世界崩壊(FF6)

登録日:2012/09/17(月) 13:16:35
更新日:2023/04/04 Tue 17:36:29
所要時間:約 3 分で読めます




※この項目にはFINAL FANTASY Ⅵのネタバレが含まれています。















その日、世界は引き裂かれた……

ストーリー中盤・魔大陸にて、ケフカ三闘神の魔力のバランスを崩すことにより発生させた大災害。
その様は1000年前の魔大戦を彷彿とさせ、暴走した魔力は文字通り世界を破壊しつくした。

FF6の明確なターニングポイントとなっており、シナリオはこのイベントを境に「崩壊前」「崩壊後」と呼ばれ区別される。

具体的には三闘神から溢れ出た魔力が地表に降り注ぎ、爆炎が緑地を焼き払い、人々は地割れに飲み込まれ、地球規模での地殻変動が発生。
そして魔大陸脱出直前、飛空艇ブラックジャックは崩壊に巻き込まれ大破。仲間たちはバラバラになることに。
その規模は宇宙空間のような視点からでも捉えられる程。

崩壊後のストーリーはそれから1年後、たまたまシドと共に孤島に漂流していたセリスの視点で始まる。
あの日から世界は一歩一歩破滅に近づいている……草木や動物はどんどん死に追いやられ生き残った島の人も次々と希望を失い北の岬の崖から身投げしよった」と、初っ端から鬱な台詞で出迎えてくれる。

一歩フィールドに出ると、ひどく陰気で物寂しいBGMに荒涼とした細切れの焼け野原と赤い空がプレイヤーを待ち構えている。
さらにここで出現するモンスター「ピーピングベア」「アースプロテクタ」は超貧弱ステータスの上にスリップダメージで何もしなくても勝手に死ぬという特性を持ち、生態系が崩れつつあることも暗示される。


……もうこの時点で絶望感に泣きそうになるのだが、追い打ちを掛けるようにシドが死亡(やり方によっては死なないけど普通は死ぬ。死亡を防ぐには元気な、元 気 な 魚を取り続けること)
セリスも後追い自殺を試みるのだが、流れ着いたバンダナからロックが生きていることを察し、一縷の希望を胸に孤島から旅立つことになる。


その後もケフカの裁きの光による反逆者の粛清、大人達が皆殺しにされ子供だけが取り残された町モブリズなど、鬱なイベントを多数迎えつつなんとかマッシュエドガーセッツァー(ただしマッシュはスルー可能。マッシュ涙目)と再会。

セッツァーの旧友ダリルが遺した飛空艇ファルコンを復活させて、バラバラになった仲間を探し出し、瓦礫の塔に住まう邪神ケフカに挑むことになる。
この時のセッツァーの回想~ファルコン号復活の流れは感慨深いものがあるだろう。
デスゲイズ「|ω・`)ノ ヤァ」






ストーリーの途中で世界が崩壊するイベントは今でこそ比較的メジャーとなっているが、FF6発売当時に初見のプレイヤーに与えた絶望感はすさまじく、バッドエンドかと思わせた程。

それまでのRPGは危機から世界を守る形が主流だったため今作の世界崩壊は正しく新しい道といっても過言ではなかった。
しかし一度絶望の淵に落ちあとからの再起、希望、そして結束などを見せてくれるキャラクターにはこちらも俄然と力が入ることだろう。

世界崩壊前「俺、このイベント終わったら…消えっから!」*1





なお、飛空艇ファルコン入手後はそのまま瓦礫の塔に突入可能なため実際は3人だけで攻略できる…が当然厳しいものとなってくる。
ここは一つ、世界を巡って仲間を求めてはいかがだろうか?




あのとき追記・修正を捨てなくてよかった……それが未来へと……

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最終更新:2023年04月04日 17:36

*1 近頃はバグプレイの多様化により崩壊前と崩壊後を操るような事案が多発している。ご利用は計画的に。