少年よ(仮面ライダー響鬼)

登録日:2023/03/03 Fri 15:47:06
更新日:2024/04/17 Wed 12:56:58
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少年よ 旅立つのなら

晴れた日に 胸を張って


「少年よ」とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダー響鬼』の前期エンディングテーマ

作詞:藤林聖子 / 作曲:佐橋俊彦 / 歌:布施明


概要

平成・令和仮面ライダーシリーズではそもそもEDテーマソングの採用自体が珍しく、現時点では『仮面ライダークウガ』と『響鬼』、「仮面ライダーセイバー』にしか存在しない(平成・令和シリーズ外も含めるなら『仮面ライダーアマゾンズ』『仮面ライダーBLACK SUN』が挙げられる)。
冒頭では「前期エンディングテーマ」と表記したが、使用されたのは一之巻から三十三之巻、および最終之巻。全48話であるため、全体の2/3くらいで使用されている。
また、三十四之巻以降はED自体が廃止されているため後期EDテーマは存在せず、そのため単に「エンディングテーマ」と表記されることも多い。

昭和時代から歌手として実績を築き上げ、シンガーソングライターとしての顔も持つ布施氏が歌を担当した事で驚きを以て迎え入れられた他、初動セールス1万枚のヒットを飛ばすなど、氏のシングルとしては1980年から25年ぶりのオリコンTO20入りも果たした。
なお、布施氏は本編にも後半でゲストキャラクターとして出演することになる。

歌詞は空虚にも感じられる現代に生きる少年達へ誰にもできない自分なりの生き方を見つけろと激励するかのように向けた応援歌といった内容であり、『響鬼』のテーマである「ヒーローと少年」を踏襲した内容と言える。

映像

各地を訪れるヒビキの背中を見つめる安達明日夢の視点で描かれており、映像の最後にヒビキが振り返り、明日夢の姿を見る…という流れ。
公園やビル街、商店街に広場、海岸などのバリエーションが存在し、2話ごとのローテーションで変わっていった。
また、一部の回では2番の歌詞が流れている。スタッフクレジットはOP同様の縦書き表記。

三十三之巻では布施氏が演じる小暮耕之助が最後の場面で「『少年よ』を歌います」と発言し、そのままEDへと入る演出が行われている。
前述の通り、この時が通常編成としての最後の「少年よ」でもある。


NHK紅白歌合戦

この歌を語る上で外せないのがコレ。
2005年の第56回NHK紅白歌合戦に布施氏がこの曲で出場。
その際には舞台に仮面ライダー響鬼も登場し、歌の進行と共に威吹鬼轟鬼、果てには魔化魍(バケネコとウワン)までもが現れて殺陣を披露。
そして最後にはヒビキ役の細川茂樹氏も登場し「全国の少年!来年もまた一緒に鍛えようぜ。じゃあな!」と挨拶するというサプライズまでも行われた。
歌合戦が一瞬にしてライダーショーへと変貌したことで総合司会のみのもんたも興奮するなど話題を呼び、現在もこの演出は未だ響鬼が唯一である*1
またこの時曲前紹介をしていた白組司会の山本耕史氏も、後に仮面ライダーに関わる事になる。

なお、殺陣の際に響鬼の音撃鼓が外れてしまっているのは内緒である


余談

  • 前述の通り、残念ながら三十四之巻以降EDは廃止されてしまうが、代わりにOPテーマが同じく布施氏が歌うアンサーソングとも言える「始まりの君へ」に変わっている。こちらもこちらで人気が高い。

  • 前期オープニングテーマ輝」はシリーズでは唯一となるインストゥルメンタルであり、劇中曲としてOP変更後も物語の最後まで使用された。
    なお、同曲はシングルにおいてカップリング収録されている。




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最終更新:2024年04月17日 12:56

*1 『仮面ライダーエグゼイド』の主題歌「EXCITE」、『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』の主題歌「P.A.R.T.Y.〜ユニバース・フェスティバル〜」も紅白で歌われたが俳優及びライダーは出演せず。