エモンガ

登録日:2010/10/24 Sun 11:25:53
更新日:2024/04/09 Tue 08:23:34
所要時間:約 5 分で読めます




エモンガとは、『ポケットモンスター』シリーズのポケモンの一種である。

■データ


全国図鑑No.587
分類:モモンガポケモン
英語名:Emolga
高さ:0.4m
重さ:5.0kg
タマゴグループ:陸上
性別比率:♂50♀50

タイプ:でんき/ひこう

特性:せいでんき(接触攻撃を受けた時、30%の確率で相手をまひ状態にする)
隠れ特性:でんきエンジン(でんき技を受けると無効化し、素早さを1段階上げる)

HP:55
攻撃:75
防御:60
特攻:75
特防:60
素早さ:103
合計:428

努力値:素早さ+2


■概要


揺れる草むらでたまにエンカウントするポケモン。
モモンガをモチーフにしており、頬に電気袋がある。

第五世代ピカチュウ枠であり、その中では初の複合タイプ
名前の由来はおそらくエレキ+エゾモモンガ。

イラストが公開された時点ではパチリス進化形と思った人もいたが、特に関係はなかった。


■ゲームでのエモンガ


イッシュ地方では中盤以降の道路などにおける揺れる草むらでたまに出現。タブンネが出てきて欲しい時にやたら出てきてウザがられることも。
また、『ブラック・ホワイト』では7番道路でNPCのガントルと交換することで手に入る。ガントルは電気石の洞穴で出現するため、交換は楽にできるだろう。
この後ひこうタイプのジム戦があるためいきなり大活躍できる。
ニックネームは「トビマル」。今は亡き横浜フリューゲルスのマスコットから取ったのであろうか。
奇しくもそちらのとび丸もモモンガっぽい外見である。

尚このトレーナーはBW2では、ギガイアスを交換してくれる。
この時にこちらが渡すポケモンがエモンガである。

トレーナーではライモンジムのお嬢様が初めて使用。
ジムの入り口のおっさんがじめんタイプを強く勧めたのにもかかわらず、初っ端からひこう複合のこいつが出てきて唖然としたプレイヤーも多いのではないか。
一番手にして「かげぶんしん」による運ゲーを仕掛けてくるため、鬱陶しいことこの上ない。ちなみに4人目も同じ手を使う。

またジムリーダーカミツレもレベル25のエモンガを2匹使用する。
こちらは「かげぶんしん」の運ゲーは無いものの、やはり「ボルトチェンジ」は厄介。
加えて、もう1つの一致技「つばめがえし」も追加されているので、お嬢様達よりも受けづらさは上がっている。
さらにツタージャを選んでいると「次は電気だから割と有利に戦えるだろう」と思っていたら飛行複合のこいつが出てきてしまい、
火力不足にくわえてタイプ一致技で弱点まで突かれる始末。ついでにゼブライカもニトロチャージ持ち。このあたりで手持ちのジャノビーを外すことを考え始める
BW2ではカミツレもエモンガも続投だが、今回はキチンとジムのおっさんがエモンガの事を言う。


XYではスカイバトルに参加可能。
スカイバトル参加可能ポケモンの多くがひこうタイプであるため、でんき複合のエモンガに苦しめられたトレーナーは多いだろう。


■対戦でのエモンガ


電気マスコットポジションのポケモンだけあって総合種族値は低いものの、
あのガブリアスより1早い103という絶妙な設定の素早さや、優秀な複合タイプ持ちと戦えるスペックは十分にある。

技は物理では「ワイルドボルト」「アクロバット」、特殊では「ボルトチェンジ」「エアスラッシュ」とメインウェポンは問題無い。
一方、でんきタイプの宿命かサブウェポンに乏しく、特殊型だと「めざめるパワー」の厳選ははほぼ必須。
変化技は「アンコール」「あまえる」「ひかりのかべ」など。

相手を100%麻痺させる「ほっぺすりすり」は接触技だが、「ちょうはつ」で止まらないので「でんじは」よりも優先したい。

運用方法としては相手のじめん技を読んで交換し、「アンコール」をかけて戦うのが一般的か。
また素早さが高いため、ガブリアスに先制してめざをお見舞いできるのが特徴。
しかし、第六世代でめざパの威力が60固定になってからは、特殊特化エモンガに「こだわりメガネ」持たせても、ガブリアスを低乱数でしか落とせない点は注意したい。
また、ドラゴンタイプのサブウェポンとして採用率の高い「ストーンエッジ」を使われた場合、逆に返り討ちにされる場合も*1
現在はドラゴン狩りを目的として使う場合は、「じしん」を「アンコール」した状態で2発打ち込む等の工夫が欲しい所か。

ただし耐久は低いため苦手な相手及び交換されそうになったらボルトチェンジやとんぼがえりで逃げるべし。
きあいのタスキ」を持たせることも考慮したほうが良い。
また、一番の問題はボルトロスサンダースピンロトムと同じタイプに強力なライバルが三匹もいることである。
特にボルトロスは伝説のポケモンだけあってすべての種族値が上回っているので技での差別化は必須。
(強いて言えばあちらにはめざパ厳選がしづらいという欠点があるが……)

隠れ特性は「でんきエンジン」。
同特性を持つ他のポケモンに比べると違って等倍のでんき技が無効化でき、対処できる敵や場面が増えるのが強みである。

そして第八世代。剣盾最初期こそ参戦を逃したものの、『鎧の孤島』で復活。
めざパが消滅した代わりに「エナジーボール」と「ソーラービーム」を習得可能になり、じめん打点を得てしまった。
ガブリアスの弱点を突けないため「ガブより僅かに速い」という利点は活かしにくくなったが。


■アニメでのエモンガ


野生のポケモンとして登場。リンゴが大好き。
ベルが捕らえようとしたが、紆余曲折の後アイリスの手持ちに。

腹黒かつ高飛車な性格でアイリスの手持ちになった後もあまり指示を聞かずにボルトチェンジで戦いの場から逃げてしまう。

アイリスの手持ちの中でキバゴは技を完成させ実戦で戦えるようになり、ドリュウズは過去のトラウマを乗り越えた為、その時点では彼女の手持ちで唯一の問題児であった。
…が、後に暴れ者カイリューが加入したためやや影が薄くなった。

しかし、ドンバトル大会では素直に言うことを聞いており、ミュージカルスターを目指すマラカッチのエピソードでは、マラカッチに自分の魅力の出し方を教えており悪い面ばかりではないようである。


■ポケダンシリーズでのエモンガ


マグナゲートと∞迷宮』ではメインキャラの一人として登場。
ちなみに空を飛べるポケモンなのだが、劇中では普通に徒歩で行動している。
一人称は「オレ」で、ノコッチとは親友同士。大氷河への探索の際には彼に冒険の権利を譲るなど情に厚い。
当初はノコッチのことを冷たく振ったビリジオンを快く思っていなかったが、終盤ではいい感じに…。
クルマユ「今まさに!ナントカの予感♪」

』にも登場し、行方不明になったノコッチの捜索を依頼してくる。
『マグナゲート』の時と同一個体の模様で、ノコッチと再会した時はとても喜んでいた。


ポッ拳でのエモンガ


サポートキャラとしてフォッコとセットで使える。
召喚すると即座に高弾速の「でんじは」を発射して当たった相手のスピードを下げる副次効果を持つ。
ガイドでは遠距離で使うと有効とあるが攻撃の線が細く直線的なのでどの距離でも適当に使ってしまうと簡単に回避されたりガードで防がれてしまう。
相手の行動をよく見て当てることが重要。

因みにエモンガ&フォッコ以外のサポートはパナパス所持限定かつラッキーボーナスでしか入手できないので
パナパスを持っていない人や初めてポッ拳をやる人は確実にこのサポートセットを使うこととなる。






トレーナー「あなをほるの技マシンあるし今回は余裕だろwww」

おじょうさまのアヤノは
エモンガを くりだしてきた!

トレーナー「なん…だと……?
「こっこうなったらイシズマイ!撃ち落とせぇ!!」




オーノー



エモンガ「くっそぉやりやがったなぁアッー…♂」


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最終更新:2024年04月09日 08:23

*1 耐久を一切上げていない場合、無補正無振りガブリアスの「ストーンエッジ」で確定1発。