作を知るファンには「これでこそアンリ」「実に素晴らしい(クソ)調整」と賞賛と罵倒をもって歓迎された。
意図的なクソ調整に対してそんな好意的反応をされるのは、他所のゲームを探してもこいつとアンリぐらいだろう。

ちなみに、嫌がらせ役として使うのであればかなり便利。
上記のように第1・第2スキルの効果そのものは優秀なので、スキルを使った後即座に壁にすれば1T確実に凌ぎつつ嫌がらせが出来る。こんな所まで原作再現
また、「死滅願望」のQuickアップはその絶大なリスクと引き換えにアップ量自体は強力であり、
スキル説明文の通り、死ぬ直前だけならトップクラスのQuick火力を叩き出せる。
さらに、自滅することに関しても「能動的に退場できる」という利点として見ることが出来るため、ちょっと回りくどいがセルフオーダーチェンジとして使える。
強化後はこのような自滅前提の運用は難しくなるが一方でガッツを得られるので、メインアタッカーとして運用することも一応可能になる。
なので頑張れば意外と戦えないこともなかったりする。宝具?あれは回復用です。

また、彼の絆礼装は「復活時HPが2割のガッツ1回とビーストクラスへの攻撃優位」という唯一の相性変更効果を含んだものになっている。
各ビーストはそれぞれ固有のクラス相性を持つが、彼だけはビーストであるというただそれだけの条件で攻撃優位になる
なお、『四夜の終末』で得られるガッツが重複可能なのはこの絆礼装と併用することができるようにするためである。



初登場時もサイレント実装だったように、以後、アンリマユに関する告知はすべてサイレントで行われ、隠しキャラ扱いが徹底されている。
イベント特効もこっそり追加され、モーションアップデートも当然告知されず、絆上限開放もいつの間にか行われていた。
不具合修正など、どうしても彼だと明言しなければいけない時は、「☆0のサーヴァント」と表記され、アンリマユのアの字すら表記されない
幕間の物語の実装時はこの不具合修正と抱き合わせだったため、幕間の実装そのものが不具合修正だと誤解され、本当に不具合があったことがしばらく判明しなかった。
その幕間の物語の解放条件も先述したとおり絆10と徹底している。
イベント「マナナン・スーベニア・バレンタイン ~チョコの樹と女神の選択~」でも出番はあったものの終始チョコの精霊に扮して正体を隠していた。
ただし、口調や「奇妙な既視感」を感じて問い詰めたバゼットとの会話などから正体を察することは可能であった。

ちなみに、2019年11月現在最軽量(コスト4)のアヴェンジャー。
エクストラクラス全体で見てもマシュ(コスト0)に次ぐ低コストのサーヴァントな為、
イベント等でエクストラクラスを加えたパーティ編成をすることでボーナスが入るといった場合には(ただでさえ特効礼装を積む都合コストが嵩みやすいこともあり)非常に優秀。
また、絆ボーナス自体は実際のレア度に合わせてか☆4相当なので、周回等の編成で余ったコストに石目当てにアンリを挿しておくというマスターもいるようだ。


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最終更新:2024年04月09日 08:22

*1 無料だが一部を除いて低レアしか出ないガチャ

*2 フレポを手に入れるには週一回のログインボーナス、クエストでサポート鯖を使うor使ってもらう、レアプリズムという特殊なアイテムと交換するのいずれか

*3 幕間の物語の開放には絆Lvが一定以上になっていることがほとんどだが、絆10が必要なのは現状アンリマユだけ

*4 他のクラスの場合、一回目のレベル上限解放とスキルレベル4まではクラスごとの共通素材だけで上げることができる