特別非道捜査隊

登録日:2011/06/12(日) 00:34:17
更新日:2023/11/01 Wed 00:19:13
所要時間:約 3 分で読めます





物語開始と同時に公園に響く悲鳴、今まさに一人の女学生が男に衣服を剥がれ、強姦されようとしていた!

だが女学生のそばには岩があり、それを彼女は手に持ち男に投げる。
その後、一撃二撃と岩で打撃を加え結果的に殺害してしまった……

読者の目線で見れば正当防衛だが、物語の中では当事者以外には本当に正当だったのか解らない。

そこで奴らの出番だ!

その名も


特別非道捜査隊


これは石川賢による超ダイナミック短編刑事漫画
コミックスには大都社刊『ブルーベリードール』に併録されている。全四話。
ダイナミックとは当然「ダイナミックプロ」のダイナミックであり、本作は非常にダイナミック的な作品。
どういう事かわからん?つまりは……

非常にお下劣で非常にバイオレンスな最悪最低の物語って事だよ。

素人にはオススメ出来ない。


本作は事件をスピーディーに解決するための警察組織「特別非道捜査隊」の活躍を描いた物語である。

簡単に書いてしまったが、この組織は非常に非道で超絶攻性、多分公安9課より攻性。
しかも石川作品でも指折りのキ○ガイどもの集まり、多分十三使徒よりキチ○イ。
何せ初登場ページで既に女を犯してるし、次のページで署にラーメンの出前に来た女の子に対しては

「見かけん面!過激派かも知れん!」

と因縁を付け
「脱いで見せてみろ!」と服を脱がしにかかる。
そこで主任が部屋に入ってくるが

「主任さん助けて!私本当に出前を持ってきただけです!」

「お前ら……」




「なぜやめる、つづけんかい、この娘がもし凶悪犯じゃったらどうする…」

などとぬかす、これが怪しき者は全て捜査する特別非道捜査隊だ。
これより非道なストーリーの第一話を紹介するが、彼らの行動は全てが正義感(笑)からの行動であることを認識してもらいたい。


一話は冒頭に書いた女の子に対する取り調べの話。
ちなみにガイシャは精神病院を出たばかりという設定、今やったら回収モンだ。

取り調べ始めから

「痴漢と同じ気持ちにならないと真実の証明は出来ない」

などと言い目を光らせる。
そしてパンツを破くわ下半身を露出するわでハイ・ヴォルテージ。

「ここで一発ヤラれたんだね!」

「違います!」

「ウソつくんじゃない、ヤラれたんだろ!こんな風に!!」

ヒ エ エ ー !

「痴漢めこんな酷い事を、許せん!」

終いには
「おいこら痴漢は一人だけじゃなかっただろ、もっと沢山いたはずだ」と言いだし輪姦。

「世の中には悪い奴が多いな~~」

※彼らは大真面目です

「かわいそうに、犯人をあげてもあの少女の心のキズは一生消えはしないだろう」

最終的にショックのあまり女学生は飛び降りて死にました。

「ああ!今度の事件も迷宮入りか」


一話からしてまさに外道!だが、二話以降も安心のクオリティ。
あまり知りすぎると楽しみを奪うので一部だけ……


  • 犯人が人質を取るのでこちらも負けじと犯人の家族を捕らえて目の前で犯した後、容赦なく射殺。

犯人「この女(人質)の穴の大きさは倍になるぜ!」

「この声が聞こえね~か?てめえの娘のは五倍になるぜ!!」
「てめえの妻のは三倍じゃ、長男の穴も二倍になるぜ、ババアも……」


  • 特別非道捜査隊に新隊員追加
「クズにはクズを、キ印にはキ印を」
ブラックホーク乱射のバイオレンス。


  • 処女膜を狙う怪盗からの護衛
「お父さん!処女なんてものはいつかなくなるんだ!わかりますか?この性の哲学が!」



お前らみたいな警察がいてたまるか~~~~!



このようにホントに最低なんだけど笑える、これぞダイナミック的ナンセンスギャグの極致。

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最終更新:2023年11月01日 00:19