遠坂凛

登録日:2009/05/28(木) 21:12:07
更新日:2023/06/29 Thu 10:17:50
所要時間:約 13 分で読めます




Fate/stay nightのメインヒロインの一人。


*1

年齢:17歳
身長:159cm
体重:47kg
スリーサイズ:B77/W57/H80
誕生日:2月4日
イメージカラー:
特技:あらゆる事をそつなくこなしながらここ一番で失敗する。※これは遠坂家代々伝わる遺伝
好きなもの:宝石を磨く事、士郎いじり、
苦手なもの:電子機器全般、突発的なアクシデント
CV:植田佳奈

魔術の名門、遠坂家の後継者。
魔術師として冷酷であろうとするが、根はお人好し。

第五次聖杯戦争アーチャーのマスターとして活躍。

純血の日本人ではなくクォーター。
彼女の父・遠坂時臣の遺志を継いで聖杯戦争に参加する。
家訓の「常に優雅であれ」を実践し、学園内では非の打ち所のない優等生、かつ美少女なため男子生徒の人気も高い。
唯一ケチをつけるならば、胸があまり大きくない点ぐらいだろうか(とはいえ彼女の体格から考えると、貧乳というほどではない)。
衛宮士郎間桐慎二の2人も彼女に憧れていたりする。
しかし本性は士郎曰く「あかいあくま」。その本性を当初から知ってたらしき柳洞一成は彼女のことを『女狐』呼ばわりするほど嫌っている。

朝は低血圧らしく非常に寝起きが悪い。起きたばかりの姿は千年の恋ですら冷める程のものとか。
その姿は、士郎の中で、史上稀に見る速度で崩壊した物。

たまに(伊達)眼鏡を掛けるが、これは雰囲気作りに必要な物とのこと。
普段は裸眼で過ごしているように見えるが、視力については不明である。

彼女自身の観点で『無駄なことを行う』ことを「心の贅肉」、その中でも最上級な行為は「心の税金」とそれぞれ揶揄している。
例えば凛は、物語序盤で聖杯戦争やサーヴァントなどについて一切知識がない士郎に、懇切丁寧にレクチャーしているが、
聖杯戦争に勝ちたいのならこのようなことをする必要はないどころか、完全に敵に塩を送るも同然の行為である。
それを「フェアじゃないのは嫌」という(彼女視点で)取るに足らない理由で行うことを、凛は「心の贅肉」と自嘲しており、
実際「聖杯戦争のマスター」としてはよろしくない行為なのだが、その自覚があってもやってしまうのが彼女の人格的魅力でもある。

一人暮らしが長いためか生活能力も高めで、料理の腕前は少なくとも中華料理に関しては士郎より上。


魔術師としては、北欧の魔術「ガンド」と「宝石魔術」を得意としている。

ガンドは人差し指で指差す事によって相手の身体活動を低下させて体調を崩させるという間接的な呪いで、対象を視界におさめて撃つ為「ガンド撃ち」とも呼ばれる。
ガンドの強力なのを「フィン」と呼び、本来は物理的な破壊力を伴う物ではないが、高密度な魔力を纏ったフィンは弾丸並の威力を持つ。
因みに凛のはフィンのガトリングらしい。
人を指差す行為は失礼だというのはこのガンドに由来するとか。

「宝石魔術」は遠坂家の魔術師が代々得意とする魔術であるが、高価な宝石を用いるため、
当人の性格や洋館に住んでいること、永く続く魔術師の家系であることからお金には困っていなさそうだが、実際にはお金に細かい。
ちなみに、遠坂の秘蔵の宝石(10個あり、凛が十七年間一日も欠かさず魔力を充填したもので、Aランク相当の大魔術行使も可能)は一個につき円で8桁程するほど高価な代物。
なお、魔術に用いる宝石は、主に中古の骨董屋で安く仕入れている。これは出費を抑えるためもあるが、一度人の手から離れた宝石の方がより魔術行使に向いているのだとか。
ただ、それでも出費がかさむ為、年末年始は冬木市の神社で巫女のアルバイトをしている。

ちなみに、本来遠坂家は非常に裕福な家であり、所有する不動産から莫大な賃料を得ていたのだが、
父・時臣の死後、未だ幼かった凛の後見人となった言峰綺礼がずさんな管理を行ったせいで、実入りの良い土地・物件は他人の手に渡ってしまっている。
なお、言峰は清貧を良しとする聖職者としての価値観からこのような運用・管理を行っただけで、特に悪意などはないため、
確かに実際にやらかしたのは言峰なのだが、元を糺せば資産運用のプロではない彼に遠坂家の資産管理も任せてしまった時臣のせいとも言える。
また、時臣は画期的な魔術様式を考案しており、魔術協会から特許料が入っていたのだが、
凛が成長するころには既に陳腐化しており、不労所得として当てにできるものではなくなっていた。


魔術師としての才能はまさに「天才」であり、若くして既に卓越した魔術師だが、魔術の狙いは割と粗い。
その才能をダイアグラムで表すと綺麗な円形を描く。数値で表すならシエルを100としたら凛は70~100。
長すれば歴代の魔術協会の中でも百番以内に入る。

父親である時臣を尊敬しており、魔術師として目標にしているが、才覚だけ見れば凛の方が遥かに上だったりする。

体内に流れる魔力は清流を舞う魚をイメージ。
魔力回路を開くときのイメージは「心臓をナイフで刺す」という物騒なもの(士郎の場合は「銃の撃鉄を起こす」)。

魔術回路は20本あれば良い方(傷んだ赤い人は20本で量B+という評価なので、一流魔術師の水準といった所か)だが、
凛はメインに40本サブに30本ずつの計100とされる。
また魔力量は平均を40とするなら、凛はメインに500サブに500と才能の塊と言っても過言ではない。
(どれくらいヤバいかっていうと人間の身で宝具を発動できちゃうくらいヤバい)

しかも属性がアベレージ・ワンと呼ばれる五大元素(空・風・火・水・地)で、殆どの分野の魔術に手を延ばす事が出来るが、
逆にどれを選んだら良いか迷うという贅沢な悩みがある。


魔術の他に、護身用として八極拳もどきを嗜み、その師匠は言峰綺礼
魔術による強化を程せば直接的な戦闘力が低ければサーヴァント相手でも一方的に殴り倒せる程度には鍛えられている。

なお、「天才」というのは魔術師としての才に限らず、「努力すれば割と何でもできる」という才覚の持ち主。
さらには自らの才能にあぐらをかくことなく、必要とあれば努力を厭わない「努力する天才」であり、文武両道・才色兼備を地で行く超人。
「常に優雅たれ」という遠坂の家訓通りの行いを学校で貫けているのも、この才覚と努力を厭わない精神によるものも大きい。


人気投票は2回連続2位であったが、TYPE-MOON10周年記念オールキャラクター人気投票ではアーチャーに抜かれ4位となった。









以下ネタバレ注意











ルートによって経緯は異なるが、どのルートでも主人公である士郎と同盟関係を結び、彼の頼れる相棒として活躍する。
性格的な相性も(特に凛視点では)良く、魔術師としては「へっぽこ」な士郎の事実上の師匠にもなる。

さらに、凛ルートでは士郎と恋愛的な意味でも良い仲になるが、状況もあってはっきりと互いに好意を伝えるのは後半になる…のだが、
当人たちに自覚がないだけで、中盤以降の士郎とのやり取りには最早夫婦漫才・痴話喧嘩めいたものもあり、
プレイヤーの選択肢(士郎の言動)にもよるが、一時共闘したランサーに「傍から見たらとっくに出来上がってる(恋愛的な意味で)」等と冷やかされる場面がある。

ちなみに彼女がそばにいる限り、士郎は「彼」にはならないらしい。


凛が主軸となる凛(UBW)ルートでは、同盟関係を結んだ士郎がキャスターの姦計でセイバーのマスター権を彼女に奪われるという事態に陥り、
凛はアーチャーの意見を無視してでも彼との同盟関係を維持するも、そのアーチャーまでもが彼女を裏切り、キャスター陣営に付くというアクシデントに見舞われる。
二人してサーヴァントを失ってしまった凛と士郎だったが、聖杯戦争を投げ出すことはせず、二人で出来ることを探し、イリヤとバーサーカーを味方に付けるべくアインツベルン城に向かう。
結局イリヤは寸前で謎のサーヴァントにバーサーカー共々殺害されてしまうが、そこで共闘を提案してきたランサーと手を組むことに。

そうしてキャスター陣営に挑むも、アーチャーの再度の裏切りにより、キャスター陣営が壊滅。何度も裏切りを繰り返したアーチャーの真の目的は「衛宮士郎の抹殺」であった。
キャスター陣営との戦いで疲労困憊の士郎、そして彼を護ろうとするもキャスターの拷問で既に魔力が尽きかけていたセイバーにはアーチャーの撃退は難しいと思われたが、
凛が、キャスターが斃れてマスターがいない状況にあったセイバーとマスター契約を即席で交わしたことで、彼女からの魔力でセイバーが完全復活*2
フルスペックのセイバーにはさしものアーチャーも敵わないと撤退を決意するも、彼の目的と安全な退却のために凛は拉致されてしまう。
拘束された凛は、自身に異常な執着を持つワカメに性的な意味で襲われかかった上、実は生きていた外道神父に殺されそうになるも、駆け付けたランサーによって助けられた。

その後、独自の目的で動いていた黄金のサーヴァントによって、イリヤの心臓を埋め込まれたワカメを核として大聖杯が起動。
魔術師でもないワカメは大聖杯の核としては不適格も良いところで、黄金のサーヴァントの目論見通り大聖杯は暴走。
凛は士郎、セイバーと共に、黄金のサーヴァントと最悪の呪いと化した大聖杯の打倒・破壊に乗り出す――。

エンディングは二つ。
どちらであっても既に士郎とは恋仲になっているため、士郎の魔術の師匠兼恋人という立ち位置。違いは彼女がいるかいないか。

なお、間桐桜とは実の姉妹の関係にある(名字が違うのは桜が間桐家の養子に出されたため)のだが、この事実が明かされるのは桜(HF)ルートのみであり、
そのHFルートではそれまで見せなかった「姉」としての凛の姿が見られる。



魔術師らしく冷徹であろうとし、必要とあらば手を汚すことも厭わないが、それでも人間らしい「甘さ」で非情に徹しきれない。
劇中でも、マスターとして参加した聖杯戦争中、自分のサーヴァントの戦いに巻き込まれたとある一般人が敵サーヴァントに殺害されたのを見るや、
自分に全くメリットがなく、むしろコスト分損をするにも関わらず、「とっておき」の礼装の魔力をも惜しみなく注いで蘇生させたのを皮切りに、
バーサーカーに斬られた士郎を介抱したり、半ば自業自得で聖杯の依代にされた人間を危険を省みずに救助したり、
妹を自らの手で殺そうと決意したのに、土壇場で「自分には殺せない」と悟り、反撃で殺されかねないのに攻撃を止めてしまう等、
士郎ほど振り切れているわけではないが、そうすることで自分が損をする・危険を冒す(そして後で自己嫌悪に陥る)ことも厭わず、
わずかでも可能性があるなら目の前の誰か(命)を助けよう、あるいは犠牲を出すまいとするお人好し。
前述の通り、魔術師として類稀なる才覚を持ちながらも、人間としての本質は実に魔術師らしからぬ人物。


本編では、よく士郎に巻き込まれてBADENDで悲惨な結末に遭っている。
例として、
  • バーサーカーに握り潰される
  • 葛木に首から上を吹き飛ばされる
  • 黒桜の影の中で凌辱されつづける
等々、まあ散々である。
一方で凜自身の士郎キルスコアは1であり主要女性陣の中では断トツの最下位*3。しかもその1つは介錯である。

本編後は高確率でロンドンに向かうことになり、永遠のライバルであるルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトと出会うことになる。

凛ルートを映像化した『Fate/stay night[Unlimited Blade Works]』のエピローグでは、士郎と共に渡英した後のエピソードが少し描かれ、
偶然出会った士郎を気に入ってちょっかいを掛けるルヴィアと護身術の授業という名目で派手に戦ったり、アーサー王の墓を士郎と二人で訪れたりしていた。
なお、既に士郎と付き合っているため、士郎に膝枕されながらルヴィアにやられたところが痛いと騒いだり、墓参りの帰りには彼の肩に頭を寄せて眠りこんだりと、
HAに登場した並行世界の(士郎にメロメロになった)凛を彷彿とさせるような、素直に士郎に好意を表し、甘える姿も描かれている。
また、最終回後を描いた特典ドラマCDでは、自分と桜の関係を士郎に既に話した事を匂わせる描写が存在する。

ところで、上記で電子機器を苦手としているとあるが、その苦手さはかなりのものでPC関連の扱いは壊滅的。
「ビデオ録画」こそ出来るが「DVDレコーダー」を使おうとして「ヴァルハラに精神が旅立つ」程度の機械音痴っぷりをみせる。電源を入れて、録画ボタンを押すだけ、電源を入れて、録画ボタンを押すだけ………
hollowではエアコンのリモコンすらもぶっ壊した。
この機械音痴ぶりは周りもよく知っているようで、ドラマCDで彼女の車に乗った士郎は五体満足で帰れるか本気で心配したレベル。
きちんとTVのリモコンを扱えただけで驚かれる人物はなかなかいないと思う。

因みに、同じ魔術師である士郎や桜は一般家庭にあるような電子機器なら使えるが、
近代科学技術を軽んじる気質の人が過半数を占める魔術師という人種からすれば、彼らの方がむしろ異端に当たる。

ただ飲み込みは早いようで、2010年エイプリルフール企画ではtwitterを少しはしていた。
だが、どういうものかあまり理解しておらず、間違って日記を公表していた。


Fate/hollow ataraxia

序盤に登場するが本格的に登場するのは後半からである。








以下ネタバレ注意








開始時に凛が不在なのは、卒業後の進路先であるロンドンの『時計塔』に軽い留学を兼ねて寮の契約に行こうとしたことに端を発する。
出立前に、今年の生徒は有望揃いという話を聞いた凛は「舐められるのは癪だから」という理由でに借金をしてまで器材や資料を揃え、
第二魔法の宝石剣のミニチュアのミニチュア、平行世界の波を観測するペンダントをイリヤの城、アインツベルン城で作る事を決意する。
そして順調に作り上げて完成し、テストプレイをした結果…見事に遠坂一子相伝のうっかりスキルを発動し観測器は暴走した。
これによって観測器はおろか資料や器材も全てパーになるわ、
実験場となったアインツベルン城の三階が目茶苦茶になり、その修復費として借金は上乗せになるわ、
"何でもあり"な世界を作りそうになるわと散々な目に遭った。
イリヤ曰く「命があるだけでも化物」とのことだが、通帳を見て完全に生ける屍となってしまった。

しかも追い討ちとしてこの事が『時計塔』にバレそうになり、下手したら"封印指定"を食らう為、上記の予定+事故の揉み消しをする為にロンドンへ行く事となった。
上記設定は原作者本人がこれはミスリードのための設定といっているため、どこまで現実側と符合するかは不明。
少なくともループ開始する前の怪談とループ終了後の五日目に凛は冬木にいるのだから

ロンドン留学時については『少年フェイト』で絶賛休載中のハッピーガンドを参照。

帰国後は士郎の相談にのったり、街の調査をするという重要なファクターをこなしながら士郎の部屋にエロ本がないか(当然無許可で)セイバーと探ったり、
文化祭の話し合いの場を提供する為に遠坂家に招待したり、魔法少女、軍師、箱入り娘になったりと日常面でも活躍する。

少し未来の並行世界には、士郎に対して一切好意を隠さず、電話口にキスをするほどデレデレになった凛も存在しており、
とある特殊な状況下で携帯電話を使用したためにその並行世界の凛と電話が繋がってしまったエピソードでは、
声や口調は自分が知る凛とさほど変わりないのに、同一人物とは思えないあまりの自分へのデレっぷりに士郎は絶句し、
彼に代わって並行世界の自分とは気付かないままに話を始めた本編の凛は、傍で聞いている士郎がミニマムになりそうなやり取りをしていた。必見。
PSVita版では植田佳奈氏の演じ分けが光るやり取りになっているので、是非とも声付きで聞いてほしい。
ちなみに、凛は並行世界の自分を、そうとは知らないままに「士郎の天敵」と評している。まさかの本人お墨付きの天敵認定であった。

携帯電話を持っているが使い方は知らず、アドレス帳には一件の登録も無い。

因みに凛のうっかりは晩年になると直るらしい。


Fate/EXTRA

ランサーのマスターとして参戦。
作品世界の時間軸的に、この凛は別人。同性同名(HNの可能性はあるが)、かつ、酷似した外見だが別人
時臣が留学した際の落胤の末裔らしい。
因みにこの世界では遠坂本家は没落している(とはいえSN凛が存在しないわけでもないらしく、EX凛は幼い頃にSN凛に出会っているという描写がある)。
現実世界の彼女は、アバターとほぼ同一の外見だが金髪
この金髪凛は予約特典のFate/the Factでも確認出来る。
服装は殆ど同じだが、スカートの中にガンホルダーっぽいガーターを着用し、そこにポリカーボネイド製のナイフを隠し持っている。
SN凛と違って料理は苦手だが機械類はお手の物。
また地上での私服もガムを片手にアメリカンチックの服装を着込んでいる。
SN凛とはそこらへんの趣味が合わないのか某漫画でSN凛と対峙した際に彼女からは「品がない」と言われて怒っていた。
直後に胸がないと言い返しケンカしている(因みにSN凛はB77だが、EXTRA凛はB82)。
当初は主人公をNPCと誤解していた。
聖杯戦争に何の覚悟もなしに参加する彼(彼女)に色々とキツい言葉を浴びせるが、徐々に戦う覚悟や意思を見つけようと奮闘する彼(彼女)を認めていく。
本当に別人か?という声もあるが、凄腕のハッカーとして名を馳せているという一点で別人であることは疑いようがないだろう。

凛ルートではデレ期に入り、本項の凛とは違って料理に慣れていないのか手に絆創膏を貼りつつ弁当まで作ってくれる。
また、キャスター(EXTRA)曰く「らんせエロチカ~♪」な目に遭ったりもする。

ラニルートでは準決勝で主人公と当たるが、この時主人公のパートナーがアーチャーだと、凛が相手である事に対しての複雑そうな彼の心境や、
原作Fate時代からのランサーとの因縁を匂わせる会話等ファンサービスが全開である。やるな

Fate/EXTRA CCC

引き続き登場。
黒幕であるBBの影響もあってか可笑しい言動を繰り返していて、自らを「月の女王」と自称していた。
正気を取り戻してからは主人公のサポート役に徹するも上記の頃の言動を度々ネタにされていた。
また終盤には、裏ボスとしてエミヤアーチャーと共に登場。こちらはEX凛ではなく第五次聖杯戦争のコンビである。とある部分を見れば違いは一目瞭然
「アーチャー、あれやって!あれ!あいあむざぼーんおぶまいそーど!」
「ハァ……急激にやる気がなくなったのだがね」


プリズマ☆イリヤ

この作品では本編とは違い中学卒業と同時にロンドンの時計塔に留学した模様。
新たなスキルとして「肉体言語」を手に入れた。…時計塔って何をする処だっけ?
キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグの弟子の座を巡ってルヴィアと喧嘩し講堂を破壊してしまい、
罰として英霊の力を宿した「クラスカード」と呼ばれるカードの回収を命じられ日本に帰国。
が、魔法少女の力を使って任務そっちのけでルヴィアと私闘に明け暮れたため帰国早々カレイドステッキに見捨てられた。
以後はルビーに強制的に契約を結ばされたイリヤに対し、脅迫めいた形でカードの回収任務を代行させる。
これは余談ではあるのだが、魔法少女化した凛の衣装は、ミニスカートでフリルとレースがフリフリだ。おまけに猫耳+猫の尻尾つき

続編の『ツヴァイ!』では、カード回収には成功したものの、「協調性を身に着けるまで帰ってくるな!」とルヴィア共々強制的に穂群原学園高等部に編入させられ、
学業の傍らルヴィアの家でメイドとして働いている。
学校ではカレイドステッキの策略でラブコメ展開に振り回される学園生活を送り、
バイト先では日々ルヴィアとその執事にいびられ美遊に励まされている。
本編と同じく士郎に惚れているようだが、ツンデレ気質のせいか今一つ素直になれず、積極的にアプローチを仕掛けるルヴィアといがみ合ったりしている。
桜との関係は多分姉妹であるが、本編よりも関わりを拒んでいる模様。

第三部『ドライ!』では、異世界に来て早々敵であるエインズワーズに捕えられた挙句、人格を擬似人格と置換されルヴィアと共にメイドとして扱き使われていた。
イリヤ「うわ。格差が」

元に戻してもらった後は「大人」としてイリヤたちを援護する。
お兄ちゃん」の正体にはルヴィアともどもかなり驚いていた。

そして彼の現状を知ると「残りの寿命がどれほど残っているかわからない」ということで彼を前線から引き離すのもかねて後方支援に回っている。


衛宮さんちの今日のごはん

中華料理に精通するヒロイン。でもほとんど食べる専。
学業に遊戯にお祭りにセイバーや桜とのお出かけと平和な日常を満喫。
ただイリヤには、警戒されている辺り『hollow ataraxia』のように何かやらかしたのかもしれない。(ライダーにすら日頃の行いが悪いと言われる程)

物語途中で、士郎の料理がおいしいあまり食べ過ぎて体重増加という悲劇が。(やっぱり姉妹だな)
ただ追い打ちをかける桜のライダーと違い、こちらには的確に食事と栄養サポートをしてくれるバトラーのサーヴァントがいるため、彼の料理と適度な運動で無事ダイエットに成功した。


Fate/Grand Order

FGOではもっぱら礼装イラストで出てくるのみであった。
しかし……


ヤッホー! あいかわらずのんびりした顔をしているわね!

でもホッとした、アナタはそうでなくちゃ。

え? 知らない? 覚えてない?……そっか、まあそうよね。

私は女神イシュタル。美の女神にして金星を司るもの。

せいぜい敬い、恐れながら貢ぎなさい

エルメロイⅡ世に続く、2例目の擬似サーヴァント役として登場。
なお憑依した英霊はよりにもよってギルガメッシュに蛇蝎のごとく嫌われ、色んな作品で散々言われていたあの女神イシュタルである。
そりゃ『CCC』でギルガメッシュからはイシュタルと似ていると言われていたけど……
レアリティは最高の☆5。イラスト担当は森井しづき氏。

詳細はイシュタル(Fate)を参照。

第7章ではイシュタルの鏡面存在であるエレシュキガルが登場し、1年後プレイアブルとしても実装された。
こちらもレアリティは☆5で、イラストレーターも同じ。外見はSN凛に近いイシュタルに対してEX凛に近くなっている。
言動も凛に似ているが、「~なのだわ」という語尾を使うことが多い、劇中の関わりから主人公(マスター)に対してデレ成分多め等、若干の違いがある。

いずれも性格に凛としての要素は薄いが、どっちも原典では相当なひとでなしなので、凛の与えた影響はかなり大きかったりする。特にイシュタル。

そして、割と何でもありのFGOイベントでも屈指のトンチキ世界観である『サーヴァントユニバース』におけるイシュタルも凛ベースの姿で登場。
こちらは本来のイシュタルとの区別のために「スペース・イシュタル」と呼称される。
生まれ育った環境も割と近いため、主人公との関係性も合わせてこちらの方がより(SNにおける)凛に近いキャラ付けになっている。


『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』

聖杯戦争後時計塔に入学し、それから数年が過ぎた時代に登場。
後書きによると「3ルートとも微妙に違う独自のルート」らしいが、士郎の動向はアニメ版UBW後日談と一緒の様で、
本作ではロンドンに士郎を慣らすため彼に留守番を任せ、一人夏期休暇を取っていた。
ルヴィアとの喧嘩はかなり派手な様で、時計塔に与えた損害は数知れずだが一方でその研究成果で損害額を打ち消す程の利益を挙げている。
またある時は士郎を巡ってのやり取りの末、2人で手に手を取り合ってロンドン塔から身投げしたこともあったとか。なんでさ。

何気にグレイとはここで初対面。
意図的にⅡ世が会わせないようにしていたらしく、実際にあまりにもセイバーにそっくりだったことで少なからず驚いた様子。
だがすぐに打ち解け、一つの旅を終える頃には手のかかる妹みたいな形で面倒を見るようになっている。

本作では新たに投影魔術を併用するように。
どこかの誰かのインチキ投影と異なり次元式且つ大幅に劣化したアイテムを作り出す普通の投影だが、
どうせ使い捨てるなら数瞬保てば十分だというⅡ世のアドバイスを受けて使用するようになった。
投影により実質的に好きな疑似宝石をその場で作り出すことにより、内包された魔力、質ともに大幅に落ちるが故に、大した規模では無いがあらゆる魔術を使えるようになり、
なおかつ五大元素属性というあらゆる属性を操る多才さ、宝石魔術特有の発動までのタイムラグの少なさという二つの特性を活用する事で、
相手の魔術を見て解析し、その後疑似宝石を投影してその魔術に最も相性の良い魔術を選択、発動しカウンターで相性勝ちをするという後出しジャンケンじみた行動が可能になった。
コスパもある程度克服できているが、結局貧乏性は変わってない。
だがいずれ世界の中に霧散する「魔術」ではなく世界に紐づけられた「現実」という事象、例えば永続する特殊な投影既に物理的存在として完成している水銀生命体
または単純にダンプカーに乗って突撃してくるといったものに対しては相性勝ちすることは出来ず無力となる。




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最終更新:2023年06月29日 10:17
添付ファイル

*1 出典:http://www.kadokawa.co.jp/game/fatevita/character/、2016年8月19日閲覧 Fate/stay night [Realta Nua]公式サイト 登場人物紹介より

*2 凛が天才魔術師であることもあり、『SN』における(真っ当な霊基での)最強スペックのセイバーはこの「凛と契約したセイバー」である。

*3 一応イリヤは士郎殺害回数0回だが全部「死ねない」系のBADENDなので実質死んだも同然である。